【11/3-4】『世界から希望が消えたなら。』見た

   

【11/3】

・というわけで、幸福の科学の最新映画『世界から希望が消えたなら。』を見てきた。

・今回のストーリーは大川隆法先生をモデルにしたであろう主人公が、啓蒙書を出してベストセラー作家(兼出版社の社長)という設定で始まるのだが、これまでの「幸福の科学」映画の主人公と違うのは、主人公が仕事で家庭を顧みないクソオヤジであることだ。なお、妻の方も別のベクトルでクソであり、かなり辛い家庭である。

・大川ファミリーをモデルにした映画ということで、「清廉潔白な父、その父を裏切り出ていった母&長男&次男、最後まで父を信じて残ったのは長女だけだった!」みたいな話かと思っていたのだが、上記のごとく、主人公の父も結構なクソであり、また、母は家を出ていくものの、長男、次男は長女と一緒に残るという点も驚きがあった。良い意味で予想を裏切られた。

・そして、母の代わりに会社の部下である千眼美子が残ったのは、なんかこう、現実を踏襲してハイコンテクストすぎる作品だな、と思いました。まる。

・また、今作を評価すべきポイントとして、これまでの幸福の科学映画にあった「突然、説法が始まって、流れがよく分からなくなって混乱する」といった展開がなかった。説法タイム自体はあるのだけど、きちんと話の流れの中で展開されており、説法タイムに相応の必然性が感じられる。この点は、エンタメ作品として、かなり質を上げてきたな、という感じ。

・一方で、作品としての「有害さ」は過去作の中でもダントツであり、主人公が医学的処置を拒否して、精神力だけで病気を治そうとする(そして治るし、それを人に広めようとする)あたりは、メッセージとしてはなかなかヤバいものがある。

・しかしまあ、私は表現規制反対派の人間なので、こういった作品も作品という形を取った以上は公開されるべきだと思う。そして、その上で批評をするが、この作品は非常に有害なので、分別の付かない子供にも大人にも見せるべきではない。作品自体のクオリティが上がったことで、荒唐無稽な物語ではなく一定程度のリアリティが生まれ、メッセージ性の有害さも浮き彫りとなった形である。

・あと、幸福の科学映画に最近よく登場している「主人公のことを心配して非常に真っ当なアドバイスをしてくれる悪魔」は今回も登場するよ!

【11/4 】

・たくじ先生、森脇先生、橋本先生、ravenさんを拙宅にお招きして、『ダンジョン&ダンゲロス』の新シナリオ「殺人ミステリー」のテストプレイを行った。

・今回の件ではっきり学んだのだが、オムちゃんの面倒を見ながらボドゲをするのは不可能だ……。やってる時は「こりゃ大変だ!」くらいだったのだが、夕食を食べて酒を飲んだ後くらいから、ものすごい疲労感に襲われて、お開きになった後は、ほとんど動くこともできないくらいグッタリしていた。

・脳みそを凄まじく酷使しながら、オムちゃんの叫び声に耐え、抱っこし続けるという……。あらゆる面から見て負担が莫大。

・オムちゃんは日中は結構おとなしくて、ミルク時間以外ほとんど寝てる日さえあるんだけど、まあ、こんだけ人がいてワーキャー言ってりゃ寝れねえわな!

・ちなみに『殺人ミステリー』ですが、今日のテストプレイでは見事に犯人的中してトゥルーエンドでした。現状、3組がプレイして2組が犯人的中までは辿り着いているので(その他の細かい謎まで正答した人はまだいない)、少なくともこのゲームは、解ける程度にはきちんと情報がコントロールされている。

・というわけで、今月23日のゲムマで新シナリオ『殺人ミステリー』を勢いよく購入しようね。

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<今後の活動予定>

11/9 飛鳥II見学
11/20 初めての人歓迎会&今月のニュースと新連載を振り返る会(マンガ技術研究会)
11/23 ゲームマーケット
10/30 マンガ技術研究会の定例研究会

※毎週金曜夜:ダンゲロス・ボードゲーム会(in東中野ディアシュピール)

お布施の窓口:https://www.pixiv.net/fanbox/creator/1149979

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