【1/25-26】異種族レビュアーズ面白い

   

・最近、真面目にボードゲームを作っているだけなので(入稿がもうすぐなので)、あまり書くことがない。なので、最近読んで面白かった漫画の紹介でもしてお茶を濁しますね。

『異世界レビュアーズ』。……これね、すごいグッと来た。ストーリーとしては、色んな種族が共生している剣と魔法のファンタジー的な世界で、現地住民の人間やエルフや天使族が風俗店に行ってクロスレビューを行う話である……。

・まず前提として、そもそも私は異文化におけるサブカル文化への興味が強い。例えば「北朝鮮の不良」。どうだろうか? 皆さんは興味ないだろうか? 私は、ある。果たして北朝鮮ではどのような不良行為が行われているのか。世界中の「不良行為」というものにどれほどのバラエティがあるのか、異文化においては何が「悪」とされているのか、など、非常に興味がある。

・考えてみて欲しいのだが、暴走族の方々が乗っている、あの異様な改造車。あれを他の文化圏の人が見た場合、果たして「不良行為」と認識できるだろうか? パレードの一種と看做されるのではなかろうか? 同様に他の国の他の文化であれば、われわれの目には「不良行為」と認識されない「悪の行為」が存在するのではないだろうか。


「ペチョッパリさん、マジやべえ。こないだ民族服を紫に染めたってよ……」
「ワルすぎだぜ……」


「ドドンゴドンのやつ、坂道をギャロップで駆け下りたらしいぜ……」
「イカれてる。あいつのワルには付いていけねえな……」

 みたいな会話が今も世界のどこかで行われているんじゃなかろうか。

・というのと同じように、異文化における性風俗店などもすごく興味がある。例えばアマゾン川流域に住む部族にも性風俗店はあるのか、どのようなサービスが行われるのか、対価は何なのか、など。

・さあ、そこで本作である。本作では架空の生物種が描かれ、架空の性風俗サービスが解説されるのである。しかも解説する側(クロスレビューする側)も多種族による混成であり、読者にとっては能動側も受動側も双方ともに異文化なのである。

・というわけで、本作『異種族レビュアーズ』は「文化の違いによる感性の違い」を性風俗という非常に下世話ながらも親近感のある、身近なテーマによって表現しているわけだ。レビュアーどもの、嬢に対する歯に衣着せぬ物言いも、あれだけの文化的差異があれば嫌な気持ちにならずに読むことができるぞ。下品な知的好奇心と想像力をバリバリ刺激してくれる良書である。ニコニコ静画で1話試し読みできるからみんなも読んでみよう。

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・今日のまぐろさんの宣伝。

 ニコニコ動画の方が更新されているのを、私はまぐろさんのツイートによって知った……。作者よりも作品情報に詳しいスタッフ、優秀だぜ……。

 ↑何も間違った事は言ってないし、明らかに責任は作品(私)にあるんだけど、ひっどいツイートだな、これ……!!!

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<今後の活動予定>

1月27日 定例研究会

※毎週金曜夜:ダンゲロス・ボードゲーム会(in東中野ディアシュピール)

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