【10/13-15】佐渡島さんと対談しました

   

【10/15】

・こちらのイベントでコルクの佐渡島さんと対談させて頂きました。

・非常に刺激的だった話として、「原稿料を貰うと不利になる」というのがあった。ふつう、漫画家は何らかの雑誌に掲載され、原稿料をもらい、その後に単行本化などして印税を貰う。……というのが一般的な成功ルートと考えている。だから、「雑誌で連載したい」と考える作家が、当マンガ新連載研究会にもたくさんいるわけだが……。

・しかし、「原稿料を貰う」というのは先払いで金を受け取ってしまっているので、様々な制約を課されることになる、という考え方もあるわけだ。例えばだが、「ファンボックスで支援者向けにコンテンツを発表」→「時間をずらして翌日などにnoteで有料課金」→「更に時間をずらしてツイッターなど無料媒体で発表」などをした後に単行本を発売しても良いわけで、もし巧く回るなら、そうした方がトータルの収益が大きくなる。

・むろん、そうすることでトータルの収益を誰もが最大化できるわけでもないだろうが、「雑誌に載って原稿料を得る」ことはもはや作家の最終目的ではなく、あくまでマネタイズの一手段に過ぎない。そういう感覚を得られたことがかなり大きかった。

・とはいえ、雑誌に載ったら載ったで原稿料はバカにできない数字でガツンと来るため、なかなか、ね。でも、そういう感覚だけでも持っておくと全然違うと思う。やはりエンドユーザーに直接繋がるのがすごく大事だからなあ。

・さて、次回の講演会は山形の東北公益文科大学で、21日に行います! 『ダンゲロス1969』1巻をいくらか持っていって公演後にサイン会なども行う予定なので、お近くにお住まいの方、もしくは当大学の学生の方はぜひお越しください。今から必死に講演用資料を作ります……!

・あと、もうすぐクラウドファンディングを始める予定です。

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・ここ数日のファンボックスなど。

【レビュー】ジェーン・ドウの解剖

 たまに書いてる支援者限定のホラー映画レビュー記事。この映画! すごく良かった!! 登場人物は少なく、舞台も限定されている。この費用感でよくこんな良作が作れたものだ。ホラーの本質はミステリーだと思うのだけど、謎が提示され、じょじょに手掛かりが増えていく流れもすごく良かった。人間の理性が、人智を超えたものに接触する時の薄気味悪さがよく描かれている。

 Amazonにも400円であるけど、Netflixでも見れるよ。

・ジャンプ感想も書きました。

2018年46号のジャンプ感想

 こちらも支援者限定記事。「THE COMIQ」「鬼滅の刃」「初めての持ち込み」「ダビデ君」「ゆらぎ荘」「ハンター」「ソーマ」「ジャパン」あたりを書いてます。ダビデ君はかなり好き。ジャパンも今週良かった!(この2作は一話から読めてるので言及しやすい) そして、私の中では既に過去2回くらい死んでるテータちゃんにいよいよ濃厚な死臭が……。

・ところで、ドイツのクイズ番組に出てたらしい。

↑そのコンドームごはん。「ひょっとしてドイツで今めちゃくちゃ売れてる!?」と思って見てみたら全然そんなことはなく、なぜかカナダで1冊売れていた……。

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<今後の活動予定>

10月21日 公翔祭 乙武洋匡氏、架神恭介氏記念講演会(@東北公益文科大学文化祭)
10月28日 マンガ新連載研究会・定例研究会
10月31日 日本漫画家協会臨時総会
11月3日 漫画家のためのビジネススキル講座
11月24日 ゲームマーケット

※毎週金曜夜:ダンゲロス・ボードゲーム会(in東中野ディアシュピール)

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