【6/22-7/3】フォールアウトやった

      2018/07/04

【6/22-7/2】

・うおおおぉぉ~~~! 週休二日! 週休二日はいいぞーッ!!!

・こんな晴れやかな気持ちになるだなんて! 

アクティブ休日とだらだら休日

↑詳細はファンボックスの方で書いたのだが(無料で読める)、休日を概念的に二分割して、「アクティブにする日」と「だらだらする日」を作ったのだ。以前はアクティブに休日を過ごすだけでリフレッシュできてたのに、今は歳のせいか、アクティブに一日を楽しんでも、気持ちはリフレッシュすれど体が回復せず、

「…………あした、もう、しごと、か……」

 みたいな気持ちになってしまう。しかし、だらだら休日を導入することによってアクティブ休日の楽しさを満喫しつつ、翌日にしっかりとだらけて身も心もリフレッシュできるのだ……!

・体が回復しないというか精神も回復していないのかもしれない。「休日の取り方」でググると「だらだらせずにアクティブに休日を楽しんだ方が休暇効果が高い」とたいていのページに書かれていて、私も感覚的にはそういう気がするのだが、実際問題として心身が付いていかないんだよな。なんでなんだろ。

・というわけで、私は基本的に日月を休みにしたのである。休みの間はメールはできるだけ見ないぞ。
 
 
【7/1】

・日曜はアクティブ休日だ! みんなでボードゲームをしたぞ!! レイブンさんの持ってきてくれた『Fallout』だ!

 これ、アメリカに行った時に現地のオモチャ屋で見かけて、買おうかどうか迷ったんだよな……。当然フル英語版なのでビビって手を出さなかったのだが正解だったと思う。テキスト量がハンパなく多いからだ。

・感想も少し書こう。まず、良いところで言えば、原作再現度がすごく高い……! あの、原作の、敵の特定部位を狙って撃つアレ(なんか名称があったと思うが忘れた)。アレがちゃんと再現されている! その上で戦闘は軽く、分かりやすい。レベルアップに伴うスキル上昇もややこしくない。見た目のコンポーネントの多さの割にはスッキリしたシステムと言えるだろう。

・しかし、悪かった点で言えば、原作のオープンワールドなゲーム体験までしっかりトレースして再現してしまっている……。オープンワールドってアレじゃないですか。なんか、どんどんとクエストが発生して、やるべきことが増えていき、何かを解決している最中に別の解決すべきこと(クエスト)が発生したり、手近なクエストを攻略しようとすると、ほとんど忘れてた別のクエストが急に発生したりして……。なんていうか、「これをやるぞ」という気持ちを途中で阻害して、脇道にそれさせようとする力がすごい強いじゃないですか。あれを再現している。再現できてしまっている。再現してしまっている!

・というわけで、常に解決すべきクエストが2~3個、同時に動いているので、なんかよく分からんうちにクエストを解決できる状況になってたり、実際解決してしまったりする。いやそれはお前が全体をちゃんと把握してないからだろ、と言われると、それはまあそうなのだが、なかなか難しいんだよ!

・そして、ストーリーに応じて展開されるなかなか長文のテキストが、これまた原作の雰囲気をよく再現した、アメリカ人らしい皮肉の効いたテキストなので、味があってすごく良いのだが、何を言ってるのか読み取るためには咀嚼が必要になる。実際アメリカのオープンワールドってコンピューターゲームでもテキストは咀嚼しなければ読めなかったりするじゃないですか。けど、コンピューターゲームなら一人用なのでじっくり読んで進めればいいんだけど、ボドゲだと複数人プレイなので、ゲームシステム以外にもテキスト面でも脳みそをフル回転させて状況を把握しなければならない。なかなかハードである。

・と、ここまでは、「良くも悪くも」原作再現度が高い、という評価になるわけだが(よって一面的に悪いわけではない)、個人的にどうかと思うのは「目標到達点に到達したら勝利」というゲームシステムである。といっても、最近はこの手のゲームが非常に多く、クトゥルフウォーズもだし、テラフォーミングマーズもだし、ぜんぜん最近のゲームじゃないけどカタンもそうだ。

・で、この手のゲームは大半が「相手が本当はいま何点なのか(どのくらい勝利に近付いているのか)分からない」システムが紐付いており、カタンやクトゥルフウォーズなんかは「分からなさ」が小さいのでまだ良いんだが、フォールアウトは「分からなさ」の割合がかなり高い。ゲームシステム上、少なくとも半分は分からない(初回プレイでは。慣れてくると違ってくるだろうが)。なので……

 たとえ自分が勝った場合であれ、「唐突に終わったなぁ」という感覚になる。これが人の勝利ならなおさらで、「俺は今から色々やろうと思ってたのに、**さんが勝って唐突に終わってしまった……」となる。負けて悔しい、という気持ちよりも「なんか急にゲームが終わった」というトボトボ感の方が勝ってしまう。

・要するに「自分が今、他プレイヤーと比べてどのくらい勝利に近付いているか分からない」というのがネックであって、この手のシステムのゲームの最大の問題点だと思うんだけど、なぜかこの問題はなおざりにされており、色んなゲームで採用されている。繰り返しプレイすれば、そのへんの勘所が掴めてきて、何となく自分の立ち位置が分かり、アツい戦いが演じられるのかもしれないが、少なくとも初見プレイでは唐突感しかないと思うのだが。

・しかしそれで言うと、麻雀なんかはその問題点が完璧にクリアされているので、やはり慣れの問題なのかもしれない。

・と、まあ、いろいろ言ったが、二回目からはもう少し勘所が掴めるはずなので、フォールアウトはもう少し遊んでみたい感じである。

・その後、ハクスラ版ダンゲロスのテストプレイも行った。

 これまで「う~ん、う~ん……」と考えていたアレコレの問題は先日のブレスト(金曜恒例ダンゲロス会の後に有志とメシを食いながらゲームシステムの相談をしている)のおかげで見事に解決した(と思われる)。あと、数字的な調整を何度か行って、プレイ感覚を確かめ、現状のものよりも良いアイデアが出ないようなら、システムに関してはこれでほぼフィックスと言っても良いだろう。

・私は自分の書いた漫画や小説が一番おもしろいと思うし、自分の作ったゲームが一番楽しいと感じる人間なので話半分に聞いてもらいたいのだが、今作っているゲームも非常に面白いと思う。

・そして、相談することの大事さよ。小説を書く時も漫画を作る時もゲームを作る時も全て同じだ。創作上で困っている問題は人に相談すれば大体何事も解決する。クリエイターに必要なのは創作に着手し、やり遂げるだけの情熱と、後は相談ができる友達だと思う。情熱と友達さえあれば、後は概ね何とでもなる。マジでそう思う。

・みんなで酒を飲んだ後は、寝るまでハクスラ版ダンゲロスの数字をエクセル上でいじり続けてた。楽しい。

【進捗報告】ハクスラ版ダンゲロス(8)
【進捗報告】ハクスラ版ダンゲロス(9)

 進捗はFANBOXで更新している。これに関してはゲームシステムに関わるものなので、すまないが有料記事だ。お布施して読んでくれ。
 
 
【7/2】

・そして月曜はだらだら休日である。外に出て映画を見たが(『ニンジャバットマン』を見た。やりたい放題の映画だった)、それ以外は概ね家でだらだらとしており、非常に気力と体力を回復することができた。このだらだら休日がなければ、一日遊んで酒を飲んで寝るまでエクセルをいじった後ですぐさま次の日から仕事になるわけで、それはムリだろう、という気がする。
 
・妻と一緒に『残穢』の二周目を見たりした。これはホラー映画なのだが、私の持論である「ホラーはミステリでもある」を体現したような作品であり、しかもロマンあふれる作品でもあるので(非常にダークなロマンだが)、とってもオススメである。

 Amazonで見れるのでぜひどうぞ。

・この作品のポイントは(ネタバレになるので言いにくいが)拡張性であろう。これは『貞子vs伽椰子』でも同じなのだが、ミクロと思われた事件が実はマクロな事件であることが判明するところにロマンがあってですね……。私は「延長する恐怖」とか言ってるんだけど、「お化け屋敷から逃げ出して解決したと思いきや、保護してくれた警察署までオバケが力強く襲いに来る」みたいな、そういうストーリー展開が大好きなんだ。『呪怨』とか、『ジーパーズ・クリーパーズ』とかそうですね。
 
  
【7/3】

・気力体力を十分に回復した上で仕事デーを迎えたぜ!! 取り急ぎやるべき仕事は概ね終わらせたので、ついに私は書籍用の執筆(私の本業は実は作家なのだ!)に着手できるぞ! 実に4ヶ月ぶりだ……!!

・その結果がこれだ!!!!!

 私には業務改善が必要だ!!!!!! マジで!!!

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<今後の活動予定>

【7/7】クリコー
【7/10】講談社漫画賞&ダンゲロス1969第五話見どころ配信
【7/14】妻方の実家で花火大会
【7/19】はじめてのダンゲロス(@高田馬場 GOTTA2CAFE)
【7/21】オバケン
【7/25~30】カナダ
【7/28】サイン会(@カナダ)
【7/29】マンガ新連載研究会定例会

※毎週金曜夜:ダンゲロス・ボードゲーム会(in東中野ディアシュピール)

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