【9/5】関係性を積み上げる種類のエンタメ
朝:サンドイッチ
昼:たけのこおにぎり
夜:カレー、味噌汁、もずく
・朝6~8時執筆の実験、二日目。
・精神的な推移としては、大体前日の夜、就寝直前の0時前くらいになって、「明日起きたら2時間も執筆しないといけないのか、嫌だなあ」という気持ちがMAXに達する。朝起きるとベッドの中でむにゃむにゃしながら「仕事したくないよぉ」という気持ちになり、嫌々ながらパソコンの前に座って、マンガ新連載研究会のチャットで「おれは朝6時から執筆をしているぞ」と誇らしげに宣言をした後(早朝から作業をしていることを報告するだけのスレッドがある)、嫌々ながらテキストファイルを開くのだが、その2分後くらいにはもはや結構ノリノリで執筆を始めており、10分もすれば頭もフル回転し始める。
・ツイッターの方で、この本に私の実験と似たことが書かれていると教えてもらった。
これも心理学を使った執筆メソッドらしい。最近、学者と触れ合うことが多いのだが、学者の方々も研究以外の諸々の仕事が非常に多いと感じており、私が今お世話になっている先生も、「自分の研究以外でもこんなに忙しいのに、なんで私にこんなに良くしてくれるんだろう」とありがたくも不思議に思っている程である。作家はまだそうは言っても執筆がアイデンティティであるが、学者こそ、作家よりも頑張って時間を作らないと、やっぱり執筆できなくなっちゃうんだろうなあ。
・今日は午前中に日記を書いたりなどした後、午後から動画収録&打ち合わせ。明日もほぼ一日取材だし、こういう形でなんのかんので昼日中は家にいないこともしばしばある。なので、その意味でもやはり6~8時で執筆するのは良いのかもしれない。
・ただ、睡眠時間が単純に減ったためか、朝から活動しているからか、疲労の訪れも早い。今日は収録と打ち合わせが長引いたこともあったのか、打ち合わせが帰宅して17時頃に歩いて家に帰る段で結構へろへろになっており、帰ってちょっとだけ仕事をしたら、もう限界であった。でも考えてみれば6時から17時まで、1時間ごはんを食べて、1時間移動(歩き)して、あとは仕事してたんだから、9時間働いてヘロヘロになるのは、まあ何も不思議はないわな。
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・宣伝!
本日発売のヤングマガジンサード『ダンゲロス1969』より、横田先生によるテクニカルな1コマ。全体を黒くした時点で既に修正的には問題ないが、さらに刻み海苔を加えることにより一物であることを間接的に明示している。100年後に研究者が見たら混乱すると思うので書き残しておく。#ダンゲロス1969 pic.twitter.com/VlSG8jf6Ft
— 架神恭介(ダンゲロス1969連載中) (@cagamiincage) 2018年9月6日
ヤンマガサードが本日発売! 『ダンゲロス1969』は先月号、今月号とキャラがわらわら出てきて、それぞれの思惑が錯綜しまくり、個人的にはとってもタノシイです! こういう複雑性がもたらす楽しさは、現在の漫画業界では(というか昔の漫画業界でも)決して主流のエンターテイメントではないのだが、まあしかし、私は好きだ。
・各組織、各人の思惑と関係性だけがガンガン積み上がっていく感覚。これは『仁義なき戦い』などの実録やくざ映画にも近いものがあり、以前にも書いたが、やくざ映画は表面的には下品で口汚く凶悪な人たちが凶悪な闘争を繰り広げるだけのIQ20くらいの映画に見えるが、実際に見てみると、各組織、各人の思惑と関係性が入り乱れるため、大抵の映画よりも遥かに理解が難しく、常に各キャラクターの立場、思惑、他者との関係性、本音と建前を判断しながら見続けなければならない。そういった関係性の複雑さと、その中で描かれるキャラクターの感情推移こそが実録やくざ映画の魅力であり、しかもその感情推移が切なかったり、やるせなかったりしながらも、根本的には凶悪で下品という辺りが、また魅力なのである。
・おかしい、ダンゲロスの宣伝をしているはずが『仁義なき戦い』の宣伝になってしまった。もうとにかく全部買ってくれ。ついでに『仁義なきキリスト教史』も買ってくれ。
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<今後の活動予定>
9月8日 ダンゲロス・ボードゲーム会@広島(遊び場さんさ)
9月9日 ダンゲロス・ボードゲーム会@岡山(ボードウォーク)
11月24日 ゲームマーケット
※毎週金曜夜:ダンゲロス・ボードゲーム会(in東中野ディアシュピール)