【12/18-21】きみも身近な人を舐め腐ってプロになろう!
・某公的機関に取材に行ったけど、何も書けない……。
・いや、別にそんな大したことをしたわけでもなければ、国政に関する何か重大な秘密を知ったわけでも全然ないのだけれど、いかんせん通常は一般公開していない催しにコネで入りこんだので、書けない……。「エッ、まじで!?」「そうなの……」くらいの驚きはあったが。
・しかしこれなぁ……。確かにイメージと違って驚いたのだが、みんなのイメージと違いすぎるから、ありのままに執筆しても、読者からは「いや、そんなわけねーだろ」「リアルさが足りない」とか言われそうである……。難しいぜ、リアリティ。
・あと、次にマンガ新連載研究会でやるイベントの打ち合わせとかしていた。
・今年はあんまり本は出さなかったんだけど(とは言っても、Kindle本ならトークメーカーから数冊出したし、新書も共著だが一冊出したし、今年執筆した記事をベースに書籍化が2冊進んでいるが)、代わりに実用知に関するイベントをマンガ新連載研究会経由でたくさんやったので、体感的には書籍を数冊出したくらいの感覚がある。
・今年後半の私はほとんどイベンターと言っても過言ではない立ち回りだったのだが、しかし、講演会とかは実際、登壇者にヒアリングして情報を集め、そこからテーマを設定し、全体の流れを組み立て、プロジェクター投影用の資料を作成したりするので、やっている作業自体は本を執筆するのとあんまり変わらないんだよな。露出先が書店か会場か、どういう形で後に残るか、くらいの違いしかない。
・まあ、そういうわけで、特に書籍を執筆しなくてもクリエイティビティはバリバリ発揮できるし、やりがいもギンギンに得られるので、別に作家(文章書き)にこだわる必要はやっぱねーな、という感じではありますが、それはそれとして、次回執筆予定の『聖母妖魔伝』の各シーンはだいぶ頭の中で出来上がりつつあるので、これはこれで書こう。
・……と、いうわけで、次のイベント「その表紙では漫画は売れない ~ジャケ買いされる表紙の作り方~」のキャッチ画像ができました。
「なんか売れなさそうな漫画の表紙」を考えて、なんとなく私が作ってみたのが以下の画像である。
これをマンガ新連載研究会スタッフのオノデラさんに渡して、「これでなんとかなります?」と聞いたら、「なんとかなるわけないじゃないですか……」という地獄のような表情を浮かべられたが、それでもなんとかしてくれたのでオノデラさん有能。
・ちなみにオノデラさんはマンガonウェブ主催の「第9回ネーム大賞」でも、先日、1位を取って賞金5万円を獲得しており、マンガの方でもなかなか有能である。受賞作は女子の性欲をほどよくえっちに描いた作品なので、みんなもこの機会に読んでみよう。
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・唐突なダンゲロス宣伝コーナー。
ダンゲロスプレイヤーであるたびびとさんが書籍デビューしました。第二回カクヨムコンテスト大賞受賞作です。ちなみに第二回コンテストでは大賞に輝いた四作品のうち二作品がダンゲロスプレイヤーによるものであり、ダンゲロスの「きたないトキワ荘」化が着実に進んでいる。
・なぜダンゲロス勢がどんどんデビューしていくのか? まず一つには私を始めとする数人のプロ作家が周りにいることが理由として挙げられるだろう。
「あいつにできるなら…………俺もプロになれるのでは!?」
そういう舐め腐った気持ちが人をプロにするのではなかろうか。かくいう私自身も、かつてありさちゃん(現:遠藤浅蜊先生)がサイトでぺぺいと小説を書いてるのを見て、「へえ、小説って誰でも書けるんだな」と思って、小説を書いたのである(『戦闘破壊学園ダンゲロス』)。
・無論、いきなり『魔法少女育成計画』を見せられたら、「ウワーッ! 遠藤先生の実力スゴイ!! おれ如きなど足下にも及ばない!! こんなの絶対ムリ!!!」と絶望していただろうが、いかんせん、あの時のありさちゃんは「なんかテキストサイトを運営している人」に過ぎなかったし、「じゃあ、俺にもできるよな」と思ったのも不思議ではない。やはり、人を舐め腐る気持ちが大切なのではなかろうか。
・そして、ダンゲロスからプロが生まれるもう一つの理由にはダンゲロスSSの存在があるだろう。本家ダンゲロス自体はウォーゲームなので別に執筆力が上がったりはしないが、本家から派生したダンゲロスSSは小説作品同士の対決、ぶつかり合い、殺し合いなので、こちらはたぶん執筆力が上がると思う。なにせ相手を上回る作品を描けなければ、自分のキャラがひどいレイプを受けて全身ウンコまみれにされて殺されても文句は言えない上に、さらにそれが正史となって皆の記憶に刻まれてしまう……。なんたる地獄の魔遊戯か。
・そんなダンゲロスSSが、実は来年1月1日から、トークメーカーでコンテスト(?)になるのである。
今までどおり普通にダンゲロスSSをやっていたら、なんか気付いたら電子書籍化されるかもしれないという謎の企画であり、「それはコンテストと言うのだろうか?」という気持ちもなくはないが、ともかくこういうのが始まるので、みんなドンドン参加すれば良いのである。私も一回くらい参加しよっかなぁ。
・そして、ダンゲロスといえば、ボードゲームの方でも名人戦の決勝が行われようとしている。12/22(金)の定例ボードゲーム会(in東中野ディアシュピール)にて、予選を勝ち抜いた四人が戦うのだ!
明日22日の19時から定例ダンゲロスボードゲーム会!(in東中野ディアシュピール) 名人戦の決勝戦は、みんなで #ダンゲロス名人戦 タグで実況したいと思います(普通に遊んでたい人は遊んでOK) なお、TLを汚したくない人は頭に@no_TLを付けて実況しよう!
— ダンゲロスボードゲーム (@dangerousbgame) 2017年12月21日
決勝進出者の一人である、よもぎ餡さんのプレイ動画Part2もアップされたぞ!
・そんなとっても楽しいダンゲロス・ボードゲームは、今だととらのあなとかで買える。
「エッ、なんでとらのあな!? アマゾンで買いたい!!!」
そう思うかもしれないが、実はアマゾンのやつは売り切れてしまったのだ……。とらのあなも今見たら「在庫僅少」となっていたので早晩売り切れるやもしれぬ。とらのあなが通販で簡単に手に入るラストチャンスなので、購入予定の方はそろそろご購入下さい。とらのあなが売り切れると全国のお店から残り在庫を探さねばならなくなりますぞ。
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