【アーススター】『こころオブ・ザ・デッド』一巻発売中

   

 新感覚! 夏目漱石ホラーアクション『こころオブ・ザ・デッド』1巻好評発売中!!

 Kindle無料コンテンツで最も読まれている作品…………『こころ』。夏目漱石没後100周年の今、満を持して『こころ』にゾンビが合体! 『こころオブ・ザ・デッド』として蘇った!!! 

 さらに『坊っちゃん』『門』『吾輩は猫である』などから総勢16名もの夏目漱石キャラがクロスオーバー参戦し、ゾンビ蠢く日本で地獄の死闘を繰り広げる!!!

 はたして、ゾンビ・アポカリプスの真相とは? 先生とKとお嬢さんの恋の行方は……??

<キャラクター紹介>

■私(わたくし)(from『こころ』)

ゾンビのはびこる明治4X年を駆け抜ける若きゾンビハンター。彼が「先生」と出会うところから物語は始まる。「私はその人を常に先生と呼んでいた。だからここでもただ先生と書くだけで本名は打ち明けない」

メイン武器はチェーンソー。明治4X年ではゾンビを殺戮するのに最も合理的な武器とされている。「私は先生と別れる時に、「これから折々お宅へ伺っても宜ござんすか」と聞いた」

故郷では父がゾンビに噛まれて死にかけている。前に帰った時は薬(AZNAS)が効いていて、私とゾンビ将棋などを打っていたが、それにも限界が来たようだ。「将碁盤は好いね、こうして楽に差せるから」

そんな時、先生から届いた一通の分厚い封筒。そう、『こころオブ・ザ・デッド』は「先生」から「私」に届けられた遺書なのである!「この手紙があなたの手に落ちる頃には、私はもうこの世にはいないでしょう」
 
 
■先生(from『こころ』)

「私」が出会った凄腕のゾンビハンター。「私は過去の因果で、人を疑りつけている」という彼の、その過去には一体何があったのか? 先生の犯した罪とは? ゾンビとの関係は??

メイン武器は三池典太。かの柳生十兵衛の愛刀でもある。柳生家に代々受け継がれしこの刀が、御曹司である彼の手へと渡った。

剣技も免許皆伝の腕前だが、それよりも特筆すべきは柳生新影流兵法による頭脳戦である。一行は先生の知恵により、様々なゾンビ難局を乗り越えていく。

さらに柳生新陰流は剣技に留まらない。応用することで日曜大工、麺打ち、スノボなど様々な技術に対応可能だ。先生は接近戦、知能戦、マルチ技能と三拍子揃ったオールラウンダーな剣士と言える。

そんな先生だが精神的にはまだ未熟さを残しており、お嬢さんと親友のKがどんどん仲良くなっていくことに密かな嫉妬感情を抱いている。『こころオブ・ザ・デッド』は先生とKとお嬢さんの三角関係の物語でもある。

ゾンビ化したお嬢さんを癒やすため、先生とKはお嬢さんを連れて、ゾンビの群れを斬り捨てつつ房州の陸軍疫病研究所を目指すのだ。
 
 
■K(from『こころ』)

先生の幼馴染にして帝大の同級生。道を求める強い決意を持った朴念仁。先生も「Kなら大丈夫だろう」と思って下宿先での同棲を始めたのだが、Kはお嬢さんと急速に仲良くなりはじめて…。

メイン武器は瓶割刀。小野派一刀流の開祖、小野忠明が師の伊藤一刀斎から受け継いだとされる豪刀で、小野宗家の正統後継者であったKの手へと渡った。

Kは先生と異なり剣技にスキルポイントを全振りしており、剣技だけで言えば先生を遥かに上回る。「K」は小野派剣士の中でも熊殺しの荒行を成し遂げた者にのみ許される敬称だ。(ちなみに「先生」は「柳生の若先生」の略称)

Kの剣名は遠く四国まで鳴り響いており、四国を支配する伊賀忍者の赤シャツも、その名を聞いて怯える程だ。

未だ明かされぬKのお嬢さんへの想い…。やきもきし続ける先生。剣の道一本の超朴念仁であるKは、お嬢さんのことをどう思っているのか。そして、お嬢さんの気持ちは? 旅路の果てに三人の想いが交わる時は来るのだろうか。
 
 
■お嬢さん(from『こころ』)

先生とKの下宿先のお嬢さん。ちなみに本名は静(しず)。叔父に裏切られ荒んでいた先生の心を癒やした。だが、パンデミック初期にゾンビに噛まれ、以降、半ゾンビ状態にある。

※ちなみに叔父に裏切られ心の荒んでいた先生だが、下宿先に若い女がいると聞いて地味に興奮していた。「自然その裏に若い女の影があなたの頭を掠めて通るでしょう。移った私にも、移らない初めからそういう好奇心がすでに動いていたのです」

半ゾンビ化したお嬢さんだが、何故かゾンビ化しきらず、好物の茄子を食べさせると一時的に正気を取り戻す。赤シャツは茄子に秘密があるのではと推測していたが…?

先生とKはお嬢さんを癒やすため房州の陸軍疫病研究所を目指す。半ゾンビ化しているため、口枷、手枷、首輪は欠かせない。Kのお嬢さんに対する気持ちも不明だが、お嬢さんの二人への気持ちもまたミステリーである。
 
 
■宗助(from『門』)

先生一行が銀座で出会った生存者。夏目漱石の前期三部作『門』の主人公でもある。原作では妻の御米と延々イチャイチャしていたが、本作では御米がゾンビに噛まれてしまい…。「御前、どうかしたのかい。大変色が悪いよ」

■坊っちゃん(from『坊っちゃん』)

先生たちが四国で出会った中学教師。親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。「何だ指ぐらいこの通りだと右の手の親指の甲をはすに切り込こんだ」「創痕は死ぬまで消えぬ」

メイン武器はカイザーナックル。その拳圧は凄まじく、ゾンビの頭を一撃で爆散させる程。後に山嵐から奢ってもらった四国印のカイザーナックルを装備する。

原作『坊っちゃん』は教師モノ小説だが、現代の教師モノのように生徒と心を通わせたり、分かり合ったりすることは一切ない。当然、本作においても生徒を守ろうという気は一切ない。というか、むしろ積極的に殴る。

坊っちゃんは概ね口と手が同時に動く。怒りを感じた次の瞬間には拳と罵声がセットで飛んでくる。それは敵でも味方でも関係ない。手加減という概念もないので、この時、仮にカイザーを着けていたら先生は死んでいた。

一方で自分の過ちを自覚した時は、こめかみにカイザーを叩きつけ謝罪する。こういった素直な一面も坊っちゃんの魅力だ。「「私は正に宿直中に温泉に行きました。これは全くわるい。あやまります」と云って着席した」
 
 
■マドンナ(from『坊っちゃん』)

原作『坊っちゃん』のヒロインだが、当時はヒロインという概念も曖昧だったのか、扱いは小さく坊っちゃんとの恋愛などはない。本作でも特にない。「マドンナと云うと唐人の言葉で、別嬪さんの事じゃろうがなもし」
 
 
■赤シャツ(from『坊っちゃん』)

坊っちゃんの勤め先の教頭。かつては俳句などの高尚な精神的娯楽をするよう坊っちゃんに勧めていたが、ゾンビ・アポカリプスを迎えて化けの皮が剥がれた。本性は女を嬲り殺して愉しむサイコパス伊賀忍者である。

かつての高尚な趣味と、暴かれし本性が融合し、邪悪な悦楽を求める暴王として四国に君臨している。「あの赤シャツがですか。ひどい奴やつだ。どうもあのシャツはただのシャツじゃないと思ってた」

メイン武器は伊賀爪。さらに「忍法死釣天」なる奇怪な術を操る。「赤シャツと野だは一生懸命に釣っていたが、約一時間ばかりのうちに二人で十五六上げた。可笑い事に釣れるのも、釣れるのも、みんなゴルキばかりだ」

暴虐の王として四国を支配していた赤シャツだが、ゾンビ・アポカリプスを迎えた時に何者かの啓示を受けたらしい。寒月と呼ばれるその男の真意とは…?
 
 
■野だ(from『坊っちゃん』)

坊っちゃんの同僚で画学の教師。だが、その実態は赤シャツ同様、伊賀の抜け忍である。「この野だは、どういう了見だか、赤シャツのうちへ朝夕出入して、どこへでも随行して行ゆく。まるで同輩じゃない。主従みたようだ」

かつて伊賀にいた頃から二人は主従関係であった。性的興奮が高まると赤シャツは全く無意味に野だを殴るが、野だは赤シャツのそんな暴虐さに将器を感じていた。

メイン武器は強酸入りの卵。鶏に特殊な飼料を与え、生まれた卵を酢酸、アンモニア、乙女の愛液などからなる特殊な薬液に漬け込むことで内容物を強酸化する。伊賀ではこれを「忍法夜伽卵」と呼ぶ。
 
 
■山嵐(from『坊っちゃん』)

坊っちゃんの同僚。メイン武器はカイザーナックル。坊っちゃんが唯一男と認めた相手である。最期は坊っちゃんに赤シャツ討伐を託して息絶える。
 
 
■苦沙弥(くしゃみ)(from『吾輩は猫である』)

中学の英語教師。猫を飼っている。先生一行とは鳥取の砂漠で出会った。鳥取の遊牧民の子供たちを保護していると言うが…?

胃弱の持病を持つ。やる、やると言っておいて、いざその時が来ると都合よく持病の胃弱が発生するクソヤローである。「四時十五分前頃から、今まで何とも無かったのに、急に嘔気を催もよおして来た」
 
 
独仙・寒月・迷亭(from『吾輩は猫である』)

謎の秘密結社「紫溟吟社」の三大幹部。彼らの正体も狙いも全てが謎に包まれている。「七凶星」と呼ぶ男たちにゾンビ・アポカリプスのことを伝えて回ったようだが…。

■グレヰト・ナツメ(from???)

本作唯一のオリジナルキャラクター。紫溟吟社総帥にして、独仙、寒月、迷亭の三幹部を従える謎の男。この男がいったいなにものなのかまったくわからないぞ。

 *

 ゾンビ大発生の謎とは? 残る六人の七凶星とは? そしてナツメ率いる紫溟吟社の狙いは?? 唸れ、先生の柳生新陰流!! 漱石ホラーアクション『こころオブ・ザ・デッド』1巻好評発売中!!

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