【10/6-8】今日と同じ平和が明日も続くとは限らない

   

【10/6】

・現在制作中の『ダンジョン&ダンゲロス』を初めての方にプレイしてもらい、手厳しい意見をいろいろ頂くなど。

・まあ、しかし、この段階の手厳しい意見は実際あった方が良いのだ。というのは、改善が可能だからな! 商品が出てしまった後に手厳しい意見が来ても、それはもう直せないからなあ。

・というわけで、担当編集にボロクソに言われているあなたも、実際に世に出してみて読者にボロクソ言われることを考えると、今言われた方が良かったりするぞ!
 
 
【10/7】

・週2休みのオフ一日目。午前中に少しだけ仕事しようとした結果、午後もちょっと仕事してしまったが、しかし、許容範囲である。うん。
 
・そういえば、今月のヤングマガジンサードでダンゲロス1969の第八話が載ってたわけでして、

 それで、ちょっと話の流れで宣伝動画とかも作ってみた。

 マンガ新連載研究会の方で「SlideStoryというアプリを使えば簡単に宣伝動画が作れる」と教えてもらったのだけど、


※↑ということを教えてくれた細堀先生の動画。

 SlideStory、アンドロイド版がないのな……! 似たようなアプリをDLしてみたけど、うまくいかず……。結局、PCでクラウド上で作れるスライドショウ作成サイトを利用したけど、うーん、どうなんだろう……?? ちょっと痒いところに手が届かないというか。これは画像に最初に文字を入れておく必要があったか?

・ちょっとまたもう一度別のCMで動画を作ってみよう。 
 
・あと、pixivファンボックスでジャンプ感想書きました。

 しばらく読んでないと話の流れがちんぷんかんぷんで本当に楽しめないんですよね……! 子供の頃は途中から読んだ漫画でも何となく楽しんでたのに、大人になってから途中参入の力が明らかに弱まっている。現状、呪術廻戦と鬼滅の刃が全く分からない。どちらも評価が高い作品なのできっと面白いんだと思うが、流れが分からないと全然ピンと来ない。

・もしワールドトリガーを途中から読んだらどうなんだろうな?? やっぱり同じように「評価が高いからきっと面白いと思うがよく分からない」って感じになるのかな。

・その他の作品は「だんだん分かるようになってきた」。でもまだちゃんと分からない。今のところ相撲やDr.ストーンよりも1話からちゃんと読めてるダビデ君の方が楽しめている。そのくらい間が空いていることにはキツさがある。
 
 
【10/8】

昼:梨トースト、スクランブルエッグ、カリカリベーコン
夜:串揚げ、キャベツ、どて焼き、肉吸いうどん、酒

・今日は本格的に休む。仕事の連絡はすべて無視する。

・というわけで、しばらくずっとNetflixで『私立探偵ダーク・ジェントリー』を見ていた。この2日で計13話くらい見た。あるだけ全部見終わってしまった。

・いやあ、アメリカンドラマは麻薬ですわ……。ダーク・ジェントリーは、正直、そこまでメチャクチャ面白いというわけではない。いや、一定以上に面白いのだが、約12時間を投じて見るほどかと言うと多少微妙なコンテンツではある。でも、やめられねえんだな。麻薬だから。

・まず、姿勢が楽だ。昔、『磯部磯兵衛物語』で磯兵衛が休日にだらけるためのベストなポジショニングを模索する話があったが、あんな感じで私もKindleを片手にNetflixを見るのにベストな態勢を探した結果、本当にだらけた姿勢に辿り着き、そうしてその姿のまま、延々とダーク・ジェントリーを見続けてしまったのである。

・何も能動的なことをしなくても、どんどん情報が入ってきて、それなりに楽しく、姿勢が楽だ……。クッ、アメリカンドラマとNetflixは人をダメにする……。

・ダーク・ジェントリーは作品の面白さで言うと、まあ、中の上くらいだと思うけど、私の創作に資するところの大きな作品であり、非常に様々な影響を受けることができた。そして、こうなると小説版の方も気になるなあ。小説を書くという前提でいうと、あれを小説でどう表現しているのかというのが、すごく興味深い。

・ちょっとネタバレ。ダーク・ジェントリーは序盤で様々な謎が矢継ぎ早に発生するが、それらは確かに謎なのだけど、何が謎なのかも理解できず、それがだんだんと「何を謎として理解していいのか」明らかになっていくという奇妙な作りであった。

・そして、一応の主人公(?)であるダーク・ジェントリーの圧倒的な役立たなさ。こんなに使えない主人公探偵、初めて見たよ……。

・でありながら、そこはやっぱり主人公というべきか、異様な異能を持っており、彼が思いつきで行動したことは全て事件の手がかりへと通じる。そのへんはちょっとJDCっぽさもある。後半ではダークが「もっとちゃんと教科書通りに探偵したい」と言い出して、これまでの証拠を並べて推理を始めようとするが、その推理の途中で勝手にキーパーソンが名乗り出てきて事態が進展し、「またか」みたいな感じでダークがふてくされる。

・妻がお外に遊びに出ていたので、夜は一人で串カツを食べに行って、その後は大変に有意義な時間を過ごした。つまり、次に乗る予定の豪華客船を選定したのである。その結果は以下の記事を御覧下さい。

「妻へ、次に乗るべき豪華客船の情報をまとめました。ご意見をください。」

 豪華客船は安くない。われわれに大して貯金があるわけでもない。だが、人生が80年だとするなら、年に一度乗るとしても、あと40回ほどしか豪華客船に乗るチャンスはない。その40回すら何ら保証はされておらず、いつお金がなくなるか分からないし、われわれの健康がいつまで続くかも分からない。考えたくもないが夫婦仲が不仲になるかもしれないし、世界がゾンビアポカリプスで滅びるかもしれない。しかし、いま現在、われわれにはまだ貯蓄があり、健康で、仲が良く、世界も平和なので、われわれに最大の幸福をもたらす豪華客船に、まさに今、乗るべきなのである。今日と同じ平和が明日も続くとは限らない。だから、今、豪華客船なのだ!

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<今後の活動予定>

10月10日 中村元東方学術賞出席
10月14日 ヨガ&幸福の科学映画視聴
10月15日 佐渡島さんと対談
10月21日 講演会(@東北公益文科大学文化祭)
11月3日 漫画家のためのビジネススキル講座
11月24日 ゲームマーケット

※毎週金曜夜:ダンゲロス・ボードゲーム会(in東中野ディアシュピール)

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