【8/23-24】わがままなゲーマー
【8/24】
朝:ドーナツ
昼:油そば
夜:ポーク焼肉&ハンバーグセット
・池袋で油そばを食べた後……
こっそり入っているオンラインサロンのボードゲーム会に参加してみた。
・私もサロンオーナーの立場ではあるが、新しいコミュニティに参加した人がどういう心理的過程を経るか、というのを体感するために入会している。
・しかし、日本漫画家協会もそうだが、コミュニティというものは加入した最初のうちは打っても何も響かないというか、虚空に向かってボールを投げている感じがある。それはたぶん自分がボールを投げている方向が明後日なのもある。受け止める人がいない方向にボールを投げている(どこに人がいるのか分かっていない)のもあり、加えて、ボールを投げていることに誰も気付いていないか、興味を持っていないのだと思われる。この辺りは当会の方では意識的に改善していかねばと思っている。
・こちらのオンラインサロンでは、加入後、約半年で、やっと私の認知度が多少生まれてきた感がある。リアルイベントへの参加は今日で計三度目だが、やはりリアルで顔を合わせるのは相当に強い。逆に言えば、私くらいの社交力があっても(少なくとも私は人並みにはあるはずだ)、オンライン空間のみにおいて存在を認知してもらうのは容易ではない。たぶん、たくさん虚空に向かってボールを投げる必要がある。
・そこから逆算して考えると、オンラインサロンにおいては、いかに「リアルで顔を突き合わせる機会を作るか」が重要になってくると思われる。しかし、「リアルで顔を突き合わせる」ことは物理的な地理制約が伴うため、オンラインサロンである利点が失われる。故に次善策として「リアルで顔を突き合わせている、に近しいオンライン環境を提供する」のがポイントになるかと思われる。
・といった小難しい話は置いておいてゲームの話をすると、『ごきぶりポーカー』が面白かった。
ご存じの通り、私はやつらのことが大嫌いであり、抽象化された画像ですら見るのも触るのも嫌というくらいなのだが、そんな私がやつらの描かれたカードを手元に握って遊んでしまうくらいにゲームとしての完成度が高い。
・私は二回目のプレイで、他の方々が初めてだったこともあり、いち早く「合理的なセオリー」に辿り着き、ブラフや口三味線などを使った結果、おそらく「相当に強い」印象を与えられたと思っている。……実際はそんなによく分かってなかったんですけどね! 「こいつは強い」「謎めいた迫力がある」と思わせられると勝負を避けたくなるので、そういった雰囲気を醸したりするのも大事なゲームである。
・このゲームが良くできているところは、ゲーム性自体は全然違うのに、まさに「ポーカー」といった感じで、字面上のルール以上に心理戦や振る舞い、ブラフなどが重要なところだ。ルールから導き出される合理性を基準にして、そこに個々人の思考のクセを重ねて判断基準としていたが、手札の隠匿性や表情、口ぶりなど、やり込めばもっともっとプレイの要素は増えていくと思われる。
・これは相当に奥の深いゲームだ。しかし実際、私は「合理性+個々人の思考のクセ」を計算する辺りで頭がパンクしかけており、口三味線による若干の誘導などは行ったものの、それ以上の発展的なプレイングはできなかった。後になって「あそこでこういうことを言っておけば、もっとみんな俺のことを警戒したのに」みたいなのに気付いたりもしたが、プレイ中はとてもそこまで考えつくことはできなかった。なので多分、本当にこのゲームをやりこんでいて、強い人と当たった時にはギッタギタのボッコボコにされると思われる……。
・私がこれまでやったゲームで面白かったのは、
『ブラフ』
『ディセント』
『モノポリー』などだ。次点で『カタン』。逆に、
『アズール』は合わなかった。Not for me(私向きではない)というやつだ。『ディプロマシー』も結構辛かった。
・『アズール』のような淡々としたガチゲー的なものは基本的に苦手。『ブラフ』『モノポリー』のようにセオリーをベースにしつつ交渉要素、運要素、心理戦が絡み、一瞬一瞬にハラハラドキドキがあるゲームが良いらしい。『ディプロマシー』は交渉要素、心理戦はあるもののセオリーが複雑過ぎて脳味噌が付いていかなかった。
・まとめると、シンプルなセオリーがありつつも、交渉要素、心理要素も介在し、運要素もあって、一瞬一瞬に強いハラハラドキドキがあるゲーム、となろうか……。ただ、『ディセント』のように物語性が強く「テレビゲームですれば良さそうなことをわざわざボードゲームでみんなでやる」のも大好きであり、そこはなんかちょっと別口である。
・まるで自分にベストマッチするAVを探し当てるかのような狭く細い道である……。このジャンルは確かに好きなんだけど、このプレイはちょっと……とか、女優がちょっと……みたいな。そうして、自分にベストマッチするものを遊びたくなった挙げ句に……
人はこうして自分でゲームを作ったりしてしまうのである……。
【告知】8/26(日)『イエサブゲーム体験会』を開催します!ゲーム製作者やスタッフが遊び方を教えてくれる無料体験イベントです。予約不要なので秋葉原散策の休憩として気軽にご参加下さい!プレイ・ホビージャパン!バニーキングダムも開催!(PRカードには限りがあります)#playhobbyjapan pic.twitter.com/35WLfVOv5d
— イエローサブマリン秋葉原RPGショップ (@YS_RPGSHOP) 2018年8月24日
【体験会】8/26の体験会の参加タイトルを紹介します!小説、漫画、ゲームと多数のメディアに渡って展開されている架神恭介様の作品『戦闘破壊学園ダンゲロス ボードゲーム』です!メインビジュアルに横田卓馬様、参加イラストレーターに押切蓮介様、地獄のミサワ様、久正人様、くろは様等々と超絶豪華! pic.twitter.com/PXLyoC0d5t
— イエローサブマリン秋葉原RPGショップ (@YS_RPGSHOP) 2018年8月24日
というわけで、日曜日にも秋葉原のイエローサブマリンさんにてダンゲロス・ボードゲームの体験会があるのでみんな来てね! ダンゲロス・ボードゲームは少なくとも私の欲求を満たしてくれるゲームだぞ!!
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<今後の活動予定>
8月22日 はじめてのダンゲロスナイト
8月26日 イエローサブマリン・ゲーム体験会
9月1日 マンガ新連載研究会定例会
9月2日 夏休み緊急検証! 誰よりも話のつまらない男、少年Aの落語は面白いのか!?
9月8日 ダンゲロス・ボードゲーム会@広島(遊び場さんさ)
9月9日 ダンゲロス・ボードゲーム会@岡山(ボードウォーク)
11月24日 ゲームマーケット
※毎週金曜夜:ダンゲロス・ボードゲーム会(in東中野ディアシュピール)