【2/6】体験がだいじ

   

昼:牛丼、中華スープ
夜:肉とか酒

・夜の打ち合わせの後に行った、ZENON SAKABAがすごく良かった……。

 雑誌「ZENON」を発行している出版社「ノース・スターズ・ピクチャーズ」の経営している居酒屋なんだけど、写真にあるように、共用の炭火焼きスペースがあって、運ばれてきた生肉を客がそこに持っていって、焼き焼きする。いわば、ちょっとしたBBQが店内で再現されているのだ。

・いま重要なのはこれだな!という感じである。「肉を運ぶ」「肉を焼く」といった、普通に考えれば面倒くさい作業要素、ネガティブ要素こそが、この居酒屋の「楽しさ」になっている。調理場でプロが焼いて味付けをして持ってきても、実際、何も変わらないのだが、わざわざ自分で炭火焼きスペースで肉が焼けるのを見守ることがポイントなのだ。

・というのは、最近の消費動向を考えるに、客は「体験」にこそ、お金を払うのではないかと考えているからである。音楽もCDは売れなくなったがライブには行くようになった。様々な情報とエンタメが溢れている現在、情報(音楽にせよ漫画にせよ)だけでは頭打ちになると思われる。そこに一過性の体験を付与することで、一期一会な感覚を生み出すことで、よりお金を生み出せるようになるのだと思う。

・ボードゲームはかなり「体験」に根ざした文化なので、未来はやや明るい(実際に集まってみんなで遊ぶからね)。厳しいのは漫画で、より厳しいのは小説だろうか。漫画に体験性を付与するのはどうすればいいんだろうな。許斐先生がライブペインティングでやってたように踊りながら絵を描くしかないのだろうか……。でも、あれは漫画とはまた違うスキルだしな……。

・コミッションは一つの手段かもしれない。コミッションはいわば有料スケブであり、作家に有料でイラストをリクエストする文化である。そういえば、今度、コミッションのイベントがあって、マンガ技術研究会の会員も参加するので、こちらも良ければぜひチェックして欲しい(たくみなせんでん)。

 このサイトから参加作家の絵柄が見れるよ!

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 ファンボックスでジャンプ感想書いたよ。2年くらいワンピ読んでなかったのに、いまでも敵幹部が見開きでたくさん出てくると身構えてしまうの、なんかスゴイなと思いました。

 重大発表……!? 一体、なんの単行本のお知らせなんだぜ!??

 うおっ……なんか嬉しいですね……!

「アンエピックのエンディングすごい」という意見を以前からチラチラ見ていたので、「へー、どんなオチがつくんだろう」とワクワクしてたら、オイ、そういうことかよ!的な。いやでも、非常に「らしい」オチだったと思いますよ、うん。

・なんだかんだで45時間以上プレイしてたみたいで、すごく楽しめた。ゲーム性自体は良質のメトロイドヴァニアなので、メタメタしいクソみたいなストーリーを楽しめる人であれば強くオススメできる。ちなみに、私はメタメタしいクソみたいなストーリーが大好きだ。というか、よくある一般的な普通のストーリーが苦手気味なので、こういうのの方が安心して遊ぶことができるんだ……。

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<今後の活動予定>

2月24日 定例研究会
5月25~26日 ゲームマーケット

※毎週金曜夜:ダンゲロス・ボードゲーム会(in東中野ディアシュピール)

お布施の窓口:https://www.pixiv.net/fanbox/creator/1149979

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