【5/5-12】宇宙的恐怖のオーバードーズ

   

・うぇーい! 日曜はダンゲロスプレイヤーのボードゲーム会だー!!

・ちょっと分かりづらいんだけど、今のボードゲームのダンゲロスをしている人達ではなく10年以上前に始まったWeb版のダンゲロスをしている人達のボードゲームの集まりである。

 うぇーい!

・そんなこんなで楽しくボードゲームを遊んで、次のゲムマ用に試遊用シナリオのテストプレイもしてもらい(ちょっと仕事)、その後、大変に美味しい酒も飲んだ。楽しかったぜー!!

・5/25-26のゲムマに向けての諸準備も悪くない感じで進んでおり、日曜はそのまま家に帰ってブラッドボーンとかして楽しく過ごしたぜ!

・そして……天国から地獄よ……。

 な、何ィ~~~ッッ……。

・というわけで、長期間、日記が滞っていたのは、これによるものでした。InDesignをゼロから勉強したりして、入稿予定日からは2日遅れたものの、ギリギリ……ギリギリでなんとか……なんとか入稿……疲れた……本当に疲れた……。

・いちおうヤマは9日に去ってたのだが、押される形で他の作業をいろいろやらねばならず、ヘロヘロになっていたので日記を書く余力がなかった。

 必死こいて一日で作ったシナリオ「エロゲ民の遺産」をテストプレイしてもらい、内容の微調整を行うなど。めっちゃ疲れたが、このタイミングでテストプレイせざるを得なかったのだ……。

・エロゲ民の遺産って元ネタ分かります……?

・あと、ヤンマガサードの最新号の宣伝とかしたよ。

・あと日曜はコミティアで同人誌を売っていた。

・売り子をしながら、2年以上前に購入して積み上げていた『童提灯』を読んだ。

 クトゥルフ神話。クトゥルフ系の小説をいろいろ出してる「クトゥルー・ミュトス・ファイルズ」の中ではタイトルもだいぶ大人しく、あまり読みたい気持ちにならないのだが、黒史郎先生は『貞子VS伽椰子』が素晴らしかったので、作者への信頼で読んでみた。

(↑とても良い、ベリーグッド)

・で、実際読んでみると、『童提灯』すごく面白くて、クトゥルフ要素の使い方が非常に見事。陰鬱で湿っぽく虫と腐り病に満ちていながら、人と鬼と化物が山と海に併存する世界観の豊穣さ。実にグロテスクなのだが、ちょこちょこと作者のユーモアも顔を出してきて、一番楽しかったのが、主人公が人攫いに弟子入りして、子供をかどわかすためのトラップを仕掛けている描写だ。これなんかは人攫い経営シミュレーションめいてて面白かった。

・犠牲者側の視点でホラーを描くと、いつの間にか山に誘われて、人攫いに捕まり、ひどい目に遭わされるんだけど、人攫い側からすると、毎日、腰を痛めながら子供が好きそうな花や石を探して、子供がついうっかり山に深入りするように適切な間隔でそれらを配置していくという、実に地味で合理的な作業を行っていてですね……。

・ふー、しかし、面白かったのだけど、かなりグロテスク描写がキツくて、これ単体だと大丈夫なんだけど、いまブラッドボーンもやっているから、あっちとの合わせ技一本で宇宙的恐怖のオーバードーズな感じがある。クトゥルフの過剰摂取はグロテスクが日常的飽和状態になってくるのでオススメできないぜ……! 宇宙的恐怖のご利用は計画的に。

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<今後の活動予定>

5月25~26日 ゲームマーケット

※毎週金曜夜:ダンゲロス・ボードゲーム会(in東中野ディアシュピール)

お布施の窓口:https://www.pixiv.net/fanbox/creator/1149979

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