【1/21-22】新興宗教「布団から出ない教」
【1/21】
朝:キーマカレー、チキンスープ
昼:冷蔵庫の中のもの色々
夜:チキンサラダ、オクラ納豆、チキンスープ、おくら豆腐、米
・主にボードゲーム周りをカチカチ作業してた。
いい加減、シャーペン手書きのカードでテストプレイするのもアレなので印刷してみたが、早速、直したいところが出てきて、ぐぬぬぬ……ってなってる。シャーペン手書きはやっぱり「すぐに直せる」って点では強いんだよな。修正テープ買ってくるか~。
・<決戦時***ボーナス>というよく分からないテキストがカードに書かれていますが、これは現在試行中のボーナス要素でして、
例によってクラウドファンディングのレポートページにて支援者さま限定で説明しております。ただこの要素、入れることで良くなるのか悪くなるのか全然未知数なので、ひょっとしたら消えてなくなるかもしれん(なので限定公開)。
・なんかメチャクチャ疲れてたみたいで、夕食を食う時に「眠い」と「おなかすいた」の二大生理欲求が渾然一体となっていて、何だかよく分からずに困った。メシを食ってるから「おなかすいた」は解消されていっているはずなのに、「眠い」と区別が付いてないので、なんかよく分かんないし、食えば食うほど疲れるっていう。
・あと、あんまり頑張ると私の場合はケツにダイレクトに響くので、そろそろ休まねばならない。
【1/22】
昼:燻製カレー
夜:ベジタブルカレー
・というわけで、今日はお休み。
・妻と「くんかれ」にカレーを食べに行った。くんかれはその名の通り燻製カレーのお店で、水天宮に本店があるんだけど(何度か貸し切りイベントで行ったことがある)、ちょっと前に家の近くに二号店がオープンしたのね。ただ、お値段が結構するので、あんまり気軽に行ける感じの店じゃないんだけど、1/22はカレーの日(給食で初めてカレーが出た日)らしく、21~23日まで半額なのだ。
肉盛りカレーを頼んだ。通常価格1300円くらいなのが650円くらい。妻は普通のカレーにトッピングをしていたが、普通のカレーだけなら680円の半額で340円なので、今だけココイチより安い。
・カツカレーと悩んで肉盛りカレーにしたのだが(トンカツのトッピングは半額にならないので)、カツカレーを食べたい気持ちが抑えられないので明日もウッカリ行くかもしれない。
・実家に帰る妻を見送ってから、おうちに帰って久しぶりにペルソナ5をやった。物語の大きな流れはまだ覚えてたけど、今がパレスのどの段階で、次に何をすればいいのかとか、完璧に記憶から失われていた……。えっと、ここはシドウ・パレスで……しょ、紹介状??
・夕方から水谷さん主催の「マイ宗教を作ってみよう」という変なワークショップに参加。10人以上の成人男性たちが集まり、3時間以上にわたり、その場で考えたマイ宗教という名の妄言を垂れ流して共有するという恐るべき催しであった。
・しかし、これは参加してよかった。やはりこういうイベントがあって、形にすることを強制されると、日頃からうっすら考えていたことが形になるものである。
・というのは、私は常日頃から「私が家でだらだらしている姿を見て、金持ちが『よし、かがみは今日も楽しそうにだらだらしているな』『これからも健やかにだらだらしたまえ』とポンと金を投げてくれたりしないだろうか」と思っていたのである。でもこれは要するに仏教も同じ(出家者(≒NEET)に在家が食い物を渡す)なので、何かやりようがあるんじゃねえかな、とずっと考えてたんだよな。
・というわけで、私が作ったのがこの「布団から出ない教」だ。
<宇宙観>
・宇宙は闇よりも深い暗黒の存在、漆黒存在(ブラッケスト)により生み出されたものである。
・漆黒存在たちは一種の公共事業として宇宙を運営している。
・漆黒存在の価値観はわれわれ人間とは遠く隔たっていて、過剰労働こそが何よりの美徳であり愉悦である。一月の残業時間が300時間を切ると発狂して死ぬ。
・適正労働やNEETなどは彼らにとっては苦行であり、漆黒存在は人類に自分たちに代わって苦行をさせようとしている。
<終末思想>
・だが、漆黒存在は怒りを溜め込んでいる。人類の総労働時間がだんだんと増えてきたからだ。過剰労働は神へと近付こうとする不遜な振る舞いである。
・もはや宇宙は危険域へと達している。これ以上、人類の総労働時間が増えれば、漆黒存在は怒りのままにこの宇宙をデリートしかねない。
・この宇宙の危機を回避するためには人類の総労働時間を減らすしかない。
<滅私奉公の精神>
・だが、人間には我欲がある。「有名になりたい」「お金持ちになりたい」「自分の生きた証を残したい」「夢に向かって走りたい」。そういった邪念が人々を労働へと駆り立てている。
・邪念から逃れることは簡単ではない。だが、宇宙のためには我欲を捨てて滅私奉公せねばならない。
・「布団から出ない教」の聖者たちは、己の人生を捨てて、宇宙平和のためにその身を捧げた真の聖人たちである。
・邪念から逃れられない人たちの代わりに全身全霊でだらだらする。聖者たちが10分だらだらするごとに宇宙の寿命は1秒伸びるとされている。
<十戒>
1、家から出ない
2、布団から出ない
3、働かない
4、だらだらする
5、食う
6、寝る
7、ゲームをする
8、漫画を読む
9、テレビを見る
10、出家を敬う
・1~9を己に課した聖人たちが出家である。「家から出ないのだから在家では?」と思われるかもしれないが、気にしてはいけない。
・「働かないと不安」「仕事したくてたまらない」など、1~9がどうしてもできない人たちは、出家を敬い、お布施をすることで、その義務を果たすことができる。
・教祖の架神恭介は宇宙平和のために自己を犠牲にする覚悟を固めた尊き聖人であり、世界の発展に寄与しようなどという邪念を完全に滅し切っている。ただひたすら、宇宙のために、人類のために、家の中でだらだらし続ける。
・出家となるためには厳格な審査があり1~9を高度に遂行しなければならない。修行不足の者たちには出家者たる資格がないと見做される。出家者たるに相応しい段階へと進むまで、彼らは労働して出家者に布施をすることで教団に貢献しなければならない。
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・……いかがであったろうか。布施をしたくてたまらない気持ちになったのではあるまいか。人類のために家でごろごろし続ける教祖の自己犠牲精神に涙が止まらなかったりしないだろうか。
・んなわきゃねえよな。
・でもこれ、「家でごろごろ」を「道場で座禅」にするだけでも、だいぶ可能性が見えてくる気がする。布団から出ないとか、ちょっと達磨大師っぽいしな。
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・ここぞとばかりに拙著を宣伝しておこう。
ワークショップに持ってったら3冊も売れたぞ。