【8/13-14】官僚おもしろテクニック

   

・これ、テレビで「いま、ふるさと納税がお得です!」みたいな形で報じられてて、なんでお得かと言えば政府が補助金を出してるって話だったんですね。善悪の価値判断や当時の諸々の状況など全て度外視して話をしますが、これ、めちゃくちゃおもしれーなと思って、私の「おもしろセンサー」がビンビン反応した。

・これ、どういう現象なんだろうな。「直接的に恩恵を配りますよ」だと、「その原資はもともと俺たちのものだろうが!」という「損をした感覚」が生まれるけど、「納税の見返りを増やしますよ」だと「得したぜ!」になるという……。

・想像するに、われわれは「お金を払って何かを受け取る」という形には慣れているが、「一方的に何かをもらう」という形には慣れていないので、慣れていないことに対しては精神がどう対応すれば良いのか分からず勢い否定的になってしまうが、一方、「お金を払って何かを受け取る」であれば見慣れた形式であるので、その「慣れ」の範囲内で「得か損か」を判断してしまうのではなかろうか。

・今回はたまたま気付いたわけだが、こうやって官僚が上手いこと考えて、「国民が反発しそうなこと」を、「反発が起こらない形」に置き換えて、これまでもいろいろ実施してきたんじゃなかろうか。で、時々ミスって反発を受けて(もしくは今回のように「上手いこと考える」前のアイデアを政治家が発して叩かれたり)、それで、われわれも時々「けしからんなあ」とか思ってるのかもしれない。

・本質は同じだけれど、どういう形を取るか、どういう出し方をするかで受け取り手の反応が全然変わってくるわけか。おもしれえなあ。今回で言えば肉とか魚とかの一次産業を支援するために税金を投入します、という本質は同じで、その投入の仕方が変わるだけで(むしろ国民にとっては損な形なのに)ぜんぜん批判を受けなくなるわけだ。

・この辺のメソッドは官僚の中ではマニュアル化されてんのかな。経験則でやってんのかな。マニュアル化されてるんだとしたらすごく面白い……。

・ダンゲロス会やったよ。

 というわけで、今日もねじまきカギューダンゲロスをずっとやっていた。

『ねじまきカギュー』は実はタイトル名しか知らないのだが、やっぱりゲームでやってると、「このキャラ、どういうキャラなの?」「この能力って原作だとどうなの?」みたいな会話が自然に入るので、私は今回のゲームを通じて、ふわっとストーリーの概略やキャラ情報を得るに至ったのである……。

・というわけで、DIYダンゲロスは他人に自分の好きなコンテンツを伝えるのにも有効なので、みんなもダンゲロス買ってDIYしような(#PR)。

 あとUnlimitedが安いのでこの機会に読もう! お盆だし!!

 先日、まぐろくんが発売したこちらも読めるよ。

・あと……

 ツイッターで流れてきたこのすごいまんがも3巻までアンリミ無料だったので、ちょっと読んでみようかな……。

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<今後の活動予定>

8/19 初めての人歓迎会&今月のニュースと新連載を振り返る会(@マンガ技術研究会
8/30 定例会 (@マンガ技術研究会

※毎週金曜夜:ダンゲロス・ボードゲーム会(in東中野ディアシュピール)

お布施の窓口:https://www.pixiv.net/fanbox/creator/1149979
(FANBOXに月額課金すると、その溜まったお金でかがみ家が豪華客船でクルーズします)



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