【7/13-15】ジョン・ウィックみた
・また日が空いてしまったので、五月雨式に。
本日テストプレイした2人用特殊ルール「ハルマゲドン・オリジネイター」(あやまだ&DT作)。もはや完全に別のゲームである。というか、元祖オリジナル版ダンゲロスのプレイ感覚にすごく近い。8/13のボードゲームコレクションにてルールブック頒布します。#ダンゲロスボードゲーム pic.twitter.com/5tOtaOD9jr
— ダンゲロスボードゲーム(ボドコレB03) (@dangerousbgame) 2017年7月14日
あやまださんとDTさんが作ってくれたダンゲロス・ボードゲームの二人用ルール。しっかりテストして調整してから販売しようと思ってたけど、すでによく出来ている……。本当に微調整だけで売り物になるレベル。
・プレイ感覚が本家ダンゲロスに凄まじく近い。あやまださん、DTさん……いいゲームを作ったな……。
そんなダンゲロスボードゲームですが、いつの間にかアマゾンレビューが増えてました。わーい、やったー! ありがとう!!!
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・マンガ新連載研究会プレゼンツ「背景は断固として写真で描くぞ!特別講座」つつがなく終了しました! 60名ほどの方に受講頂きました。
・今回は、企画、ブッキング、進行、調整、宣伝と色々と頑張った。この結果は我ながら上出来だったと思う。
・最近はっきりと分かってきたことは、集客は投下宣伝量にはっきりと比例するということだ。そして、どのように宣伝するか、と同じくらい、宣伝機会をどう作るか、が重要だ。前にボードゲーム講座でも書いたが、何もなければ宣伝もできないのである。こっちのテンション的にできないのである。
・今回だと、ツイッターでやっていた、
これが結構良かった気がする。まとめの方も7000弱のビューを稼いだし、未識先生の主張内容をがっつりと説明することでかなり興味関心も惹けたのではなかろうか。あんまり興味を覚えてない人でも、この講座の話をすれば、「ああ、最近、かがみさんがずっとツイートしてるあれね」くらいの反応は返ってきたので、なかなか認知を広げられていた気がする。
・今回は他にもプレスリリースを打ってみたり、個人的にお誘いもしまくったりしたので、実際、何がどう作用して、最終的な集客に繋がったのかは明確ではないのだが、このツイッターでの宣伝が、なんか感覚的にはすごく手応えがあったような気がする。体感でしかないのだが。
・そして、イベントをすることでオンラインサロンの方の人数もだいぶ増えた。図示するとこんな感じである。
マンガ新連載研究会の宣伝がしたい → 何を宣伝していいのか分からない → イベントを企画する → イベントの何を宣伝していいのか分からない → イベントに関係あることを何かやる → それの宣伝をする……
つまり、本丸であるマンガ新連載研究会にしろ今回のイベントにしろ、それ自体は最初に公開した時は、「新しくこれをやります」「このイベントやります」だけで宣伝ができるから良いのだが、「前も言ったけどこれやってます」とか「前も言ったけどイベントやります」とかは言いづらいのだ。こっちのテンションも上がらないし、おっかなびっくり宣伝ツイートをすることになる。
・というわけで、マンガ新連載研究会の宣伝をするためには新しく何かをする必要があり……それがつまり、今回はイベントなのだが、そして、イベントの宣伝をするためには、またそのために新しく何かを始めて、それの宣伝をする必要があるのである……。
・宣伝というのは、こうやって複層的に行っていくものだというのが、ダンゲロス・ボードゲームを制作・販売しての、私が学んだことである。なお、これはめちゃくちゃ疲れるので、私の人件費を費用算入するとたぶんヤバイことになる。
・あと、単純なことだが、びびらずに何度もツイートしたり、宣伝機会があるごとに毎回連呼するなども重要だと思う。やってる方はとにかくびびる。こんな何度も同じような宣伝をして良いのだろうか、と思う。うんざりされないだろうか、とも思う。実際、うんざりされたりもしているかもしれないが、それでも蛮勇振り絞り何度も何度も宣伝するべきである。どう考えても、新しい認知により獲得できる顧客の方が、うんざりして消えていく顧客の数より多いと思われるからだ。
・世の中にはまったくびびらずにこれができる人もいて(傍から見たらそう見えるだけで実はびびってるのかもしれないが)、
執筆と同様に露出と告知と固定収入の確保が重要、って要旨。ここに書かれていることはだいたいやってて25年生き残っているので間違いない> 至道流 星架神恭介 泉和良『小説家になるな!: クリエイターのサバイバル論』 https://t.co/2nytHdL39R
— 鈴木輝一郎@「桶狭間の四人」7/15発売 (@kiichiros) 2017年7月15日
鈴木輝一郎先生のこのツイートとか、もうTLで何度見たかも分からない。だが、こういうのを何の遠慮もなくできる肝の太い人こそ最後に勝ち残ると思うのだ。
・ちなみに私は自作品の賞賛ツイートをガンガンRTしているが、これも最初から出来たわけではなく、やはり昔は相当恥ずかしくって出来なかったのだが、ホリエモンが賞賛ツイートをどんどんRTしてるのを見て、
「商売人たるものこれくらいの気概が必要なのか……!」
と感銘を受けて真似をするようになった。
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・先日のボルダリングの際にモトさんにめちゃくちゃ勧められたので「ジョン・ウィック」を見た。
これは確かにすごい。妻の形見のワンコをマフィアに殺された元暗殺者が、ワンコを失った悲しみから100人くらいのマフィアを殺しまくるスーパーバイオレンス映画だ。
・なにがバイオレンスかって、暴力描写や死亡者数もそうなんだけど、元スゴ腕暗殺者の主人公がほぼ感情ゼロでノータイムで殺しまくる描写がすげえバイオレンス。ウェットさがほぼない。むちゃくちゃドライ。唯一「妻の形見のワンコを殺された」という点にのみウェットさがあるんだけど、ワンコの仇で100人くらい無表情で殺すから、そこでウェット感出せれても「おまえwww なにいってんだよwwwww」感が凄まじい。
・そして、バイオレンス描写が一周回って面白い。銃撃と体術を組み合わせた近接格闘術である「ガン=カタ」という発明は皆さんご存知かと思うが、この映画では轢殺と銃撃を組み合わせた全く新しいガンファイトスタイルを提唱している。つまり、主人公が車で敵を轢く→トドメで銃を撃つ→車で轢く→トドメで銃を撃つ、というファイトスタイルである。これがムチャクチャ面白い。
・そもそも人を車で轢く時点で面白いのだが(クソ不謹慎な発言ではあるが分かる人には分かるであろう。分からないという人は漫画太郎やデスレース2000を思い出しながら胸に手を当てて考えて欲しい)、そこに本作の異様にドライな銃撃が加わることで、得も言われぬガンファイト描写が生まれるのである。
・あと、謎のガジェット「裏社会メダル」ね。裏社会でのみ通用する謎のメダルがあって、元凄腕でありソンケイを集めていたジョン・ウィックさんはこれをたくさん持ってて、このメダルを1~数枚使うと、裏社会的なムリはだいたい通るというアイテム。数枚で死体を片付けてくれたり、1枚使えば闇医者が来てくれたり。このメダルの存在一つで、妙なリアリティと設定的な奥行きの深さが出てるんですな。
・というわけで、「ジョン・ウィック」、かなり面白かったのでみんなも見てみてね。
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・あと、「キャビン」を久しぶりに見返した。
キャビン、久しぶりに観直したけど、やっぱいい映画だなー。見た当時はこれをうまく言語化する言葉がなかったけど、今なら簡単に言える。オブジェクトクラスketerによるSK-クラスシナリオの話だ。
— 架神恭介(ダンゲロスボードゲーム) (@cagamiincage) 2017年7月16日
これは伝わる人には伝わるであろう……。
・次は「宇宙人ポール」を見ます。「キャビン」にはこの作品のパロディもあるらしいと聞いて興味を持ったんだけど、これ、「ホットファズ」や「ショーン・オブ・ザ・デッド」の人たちが出てるらしくて、フツーに楽しみ。