【10/14-15】エイリアン・インベージョンみた
【10/14】
朝:魯肉飯、味噌汁
昼:台湾鶏飯
夜:納豆スパゲティ
・大学時代から交友の続いている数少ない友人であるTINA先生から台湾土産に魯肉飯の缶詰が送られてきたので、食べてみた。上に乗せる肉だけが缶詰になってるのね。
・魯肉飯が台湾屋台料理ってことは知ってるんだけど、日本で食べようと思えば渋谷とかの専門店に行って、「フムフム、これが台湾の屋台料理なのですね」みたいな気持ちになりながら食べるしかないので、なんといいますか、缶詰に入ってるのを目撃したことで「あ、本当に庶民料理なんだな」と実感した感じ。
・たぶんアメリカ人とかも本国にいる限りは「吉野家の牛丼」が庶民料理だとは思わないと思う。
・ていうか、牛丼が庶民料理っていう概念自体、ほぼ吉野家が作り出したようなもんじゃないかな。私の場合だと、家の近くに吉野家ができたのが16歳の頃で、それまで牛丼はどちらかといえば高級料理としてカウントされていた。カツ丼以上、天丼以下くらいのキャラ格があった。
・友人がPSVRを買ったので、取材がてら遊びに行ってみた。
詳細は(記事が通ったら)後でニュースで公開されるとして、今回は「VR酔い」をテーマにしてみたんですね。つまり、ローンチタイトルの幾つかを遊んで、タイトルごとのVR酔いを判定する、というものだったんだけど、これ、企画の方向性を考えた時点で気付くべきでしたね……。
・この検証は必然的に「遊ぶ」→「気持ち悪くなる」→「休憩する」→「遊ぶ」→「気持ち悪くなる」を延々と繰り返す破目になるんだ。最後の方は「苦行僧のようだ」と周りから言われる始末。
・結論だけ書いておくと、VR酔いはするタイトルとしないタイトルにきっぱりと分かれる。これは制作側が「VR酔いさせない」ことを明確に意図しているか、「VR酔いやむなし」のストロングスタイルで作っているかによる。「やむなし」の方が「まさにVR」といったゲーム性でより先進性が高い。これはおそらくVRの新しい情報刺激に人間の脳みそが不慣れなせいだろう。
この「RIGS」というゲームが一番酔いがキツかったが、ゲーム内容を想像するだけで明らかに楽しそうである(私はチュートリアルでダウンした)。実際、持ち主の友人は既に酔いは克服したようなので、頑張って克服した後にVRらしさの高いゲームを遊びまくる、というのも手かもしれない。
【10/15】
朝:フルーツ
昼:オムライス
夜:麻婆豆腐、味噌汁
・午前中はお仕事。ちくまの書き下ろしの仕事は一応ケツまで書き終わった(担当を安心させるために書いてます)。
・長めのお昼休憩の後、喫茶店で午後のお仕事。先日ボツになったネームのリトライをやってたんだけど、どうやっても4ページ溢れてしまう。困った……。
・おうちに帰ってテレビを付けたら、ナショナルジオで「エイリアン・インベージョン」なる番組をやっていた。
進んだ文明を持つエイリアンとの接触が、人類にどのような影響を及ぼすかを検証するため、全米から科学分野における一流の専門家が、この番組に集結。宇宙物理学者、兵器設計者、軍事戦略家、生物学者、そして人類学者が、エイリアンによる侵略を現実に起こりえる事態としてとらえ、人類はどのように迎え撃つべきなのかを明らかにする。
これ、ナレーションがなぜかフリーザ様で、いや、フリーザ様という設定じゃないんだけど、地球を侵略しに来たエイリアン目線でナレーションするのね。フリーザ様の声で。「お遊びはここまでですよ」「お友達になりに来た? フフフ、とんでもない」「とてつもない絶望、味わわせてあげますよ!」とか言うんだ。フリーザ様の声で。
・ちなみに肝心のシミュレーション自体はお粗末というか、いや、理論的なレベルでは面白い視点もあったのだけど、それを具体性に下ろすと「なんじゃそりゃ」な感じになるといいますか。
・例えば、「アリの強みは非社会的であることで、階級がないのでどこを倒しても意味がない」「なので人類もゲリラ戦を仕掛けて数の力で押すと良い」みたいな話自体は頷けるのだけど、じゃあ核弾頭も効かない巨大UFOをどうやって倒すのかとなると、核爆弾を持った兵士が風船を付けて舞い上がり、UFOの内部に侵入、自爆して母艦を落とす……みたいな作戦で、いくらなんでもザルすぎる。いやあ、普通にハッチ閉められるだろう……。
・まあでも40分の番組だし、そんな緻密にはできないよねー。
・あと、『仁義なき戦い 広島死闘編』を見た。
無印仁義シリーズの中で一番苦手なのが、この「広島死闘編」で、五作中でもっともウェッティなんだよね。他がだいたいカネと権力争いと仁義(という名のしがらみ)の話なのに対して、「広島死闘編」はヒーロー的なキャラクターに女の絡んでくる話なので。
・まあヒーロー的なキャラクターと言っても実際殺人鬼なんですが。
・一方で、「広島死闘編」には仁義なき戦いシリーズ最高のキャラクターである大友勝利が出てくる。
なにが博奕打ちなら!
村岡が持っちょるホテルは何を売っちょるの、
淫売じゃないの。
いうなりゃ、あれらはおめこの汁で飯食うとるんで。
のう、おやじさん、神農(てきや)じゃろうと
博奕打ちじゃろうとよ、わしらうまいもん喰ってよ、
マブいスケ抱くために生まれてきとるんじゃないの
以前に持続的幸福と瞬間的幸福の話を書いたが、見事なまでに瞬間的幸福以外の何物も認識していなくてすごい。しかも、「カネがあればマブいスケを抱ける」という認識に1ミリも人間愛が介在していない。すごい。カネ=性的興奮=射精である。
・大友の痛快さと主人公山中のウェットさの両輪で、良いところと苦手なところがどちらも同じくらいある作品なのだけど、しかし、繰り返し見ているとウェットさの方は「はいはい、そういう話でしたね」くらいで流せるようになってきたので、面白さの方が上回って来ましたね。
・3作目以降、微妙にヘボいキャラクターになってる松永弘(成田三樹夫)が、「広島死闘編」ではかなりのやり手として描かれているのも興味深い。
・「仁義なき戦い」全シリーズはプライム会員ならタダで見れるので興味のある人はどうぞー。
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・ペルソナ5日記。5/28まで。マダラメパレス攻略中。
だから天狗のしわざだって言ってるじゃないですかー。
・というわけで、予告状を出したはいいものの、マダラメさんが強ぇー強ぇー。2回挑んだけど全く勝てる気がしなくて、予告状を出す前からやり直しました。強ぇぇ~。しかし、このくらい敵が強い方がやり甲斐もある……。
・一応、今のところの作戦としては、パーツごとに分かれた顔は「暴れまわり」「電光石火」などの全体攻撃スキルで口以外を速攻で落とし、口にタルンダを掛けてから回復を図る(これでたぶん被ダメよりも回復量が上回るはずなので)。その繰り返しでいけるんじゃないか(と思いたい)。となるとパーティーはメディア要員のモルガナに、全体物理攻撃持ちの主人公、スカル、フォックスで決まりか。
・できればマハラクンダが欲しいので、いまメメントスでオロバスをレベル上げしてるんだけど、なんか全然溜まりそうにない。これはなかなか厳しいな……。
・メメントスの敵が全体的に弱くて経験値が安い気がする。マダラメパレスで経験値稼ぎした方がいいのかなあ。でもメメントスだとドロップアイテムで地味に小銭が稼げるので、こちらのが旨いことは旨い。難しいところだ……。
・しかし、マダラメさんのこと、なんかそれほどまで嫌いになれないというか、すごく悪人だな、という気はあんまりしないな……。着想をパクっている、とは言うけど、でも実際に描いたのはマダラメさんなんでしょう、みたいな。サユリはガチのパクリ(窃盗)らしいけど。良いアイデアを出すのも確かに大変だけど、そのアイデアを実際形にするのも十分大変だからなあ、みたいな感じで、そんなにまでド外道な気はしない。
・あと、他の創作ジャンルと違って、絵画において「アイデアをパクる」ことの意味がどれほど大きなことなのかよく分からないんだよな。なんとなく素人目線では絵を描くという技術自体がすごいと思われるので、どういう題材を、どういう角度で、どういう意味を込めて描くか、みたいなのがどのくらいのウェイトを占めているのかよく分からないのだ。「技術的な問題は実は誰でもほとんど変わらなくて、絵画の世界はアイデアが勝負」みたいな認識がこちら側にあればだいぶ受け取り方も変わってくると思うんだけど。
・フォックス母を見殺しにした……みたいな話は、そこらへんの悪人的説得力が弱いので、ゴテゴテと盛り込んだ感じがある。いやでも、それでも盛り込んだ方がいい要素ではあるな……。やっぱりマダラメさん、そんくらいしないと悪人強度が低いもんな。
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