【9/11】全歌詞掲載
・昨日アップしたFANBOXのジャンプ感想にも書いたんだけど、
今週のサムライ8、(設定の難解さは置いといて)絵的に意味の分からない点が3つもあったんだよね。
こういうの。「岸本先生のレベルでなんでこんなミスを??」って困惑してたんだけど、その一つの謎が解けたんですよ。
これ、宇宙SFでなければ、場面転換できてたんじゃないかなって。となると、可能性は2つで。
1、岸本先生がいつもの手癖で描いて、「これで場面転換できた」と思い込んだ
2、岸本先生的には十分に場面転換できるイメージがあったが、作画の先生にそのイメージを伝えられなかった
どっちも可能性はありそうなんだけど、2の可能性が強いんじゃないかな~。
・前回の「大気剣」の演出的残念さも際立ってたけど、これ、岸本先生と作画の先生の間でコミュニケーション上の問題がだいぶ発生しているのではなかろうか。岸本先生のイメージしているものがうまく伝わっていないのでは?
・まあでも、1の可能性もあって、岸本先生が微妙な指示を出して、作画の先生が首を傾げながらも言われたとおりに描いたらこうなってるのかもしれない。
・なんにせよ、担当さんはこのレベルの問題にはもっと口を挟んだ方が良いのではなかろうか……。トーキョー忍スクワッドとかの新人の作品でも、このレベルのミスないもんな。
・トーキョー忍スクワッドは世界観もストーリーも全く魅力的とは思えないが、少なくとも「読んでいて絵から意味が取れない」みたいなことはない。これ、実は結構立派なことで、ジャンプは「読んでいて意味が取れない」レベルの漫画は新人の作品でもほとんどないんですよね。それゆえに、「なんでベテランの岸本先生が頻発してるんだ??」という疑問が湧いて出るんですが。
・ともかくサムライ8は真面目に色々考えてしまう。
世の中には、「設定が複雑で何を言ってるのかよく分からないが、とにかく読み進めてしまうまんが」と「設定が複雑で何を言ってるのか良く分からないので、よく分からないから読めないまんが」の二種類があるんだ。
・サムライ8はおそらく前者の漫画を目指して、その結果、ミスって後者になっている。前者だと、ちょうど昨日読んだ『英霊剣豪七番勝負』が「何言ってるのかさっぱり分からないけど読める」作品だったし、エヴァンゲリオンもそうだよね。何が分かれ目になって「読める/読めない」が決まるのか、そこに興味があるんだ。
・なので、岸本先生がそういう作品を作ろうとした姿勢というかチャレンジ自体は肯定的に捉えていて、「設定が複雑すぎる」とか「説明が多すぎる」とか自体は別に批判するポイントでもなくて、問題はなぜサムライ8が「面白くないか」なんだよな。難しいチャレンジではあるが、不可能なチャレンジではないはずで、ベテラン作家はどこをミスっているのか。ベテラン作家がミスるということは、解決困難な何らかの問題が生じているということだと思うんだ。
・まあ、そういった作劇上の困難さと、「絵から意味が取れない」問題は全然別なんですけど。
・岸本先生が一人で全部描いてればサムライ8は問題なかった…………とは全く思わないけど、少なくとも考察をする上で検討しなければならない問題は減ったかな、とは思う。
*
・今日の産後HIGH DIARY。
最近、私がギャン泣きのオムちゃんに対して歌ってるオリジナルソングの全歌詞を掲載しておきますね。
どしたんなら
どしたんなら
何が悲しんなら
悲しんなら
寂しいんか
寂しくないよ
悲しくないよ
パパがいるよ
ママもいるよ
ばあばもいるよ(※お義母さんがいる時のみ)
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<今後の活動予定>
9/29 マンガ技術研究会定例研究会
10/5 ライブ?
11/23 ゲームマーケット
※毎週金曜夜:ダンゲロス・ボードゲーム会(in東中野ディアシュピール)