【10/12-17】FF15クリアした

   

・うおっ……。ちょっと忙しくてヒーヒー言ってたら日記が5日も空いたぞ……。

・この5日間は色々やってまして、というのも、15日の日曜にあった「漫画家ビジネススキル講座」がデカかったんだけど、流石に疲弊しましたね……。開催が近づくにつれて、スタッフ、予約者とのコミュニケーションコストが増大していくので(これは仕方ない)、毎日、一日中、打ち合わせし続けてる感じでしたね……。

・そんなこんなで開催された「漫画家ビジネススキル講座」は大盛況となり、アンケートでも概ね高い評価が得られました。

 すげえ評価だ。嬉しい。

 なぜかBL漫画にもなった。

・そんなイベントの感想まとめはこちらから。

漫画家ビジネススキル講座・実況&感想まとめ

・そして、同時タイミングで前回の横山了一先生の講義をDMMが記事にしてくれました。

 イベントと記事の相乗効果なのか、この半月でマンガ新連載研究会には40人近い入会者があり、イベントは甚だ大変だったけど、苦労した甲斐は十二分にあった……。未だに「中で何をやっているのか分からないから入りにくい」という問題は抱えているものの、それでも着実に数字を増やしつつある……。

※会員になれば特別講座の動画が二つともフル視聴できるよ!

【有料会員限定動画】特別講座「漫画家がSNSでメシを食う方法」ゲスト:横山了一先生
【有料会員限定動画】10/15(日) 特別講座「白黒1P15万の原稿料も可能!? 10年お金に困らない生活をする漫画家ビジネススキル講座!」

・ヒアリングの結果、会員にプロの漫画家がすごく多いことが分かってきたマンガ新連載研究会。正直、この環境だけでも月額2000円の価値はあると思うので、マンガ業界に興味のある人は入ろう! なぜ進学校のやつらはみんな平然と東大に入るのか? それは周りのやつらが当然のように東大を目指しているからだ。身内にプロ作家がいれば、「あ、プロってそんなものなのね」となって、みんなも何となくプロ作家になる。それはダンゲロスが既に証明しているぞ。同じ効果が当サロンにもあるはずだ。きっと!

 *

・イベント後、一日オフったので、とうとうFF15をクリアした。

 総合評価はもちろん「堂々のクソゲー」である。

・だが、惜しいクソゲーでもあった。企画コンセプトと世界観とヴィジュアルは100点なのだ。しかし、それ以外が全て及第点に達していない。王子と同級生の男3人がオープンカーで旅をしながら、キャンプして、おにぎり作って食べて、それで剣と魔法である。世界観は今考えても最高だ。男4人のブロマンス旅行という企画性も悪くない。映像はハッとするほどインパクトのあるものが何度も現れてくる。ストーリーも演出も時々グッと引き込まれる。しかし……しかしだ……!

・後半はずっと「このゲーム早く終わんねえかな」と思いながら、プレイしていたのだ…………っ!

・このゲームなあ! せめてアクション性だけでも及第点であったなら! そうしたら評価は全く違っただろうに。もしくは、ストーリーがもっと丁寧でプレイヤーの心理の推移を的確に捉えて作られていたら……! いや、それら二つはさて置いても、ダンジョン探索やアイテム収集の面白味(ハクスラ要素)だけでも突出していたなら……!

・その……どれもが……足りていない…………っっ!

・まあでも、一番つらかったのはやっぱりアクションのつまらなさだろうか。最初の方は決して悪くなかったのだが、終盤は酷いものだった。「魔法を撃つ」→「魔法のリチャージの間に仲間が勝手に倒れる」→「ポーション飲ませる」→「仲間ごと魔法で吹き飛ばす」。本当にこればっかりである。ひどい。敵の体力も多すぎる。魔法を使わない間はちまちま削るしかないが、敵の攻撃が触れるだけで死ぬのでポーション飲ませまくりである。なんだこのポーションゲーは。

・アクションは素直にノクトの一人戦闘にして(男四人旅というブロマンスな企画性は薄れるが)、「敵の攻撃をしっかり見て避ける」「弱点属性を突いて的確にダメージを与える」「隙を見て大技を叩き込む」「ここぞという時に回復アイテムを使う」というゲーム性だったら、総合評価も全く違っただろうになあ。なにせ現状はワチャワチャしてよく分からない間に仲間がボロボロ死んでいくので、ポーションを飲む指示を3秒ごとくらいに与え続けて、そして仲間ごとまとめて攻撃魔法で吹き飛ばすゲームなのである。なんだこれ。

・私の心情推移は大体こんな感じだっただろうか。

チャプター00 王都決戦
チャプター01 旅立ち(世界観スッゲー! 車押すOPとかマジ斬新!!! 神ゲーの予感!)
チャプター02 再起(オープンワールド! でっけえモンスターこええぇ! いつかは倒せるようになるのかな、ワクワク! 最高に楽しい!!!)
チャプター03 広がる世界
チャプター04 神話の再来(あれ……? なんかサブクエ全部お使いじゃない、これ?)
チャプター05 暗雲(オープンワールドとしてはクソゲーなのでは……)
チャプター06 奮起(後半は一本道になるらしいので、オープンワールド編はさっさと飛ばしていこう)
チャプター07 三人旅
チャプター08 船出
チャプター09 それぞれの使命(ヴィジュアルは素晴らしいが街の探索がだるくて仕方ない。ストーリーは意味不明)
チャプター10 王たるもの(ゴリラ……うぜえ……バリアフリーファンタジーかよ……)
チャプター11 罠(とにかくだるい)
チャプター12 かたむく世界
チャプター13 奪還(ひたすらだるい)
チャプター14 帰郷(ポーションゲー……)

・この日記を読んでいる未プレイの人は、おそらくこう思っているのではなかろうか?

「そうは言ってもFFだから面白いんでしょう?」
「なんだかんだ言って、楽しんでる人もいるし」
「かがみだって、良いところはいっぱいあるって言ってるし」
「人を選ぶゲームなんじゃないかな?」
「私は楽しめる気がする!」
「安いし買おうかな!」

 や め と け ! ! ! !
 
 
・いや、マジでこれクソゲーだから! 私も遊ぶ前は思っていたよ。「なんだかんだ言ってFFだし」「おれは楽しめるんじゃないかな?」って。実際ゲームを始めて3時間はすげー興奮したし、3章あたりはめちゃくちゃ楽しかったよ! それでも今は声を大にしてみんなに言いたい。マジでやめておけ、と。

・このゲームがどうクソゲーなのかは、「FF15 クソゲー」で出てくる様々な評が極めて的確であり、あえて付け足すことはない。このゲームには幾つもの素晴らしい点がある。認めよう。私も何度もハッとさせられた。だが、作品としては……クズだ。明確に……クズッ! 

・「本当にクソだ」「早く終わらねえかな」と思いながらゾンビのような目で画面を見ていると、時々、突然にハッとさせられるような素晴らしい演出やビジュアルやアイデアが飛び込んできて、私の心は一瞬湧き立てられるが、数秒後には「早く終わらねえかな」という気持ちに戻り、「なんでこのゲーム……こんなことになっちまったんだろうな……」という言い知れぬ侘しさに囚われる。 

・繰り返し言うぞ! このゲームはクソだ!! これだけ酷評が渦巻いているゲームなのだ。そして、素晴らしい点はいくつもある。私だって一人の文化人気取りとして、「このゲームは万人向けとは言えないけど、それでもやっぱりゲーム史に残るゲームで……」とか言いたいんだよ! 言いたいけどとても言えないくらいクソなんだよ、このゲームはよォォォオオ~~!!!

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