【9/25-26】バリアフリーファンタジー

      2017/09/28

【9/25】

朝;味噌汁、納豆、米、おひたし
昼:ぶどう
夜:酒

・昨日がんばった反動で午前中はだらけていた。いやー、昨日の勉強会は疲れましたね……。

・そんなマンガ新連載研究会の勉強会の様子は動画で見れるので、興味のある人はお試しの冒頭部分動画だけでも見てみてね。

 フルバージョンはこちらから加入頂いた上で、こちらのページから見れます。

・というわけで、しつこく宣伝もしたところで、日記の続きを。午後からはそれなりにお仕事して、夜は池上英洋先生と打ち合わせ、兼、飲み会を。

 池上先生は、私がこちらの芸術新潮で「仁義なき聖書物語 旧約聖書ヴァイオレンスガイド」を書いた時に同じ特集で書かれていた方。文章が非常に平易で分かりやすく、好感度がめちゃくちゃ高い学者で、一度お会いしてみたいなあとかねがね思っていたのであった。

 先生の著書も想像通りとても分かりやすくて、三十七年生きていながら「なんで美術史って文学部の中にあるんだろー?」などと思い続けてた私のようなド素人にも、美術史の学問的位置付けを明快に示してくれたのであった。

・そんな池上先生なので、まだしばらく先の話になるのだけど、一緒にお仕事させて頂けるの光栄です!

・その後の飲み会でも、池上先生が何か話すごとに担当が、「オッ、それいいですね。書籍化しましょう」「それもいいですね。それも書籍化しましょう」みたいな感じで企画案がバンバン立ち上がっていって、「パねー」「マジパねー」みたいな感じで私はすっかり恐縮しながらスペアリブを齧っていた。リゾットも美味しかった。
 
 
【9/26】

昼:梅干ししらすごはん、おひたし、酢の物、味噌汁
夜:豚のしょうが焼き、サラダ、味噌汁、米

・今日はオフ。

・なのだけど、午前中は概ねずっと作業をしていて、午後も夕方くらいまで掃除などをしていた。その後、新婚旅行の計画を立てるためHISに話を聞きに行ったりしてたので、なんかアレですね。このくらい動いちゃうと、オフなんだけど休んだ気がしないですね……。

・オフの日に掃除をしなければならない問題を何とかしたいぜ。週に一度の貴重な休みなのに、その数時間を掃除に奪われるというストレスが半端ない。午前中の早い時間に掃除を終わらせて、「休みは今から始まるんだ!」と割り切るのが一案。ちょっと頑張ってオフの前日の夜にでも掃除をしてしまうのも一案。「掃除は最高の娯楽であり、私の唯一の趣味なんです!」「掃除ができる休日ってサイコー!」と自分を洗脳するのも一案か……。

・実際、掃除はクソのようにだるいが、やり始めたらそれはそれで、必死になってカビとか落としたりするので、娯楽要素がないわけでもなく、何かあと一押しで己を洗脳できる気がするんだが。

・あ、経験者の方にお聞きしたいんですが、豪華客船に乗って3月頃にカリブ海を旅行するのってどんなもんですかね? 観光よりものんびりしたい。

・夜は映画を見たり、ゲームをしたりした。

「アサイラム・バスターズ」。ユーロ・ホラー。実に微妙だった。邦題も微妙だよなあ。ぜんぜんアサイラムをバスターズしてないしね。キャッチーさを目指して付けたにしてはアサイラムなんて単語、そんなに馴染み深い言葉でもないし。それならいっそ『特攻(ブッコミ)精神病棟!』くらいにしても良いんじゃ…………いや、良くないな。落ち着け、私。

・それっぽいホラーな雰囲気を作るのは上手かったんだけど、いかんせん、話の筋が見えない。「ホラーはミステリーでもある」というのが私の持論なんだけど、何か異様な事件や状況が起こっていて、だんだんとそれの謎が明かされていく(怪物の出自や怪奇現象発生の法則性など)ところにもホラーの面白味はあると思うんだけど、この作品は情報が増えれば増えるほどよく分からなくなる。「結局なんだったんだよ」っていう。ホラーに関しては一般人の評はまるで参考にならないので、アマゾンで低評価でも気にせず見るようにしてるのだが、この作品に関してはレビューどおりの感想を私も持つことになってしまった。「謎が明かされないことでより恐怖が増す」とか、そんな感じでもないんだよな。

・雰囲気作りだけはよく出来ているだけに、なんかもったいない作品だった。ミステリー要素は端から真面目にやる気がなかったのか、それとも純粋に失敗しているのか。

・ちなみに今日ホラーを見たのは、昨日、担当さんにもらったこちらの本の冒頭部をちょろっと読んだからです。

 2010年版の前書き、なるものが冒頭部にあるんだけど、いまだにキングがキューブリック版『シャイニング』に激おこなのが面白かった。

・あと、ゲームやった。

 もはや完全に義務感だけでプレイしているFF15である。正直、早く終わってほしい。今はチャプター13に入ったところ。

・完全にプレイヤー置いてけぼり状態でゲームは進んでいる。これほどプレイヤーを置いてけぼりにするゲームも珍しいのではあるまいか。仲間の一人がケガで目が見えなくなったので、「無理せずに待ってろよ」と言ったのに、「気を遣わないでくれ」とか言って無理矢理付いてきて、しかし、目が見えないので歩みが遅く、段差や階段などで戸惑いまくる。やっぱり足手まといになってる上に、少しでも早く進むと仲間のヒスゴリラが「王様よォー! さっさと進んでんじゃねーゾ!」と叫んでくる。もう全員置いて先に進みたい。どうせ戦闘はノクトの魔法一発でだいたい終了なんだし。

・戦闘中、仲間を避けて魔法を撃つなんてことはもう諦めました。仲間のところに敵が集まったところで仲間ごと最大魔法で吹き飛ばしてます。「おい! イグニス(目が見えない人)に当たったらどうするんだ!」とかヒスゴリラが言ってくるけど、うるせえ、お前らごと狙ってんだよォォ~~!!!

・このファック感溢れるバリアフリーファンタジーを何とかクリアした後は、突然出てきた敵の宰相がいつの間にか仲間と入れ替わってて、主人公が仲間を列車から突き落としたり(確かにびっくりしたが、宰相が何をやりたいのかさっぱり分からない)、なんか敵の女将軍がいつの間にか敵軍から抜けてたり、許嫁の兄の敵将がいつの間にか仲間ポジションになってたりと、全体的によく分からず、プレイヤーの感情が物語に付いていけない。

・この辺は明らかに作り込み不足。プレイヤーが感情を一致させるための時間的余裕をしっかり取らないからだ……。

・そして、ミニゲーム的なイベント戦闘の数々。解法の決まったイベント戦闘ばかりが連続するため、これまで鍛え上げてきたスキルなどがあんまり意味をなさない(全く意味がないわけではないが)。いやまあ、QTEよりはこれでもはるかにマシですよ。QTEのクソに比べれば長足の進歩だと思う。けど、これもあんまり良くはないぞ!

・細部はよく作り込まれてるし、映像は美しいし、ハードな展開も嫌いじゃないんだが、もう本当にもったいないとしか言いようがない。開発期間があと1~2年あれば断然違う作品になっていたはずなのに。もったいね~~。日記を書くたびに、こ、毎回言ってるな! もったいねえ!

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