【Ministry VOl.31】寄稿しました

   

キリスト教の雑誌『Ministry』31号に僕の寄稿したテキストが掲載されています。

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 当雑誌の編集長は、先日、「イエスぱねぇ マジ神すぎてワロタ」という講演タイトルが話題となった松谷信司さん。

「若者に浸透するサブカルチャー(漫画、ラノベ、アニメ、ゲーム、特撮)とキリスト教との親和性と、そうした入口から関心を抱きつつハードルの高さに二の足を踏んでいる層に対して新しいアプローチも必要では? という観点からコメントを下さい」と言われたんですが、これがすげえ難しくて四苦八苦しました。

 ぶっちゃけキリスト教とサブカルの親和性って「よく分からなさ」が強いと思うんですよね。よく分からないからミステリアスでサブカルのファクターとして成り立っているわけで。つまり、サブカル需要層は「作品に登場するよく分からないキリスト教」で間に合っているんじゃないかと。そこから先を知りたい人ってどのくらいいるんでしょうか。ゼロではないと思うけれど、「取っ掛かり」以上にはならないんじゃないかという気がする(「取っ掛かり」になるだけでもすごいんだけど)。

 なので、そういう層に対して、教会側が公的になんらかのアクションを起こしても上手くいくビジョンがあんまり見えない気ががが。それにキリスト教内部の取り組みに対して、完璧な外部者である僕が、なんか偉そうに外から言うのもなあ……みたいな感じで腰が引ける。けどまあ、松谷さんの問題意識ももっともだと思うので、外部の人間としてクソ無責任ながらも現実妥当性の高い形を提案してみました。1000字にも満たない簡単なコメントなので、雑誌の後ろの方に刺し身のツマ的に掲載されるのかと思ってたら、巻頭一発目に掲載されていてマジびびった。

 他には蝉丸Pさんとの対談などが掲載されいています。ぱぱっと読んだ限りでは、宗教学者の堀江宗正先生の見解が大分僕と近かったですね。

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