【7/24】プロ作家になることを俺は決して推奨しない

   

朝:鮭のミルク煮
昼:鮭のミルク煮、トースト
夜:鶏&豚の唐揚げ、キャベツのなんかおいしいやつ、たらこじゃがいも、米、イカの塩辛

・産後HIGH DIARYを更新したり、もろもろやってから夕方から執筆。本当は午前中からやった方がいいんだけど、まあ、なんだ。やる気とか。うん、色々絡んでる。それでもとにかくやったから偉いと思うんだ。

・というわけで、今日の産後HIGH DIARY。

 その後、さらに3人の人が「うまくなってる」と言ってくれたので、これで4人ですよ!

・どのくらい画力が変わったのか、初期のものと比べてみましょう。

 ……あんまり変わってないな。でも、オムちゃんは可愛くなってきたと思う。

・私が壊滅的画力でも毎日エッセイ漫画を描いているのは、「描く気があれば画力は二の次」ということを証明したいのもある。最近の漫画は本当に作画コストが高すぎる。漫画家が死にますよ……! ゆくゆくは何とかこれをマネタイズして、「このくらいの画力でも作品になるんですよ」ということを証明して見せたい。

・まあ、そもそも日常エッセイは画力がアレでも許されやすいジャンルではあるのだが。そして、世の中には高画力でなければ成り立たないジャンルというのもあるにはある。

・あと、ワールドトリガーの6巻読んだので、感想ツイートまとめました。

・この感覚はすごく伝えづらく、共感を得られるかどうか分からないのだが、私は「それなりの力を持つ多数の兵が、多数の敵兵と戦っている」状況で、「状況を打開するために少数の精鋭がスポット的に送り込まれて活躍する」みたいなシチュエーションが好きなんですよ。

・大規模侵攻編で言えば、アフトクラトル側が五方向に軍を侵攻させたのに対して、ボーダー側が限られた戦力リソースをまず三方向の迎撃に当たらせた後、残りの二方向には天羽くんと迅さんをそれぞれ当たらせた、あの感じ。

・あと、本部に迫った爆撃機を迎撃システムで対応している時に、太刀川さんが単独で爆撃機を一機落とす感じとかも。

・重要なポイントは、天羽さんや迅さんで五方向全てに対処できるわけでもなくて、太刀川さんも爆撃機を全て落としたわけではない、ということ。「対処に戦力リソースが5ユニット必要なところを1ユニットで賄える」みたいなのがすごいビンビン来るんですよ。この感覚、共感してもらえる人いるのかな……!

・逆に言えば、その精鋭1ユニットがいなければ、5ユニット投入すれば済むっていう感覚。

・そして、どれだけ精鋭であろうと、体は一つしかないので、一局面にしか対応できない。そういうところもビンビン来る。

・皆さん、『ヘルシング』で少佐がアーカードをロンドンから引き離すためだけに、リップヴァーン・ウィンクル中尉を暴れさせてデコイにした時にもビンビン来ましたよね? アーカードですら体は一つしかないのです。私はビンビン来ました。

・そういうところから言うと、忍田さんが「いざとなったら私も出る」と息巻いてるのは司令官としてよろしくないと思うし、忍田さんが本当に前線に出ざるを得ない状況まで追い込まれたら、もうほとんど負けなんじゃないかと思うのです。忍田さんがどれほど強くても一局面にしか対応できないし、全体の指揮が取れなくなっちゃうからね。

・私は『ブリーチ』などを読んでいて、「藍染さまはエスパーダをもっと戦略的に運用しろよ……」と思っていたクチなので、そういう意味でもワールドトリガーはかなり理想的な漫画ではある。

・まあ、愛染さまも志々雄真も敵勢力の分散くらいまではやってたんだけど。でもやっぱり彼らの戦略は個々の戦術能力に頼り過ぎだからな。

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・オッ、珪素さん、書籍化デビューおめでとう。

 珪素さんはダンゲロス界の中では怪物の一人なので、より広い世界でも通用するといいな……! ダンゲロス勢は私も含めて書籍化まではいけるんだけど、大ヒットまではまだ至ってないので(だよね?)、誰か一発かましてやって欲しいぜ。

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・こないだテレビを見ていて、「働き方改革のせいで残業ができなくなって、給料が減った」と嘆いている若者(30歳くらい)が出ていて、「なんという嘆かわしいアホだ」と思っていたのだが、

禁止の会社でも副業は可能 社員が守るべき4ルール

 おお、就業規則の副業禁止も法律的には関係ないのか。じゃあ、やっぱりアホだな。

・残業ができなくなって給料が減ったということは、代わりに時間ができているわけだから、カネが欲しければ自分で仕事を開拓して、自力でカネを作ればいいだけだ。われわれフリーランサーはみんなそうやっている。副業禁止規則など無視できるということなら、もうやらないことに言い訳はできまい。

・これはリスクヘッジの観点からも有益だと思う。だって、いつリストラされるか分からないんだし、収入先は分散するに越したことはないでしょう。それにサラリーをもらってれば新規事業の投資にだって使えるし、経済的な不安をそれほど抱えずにチャレンジブルな事業も始められる。そちらで成功すれば承認欲求も満たされて精神的にもよろしい。残業で時間をカネに変えるという発想しかできないのは、やはり嘆かわしいアホと言うしかない。

・ではどうやって仕事を作るかという話になると、やや手前味噌だが、漫画や小説、ブログ運営、Youtuberなどは非常に良い選択肢だと思う。なにせ初期投資が掛からない。ぜんぜんダメで一銭にもならなくてもサラリーがあるので食うには困らない。サラリーマンがアフターファイブに作品を作るのは最高だと思うよ(ハングリー精神は自力でなんとかしてくれ)。

マンガ技術研究会に入会する漫画家志望者にも「会社を辞めて漫画家になりたい」という人がしばしばいるが、もし今の会社にある程度以上、満足できているのであれば、基本的には会社を辞めずにアフターファイブに描くことを私は推奨している。この御時世、自分の作品を発表したり流通させる方法はプロじゃなくてもいくらでもあるからね。「アフターファイブに作品を作る」という生活スタイルは(会社生活が満足できているのであれば)一日中作品を作っているプロ作家よりも人生の総幸福度が高くなる可能性が十分にあると思う。

・まあ、その「会社生活に満足できているなら」という前提がそもそも厳しいので、「マジで今すぐ辞めてマンガで生計を立てたい」という人にはそっち方面のアドバイスをしているけれど……。

・というわけで、「働き方改革で残業が減って給料が減って悲しいとか言ってるヤツはアホ」という話でした。ていうか、「働き方改革でちゃんと残業が減った」なんてのは、その時点で既に恵まれた人たちだと思うぞ! あと、カネの心配がないなら、残業がなくなって空いた時間でたくさん遊ぶのもいいと思うぞ!

・アフターファイブにクリエイティブなことをするなら、ボードゲーム製作も、まあまあアリだと思う。

 今週末にマンガ技術研究会でこういう話もするので興味あれば入会してね

・なお、オススメのところにボードゲーム製作を乗せなかったのは、ボドゲを作るのはどうしても小説やマンガと比べて初期投資が掛かっちゃうからなんだけど(上の画像でも初期投資が50万くらいだよね)、もちろん製造個数を減らして初期投資を抑えることもできる。その場合のシミュレーションはこんな感じ。

 これだと初期投資が4万円くらい。支出も収入もビジネスって感じの額じゃないけど、まあまあ手を付けやすい数字ではなかろうか。

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<今後の活動予定>

7/28  マンガ技術研究会定例会
8/11 夏コミ(西F34b)
11/23 ゲームマーケット

※毎週金曜夜:ダンゲロス・ボードゲーム会(in東中野ディアシュピール)

お布施の窓口:https://www.pixiv.net/fanbox/creator/1149979

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