【10/26】青色申告覚え書き
朝:茹で鶏サラダ、鳥スープ、たらこ
昼:かき揚げそば
夜:鶏唐揚げの黒酢ソース、サラダ
・昨日の「鶏むね肉の相場はグラム49円だろうが、あァ~ン?」記事に多数のコメント頂きありがとうございます! 「ウチの近所ではだいたいそのくらい」という意見もありましたが、「そんな安い鶏むね肉見たことないぜ!!!」という意見も複数あったので、こちらの画像でコメントに代えさせて頂きます!
・と思ったらなぜか写真が撮れてなかったんですが、近所のマイバスケットが1kg499円だったんですよ。ちなみに国産。なんで同じ国産鶏むね肉で倍近く値段が違うんだ。
・鶏肉の話はこの辺にして、今日は青色申告のための税務署主催の記帳説明会に行ってきたので、備忘録がてら書いておきますね。多くの人(特にフリーの人)が興味ありそうな事柄には頭に◎をつけておきます。
ーーーーーーーー以下、税金の話ーーーーーーーーー
・まず帳面をどうやって付けるか、どういう帳面を付けるかを決める。
・どうやって付けるか→手書きorPC(会計ソフト)。エクセルは良くない。エクセルで付けてる人は9割間違えてる。会計ソフトはメジャーなやつが良い。みんな使ってるような奴。雑誌の付録はオススメしない。
・どういう帳面を付けるか→簡易or複式。簡易は必要経費と収入を書くだけのもの。複式はそれに加えて「財産がどれだけ増えたか」の資産表を書く。
◎簡易は10万円の控除(15000円程お得)、複式だと65万円くらいの控除(10万円くらいお得)。(※会計ソフトを使うなら手間は簡易も複式も大して変わらないらしい)
・まずすべきことは「財布」と「預金口座」をプライベートと事業用で分けること。財布も2つ持つ。いま手持ちの現金を適当に二つに割って、事業用の財布に突っ込む。事業で使う時は事業用の財布からお金を出す。
・で、事業用の財布に動きがあった時に、それを現金出納帳に書いていく。できれば毎日書く。
・といっても、もう10月なので、1月1日の分から思い出しながら書こうとしたら、まず途中で挫折するので今日からでいい。
・例えばパソコンを買った場合は、「パソコン(消耗品)」と摘要に書いて、出費欄にその金額を書く。パソコンが「消耗品」だと分からなかった場合は「後で調べて書こう」ではなく、適当でいいからなんかに分類して書いておく。「後で調べて~」はだいたいそのまま忘れる。
・これを種目ごとにまとめたのが「経費帳」。こちらは1月1日から遡って付ける必要アリ。
・経費かどうか分からないものもとりあえず全部、現金出納帳に書いておく。
◎suicaのチャージとかもチャージした分、全部書いておく。で、決算書の時に「仕事に使ったsuicaはだいたい何割くらい」で出せばOK。(毎日仕事で使った交通費をメモっておくのがベストだが、まあ↑な感じでいいよ、とのこと)
・種目あれこれ。租税公課(事業税など。健康保険とかはダメ)。荷造運賃(普通は関係ない。ちょっとした運送は通信費で)。通信費(電話、インターネット、郵便など)。接待交際費(会議費もここに入れていい。香典は領収書代わりに礼状を取っておくこと)。消耗品費(一つ10万以下のもの。パソコンなどはモニターや本体、キーボードなど一組で10万以下ならここ。分解して通るかどうかは業種次第)。減価償却費(10万以上になっちゃったパソコンとかはこちら)。福利厚生費(従業員とかへの厚生。お菓子を買ってきて従業員に食わせるとか。自分用は入らない)。給料賃金(「一日いくら」でお金を払った場合)。外注工賃(「この仕事をいくらで」でお金を払った場合。請負契約書を作るべき)。10万以上になる時は新たに項目を作る(空欄に)
◎種目は「雑費」にはできるだけ入れない。税務署はまずこれを怪しむ。雑費はゼロを目指す勢いで。
・「売上日」は「客に作品を渡した日」。「入金される日」ではない。(とはいえ、作家業とか直しも段階的に多数あるし、いつが「渡した日」なのかよく分からんぞ)
・実際に入金された日は「売掛金」らしい。(よく分からん)
・「入金された日」を売上日にするのでもいいらしい。その場合は12/31以降の売上(翌年度に実際に入金される日)をその年の売上に参入する。(え、でも、源泉徴収票って「実際に入金された日」の年末に来るんじゃ……??)
◎接待や会議で切った領収書は裏面に相手の名前とか住所を書いておく。といっても実際、住所なんか(相手がフリーだと)聞けないので、とりあえず名前を書いておいて相手が特定できればOK。(税務調査があった時に「実際に会って打ち合わせた」「実在の人物」だと分かれば良いのだろう)
・仕事を振る時は請負契約書を作ること。仕事ごとに契約書を作るべき。(そんなもん作ったことねえぜ、困っちゃうな)
・健康保険とかは確定申告の方で控除できる。(決算書だと控除に入らないって事かな?)
・自宅兼事務所の場合は、家賃は帳簿上(現金出納帳のことか?)は全部経費にする。決算書に書く時に生活分を分けて申請する。(私の場合だと私の口座から家賃がまず引き落とされて、後で妻が半額現金で渡してくれてるので、現金出納帳の段階では賃全額を経費にしておいて、決算書を書く時に妻分の5割をまず減らして、そこからさらにn割にする。妻から貰った現金に関しては、プライベート用財布に入れれば記帳の必要なし)
・((あれ? 現金出納帳って、事業用預金の移動に関しては書かなくていいのか???))
◎水道、電気、ガス、電話代は業種によって必要経費と認められる割合が異なる。水道代はクリーニング店なら9割経費でいけるが、自宅プログラマーならゼロ。電話代はどれだけ仕事に使ってても8割まで。
・源泉徴収で惹かれる前の金額が「収入」。消費税はもらうだけの場合も、その後で払う場合も、収入扱い。
◎生活レベル的に「おかしくない数字」を出す。独り身だと、経費を色々差っ引いて所得が100万でも「フーン」って感じになるが、子供が3人いて2人が大学に通ってるような家庭で所得が100万だと「おい、ちょっと待て」となる(必要経費を水増ししていると疑われる)。
・こうやって作った帳簿は納税者側の申告であり、税務署的には「フーン」って参考にする程度。問題はそれがちゃんとしてるか裏付けが取れるかどうかなので、領収書とかレシートとか請求書とかはちゃんと取っておく。これらで裏付けを取られる。領収書は書き損じた場合は、書き損じたものも取っておく。PCでもミスを作ったらミスったやつを残しておく。勝手に捨てると「客に出したのでは?」と思われる。(PCでミスったら普通に修正してから使うと思うので、ミスったやつを残しておく、というのはよく分からない)
・飲食店に税務調査が入る場合は、ゴミ箱に捨てられたレシートがないか確認するらしい。
・で、今日聞いて衝撃を受けたのが、妻に仕事を委託して支払ったお金は必要経費にならないらしい……。マジかよ。ちょこちょこデザインの仕事してもらって、お金を払っていたのだが……。「それはもう有名な判例が出てるのでムリ。プライベートでお小遣いを渡して」とのこと。家に帰って調べてみたら、本当にガッツリと判例が出ていた。
弁護士Xが、別個独立の事務所で税理士業務を行っている妻に税理士業務を依頼して報酬を支払い、その報酬を必要経費に算入したという妻税理士事件
事務所同士でもダメなのかよ……! これでダメなら本当にダメだな、うええぇぇ。
・青色事業専従者給与といって、配偶者を従業員的な感じで必要経費に参入する方法もあるらしいが、これも私みたいに「たまにちょこちょこ仕事してもらう」だとダメらしい。
・これさあ、仮に妻がデザイン事務所に所属しているとして(一社員として)、そのデザイン事務所に仕事を頼んだ場合はどうなるんだろ。それだと流石に必要経費になるよな……?? それで例えばその会社の給料が歩合制で、私が仕事を頼んだことで妻の給料が増えたらどうなるの?? それはアリなの???
ーーーーーーー税金の話ここまでーーーーーーーー
・この手の税金関係の話はやはり疲れるのか途中で頭が痛くなってきた。話自体は途中から知的好奇心が勝ってきて結構面白くなってきたんだけど、それはそれとしてやっぱり疲労してたみたいだ。家に帰って少し寝てから、作業して、ネーム描いて、打ち合わせ行って、早めに終わらせて帰ってきて、またネーム描いてたけど、頭が痛いので今日は早めに就寝ー。
・一点フルーツの話を。いまオレンジ(近所の八百屋で5個280円)と種無し柿(78円)が安いんだけど、この2種をカットしてタッパーに入れておくと、オレンジの酸味が柿に移ってすげえ旨い。
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祝・架神恭介先生ご結婚!ダンゲロス新アイテム誕生をWでお祝いしたい!
クラウドファンディング企画、締め切りました。課金して頂いた皆さま、ありがとうございます。11/9に会場にてお会いしましょう! チケット(入場券のみ)は数枚くらいは販売される……のかな? どうなんだろう??