【8/7】クトゥルフTRPGリプレイ「幽霊屋敷」(下)


 TRPG「クトゥルフの呼び声」のリプレイ小説です。シナリオは「幽霊屋敷」
 

 ***

<追加プレイヤーキャラクター>

名前:キャサリン

職業:記者 性別:女 年齢:26
国籍:アメリカ 住所:ボストン

STR:13 DEX:8 INT:12  アイデア:60
CON:9   APP:12  POW:12  幸運:55
SIZ:13  SAN:55  EDU:16  知識:80

HP:13   MP:11  追加ダメージ:1D4
年収:6000ドル    貯金:7200ドル
武器:なし

【技能】

経理:60%
信用:40%
心理学:50%
討論:50%
読み書き、日本語:100%


 ***

十八、

「あぁ……。JJ、どうして死んでしまったの!? あなたのこと、私は今でも愛していたのに……」

 コービット館でJJが謎の怪死を遂げてから一週間後、トーマスの姪であるキャサリンは、JJの怪死の謎を解明すべく、コービット館の探索を決意したのであった。
 彼女は、まずJJと共に館の探索を行ったというリンドウへと連絡した。

「あなたがリンドウ? 私の名はキャサリン。一週間前、叔父の所有するコービット館を探索中に死亡したJJの死因を探りたいの。協力してくれないかしら?」

「えっ!? JJの死因を探……ってるんですか……?」

 リンドウはキャサリンの言葉にたじろんだ。警察内のコネクションを動員し、何とか事件を「謎の不審死」でまとめた矢先のことである。彼がたじろぐのも無理はない。

「あなたの動揺した口調からもはっきり分かるわ……。あの館で相当恐ろしい目に遭ったのね。そして、その怪異がJJの命を奪った……」

「あ、あー、う、うん。まあ、そんなところ。……おおまかには」

「もう二度と近寄りたくもないだろうけど……、手伝ってくれないかしら? 今度こそ本当にあの館の怪異を解明したいの」

 イヤだなあ、とリンドウは思った。何か探してボロが出たりしたら薮蛇だし、第一、あの館で超常的な現象が起こっていたことは事実なのだ。

「私はボストン・グローブ紙でジャーナリストをしているわ。今回の屋敷の探索は記事にするつもりだから、上司から取材費も出てるの。ギャラは十分に払うつもりよ。お願い、あなたしかいないの!」

 最終的に、リンドウは彼女の依頼を受けた。保身のためには、あの館に近付くべきでないと分かってはいたが、彼女の提示したギャラは魅力的だったし、また、いざという時は証拠隠滅を図ることも可能だと思い直したのである。
 リンドウは置いたばかりの受話器を取り上げ、ダイアルを回し始めた。相手先は、無論かいわれである。


十九、

 リンドウ、かいわれと合流したところで、キャサリンはずっと頭の中に引っかかっていた、あることを思い出した。

「そういえば、私の社で、以前コービット館に関するボツ原稿が書かれたことがあったわ」

 それを見ればあの館の謎が何か分かるかもしれない……。キャサリンたちは、ボストン・グローブ社へと向かった。そして、渋る編集長を討論して説き伏せ、当時のボツ原稿を見せてもらうことに成功したのである。このボツ原稿は1918年に書かれた物で、そこには以下のような情報が含まれていた。

「1880年、フランスから移民してきた一家がこの館に移り住んだが、両親は死に、三人の息子は不具となって館を離れた。その後、1909年に別の一家が引っ越してきたが、1914年、家族の長兄が発狂して台所包丁で自殺し、一家は館を去った。1917年にも別の家族が引っ越してきたが、途端に家族全員が原因不明の奇病にとりつかれ、全員がすぐに館を出て行った」

「市当局の記録によると、コービットの遺言を実行し、彼の葬式の喪主を務めたのはマイケル・トーマス師という人物である。トーマス師は『瞑想の礼拝堂:我らが主、秘密の授与者』教会の牧師であった」

「この教会は1912年に警察の手によって閉鎖されている」

 なお、ここに出てくるトーマス師と、キャサリンの叔父であり、コービット館の持ち主であるトーマスとは、名前が同じなだけで全くの別人であり、何の関係もない。


二十、

 新聞社で新たな情報を手に入れた三人は、再び呪われた館へと訪れた。館の呪いにより、JJが非業の死を遂げた場所である。

「前回の調査で大体のところは分かってるでありんす。あと、調べてない二階の二部屋に行くでござるヨ」

 かいわれの提案に従い、3人は二階の三番目の部屋へと入った。この部屋は普通の寝室であり、ベッドも極普通のものである。本棚にも特に変わった本はなかった。ホラーの定番であるベッドの下も調べてみたが、そこにも別に何もない。隣の部屋も同様であり、どうやら二階は例の(JJが非業の死を遂げた)あの部屋以外、特に怪異はない様子である。そして、この日もやはり、例の部屋からはドスンドスンと訝しい物音が聞こえてくる。

「やっぱり、あの部屋を調べなきゃいけないのかなあ」

 三人は、苦々しい表情で、あの部屋の扉を見つめた。


二十一、

 例の部屋の前で、三人は警戒態勢を取る。リンドウは拳銃を、かいわれは手裏剣を構え、不測の事態への対処を怠らない。

「いくわよ……」

 キャサリンの語り掛けに、私立探偵二人がこくりと頷く。いち、に、のさん……! タイミングを合わせ、キャサリンが勢い良く扉を開いた。

 ……しかし、中には誰もいない。ただ、正面の窓ガラスがガタガタと震えているだけだ。しかし、窓ガラスの震えは不自然なまでに激しく、風に吹かれて揺れているわけでないことは明らかである。この部屋でポルターガイスト現象が発生しているのは間違いないようだ。
 なお、前回でかいわれが割った窓ガラスは、持ち主のトーマスが泣く泣く修理していた。

 ガタガタと鳴り続ける窓を前に、三人は立ち尽くしていた。怖いから誰も入りたくないのだ。

「よし、しばらくこのまま様子を見ましょう。窓をガタガタ鳴らしてるのが何らかのトリックなら、きっといつか疲れて止まるはずよ」

 さすがはキャサリン。ジャーナリストだけあり合理的な判断である。三人はしばらくボケーと窓を見守っていた。

 しかし、その時、リンドウの体に、いや、心に異変が起きた。彼の精神が「霧がかかった」ような不思議な感覚に襲われたのである。彼の内面の変化に気づくものはいなかったが、この時、リンドウは眼に見えぬ何者かの力に精神を操られていたのであった。

 リンドウは構えていた愛用の32口径リボルバーを、突然、窓の前へと投げ出したのである。リンドウの奇怪な行動にキャサリンとかいわれは驚いたが、それはリンドウも同じであった。彼は銃を投げ出すやいなや正気へ戻り、自分の行為が信じられないとばかりにわなわなと震えている。だが、銃がなければ発狂するリンドウである。銃を手にすることは全てに先立つ最優先事項だ。彼は一目散に窓へと駆け出した。

 そして、彼が銃を拾い上げたその時である。凄まじい速さでベッドが彼に襲い掛かり、リンドウの尻を痛打した。痛みに反り返るリンドウ。その時、同時に窓がパカッと開き、ベッドがまたしてもリンドウに激突する。リンドウはその衝撃で窓から外へと放り出されてしまったのだ。

「トリャアー!」

 しかし、リンドウはまたしても見事に受身を取った。デブのくせに素晴らしい体術である。たまたま買い物にでかけていた隣の騒音おばさんも、窓から降ってきたリンドウにビックリしていた。とにかく、恐るべき部屋の怪異とポルターガイスト現象に襲われながらも、リンドウはごく軽い軽症だけで済んだのであった。


二十ニ、

 館を一通り調べた三人は、新たな情報を求めるべく警察署へと向かった。

「オッ、リンドウじゃねーか。おまえ、また誰か誤射したのか!?」

 顔見知りの警官がリンドウに軽くジョークを飛ばす。キャサリンは「誤射?」と不思議そうな顔をしてリンドウを見やるが、もちろんリンドウは顔面蒼白である。

「あ、いや、そうじゃなくて……。今日はちょっと、探偵らしく情報収集を、ね。それで、コービット館のことなんだが……」

 幸い、警官はリンドウと深い親交があったらしく、本当はダメなんだけどね、と言いながらも、コービット館に関する資料を、あるだけリンドウに提示してくれた。資料から、リンドウたちは次のような情報を手に入れた。

「瞑想の礼拝堂は、警察による秘密の手入れを受けた。この手入れは、教会の近所の子供たちがしばしば失踪している事件に関して行われたものである」

「手入れの過程において、3人の警官と、17人の信者に死亡者が出たが、彼らがどのような死に方をしたのかは、記録に残されていない」

「この時、54人の信者が逮捕されたが、8人は逃げ出している」

「この手入れが秘密のまま行われたのは、おそらくこの教会の関係者が、警察当局の幹部クラスにいるからだろう」

「マイケル・トーマス師は5つの第二級殺人罪によって40年の刑を宣告されたが、1917年に刑務所を脱獄し、以来行方不明のままである」


二十三、

 三人は、警察の記録にあった、マイケル・トーマス師の教会へと、手がかりを求めた。警察署からバスで30分のその教会は、長らく人の立ち入りがなかったらしく朽ち果てている。リンドウがそこで調べた記録によると、「ウォルター・コービットが彼自身の意志、ならびに『闇の中で待ち居るもの』の意志に従って、自分の館の地下に埋葬された」という記述が見つかった。

 また、朽ちた説教壇には人間の皮で装飾された『セラエノ断章』という大きな本が鎖で繋がれていたが、それはラテン語版であり、三人ともその書物を読むことはできなかった。

「やっぱり、秘密は地下にありそうね……」

 三人は再び館への地下へと向かうことにした。しかし、そこには身の毛もよだつ恐怖が、三人を待ち受けていたのである。


二十四、

 地下室は相変わらず、工具や材木、レンガなどが散乱しており、以前と何も変わりがないようだった。だが、唯一異なるのは、西の壁から、むかつくような悪臭が漂ってくることである。リンドウは異臭にムカついて壁を蹴りつけた。彼の蹴りは壁に大穴を開けたが、なんと、その穴の向こうには隠し部屋が続いているではないか!

 と、その時。壁の向こうからネズミの大群が現れ、キャサリンたちに襲い掛かってきた。しかし、この時のかいわれは素早かった。

「あちきに任せるでゴザルー」

 といいながら、かいわれは構えていたスポークを投げつける。スポークはネズミたちが彼らへと達する前に、その一匹を串刺しにした。他のネズミたちは、串刺しにされた仲間に怯えたのか、蜘蛛の子を散らすようにその場から逃げ去っていった。

「さあ、奥の部屋へ行きましょう。館の秘密はきっとこの奥にあるはずよ!」


二十五、

 三人は、奥の部屋へと進んでいく。先頭はリンドウである。穴の先はがらんとした大きな部屋であり、その中央の机の上では、コービットと思しき人物が、身じろぎもせず横たわっている。南西の隅にはテーブルがあり、そこには黄ばんだ紙が数枚置かれていた。

「コービットがオナニーした後の紙かしら」

 とキャサリンが手に取ったが、紙は彼女の手の中でボロボロと崩れ、灰になった。三人は、改めてコービットへと近付き、彼の顔を覗き込んだ。

 すると、その瞬間、コービットの眼がカッと見開き、死んだはずの彼が立ち上がったではないか。だが、これほどの異常事態にも関わらず、三人は小揺るぎもしなかった。「うん! たぶん動き出すと思ってたわ!」。流石は私立探偵とジャーナリストである。異常事態にも慣れたものだ。

「キタ――! 撃・つ・ぞ――!!!!」

 この事態に特に喜び勇んだのがリンドウである。彼は怪物に発砲するこの機会をずっとずっと待ち望んでいたのだ。

「嬉ッシィ――!!!!」

 最高にイイ笑顔で、リンドウが怪物へ発砲する。弾丸は見事にコービットの顔面に命中した。ただでさえおぞましい彼の表情が、弾丸に削られたことで、さらに恐ろしいものへと変化したが、弾丸は彼の容貌をさらに醜くくしたに過ぎず、特に効いてはいないようである。かいわれもすかさず手裏剣を投げる。リンドウも続けて銃を乱射する。しかし、かいわれの手裏剣はコービットの硬質化した皮膚に弾かれ、リンドウの銃撃にもコービットはまるでひるむ様子もない。

「ダメだ! こいつには銃も手裏剣も効かない!!」


二十六、

 キャサリンもぺちぺちとローキックを繰り出すが、銃も手裏剣も効かぬ相手である。当然効くはずがない。

「かいわれ! 一度、物置に戻るんだ! あそこなら何か武器があるかもしれない! キャサリンが囮になってくれてる間に逃げるんだ!」

 リンドウとかいわれは、ローキックで果敢に立ち向かう雇い主に背を向けて駆け出した。背後からキャサリンの悲鳴があがる。しかし、三人が助かるためには、今はキャサリンを犠牲にするしかなかったのだ。

 物置でリンドウは細目の材木を手に取った。

「よし! これがあればバリツが使える!」

「バリツって何でござるカー?」

「バリツとは日本に伝わる神秘的なステッキ護身術さ!」

 日本にバリツなんてあったかいな、と思いながら、かいわれは固そうなレンガを拾った。リンドウはステッキ(っぽい角材)を手に入れて自信が付いたのか、ウオオオとコービットへ向かっていった。

「待っていろ、キャサリン! オレがバリツであの怪物を倒す!」


二十七、

 リンドウが部屋に戻った時、キャサリンは全裸で踊っていた。

「……何してるの?」

「色仕掛けよ!」

 もちろんコービットは容赦なくキャサリンに襲い掛かり、彼女はギャーと倒れた。目の前のわけの分からない光景にリンドウはクラッときたが、気を取り直してコービットへと襲い掛かる。

「くらえ! 東洋の神秘、オレのバリツ!」

 しかし、リンドウのバリツ(?)はさっくりとかわされ、コービットの見事なカウンターでリンドウも倒れたのである。遠くから見ていたかいわれは「ああ、やっぱり」という顔をしている。

 リンドウはコービットの足下で倒れ、キャサリンは全裸のまま物置へと逃れた。かいわれはリンドウを守るべく、手に持ったレンガをコービットへと投げつけた!


二十八、

 ガツン!

 かいわれのレンガがコービットに命中し、彼の体が揺らいだ。効いている! 銃撃も手裏剣も効かなかったコービットだが、レンガの一撃にはそれなりの衝撃を受けているようだ。

「分かったでござる! この怪物にはレンガが効くでありんす! キャサリン!」

「オウケイ!」

 かいわれが手に持ったレンガでコービットと戦ってる間、キャサリンはリンドウを引きずり、彼に応急手当を施した。キャサリンの応急手当は成功し、リンドウが目を覚ます。

「リンドウ! かいわれにレンガを運ぶのよ!」


 二十九、

 リンドウとキャサリンは部屋と物置の往復を繰り返し、かいわれへとレンガを運び続けた。かいわれはコービットの攻撃を防ぎつつ、とにかくガムシャラにレンガを投げつける。かいわれはコービットの鋭い爪に傷付けられながらも、決してレンガを投げ続けることをやめなかった。

 どれほどのレンガを投げ続けただろうか。レンガの一つがコービットの顔面に命中し、ついに、コービットが膝をついた! 彼は「ウゲエェェ」とやるせない声を挙げながら、地に倒れたのである。

「勝った! レンガの勝利よ!」

「レンガ投げてたら勝てたでござる!」

「レンガ万歳!」


 三十、

 こうして、キャサリンたちとレンガの活躍により、館の怪異は全て明かされ、怪異の元凶たるコービットは討たれた。

 コービットは、邪悪なるものを信奉する「瞑想の礼拝堂」の信奉者であり、彼の日記によると、どうやらコービットはニャルラトテップとの接触にも成功していたようだ。彼が死後も、あのように不気味な怪物となって動き続け、また屋敷の中で様々な怪奇現象を発現させていたのは、おそらくはニャルラトテップにより与えられた魔力によるものであろう。

 彼は自分の肉体の棲家たるコーピット館に、新たな入居者が移り住むことを良しとせず、あのような怪奇現象を巻き起こしていたのだと思われる。流石は「態度が傲慢」というだけで告訴されうる人物である。すごく傲慢だ。だが、そんな彼の唯一の誤算は、ニャルラトテップにより与えられた死後の肉体よりも、そこらへんに落ちているレンガの方が強かったことであろう。
 
 命からがらコービット館から脱出した三人は、翌日から原因不明の熱病に襲われた。コービットに付けられた傷から、未知の病原菌が体内に侵入したためと思われる。三人は高熱にうなされていたが、かいわれとリンドウは10日ほどで、キャサリンも40日後には快癒した。


Fin.

クトゥルフTRPGリプレイ「幽霊屋敷」(上)

クトゥルフTRPGリプレイ「幽霊屋敷」(中)

クトゥルフTRPGリプレイ「幽霊屋敷」(下)

クトゥルフ神話TRPG


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