ジャンプ感想3つめ。
【5/22】2007年25号のジャンプ感想(1)
【5/23】2007年25号のジャンプ感想(2)
こち亀
今回のこち亀はマスコミ風刺。
マスコミが署長のふしだらな私生活よりも婦警の映像を求めるところに、彼らのいう「知る権利」を感じさせます。
でもなー、それにしても「署長の御乱行の数々」に説得力がないのが残念。
本当に署長に犯罪を犯させるわけにはいかないにしても、こんな内容だったら署長開き直って終わりですよね。
イスラム原理主義とかじゃないと、キャバクラで御乱行なんて思わないよ。
今の日本で「法に触れない程度の警察署長にふさわしくない行動」なら、家で幼女フィギュアの股間をハァハァしながらさすってる、とかそこらへんじゃないかな。
秋本先生的には、冒頭の「なんでも謝る風潮」の文脈でカバーできてるつもりなんだろうけど、いまいち機能してないような気がします。
あと、ガラス張りの新葛飾署は夏が死ぬほど暑そうだと思いました。
・ビリーズブートキャンプ
モニターに映った婦警さんたちがやってるのが、いま話題のビリーズブートキャンプ。
7日間集中ダイエットプログラムという触れ込みですが、21日間連続でやってる僕のおなかは今もだらしないままです。
7日間で痩せるってのは完全に誇大広告ですわー。
でもビリーやってると肩こりにはならないよ。
早く腹筋割れないかなー。
To LOVEる
新キャラ立花くん登場。
しかし、男キャラの扱いがとにかく悪いこの漫画において、今シリーズの後、はたして彼に居場所はあるのでしょうか。
この漫画の男性キャラは、紙面に載るためには、女子にエロいことをさせるか(猿山)、セクハラをするか(校長)、女に変身してエロいことをするか(ルン)、もしくは電車に跳ねられるか(ザスティン様)のいずれかしかありません。
つまり、エロを提供するか、体を張るかしか男の価値はないわけです。(ある意味、女性キャラにも同じことが言えるけど)
しかし、体を張る路線は弄光・ザスティンが押えており、エロ方面ももはや突け入る隙がない布陣です。
そこで、彼が生き残る方策を考えてみたんですが、彼がリトくんの後輩であり、リトくんのことをリスペクトしている状況を利用して立ち回ってみるのはどうでしょうか?
つまり、DMCグルーピー状態です。
「スッゲー、結城先輩、女子をスケートに連れてって全裸にしたぁ~!」
「結城先輩、パンチラだけじゃ物足りなかったんだー!」
……うん。
要らない気がする……。
ブリーチ
連携プレーを誓った恋次・石田ペア。
対するザエルアポロさんは、このまま2対多数ではOSR(オサレ値)の面で分が悪いと見て、部下に「手を出すな」と命令します。
共闘する相手に、あえて単身で挑むことでOSRをアップさせたのです。
二人を相手に雄々しく単身で戦うことを表明し、OSRをアップさせたザエルアポロさん相手では、恋次の始解攻撃はまるで歯が立ちません。
しかし、恋次には別の狙いがありました。
それは始解攻撃を囮とした抱きつきホモ作戦です。
「生憎僕にはそんな趣味は無いんだが」
ザエルアポロさんは焦ります。
ホモだと思われたらOSRが下がってしまうからです。
精一杯カッコ良く「ホモではない」と表明しましたが、しかし、恋次ともどもザエルアポロさんのOSRも急激に落ち込んでいきます。
さすが恋次、見事な作戦です。
しかも、恋次の手はこれだけではありませんでした。
次なる手は自爆です。
このまま抱きついておけば、たぶん20秒以上時間が稼げたと思いますが、早めに自爆しておくことにしたのです。
これには2つの理由がありました。
まず無駄に自爆をすることで自分のOSRをアップさせるため、そして、早く自爆しないとOSRが下がりすぎて赤火砲が使えなくなってしまうからです。
そして恋次の狙い通り、ゼロ距離赤火砲の威力は、抱きつきによりOSRが下がったザエルアポロさんの防御力を上回るものだったのです。
ダメージを受け、ザエルアポロさんはひるみます。
そして、その後は石田くんの独壇場です。
まずは「あなたの動きは読んでましたよ」みたいなことを言って自身のOSRをアップ。
さらにはザエルアポロさんの知らない武器を出すことで、ザエルアポロさんをビックリさせてOSRを下げます。
最後は止めとばかりにスペイン語で喋って、圧倒的なOSRでザエルアポロさんを葬り去ったのでした。
今週のブリーチも素晴らしい頭脳戦ですね!