【5/22】2007年25号のジャンプ感想(1)


 今週はまとまった時間が取れないので、2~3回に分けてアップします。まとめて読みたい人は水曜か木曜くらいにチェックして下さいな。


テニスの王子様

この異次元に迷い込んだかのような読後感を、僕はなんと表現すればいいのか分かりませんでしたが、No.5と話し合って分かりました。
こういえば良かったんです。

「まるでバキを読んだようだ」

と。

・「まさかアイツらが決勝で立海に挑むなんてな」
いや、読者的には大本命(青学)が当然のように勝ち進んだだけで、それよりも立海が名古屋星徳に勝ったことを驚くような状況でしたから、むしろ

「まさか立海が本当に決勝に進むなんてな」

って感じなんですが。
というか、もう今となっては、立海が青学に善戦する状況すら想像し辛い程に、青学は強くなりすぎてる気がします。

・真田「決勝までよく来た。だが内容はお粗末極まりない」
関東大会で負けておいてリベンジさせてもらう立場のくせに、この偉そうな態度!
しかし、真田少年は皇帝だからOKなのです。

跡部様も21世紀枠みたいなお情け出場ながらも信じられないほど偉そうでしたが、彼も王様だからOKだし、真田少年も皇帝だからOKだし、テニス世界は良くできていると思います。
王様や皇帝なんだから、もうしょうがない。

・越前 in 軽井沢
これは一見すると、越前少年と南次郎パパが軽井沢でテニス特訓をしていたように読めますが、電車のトラブルで帰ってこれないという点を考慮すると、「帰る途中にトラブルが発生し、軽井沢で立ち往生」なのではないかと思います。

では、どこからの帰り道だったかというと、大阪ではないでしょうか。
越前少年は金太郎さんのSUGD大車輪山嵐を受けながら、南次郎パパの指導を受けていたのではないかと考えます。
忍足少年をナビゲーターにするというのも意味が分かりませんが、越前少年が四天宝寺勢と一緒に東京へ向かっているならば、従兄弟と連絡が取れる忍足少年のナビが必要なのかもしれません。

と、書いてはみたものの、大阪から軽井沢を経由して東京へ行く路線があるのか謎だし、別に忍足少年連れて行かなくても電話番号聞いとけば連絡取れるし、そもそもヘリからケータイ通じるのかとか色々問題ありますね。
何より最大の問題として、許斐先生の「越前少年が軽井沢にいる理由」を僕ごときが簡単に看破できるとは思えない。
「東京で天衣無縫の練習をしてたら、気付いたら軽井沢にいた」とかでも何も不思議ではありません。

・桃城「ヘ、ヘリ!?」
ここでヘリが出てきたことは確かにそれなりの衝撃ではありましたが、それよりもヘリの風圧で跡部様のヅラが取れるんじゃないかとドキドキしました。

・桃城先輩、空へ
全国大会決勝という晴れ舞台で、あわれ桃城先輩は「越前回収要員」となってしまいました。

緒戦の比嘉中戦では試合に出場せず援護射撃要員に回され、続く氷帝戦ではシングルス3に出場するものの惜敗。
準決勝、四天宝寺戦ではダブルス2で出場し勝利を収めるものの、いかんせん内容はお笑いテニス。
お笑いテニスをテニスにカウントしないなら、全国大会で決勝まで進みながら、彼は試合に一度出て負けただけという結果になります。
ちょっとした財前少年扱いです、かわいそうに。

・やるだけ無駄だと分かっているけど、一応やってみるオーダー予想

まずは誰が抜けるのか。
今回の件でおそらく桃城少年は出場不可能(許斐先生だから最後まで分からんけど)
海堂、河村、乾、菊丸、不二、大石、手塚、越前から、もう一人落ちるわけですが、常識的に考えれば河村先輩が落ちるでしょうね。いくらなんでも、あの傷で動けるとは思えない。
しかし、赤也も3日経ったらピンピンしてるし、河村先輩が復活する可能性もゼロとはいえません。
とはいえ十分に活躍させた(扱い辛い)河村先輩を、あえてもう一度出す必要があるのかといえばノーなんですが、でも許斐先生だからそんなことは何の参考にもならないんだよな。
となれば後は大石先輩が落ちることになりますが、黄金ペアは結果が出せてなさすぎなので、流石にそろそろ勝ち星を得そうな気もします。
いや、そんなことも許斐先生だから何一つ期待できないんですが。

うん、やっぱり予想なんて、もう絶対ムリですね。
どう考えても想像するだけムダなので、許斐先生が裏をかきすぎて一周回ることに賭けて、あえてシンプルなオーダーを予想してみます。

S3 ○不二    - ×丸井
D2 ×乾・海堂  - ○仁王・柳
S2 ○手塚    - ×ジャッカル桑原
D1 ×菊丸・大石 - ○赤也・柳生
S1 ○越前    - ×幸村

「不二vs丸井」は、天才vs天才っぽい人対決。
前回で負けたからこそ、今回で不二先輩が勝つのでは……?
いや、そんな惰弱な予想が許斐先生に通用するとは思えないのだけど。

「乾・海堂vs仁王・柳」は、乾先輩がデータを使うからこそ、その乾先輩のデータを柳少年が見越して、その上で仁王少年がペテンにかければ勝機はあると思います。
いや、でも許斐先生がそんな展開するとは思えないなぁ……。

「手塚vsジャッカル桑原」は、完全な捨て試合。
立海は確実な勝利を求めるからこそ、手塚相手にまともに勝負をすることを避けるというのはどうだろう?
手塚には、反則技(木手の砂かけ)も、奇策(樺地のコピー)も、対抗策(千歳の才気)も通用しないんだから、もう万策手は尽きたと思うんだ。こいつだけは放置安定だよ。

「菊丸・大石vs赤也・柳生」は、僕は黄金ペアに勝ち星を与えるためにわざわざ組ませたのに、でも計算したらどうやってもこいつらが勝つわけにはいかないので負けさせました。
越前、手塚で勝ち星2つ使っちゃうから、余分な勝ち星が1つしか残らないってのは厳しすぎるよ。
あのバケモノども(青学)を相手に、1度しか負けれないだなんて……。
黄金ペアはシンクロがあるので、まともに勝負を挑んでは立海ペアとて勝てないと思います。
しかし、大石先輩の腕破壊だけに狙いを絞れば勝率はグッと上がるはず(河村先輩みたいな考え方だ……)
そういうわけで、デストロイ要員のデビル赤也をぶつけて、それからデビル覚醒に必要な紳士柳生と組ませてみたよ。
柳生少年が赤也少年を覚醒させて、大石先輩の腕をデビル攻撃すればいけるかも。デビル攻撃ってなにいってんだ、自分。

最後の越前vs幸村は、この組み合わせも、越前少年の勝利も、さすがにガチだと思うんだけど、それでも確率は6割程度じゃないかなと思う。

「ガチだと思うけど6割」

これが最近の許斐クオリティ。
正直、青学の5タテや、桃城先輩が楽勝で間に合って出場とか、越前少年の代わりに堀尾くんが幸村少年を倒すとか、どれが来ても何も不思議はない。


瞳のカトブレパス

・「荒木先生、今までお世話になりました」
↑巻末コメントの通り、荒木テイストに溢れた第一話でした。
読切のときも、「荒木っぽい」「荒木じゃん」「荒木に影響受けすぎ」と言われてましたが、ホントに弟子だったみたいですね。
前回はよくわかんなかったけど、今回はジョジョっぽさをバリバリ感じました。
影響受けすぎと思う人もいるだろうけど、個人的には全然オーケーです。
だって、師弟関係ってそういうモンじゃん?

主人公のやたらめったらな強さ(死時滅る瞳)は、個人的には良いと思います。
制限された能力同士のバトル(ハンターとかね)もいいけれど、やたらめったらな強さ同士のバトルも好きです。
両方とも異常に強ければ、それはそれでバランスが保てるというもの(スト2に対するヴァンパイアセイヴァーみたいな感じ)。
どっちかがマヌケで負ける展開はションボリだけど、荒木先生の弟子ということで、そんなことはないだろうと期待したいです。


ワンピース

・ゾンビの弱点は塩
これは良かったです。
マッスルソルトな力技ではなく(それはそれで好きだけど)、「悪魔の実の能力だから海の力を持つ塩に弱い」と、ちゃんと根拠を示しており、言葉の意味は良く分からんがとにかくすごい説得力です。

しかし、エジソンさんが先週言ってたんだけど、殴られようと斬られようと撃たれようと死なないワンピ世界において、塩を口に突っ込まれただけで戦闘不能だなんて、ひょっとしたらゾンビの耐久性はワンピ最弱なんじゃなかろうか。

・カイドウ
いいですね、こういう伏線はワクワクします。
現状で最強クラスの敵が過去に敗れた相手……。
主人公以外の実力者同士の戦いってのは、設定だけでもグッと来るものがあります。

しかし、もう一つの実力者同士の戦い(黒ひげvsエース)も、このシリーズが終わるまでおあずけみたいだし、次までこの設定覚えてられるのかなぁ。
今回のシリーズも、たぶん今週で面白いところ(謎解きなど)は一通り終わりだろうから、後はどれだけ早く今シリーズが終了するかだけですね。

うむ、それなりに楽しい数ヶ月だった。
次にワンピが楽しくなるのは何年後になるのだろうか……。


ナルト

・サクラ「もっと大人数で隊を組み動くしかないってことですよね」
岸本先生はそれなりに頑張ってると思うよ。
この後のカカシ先生の説明で、いちおうニ小隊で動くのがベストということを、納得いく程度に説明してくれたと思います。
ただ、問題は……

問題は、飛段戦でアスマ小隊が常時2~3人「見てるだけ要員」「解説要員」を出していたことです。
8人行動がベストだと言われても、「そうかもしれないけど、先生8人同時に動かせないでしょ?」って思っちゃう。
今回も8人中6人くらいはクソの役にも立たないか、ボケーと見てるだけなんだろうなぁ……。

・「バアちゃん、この人に合うもっと大きな服無い?」
重吾さんは二重人格者だから、運が悪かったらこの子次のページで死んでるんですよね。
最近、エルフェンリートという、二重人格者が唐突にバリバリ人を殺すアニメを見てるので(冨樫先生に影響を与えたらしい)、この子、次のページで殺されるんじゃないかと、ちょっとだけドキドキしました。
でも重吾さんは服を着ただけでした。

まあ普通は殺さないよなあ。
こんなところで脈絡無く人を殺すエルフェンリートがおかしいんだよ。
あのアニメ、かわいい女の子が出てくるたびに、「この子、こんなに可愛いんだから死ぬんじゃないか」とか思っちゃう。
かわいいから死ぬってなんだよそれ。まさにエルフェンマジック。

・今週のナルトまとめ

服を着て出発した。


勇者学

なんだか周りの評価が異常に悪い勇者学ですが、そんな低レベルとは思わないです。
バレーボールも同じなんだけど、別になくても全然構わないけど決してレベルが低いとは思わない作品ですね。
みんな贅沢だよ、風天組とか神撫手とか思い出すべきだよ。

で、今週の勇者学ですが、内容はさほど悪くないけれど、早くも第二話にして、「ドラクエ的勇者らしさ」がまったく無くなってしまったのが残念です。
前回はプレートメイルを装備したり、モーニングスターっぽいものを振り回したりと、ドラクエ的ニュアンスをいくらかは醸してたんですが、今週は本当にそれがなくなっちゃって、「ドラクエの勇者を気取るイタイ人」が、「単なるイタイ人」になっちゃった感じです。
ドラクエ要素がないと単なる学園コメディなので、そこはムリしても入れて欲しいなあ。

新キャラ先生のネーミングセンス(茨城ムチコ)は良かったです。
終盤に出てくる伝説級の装備ではなく、より身近なところにフォーカスしてる点が。
いばらのムチは本当に役に立つから。


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管理人:かがみ
パンクロッカーで作家。忙しくてもジャンプは読むよ。許斐剛先生を尊敬してます。

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