【12/9-10】ソロプレイが楽しいボードゲーム

   

【12/9】

朝:サンドイッチ
昼:豚骨醤油ラーメン
夜:肉野菜炒め、パイ

・こちらのイベントに参加。

 アルファツイッタラーのたらればさんに、作家向けのツイッター運用を教えてもらう講座で、講座自体は非常に有用だったのだが(マンガ技術研究会の人たちはDiscordの「#宣伝方法を考える部」に実況ログがあるので、そちらを見て頂きたい)、しかしまあ、イベントのことよりも、ここではその前後の話をしたい。

・原宿で行われる当イベントであったが、最近運動不足を実感していた私は、「よし、自転車で行こう」と思ったのである。学生時代は水道橋から早稲田まで毎日自転車で通い、さらには新宿、渋谷あたりまで自転車で行っていた記憶がある。それに比べれば東中野から原宿に行く程度、良い運動であろう。そう思っていたのだが……。

・が、メチャクチャきつかった。本当にキツくて途中で動けなくなった。今回私は山手通り(山手線の外側)沿いに南下していったのだが、アップダウンが凄まじくてな……。学生時代は山手線の内側を走って新宿→原宿と行ってたのだが、山手線の外側になるとこんなにハードだとは思わなかったよ……! 途中で何度も「全てを忘れてこの場に座り込みたい……」という欲望に駆られた。「運動不足解消」という本来の目的は完璧に達成されたが、心が根っこから折られた。『弱虫ペダル』の人たちは、いつもこんな苦しみと戦っているのかと思うと、自転車競技など絶対にやりたくないと思ったね……。

・帰りは山手線の内側を走って帰ったので、だいぶ楽だった。明らかに年齢のせいではない。山手通りがハードコースなのだ。

・……という、こういう話を読まされても皆さんも困ると思うのだが、「途中で動けなくなるくらい自転車に乗ってて疲れる」という経験が私の中で非常にショッキングであり、皆さんにも伝えたかったということだけ分かってもらえればいいのだ……。

・帰り道でごはんを食べようとして右往左往した話(二軒のランチタイム終了に振り回された)も自分的にはショッキングだったのだが、皆さんもそんな地味な苦しみを読まされても時間の無駄だと思うので、最終的に辿り着いた三軒目のラーメン屋の画像だけ貼っておきますね。

 寒いし、メチャ疲れてたし、あちこち振り回されて心がささくれだっていたので、ラーメンが非常に心に染みた……。
 
 
【12/10】

朝:野菜炒め
昼:味噌ラーメン
夜:サンドイッチ、パイ

・マンション・オブ・マッドネスをプレイしたりした。

 購入、及びプレイ意図は上述の通りである。いま作っているダンジョン&ダンゲロスは『ディセント』『ダンジョンクエスト』の影響がかなり大きいのだが、「アプリとの連携」「ソロプレイ可能」という辺りは『マンション・オブ・マッドネス第二版』の影響も大きい。


(↑どうでもいいけど、先日、13989円で買ったこれが、今見たら11500円だったのでみんな買えばいいと思いますよ……なんでや)

『ダンジョン&ダンゲロス』もソロプレイを重視したゲームなので、ソロプレイのプレイ感を確かめるために参考資料的にプレイしてみた。

・で、結果なのだが、やはりこのゲームはソロプレイの方が面白いのではなかろうか……。過去に二回、このゲームを複数人プレイしたことがあるのだが、ソロプレイの方が合っている気がする。いや、もちろんマルチプレイにはソロプレイには絶対に出せないコミュニケーションなどの楽しみがあるにはあり、ソロプレイとなると全く別種の楽しみとなるのだが、絶対値で言うとソロプレイの方が上なのではないか。

・というのは、このゲームではアプリがシナリオを進行するのだが(この辺もまさにダンジョン&ダンゲロスの元ネタだ)、いかんせんクトゥルフ神話なので、あのよく分からない言い回しのフレーバーテキストが延々と続く。マルチプレイをしている時は誰か一人がフレーバーを読み上げながらプレイするのだが、なにせよく分からないので、読み上げを聞いても頭に入ってこない。「ちょっともう一度読んでよ」とか「テキストを噛み締めて頭の中でイメージを組み上げたいから1分待って」とかもちろん言えるはずもなく、そういったフレーバー要素はなあなあな感じでゲームがどんどん進んでいく。

・一方でソロプレイだと、よく分からないフレーバーをイメージが湧くまで何度も読み返すことができ、さらにはメッセージログを辿って、物語全体の流れを確認したり、この先の展開を予測したりすることもできる。プレイ感覚としては「ミニチュアとボードが付いたすごく豪華なゲームブック」になる。だからこれはボードゲームの楽しみとはちょっと違うのかもしれない。そうだな。やっぱりゲームブックだ。

・14000円弱のゲーム(皆さんは11500円で買える)を、ゲームブック気分で一人で遊ぶのはすごく贅沢な時間である……。ゲームブックはたいてい1000円くらいなので、14倍贅沢だ。頭を殴れば都合よくシナリオの記憶を消去できるバットが欲しい。

・本来の目的である「ダンジョン&ダンゲロスの参考用」という話をするなら、しかし、やはりマルチプレイでこの情報量は多すぎると思った。読み上げるのも大変だしね。ダンジョン&ダンゲロスの方ではテキスト量は絞るべきだが、逆に言えば、「このシナリオはソロプレイ推奨です」と明記するなら、このくらいガッツリとテキストがあっても構わないと言える。

・次はソロ四人プレイを試してみよう。ダンジョン&ダンゲロスでは現状、ソロプレイでも4人分のキャラを操ることになっているが、マンションではどうなのか。マンションでも一人で4キャラ操れたら(やってて疲れなかったら)ダンジョン&ダンゲロスでも、まあ大丈夫ということになる気がする。マンションはソロプレイの場合は2キャラを操ることになっているが、4キャラくらいまでなら、いけるんじゃねーかなーと思ってる。

・ところで余談的だけれど、ボードゲームを作る身になってみると、マンションとか、あんだけ型紙が入ってて、ミニチュアも入ってて、それで定価が14000円とか、よく元が取れるよなあ、という感じである。アプリのためにシステムも一つ開発してるはずだし、原価そうとう掛かってるんじゃなかろうか。

 今はもう売られてないけど、私の大好きなディセントも、同じくらい型紙とミニチュアが入ってて、それで定価が1万円を切っていた。どんだけ量産すれば、この価格で売れるのか。

 *

・ヤングマガジンサード最新号にて、『ダンゲロス1969』最新話が掲載されてます!

 我ながら、この辺りのストーリーは関係性がものすごくゴチャゴチャしていて、そういう複雑性が好きな人にはグッと来ると思います……! 『仁義なき戦い』とかの、あの複雑な組織関係図、人間関係図が好きな人には特にオススメです。

 *

<今後の活動予定>

12月16日 西山田先生『さくらのはなみち』発売記念イベント
12月18日 取材
12月19日 ナンバーナイン忘年会
12月20日 ヤンマガ忘年会
12月23日 マンガ技術研究会・定例研究会

※10月25日~11月30日 クラウドファンディング
※毎週金曜夜:ダンゲロス・ボードゲーム会(in東中野ディアシュピール)

 - 日記