【5/10-11】重篤入院

   

【5/10】

朝:雑炊
昼:豚汁、納豆
夜:にんにく鍋

・母の日なので実家に帰っていた重篤ソルティストが、昨日、おうちに帰ってきたのだが、調子が悪いとのことで帰るなりすぐに寝てしまった。で、その時は37度台の微熱がある程度だったのだが、朝になると39度台まで上がっていたので慌てて病院へ。

・すわ、またインフルか! とビビったのだけど、地元の内科の診断では「おそらく虫垂炎(盲腸)」とのこと。詳しくは血液検査の後に明日判明するらしい。

・虫垂炎って、それ自体はさほど恐ろしい病気ではないにせよ、進化して腹膜炎になったらおっ死ぬ可能性もある病気だろうに、「詳しくは明日」とか、そんな呑気なこと言ってて大丈夫なんかいな、と思いながらも、医者がまあそう言うんだから大丈夫なんだろう、と考えることにした。

・「おなか切りたくないよう」「手術こわいよう」と言ってた重篤ソルティストだけど、熱が下がらず、夜には水もロクに飲めないくらいの状態になったので、「もう早く切って治して欲しい」とまで言い出すようになってしまった。明日、朝一で病院に行かねばなあ。
 
 
【5/11】

朝:キャベツとソーセージのオイマヨ炒め
昼:冷やし中華
夜:キャベツとソーセージのオイマヨ炒め、ピータン豆腐

・で、朝一で病院へ。地元の内科に行くと、「やっぱり虫垂炎だから30~40分以内に中野の警察病院に行って」とのこと。虫垂炎にしては熱が高すぎるし症状が重篤なので、重篤ソルティストは「これ、絶対腹膜炎に進化してるよおお」と糞びびっていた。

・私も医者が「30~40分位内に!」と言ってたものだから、もうなんか一刻を争うヤベエ事態なのかと思い、必死にタクシー会社に電話して(でも都内の朝のタクシーって全然電話繋がらないのな)、焦りに焦って中野へ連れて行ったんだけど、行ったら行ったでのんきなものである。てっきり、手術の準備が万端整っていて、到着するや否や手術に入るくらいの勢いかと思ったら、まずは書類を書かされて受付をして、それから問診→触診→血液検査→レントゲン→CT。えっ、ここまでの過程はもう地元の内科で終わってることなんじゃないの?と思いながらも、なんか医者の様子がおかしい。「エッ、ここが痛むんですか……!?」「ここ……ですか……そうですか……」みたいな。おいおいおい、なんかヤベエことになってんのかよ、とビクビクしながら、検査が全て終わったのが昼過ぎの午後1時くらい。

・で、ようやっと診断結果が出たんだけど、なんと「急性胃腸炎」。要するに食あたり。カンピロバクターというやつで虫垂炎によく似た症状が出るらしい。こないだ居酒屋で一緒に食った鶏レバーの炙りが主犯の可能性大。ちなみに私が注文したんじゃないぞ、重篤ソルティストが注文したんだぞ。

・↑なんでこんなことをわざわざ書くかというと、うちの親が「あんた、ソルティストちゃんに辛いものとかもう食べさせちゃいけんよ」と電話してきたからである。ノータイムで私のせいにしてきやがった! 猛省して欲しい!!

・というわけで手術はしなくて良くなったんだけど、そのまま緊急入院。緊急入院というと響きがヤバそうだけど、診察即日入院くらいの意味である。数日間絶食になる模様。点滴を受けながら、「おなかすいたよう」とぼやき続けていた。かわいそうな重篤ソルティスト。僕はおうちに帰ってピータンを食べるよ。

・重篤ソルティストの家族や上司に連絡したり、入院に必要な各種グッズ(ティッシュとか着替えとか)を運んだりしてたら大体一日が終わりましたね……。しかし、同じレバーを食べたけど、私の方は無事で良かった。これ、二人同時に倒れたら大変だったなー。

・おうちに帰ってピータンを食べながら映画を見た。モンスターパニック映画の「ザ・サンド」。

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 これ、すごく良い低予算映画だったんだけど、もう少し邦題で煽ってもいいんじゃないかな。「ザ・サンド」は原題通りなんだけど、あまりに押しが弱すぎる。私だったら「アーパーギャルvs地獄の砂浜」とかにするね。

・低予算映画として何が素晴らしいかというとですね。砂浜に下りると、足が砂にくっついて離れなくなって、そのままじわじわ食われていくという設定なんですね。正確には砂の中に潜んでいる巨大なモンスターが髪の毛状の細い触手を砂の中から伸ばしてて、それで獲物を捕らえるんですな。つまりですね……

・水着の若者たちが砂浜に裸足で下りるじゃないですか。「あれ、足が離れないぞ」ってなって、手を使って離そうとして、「わああ、手も離れなくなったー!」っていう一人芝居を続けるだけで映画が成り立つわけですよ!!!!

・その後もですね、砂浜に落ちそうになって必死に踏ん張ったりとか、オープンカーの上を恐る恐る移動したりとか、「砂中に怪物が潜んでいなかったら何にも怖くない子供の遊びみたいなこと」を延々とやって、それに恐怖を煽るBGMを付けるわけですな。これがすごいシュール。めっちゃ緊迫感に満ちたシーンかのような演出で、やってることがすっごいどうでもいい。「オープンカーのトランクの中に入っているスマホを取り出したいけど、トランクを開けようとしたら途中で膝がこすれてしまって、これ以上、無理をすると車から落ちてしまう!」みたいなショッパイ危機を緊迫感たっぷりの演出でやるんですよ。マジ金かかってねえ!

・一人芝居の巧みな若者数名分のギャラと、ちょっとしたCGと小道具だけで成り立ってる映画で、それなのにちゃんと面白い。いやー、これはアイデアの勝利ですわ。すっごい良かった。若いねーちゃんたちが全員常時水着なのも良いね!

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