【9/19】2009年43号のジャンプ感想


 トップページにジャンプコミックス新刊へのリンクを貼ることにしました。無論、金のためにな! テニス注意報共々、忘れないように更新したいと思います。

 
バクマン

 サイシューの好感度低下がついに真中に並んだ\(^o^)/


・サイコー「勉強したくね~~~」

 ガモウ先生の掌という可能性が十分あることは百も承知ながらあえて言わせてもらってイイですか? こいつら死ねばいいのに。お願いだから大学行かないで下さい。頼むから行かないで下さい。

 しっかし、ガモウ先生はこいつらの好感度をここまで下げて一体何がしたいんだろう?? これって流石に、

「シュージン、オレ、大学なんて行っても意味ないって思ってたけど、素晴らしいところだよな」
「ああ、キャンパスライフも経済学も全てオレたちの血肉となってる。三流大でも行って良かったよ、正解だった」

 みたいな展開があるんですよね?? 今のこのムカツク態度は全部伏線なんですよね??? もしそうじゃなかったら、本当にガモウ先生が何をしたいのかさっぱり分かんないよ。だって、現時点で全ジャンプ主人公の中でもダントツでこいつらがイヤだもん。コウタくんより気持ち悪いもん。なんで主人公をこんなムカつくガキとして描いてるのか、本当にさっぱり分からない。でも、これ、明らかに狙ってやってるんだよなぁ……。しかし、伏線なら伏線で早く回収してリカバリーしないとヤバイんじゃないかなあ。今のバクマンすげえ不快感あるもん。人気落ちるんじゃねえの??


・中学レベルの英語ができないサイコー

 彼は原作付けないと絶対ダメだろ……。ピンで描いたらとんでもない知欠漫画描きそうだぜ……。

「なあ、真城くん……。これ、太陽が地球の周りを回ってるんだが、この作品はそういう世界観の話なのか?」
「えっ、何を言ってるんですか港浦さん。太陽は毎日地球の周りを回ってるじゃないですか」


・服部さーん!

 本当にこの漫画の良心は唯一服部さんだけだよなぁ。まあ、唯一ってのは言いすぎにしても、あまりにサイシューが共感できない分、服部さんが良識ある対応をしてくれるだけで読んでる方もすごくホッとできる。


・ギャグ漫画とかエグイ漫画とか

 いや、最終的に作家が己の信じる道に進むのは当然だと思うんですが……。

 今回は新妻神が「エグイ話が本領発揮できます」と言ったために、「シュージンの本領はエグイ話」「コメディー路線は失敗」と定義されましたが(この漫画において新妻神の見解は事実とイコールである)、でも、港浦さんのやり方も間違ってないと思うんですよ。というか、サイシューはTRAP読者をある意味犠牲にしてまでラスト4週でいろんな方向性を試したんだから、そこで「コメディーが受ける」という結果が出たなら、その結果を真摯に受け止めるべきじゃないのかなー? 受け止めて悩んだ挙句に「いや、やっぱりコメディーはないな」っていうなら分かるけど、サイコーみたいに頭から否定するんじゃなんのために実験したんだぜ? 「シュージンはギャグでは活きない」と思いながら、トラップの最後にギャグ話をやってみたの? それはなんかバカにされてる気がするなー。


ワンピース

 ああ、なるほど。白ひげの起こした地震&津波で麦わら一行は既に現地に運ばれていたのか。最初パッと見た時は意味が分からなかったけど、そう考えると面白いですなー。白ひげの先制攻撃の一打が、結果的に主人公パーティの早期現場到着に結びついていたのか。

 で、今週は主人公の認知タイムですね。「こんなメンツの中にいまさらルフィが来て何ができるんだ」とは前々から言われていたけど、七武海も大将もみんなでルフィに反応して、白ひげともエース、シャンクス絡みで因縁を持たせることで(戦力的にはともかく)この大戦争の中核にちゃんと主人公を位置付けてきたわけです。でも、これ「ルフィをかばってやられる白ひげの図」ばかりが脳裏をよぎるのはどうしたものか……。実際、白ひげはルフィをかばったりするんだろうか。「かばう義理はないが思わずかばってしまった」くらいの展開はありそうだなあ。


・センゴク「ガープ、また貴様の『家族』だぞ!!!」

 今週のワンピースで一番笑った1コマ。続くガープさんの顔が哀愁を通り越してギャグになってるww ほんとにガープさんちは大変ですなあ。


ぬらりひょん

 なんという羽衣狐さまオンステージ。最初の1ページ丸まる羽衣狐さまでうっとりして、続く見開き羽衣狐さまでは左側のリクオを隠して見入ってしまったぜ。ほんとリクオ邪魔! キミのこときらいじゃないけど見開きには出てこないで! この見開きは羽衣狐さま単体で十分なのよ! 「アダルトビデオで男優なんか見たくないからオレはレズ物しか見ないぜ」という人の気持ちが良く分かったよ!

 そして、今週は「陰陽師側もなんだかすごい感じ」「でも、羽衣狐さまはもっとすごい感じ」の描写でした。しかし、羽衣狐さまがすごいのはいいんだけど、ガシャドクロまですごかったのは微妙ー。いや、ガシャドクロもすごいってのは確かに意外性はあったんだよ。お付のザコ妖怪が実はすごい実力とかさ。思いもよらなかったよ。でも、そうすると、陰陽師側の三人が「オレたちってもう十三代目超えてね?」「400年も研鑽したから昔のヤツらよりオレたちのが断然スゴくね??」って勘違いしてる可哀想な人たちになっちゃうんだよな。

 あと、一部の人たちには悲報が。P28の羽衣狐さまの後姿を見る限り、どうも尻尾はスカートの下から出てるわけではなさそうです。よって、一部の人たちが大興奮していた「スカートが尻尾でめくれるなんて最高じゃないですか!」は実現しそうにありません。尻尾は腰のあたりから、スカートの上に出てるんじゃないでしょうか。


ナルト

 幻術ではなかったことは、良かった……のか……?? しかし、サスケはもうちょっとダメージ受けようぜ。ライガーボムはともかく、雷虐水平はモロに喰らってたじゃないですか。スサノオを挟んでたとはいえ、あのダメージ描写で今の元気な姿はねー。仕掛けた雷影さまは腕一本捨ててるのに、喰らったサスケの方が平然としてるのは納得いかないぜ。

 あと、雷影さまが腕一本捨てて勝機を掴んだのに、それを無碍に奪った我愛羅は酷いと思いました。あれが雷影さまを守るためだったとしても、チャンスには違いなかったんだからそのまま砂で攻め立てるべきだったし、その機会を「話したかったから」で潰した我愛羅はなんだかんだいってナルト菌だと思います。これでサスケに逃げられでもしたら、雷影さまは腕一本捨て損だよなぁ。酷い話だ。


ブリーチ

 ローズじゃなかった……(´・ω・`)

 ローズの長い剣の先っぽが垂れ下がってたから、あれが後ろまで回ってスタークさんを貫いたんだろうなー、って思い込んでたよ。しかし、死んだフリしてた享楽隊長が不意を突いたのは全く正しい戦術なんだけど、いきなりそんな正しいことをされたら山のように疑問が噴出してくるぜ。なぜ、他の手の空いている隊長は助けに回らないのか、継戦を誓ったヴァイザードの二人はなぜ立ち呆けているのか、どうして享楽隊長はルール説明をしたのか、相手が艶鬼の能力を把握していない一番安全な時になぜ享楽隊長は灰色を指定して保身に走ったのか、etc..

 そして、致命的な一撃を与えたはずにも関らず、もうスタークさんは何事もなかったかのように飛び回ってるんだよな。本当にブリーチ世界は不可解だぜ。


・「黒」

 最後、「黒」を宣言して斬り上げてるけど、これ、どこを斬ってるの? アゴヒゲ??


リリエンタール

 ハッ…………! もしかして、コウタくんのおうちにはリリエンタールがいるのではないだろうか。コウタくんの「父さんが帰ってこなくて寂しい」という気持ちが、続々と家にビッチを呼び寄せているのでは……!?

 リリエンタール本編は「まいにちがスタンドバトル」って感じで面白かったです。タネ明かしされるとなんてことない話なんだけど、そこまでの雰囲気がいいよね。不思議なことが起こってるんだけど、どこか安心感の残る感じ。


わじマニア

 なんだろうこれwwww なんかすげーくだらなくて、一周回ってものすごい安心感を覚えるようになってきました。皮肉じゃなくてホントにいい雰囲気。先週のも悪くなかったし、このくらいのクオリティでいけるなら是非続いて欲しいなー。


べるぜバブ

 男鹿が何をしたのか全然分かんねー。なにこれ、成長イベントなの?? パワーアップを果たしたのか、ベル坊との関係性が改善されただけなのか、その辺りからして分からん。次週以降何か説明があるんでしょうか。こんな描写でパワーアップは到底納得いかないから、回想シーンとか挟んでくれないと受け止めれないなー。「どうやって乗り越えたのか」どころか、「何をしたのか」「何をする必要があったのか」すら分からないんだもん。

 一方、突然あらわれた新キャラのかおるさんが、何かベル坊のことを知ってそうなところには純粋に興味を惹かれました。これでただのオカルトマニアとかだったら面白いな! もしくはすごい常識人で「そういうのは警察に届けなきゃダメなんだぞ」とか。


あねどきっ

・「アンタさあ、お姉ちゃんのこと好きなんじゃないの?」

 この台詞になんだかものすごい狂気を感じました。

 いきなり家にビッチがやってきて、毎日ビッチビチな生活をしていたら、突然、「アンタさあ、お姉ちゃんのこと好きなんじゃないの?」。なんと言えばいいのだろう、この気も狂わんばかりの感覚を。これでコウタくんが「そうか……、オレ、なつきのことが好きなのかもしれない……」とか言い出したら本当に僕の気が狂うところだったけど、さすがにそれはなかったので助かった。

 いやホントなんて言えばいいんだろうね。そりゃあビッチのお姉さんと共同生活してれば好意を持つことだってありうるんだろうけど、そうじゃなくて、この状況の異常性がそういう感覚を持つことを許してくれないのですよ。あれだ、ストックホルム症候群に近い感じ。この異常な状況とそこに含まれる人物たちの心理には、僕たち平常人では推測しきれぬ何か得体の知れぬ淀みがあると感じてしまうんだ。この作品もTO LOVEるとはまた違うベクトルで気が狂っていると言わざるを得ない。だが、それにより、少しだけこの漫画の存在意義が現れてきたような気がする。


保健室

 生徒が校長の顔を把握してないとかどこの魔界学園だよwww


トリコ

 今回の展開はすごく良識的というか、なるほどと思わされるものでした。そりゃあ、ジャングルの奥地に素晴らしい食材が眠っていることもあるでしょう。でも、大都会の中心で、一流の料理人が調理した料理だって素晴らしいものはあるって話。それはまったくその通りだよな。


めだかボックス

 いろいろ置いといて、10歳児が血を吐くまで女子高生が腹を殴る展開はスゲーと思いました。越前少年でさえ血を吐いたのは13歳の頃だってのに! 箱庭学園はテニスの全国大会より危険だというのか!?


こち亀

 まあいいんだけど、息子さんはもうちょっとオヤジさんと相談すべきだと思いました。オヤジさん、ハッピーリタイアしたかったんじゃねえの? ヘタしたら嫌がらせじゃねえのかな、これ。

 ところで、これって息子さんが竹屋を継ぐって話なんだよね?? じゃなかったら、ホントにオヤジさんからハッピーリタイアの機会を奪っただけになりそうな気がするんだけど……。人はね、いつまでも働けるわけじゃないんですよ。これから衰退の一歩を辿っていくであろう家業と、老後に向けてまとまったお金を用意できるチャンスとは、ちゃんと天秤にかけて考えるべきことだと思うんだ。


P368 トレジャー新人漫画賞

Q:どんな風にして一護という主人公は生まれたんですか?
A:ハッキリとは覚えていませんが(中略)一護は最初僕にとって、魅力を理解しがたい「難解な」キャラクターでした。

 僕なんかはいまだに一護の魅力を全然理解できていないんですが、やっぱり久保先生も最初は良く分かってなかったのか……。一護って主人公として考えると、ナルトよりも遥かに薄味なんですよね。彼のパーソナリティはすごく捉え辛くて、いまいち人間味が感じられない。なので一護って、すごく「薄い主人公」なんだよね。主体的に何かを選び取っているのではなく、常に物語の必要性に流されて動かされているイメージ。この薄さに比べると、ウザイまでにその存在を主張しているナルトは、まだ主人公として正解じゃないかと思う。


サイレン

 うん、そうだよね。有名人と一緒に10日間も失踪してたらこうなるよね。こういうのをちゃんと描いてくれるのは嬉しいですなあ。ヒリューくんのオヤジさんのしょんぼりした様子もすごく良かったです。なんか分かんないけど、「ああ、ヒリューくんもきっと20年後にはこうなるんだな」っていう感じがしました。


スケット

 オチは途中で読めちゃいましたが、そんなことはどうでもいいくらいアップルちゃんが可愛かったです。変な部活やっててメガネで方言丸出しだなんて狙いすぎだよな。なんだかんだで良く分からないうちに愛の告白をさせられてしまった村尾くんとは巧くいくといいなと思いました。


黒子

 黒子のバスケにおいてマネージャーの役割とは、RPGの装備画面の「アクセサリー」欄みたいなもんなんですね。攻撃力、防御力には直接関らないけど、一枠スロット欄が空いていて、ここにどんなスキルを入れるかっていう。誠凛はここにスカウタースキルを入れて、帝光はデータバスケスキルを入れたわけですね。

 ところで、さつきさんは勘違いとか思い込みとかじゃなくて、ガチで黒子くんと付き合ってる方が面白いのになと思いました。黒子くんはたぶん付き合ってても、「苦しいです、桃井さん」とか、あんな感じだと思うんだよねー。そんな様子はなんだかとても微笑ましい気がするんだ。しかし、黒子くんが彼女持ちだと「黒子×火神」などを夢想している女性ファン的には都合が悪いのやもしれぬ。黒子くんは当然攻めだよね? BLに詳しくない僕でもそのくらいは分かる。……あ、いや、誘い受けや小悪魔受けという可能性もある、のか?


巻末コメント

「スタッフのおすすめ映画DVDを観まくる。久々のインプット作業は楽しい!!<靖規>」

 鍵人はこれからアウトプットする機会があるのだろうか……、と思うとなんだか哀しくなりました(´・ω・`)


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