【7/7】2008年32号のジャンプ感想


 先週のジャンプはひどく楽しかったけれど、今週は全体的にイマイチです……。ナルトは一周回って逆に面白かった。


ナルト

 あ~~、もう~~~!!!! 岸本先生はかわいいなぁ!!!! あんまりにも可愛くって、部屋でジャンプを抱えてゴロゴロ転げまわりそうになっちゃったぜ! ほんっと、かわいいなぁ~~。


・9じゃなくてタでした

 読者がみんな「これ、タだろ……」「普通に見てタだよな……」「なんでこいつらみんな9って認識してるの? 強引じゃね??」とか言ってる中で、

シカマル「そう言われりゃそう見えなくもねーけどよ、少し強引だろ

 なにいってんの、岸本先生! あなたちょっとかわゆすぎるよ!!!

 で、みんなが「いや、だからタだったろ…最初から……」と唖然としている中で、「そうか……手癖ですね!」と、我関せずといった体で、誰も求めていない「タが9に見える理由」を訥々と描く岸本先生。あぁ、今週の岸本先生はスゲエなあ……。ホントにキてるぜ……。手癖うんぬんの説明はあんまりにも明後日なのに、これで「ナルトとの共通鍵だったんだー!」と言い張る岸本先生もすんごくかわゆかったです。だって、どう見てもタじゃん、これ! むしろ9に見えないんだからね!

 あと、自来也先生が必死に自分の書いたエロ小説を思い出しながら、「7ページの出だしは…たしか…『意外に大きいのね、アナタ』……」とかやってたのかと思うと泣けてくる。この時、先生、瀕死なんだぜ? そして、こんな情報を背中に焼きつけられたフカサク様にも同情を禁じえない。

弟子蛙「フカサクさまー。背中の焼印はなんなのー?」
フカサク「これはじゃの。自来也が命を賭けてワシに残した暗号なのじゃよ」
弟子蛙「すごーい! ねえ、僕もっとそのお話知りたい! どういう暗号だったか具体的に教えてよ!」
フカサク「ごめん、ちょっとお腹痛くなったからむり(´・ω・`)」


 ***

 今週はとにかく「岸本先生がかわゆかった」の一言に尽きます。「ママー、暗号できたよー」「わー、マーくん、すごいねー」みたいな。すごく微笑ましい気持ちで幸せになれました。あと、暗号だけじゃなく、シホちゃんの恋愛感情も読者を完全に置いてけぼりにしており、岸本先生の頭の中だけで盛り上がってるのも非常に良かったです。岸本先生はホントかわゆいなー。


ワンピース

・ローさん合流

 今週は始った直後にキッドさんがやられてるくらいの光景は覚悟してたんで、ローさんとの合流は素直に嬉しかったり……! これ、生き残るんじゃね? じゃね??

 ローさんも単品だとかませ犬にされかねないけれど、流石にジャンバールさんまでここでリタイアにはしないでしょうしね。瞬時にリタイアさせる気なら、ジャンバールさんを仲間にした意味があんまりなくなってきますし。ジャンバールさん効果でみんな生き残るんじゃないかなー?

 個人的には七武海の一角や二角くらいは、ルフィたちと関係のないところで陥落した方がいいかなあと思ってたりします。つまり、キッドさん、ローさんには頑張ってくまを倒して欲しいです。イイじゃん、ルーキーたちみんなの力で政府権力を覆すとか、なんかイイじゃん。


・タイヨウの海賊団

 直後に誰かが「アーロンだろ?」と言ってますが、タイヨウとアーロンではあまりに語が懸け離れているし、これはレイリーさんがボケてるのではなく、タイヨウ海賊団というのが実際に存在していたと考えるべきでしょうか。細かなことは覚えてませんが、アーロンを東の海に解き放ったのは七武海のジンベエらしいので、ジンベエ、アーロン、それぞれの海賊団の母体となる海賊団があり、これがタイヨウ海賊団なのかな?


・ロジャーさんの処刑の理由

 今週は伏線大回収ですね。

 白ひげ相手にもそう簡単に手を出せない世界政府が、いかにしてロジャー海賊団を殲滅し、船長を捕えたのかと思っていましたが、なるほど、自首だったのですか。ロジャーさんは普通にやられて捕まえられたんだとしたら、「じゃあ、白ひげとかと比べてロジャーさんって、あんまり強くなかったんじゃね?」っていうイメージになってしまうので、この真相はむしろ納得です。しかも、ロジャーさんは「死なねェぜ」との言葉まで残しています。これには3つの可能性が考えられ……

1、ワシの意志は生き続けるよ(精神の延命)
2、悪魔の実の能力で生き返るよ(物理的復活)
3、ワンピースだから死なないよ(メタ復活)

 まあ、流石に3はありえないとして、1か2。2よりも素直に1かなー? 2は既にヨミヨミの実が出てますし、それに、ゴールに辿り着いたと思ったら、「フハハハ、ワシはこの時を待っておったのじゃー」とゾンビロジャーが復活してラスボスになる展開もどーかと思うし。


トリコ

 美食屋のフルコース自慢が面白かったです。いやはや、これは新しい強さ表現じゃないですか? 「あ、メインがガララワニね……。ふうん」っていう。これでちゃんと強弱が計れてるのがすごいなあ。

 あと、ゾンゲさんも町の猛獣もだけど、不要な戦いは徹底して戦わない辺りが良かったです。ジャンプ漫画でこのくらい戦わない漫画も珍しい。普通ならあの猛獣はワンパンで死んじゃうところだよ。この調子であんまり戦わずに進んで欲しいです。しかし、ゾンゲさんは現地でリーゼント爺さんに殺されてそうだなぁ……。


リボーン

 幻術戦って難しい……(´・ω・`) 「刀にヒビを入れました」→「幻覚だと気付きました」の流れは良かったのだけれど、「実はそれも全部幻で、現実は山本君が壁に向かって全力ダッシュしてぶつかりました」というオチは、なんといいますか…………脱力した。

 幻術ってさ、部分的に使う(刀にヒビとか)のはいいんだけど、「ハイ、こっからココまで全部幻術でした! いままでの全部ナーシ!」ってのは非常に辛いね。読んでてションボリするもん。一喜一憂してた僕らはなんだったのかと。そういや、イタチ戦は毎週これを繰り返してたんだなあ。そりゃ読んでて愕然とするわ。

 幻騎士もさー、「ボンゴレに敬意を払って『戦い』をするために、お前に有利な雨を降らしておいたぞ(`・ω・´)」とか言っときながら、実際は雨とか降らしてないんだぜ。これは情けないよー。考えようによっては「策士だな!」ってなるんだけど、なぜか情けなさばかりが強調されちゃう。彼は山本君のことをナメてかかってるのか、イッパイイッパイなのかよく分かりません! 幻騎士さんは策士キャラにしちゃあ、こすっからすぎるんだ。そして、剣士キャラにしては、幻術に頼りすぎてて強い気がしないんだ。


花市もんてろ

 …………これはキツイな。感想は特にないです。

 巻末コメントを見ると、以前にも読切を載せたようなことが書いてあったので前の読切を調べてみたら、どうも、まるでダメ夫な主人公の下に、異界からドラえもん的キャラクターが現れてどうにかするという話らしくて、それ、今回とほとんど同じじゃんって思った。

 しかも、以前の自分の感想を読んだ感じでは、前回もやっぱりケツが爆発したらしい。なんだ、この作者。ケツを爆発させずにはいられないのか? キックスメガミックスの吉川雅之先生がテコンドー漫画しか描かないように、風間先生はケツが爆発する漫画しか描かない気なのだろうか?? もしも、この漫画が何かの間違いで連載することになった場合、毎週欠かさずケツが爆発するならば、それだけで僕は一定の評価を与えてもいいが、裏返すと他には特に見るところはない。


ぬらりひょん

ぼく、継ぐよ! → 力がなければ殺す!
継ぎたくないよ! → うつけが! 殺す!
もう少し待ってみては…… → 時間がない! 殺す!

 よく分からんけど、リクオくんは不幸だと思いました。あと、牛鬼さんはキチガイだと思いました。やっぱりこの人、リンゴォ=ロードアゲインだよ。信念もあるし、覚悟もあるし、カッコイイけれど、周りの人からすると迷惑なだけのキチガイだよ。もしくはヤンデレだよ。


To LOVEる

 すごいなぁ……。もう校長がホラー映画のモンスターみたいな扱われ方になっている。で、全身包帯男が校長室でオナニーしてるんでしょ。これは学校の怪談だよなー。


勇者学

 前半まではすごく面白かったです。迷子センターに辿り着いたところで緊張感がなくなってしまったのが残念。「人混みではぐれる」と「ホラーっぽさ」の微妙なバランス感を楽しんでたのに、迷子センターでバランス崩しちゃったね。その後は勢いで突っ走るしかなくて、麻生先生もそれは分かっててがんばったけれど(オチとか頑張ってた)、でも、いま一歩届かなかった感じ。火野木の「私もう帰りたい!」の辺りが最高潮だったかなー。

 しかし、これはホラー映画リテラシーがないと厳しいでしょうね。今回のネタは小学生たちに分かるんでしょうか。こないだのジャガーさん(高菜写真集)もアイドル写真集リテラシーを必要とするネタだったけど、僕はあっちの知識はなかったので全然楽しめなかったよ(´・ω・`)


サイレン

 寝ぼけてる雨宮さんかわええ……。ああ、しかし、こんなかわええ雨宮さんがたった2コマしか見れないとは……。雨宮さん、いつも寝ぼけてればいいのに! アゲハもメルゼズドアなんか練習してないでラリホーを覚えるべきだよ、読者のために!

 そういえば、

>> 「ドラゴン」に憧れる飛龍くん(高校生)がドラゴンの具現化能力を発動させ、凶暴性に秀でた雨宮さんがライズ能力に特化したように、アゲハはその個性をかなり危険な能力で発現させました。おそらくは、サイの初期訓練を雨宮のマンションで二人きりで行い、なおかつベッドの上の雨宮に好きなところをタッチしていいと挑発までされながらも、自分の体は拘束されて生殺しのシチュエーションを何日も味わい続けた結果、彼の若い衝動があふれるサイの力を持て余してバーストした結果が「暴王の月」なのでしょう。くず鉄作りの海さん)

 これ見て思ったんだけど、ヒリューくんはドラゴンなんかにこだわってないで、もっと単刀直入に裸の雨宮さんを具現化する能力を目指すべきだったんじゃないかな。ヒリューくんはね、目的と手段を取り違えてると思うんだ。


サムライうさぎ

 つ、ついに二人がセックスを…………!

 ……いや、もちろん描かれるハズはないんですけど、賢明なジャンプ読者としては、ここは当然のように脳内補完すべき流れですよね? ヒマな人は最後の白1コマを20分割して、詳細に描けばいいんじゃないかな! んで、来週はアレだ。二人が同じ布団にいるシーンから始るんだよ!

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