今週のジャンプは全体的に面白かったです。読み終わった後に、ジャンプinジャンプに気付いて、「おお、まだあるのか! なんてお得な!」と思ったよ。
リボーン
・幻覚でしたー(・∀・)
ナルト、キタコレ!
しかし、あれが水面に映した姿ってことは、山本くんは幻騎士に攻撃されるタイミングで、「うわぁー、やられたー」な表情を作って口からトマトジュースを吐き出したってことですよね。おいおい、余裕だな、雨の守護者。
・ルッスーリア「言ってることも共感しがたいし………………」
いやいや、読者的にはあなたの存在の方が共感しがたいですよ、ルッスーリアさん……。左足に鋼鉄を埋め込んだオネエ言葉を話すムエタイの使い手で死体愛好者の変態、さらに職業はイタリアンマフィアの独立暗殺部隊で、中学生相手にケンカして塩を飛ばされて負けた前歴ありとか、何を言ってるのか分からないレベルであなたの存在に共感できないよ……!
ナルト
・自来也先生を全力フォローするガマ仙人
読者側の「自来也先生って明らかに死ななくていいところで死んだよね……」「これで感動しろって言われても、ちょっとなぁ……」という反応も岸本先生は予測済みであったのか、今回はがんばってフォローを入れてきました。皮肉じゃなくて、これは素直に評価したいポイントです。正直、「何度戦こうても誰も勝てりゃあせん」という程にペインが強かった気はしないんですが、まあそういうことだと理解すると、一応、自来也先生の死にも意味があったのだなあという気になれます。ここのフォローは丁寧な仕事ですね。
で、まあ、それはそれで評価するとして。
僕の記憶が確かならば、確か、自来也先生って……
1、重傷を負う。ある程度の情報を得る。
2、逃げないことを決意
3、カエルの背中に暗号を残す
4、一人で出て行く
5、ペインの能力を見極める
6、その情報は伝えきれずに死ぬ
……じゃ、なかったですっけ?? コミックスとか持ってないので確認できないんですけど(間違ってたらすいません)。んで、自来也先生は5でペインの能力を正確に見極めたもののその情報は伝えられず、伝えられた情報は結局1の時点での情報のみ。この時点では2で逃げても変わらなかった。なので、やっぱり無駄死っちゃ無駄死ですよね? もちろん、5の後になんとか生還することができたかもしれないからこれは結果論であり、完全に無駄死というわけでもないですが。
・暗号とけませんでした(´・ω・`)
ちょ……、早くもリーチかかってるんですけど……! これでナルトが「ぜんっぜん心当たりないってばよぉ!」ってなったら、自来也先生、無駄死決定じゃないでしょうか。ちょっとその暗号は難しすぎたんじゃないかな? かな?
・シホちゃん
うん、まあ、シカマルへの反応が可愛かったことは認めよう。しっかし、唐突だよなぁ……。香燐といいシホちゃんといい、ナルト世界の人々の恋愛感情は唐突過ぎて共感できないぜ。好意的に解釈すれば、火影の使いっ走りで来た中忍の事務的な会話に突如として好感を抱き恋愛感情を持つという不条理も、また、一つのリアルと考え……られ、るか、なぁ……。うん、まあ、恋は唐突だよね、恋に理由なんてないよね、ウン……。
ワンピース
ワンピースが面白すぎる。
・キッドさん
ちょ、なに、この人……! マジ、カッコイイんすけど……! いままでこんな好感を持てるキャラ、ワンピースにいなかったよ……!
キッドさんはアレですね。ライバル格ですね。すっごい正しいライバル格。「ワンピース」を追い求める姿勢はルフィと同じ。それをバカにするやつをブチのめして来たのもルフィと同じ。ただ、性質が根本的に悪だったというだけ。その一点さえ除けば主人公としても成立するほどのキャラクター。ちょっと違うけど、越前リョーマと遠山金太郎みたいな?(もちろん悪は越前の方ね) つまり、キッドさんは主人公格なんですよ。だから、ライバル格でもありうる。
ハンターの旅団にもちょっと近いですね。キッドさんにはキッドさんの信念がある。それを大言壮語に終わらせないだけの実力もある。今週の描写を見た限り仲間にも恵まれている。性質は根本的に悪とはいえ、ルフィなど実力者を認める器量もある。そして何より、理想が高邁である。
やー、これはカッコイイですよ~。最初に紹介された時が、「懸賞金は高いけど悪人=噛ませ」なニュアンスだったこともあり、いまのキッドさんは株価急騰中。悪人は悪人でもカッコイイ悪人だったからね! そんなキッドさんがくまに絡まれちゃったんだから、今週のワンピースが面白くない訳がない! なんだかんだで生き残れる主人公達と違って、キッドさんは脇役その1ですから。勝ち負けも生死も見えてこないため(まあ死ぬことはないけど)、次週の展開は非常に楽しみです。魅力的なキャラクターがピンチに陥っているってのは、それだけで十分楽しい!
・ローさん
キッドさん程ではないにせよ、トラファルガー・ローもなかなかの働きっぷり。キャプテン・ジャンバールの解放と仲間化はすごく意外だったけれど、確かに言われてみればすごく納得。そりゃそうだよなあ。平然と海賊の船長が売りに出されてる世界で天竜人が乗ってた海賊なんだから、そりゃあ名のある海賊に決まってるよなあ。ローさんが彼をスカウトに行ったのは至極納得です。これまでモブでしかなかったキャラクター(しかも本筋に関わってくるとは思わなかった)に名前が与えられてライバルの部下になるとか、今週のワンピースは良い意味で予想を裏切ってくれますね。あと、言うまでもないけど、ローさん、いい人。単なる戦力増強のために戻ったとは思えないしね。根は良い人だよ、この人。ローさんも好感度高いなー。
今回のキッド&ローのキャラの立て方は、尾田先生、本当に巧いです。繰り返すけど、こんな好感度の高いキャラクター、いままでワンピースにいなかったよ。本当にキッドさんは素晴らしい。ペルが爆発した時は「フーン」って感じだったけど、今回、キッドさんにはホントに心底から心配してます。生き延びて欲しいよー。もう明らかに噛ませフラグなんだけど、なんとか脱出できないかなぁ……。しかし、ここでくまにやられてリタイアするのも悪の華としては美しい最期! 尾田先生の悪いクセで、美しく散った後にピンピンしながら本筋に絡んで来なければいいんだけどw(扉絵連載くらいはOK)
そういえば黒ひげのティーチも、野望が高邁で実力者で仲間に恵まれててルフィを認める器量もあるのに、キッドさんと比べるとぜんぜん好感度が低いのはなぜなんだろう……? やっぱ、ビジュアル、か……??
***
>> いや、これは死んだだろ確実に。
>> 奴隷売買だの首チョンパだの「ワンピはぬるい」「絶対死なない」とか言われすぎて尾田さんも
>> ちょっとカチンと来たんじゃね?
>> どっかの人気キャラの生首描いた先生も「(あれを描いたのは)確実に死んだことを表現する為」
>> って言ってたし、アバン先生も首切られて死なない生物はいないって言ってた。
>> てか、百歩譲って「死の外科医だから特殊な剣の能力で生きたまま切り離したんだよ」説を支持
>> するにしても胴体は爆破されてんだから時間の問題だろw
>> 首だけで生きていきますって? 尚更キモいわwんなことバギーにも無理だよw
>>
>> もし生きてたらワンピ全巻買い揃えでもちんこうpでもでもなんでもやってやるwww
ちんこうpなんかいらないから、完全HIPHOPマニュアル買って、ダンジョン&ヒップホッパーズのプレイ感想書いてよ。そしたら、僕がキャッキャ喜ぶからさ。(先週の感想補足より)
ところで、↑これ書いた人はちゃんとHIPHOPマニュアル買って下さいね。プレイ感想、楽しみにしてるんだぜ。
銀魂
この漫画はジャンプ漫画にしては珍しくおにゃのこが死にまくる漫画ですね。ジャンプって女の子が(戦いの中で)死なないから、基本、殺しちゃダメなのかと思ってました。他に戦闘中に女の子が死んだジャンプ漫画って男塾の仁将くらいしか思い出せないぜ。
神楽ちゃんが今週ボコボコにされてるのも珍しい気がします。女の子が肉弾戦でボコボコになるってのもあんまり見ないなあ。ちなみにその手の漫画だと、知る限りでは「ちぇんじ123」がなかなか甚だしいです。女の子同士で歯が折れまくっても殴りあうよ。
ぬらりひょん
な、なんだってー!?
牛鬼さんの回想中のカッコイイぬらりひょんは、あれは今のおじいちゃんぬらりひょんだったのか……。じゃあ、アレか。リクオも60年後くらいには、夜になるとたまに人格が変って、あのおじいちゃんぬらりひょんになり定食屋で食い逃げとかするのか。くそう、時の流れは万人に等しく残酷だぜ。
ブリーチ
ブリーチは本当に分断戦術が大好きだなあ。まあ、戦術としては間違っちゃいないでしょうが。
しかし、今週はそれ程でもないですが、やっぱり現代に戻ると緊張感が失われるのは否めませんね。なんつーか、OSRの息吹のようなものを感じてきます。実際、次回の個別戦闘はOSRバトルになりそうですし。
そして、隊長連&エスパーダ上位陣の戦いはまだしも、ラスト4ページの織姫&一護フェイズの「どうでもよさ」は異常。こちらの展開にまったく興味を持てない自分にちょっと驚いてます。一護側の勝敗は特に世界の存亡に関わる訳でもなく、人質である織姫も別に好感度高くないしなぁ(´・ω・`)
いまふと思ったんだけど、いっそのこと人質がチャドだったら、別の悲壮感が漂って助けてあげたくなるかもしれない。
トリコ
オールバックのトリコはかっこいいなー。でも、ちょっと藍染さまに似てるぜ。
トロルコングのために虹の実を残しておいてあげたのは、すごくグッドな展開だったと思います。トロルコングは集団も大きいですし、虹の実を見つけるまでは十分な獲物を確保するのも大変だったと思います。彼らにとっては虹の実は実は生命線だったかもしれませんし、そこまで気を回してくれてるトリコさんは優しい人。
ま、といっても、これで生態系が崩れて、将来的にトロルコングが全滅する可能性もなきにしもあらずですが、それはそれで自然の働きということで。そこまで人間が人為的に介入するのも傲慢かなー、と僕なんかは思ってるんで。
・トリコ「チェイサーにビールをくれ」
学生の飲み方だwww
・虹の実
虹の実の美味しさ表現は頑張ってたと思います。「のどもとすぎてまで……なお爆発的な存在感――!」が結構伝わってきたよ……! でも、表現よりも「トリコフルコースのデザートに決定」というポイントが、虹の実の美味しさ表現の決め手になってたと思います。
なんといいますか、「とても美味しい」→「フルコース決定」だと、「とても美味しい」ことが「フルコース決定」の説得力になるんですが、逆に「フルコース決定」が「とても美味しい」の説得力にもなったような。うん、表現し辛いんですが、巧いことやったなあ、って思います。美味しさ表現って難しいですからね。「もう一つ目決まっちゃった!」っていう意外性も大きかったんだろうなー。
ダブルアーツ
スイが負けたのは良い展開かと思います。この漫画の問題点の一つが「強弱の分かりにくさ」でしたが、
ファラン>>>(越えられない壁)>>>スイ=アブロ>>ザコガゼル>>シスター>キリ
といった感じでしょうか。天井の見えない仲間が二人もいた状態と比べると、大分緊張感が生まれたような。この漫画はザコガゼルのセンスがひどすぎるものの、駒も揃ってきたし、なかなか楽しくなってきた感はあります。キリくんには早く、「たくさんの人と手を繋いで戦う」ことを覚えて欲しいな。
あと、どうでもいいけど、客観的に見てキリ&エルーは街中で手を繋いでるイチャイチャカップルだよね。きっと道行く童貞の人たちはキリを見るたびに、「死ねっ! モテ男は死ねっ!」とか心の中で思ってるんだよ。僕も若い頃は、「こいつらの頭上にいますぐ隕石落ちねえかな」とか思ってたよ。
ディグレ
これは結構いいオチでした。感動的っぽい展開で適当に話を収束させる「こち亀メソッド」を使ってきたかと思ったら、巧く予想をスカしてくれました。欲を言うなれば、今週は「壊滅」とだけ書いて、次週から何のフォローもなく全員復活する「カブトボーグメソッド」も使って欲しかったところだけど。
メイド・イン・キャット
大石先生、すごい成長してますね。ストーリー展開もソツなく気持ちよかったけれど、それより画力の向上が目覚しい気がします。いや、絵の巧い下手って僕には分からないんだけどさ。ペンギンはなんか、なよなよした感があったんだけど、今回のメイド~は絵にためらいがないというか、質実剛健な感じを受けたんです。窓から飛び出たかれんちゃんをイケメンが心配して上に覆いかぶさってるところから3コマがすごい好きです。なんていえばいいんだろう。版画のような、というか……。とにかく、絵からしっかりとした個性を感じました。
それにしても、昼のみやびちゃんはかわいいなぁ……。でも、昼のみやびちゃんは男に全身触られまくってるけど、人間の感覚も共有してる身としてはどういう感覚なんでしょうね。ずっとペッティングされてる感じじゃねーの? あと、去勢オチだけど、ネコって交尾した時にメスがすっげー痛いらしいのです。それを聞いた時、「あー、人間でよかった」と思ったものです。何が言いたいかといえば、まあ、それはそれでイイんじゃね、ってことで>去勢
かおすキッチン
悶太のヘルメットは形勢逆転のための伏線だと思ったけど別にそんなことはなかったぜ! この漫画はちょっぴりチャンピオンRED入ってると思いました。良かったです。
罪花罰
こ、これは…………。なんだか少女漫画みたいだ。というか、岡田あーみんみたいだ。うん、なんかこういうテンションの漫画は、正直、今見るとあまり面白くなかったりするんだけど、小さい頃はこれがきっと楽しかったであろうし、そんな小さな頃に喜んでいた自分を思い出して、ちょっとノスタルジックな気分になれました。たとえば、「燃えるおにーさん」をいま読んだら、ちょうど同じ気分になると思うんだ。そういう感じ。良かったです。
どがしかでん
とりあえず、先週、「先輩の尻が硬い」ということが判明して、これを突破口になんとか切り崩せるかと思った今週のどがしかでんですが…………
ごめん、無理だった(´・ω・`)
うん、まあ、ダメだよね、コレ。入部テストが現役レギュラーとの3on3とか訳分かんないよね。これってレギュラー達が負けた方が問題じゃね? 青学でさえ入部はカチローでもできたってのにさ。
あと、須藤くんは辞めればいいんじゃないかな? もう辞める気まんまんなのに、「入部試験をしたらどう?」→「首の皮一枚つながったわね」とか何言ってるのか分からないよ。どう見てもそんな本気でバスケやりたそうじゃないし、繋ぎとめる必要ないんじゃないかな? むしろ迷惑な気がするよ。
ていうか、もっと言えば、このキャプテンも強引で腹立たしいし、須藤くんはあの通りだし、主人公もバスケ辞めて陸上部入った方がいいんじゃないかな? バスケがしたいって気持ちは分かるけど、仲間とかさ、周りの環境って大事だと思うよ。たぶん、このバスケ部に入るのは、青学で三年間テニスをするくらい辛いと思うんだ。越前リョーマくらいの狂人じゃないと耐えられないと思うんだ。
***
総じて言うなら、このバスケ部ってぜんぜん楽しそうに思えないんだ。主人公くんが頑張ってまで入部するほど魅力的に感じられない。これがせめてマネージャーさえ可愛けりゃあなあ。そこらのもろもろを考えると、ミスフルは凪ちゃんも可愛かったし、蛇神先輩も狂人だったし、それなりに頑張ってたんだなぁと思えてきたり。おお、まさに橘効果! それに引き換え、どがしかでんは今のところ先輩の尻が硬いだけ。ぐうう、辛いぜ。
To LOVEる
なんかスっゴイ変な気分。「うわぁあああぁぁ」って感じ。なんだろう、このホモホモしさは。猿山くんが手を繋ごうとした瞬間が、この変な気分のクライマックスでした。でも、こんな奇妙な感覚を与えてくれたという点で、今週のTo LOVEるも良かったと思うのです。これはなかなか稀有な体験でした。やってることはブルードロップと同じなのに、ブルードロップとはまた一味違うストレートな異常感覚でしたよ。
※ブルードロップ……美少女に改造されてしまった少年が親友(男)とセックスするために目の前でゲロを吐いて、「こういうプレイ、ムラムラしませんか?」とかいう非常にチャンピオンREDらしい漫画。
サイレン
うーん、順調に能力バトルとして進展していってますね。ざんねん、ざんねん。ライズを使えるようになるのはまあしょうがないとして、メルゼズ・ドアまで使いこなせるようになるのは、うん、やっぱりざんねんだなー。制御不能の圧倒的攻撃力ってイイと思うんですけどね。まあ、それだと漫画的にもイチかゼロしかないから(「使わない」か「楽勝」か)展開がキツイんだろうし、うーん、しょうがなかったのかなぁ……。
スケットダンス
ダンテくんの恋は実らなかったけど、同じようなセンスを持ってる人が隣にいることが分かったんだから、とりあえず村上くんと友達になればいいんじゃないかな! かな!
・特別編
うにゅーさんのおっぱいもかわいいけれど、赤面しながらも興奮している椿くんの方がかわいかった。
ギャグマンガ日和
すっごい面白いけど感想書けねえええ。ギャグマンガの感想を書くのって本当に辛い。なので、しょうがなく面白かったところを箇条書きにしてみる。
・共同経営の夢
・七人の小人を出してからはうかつに近付くこともできない…!
・何て強いゴムつけてるんだ!
・病院ですごいお金がかかる!
うん、ギャグマンガ日和は芭蕉さんとか聖徳太子よりもポッと出キャラの方が好きです。
ジャガー
( ゚д゚)
なんてこったい……。番外編に気付かず、先に本編読んじゃったぜ……。もったいないことしたなぁ……。くそう、くそう。ミステリの犯人を最初に知ってから本編読んだようなくやしさだよ。くやしいからみんなも同じ気持ちになれ! ヤス! 美樹本! 犯人は曹操!!!
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