【私信】凪乃司さんと、ファーティマ・アズライールの中の方、お手数ですが、こちらにご協力お願いしますー。
テニス
テ、テニスの試合中に……。人、一人が廃人に、なった…………。
これが、「王子様vs神の子」ということなのか――。連載開始からずっと「王子様」であり続けた越前リョーマ。これまで数多の困難にぶち当たろうと、それでも常に己の優位性を示し、常に王子様としての品格を保ち続けてきた越前リョーマ。しかし……。しかし、…………!
そう。王子様といえど、所詮は人の子なのです。神に逆らった人の子がどのような末路を辿るのか。あの唯我独尊越前リョーマが、ラケットを手にすることさえできずコートに這いつくばるしかない、この現実! これこそが、まさに「王子様vs神の子」――! 人の身であり、最高位である越前リョーマが、全国トーナメントというピラミッドを上り詰めた、その頂点で相対するのが、天よりきた「神」なのです! まさしく最終決戦! 言い得て最終決戦! 人としての全てを手に入れた王子様、越前リョーマが全てを失う瞬間。そう、これこそが、「人」が「神」と戦うということなのです――!
今週の冒頭5ページの越前リョーマの惨状は、あの鼻持ちならない、クソ生意気な越前リョーマの、全てを、全てを肯定した瞬間であったように僕には思われました。人を極め、尊大な態度で振舞っていた越前リョーマも、「神」の前では「人」なのです。そして、僕たちは同じ「人類」として、人間ピラミッドの頂点に立つ「王子様」、越前リョーマを応援せざるを得ないのです――!
・客席総お通夜……!
痛ましい姿を晒す越前少年に、客席も、ベンチも、監督も、総お通夜状態となっています。テニスをしていただけなのに……。一緒にスポーツを楽しんでいただけなのに……。なのに、なぜ、同じ学校の仲間が廃人になっているのか…………。彼らの絶望は計り知れないものでしょう。
今の越前少年の姿を見れば、大怪我とはいえ外傷だけで済んだ河村先輩が、いかにラッキーであったか分かるというものです。師範戦は中学テニスにおける最大の惨禍と思われていましたが、幸村に比べれば可愛い可愛い。だって、彼は大怪我をするだけで済んだんですから…………!!
・幸村「誰もがもうテニスをするのも嫌になるこの状態で、このボウヤは…」「やはりキミは危険すぎる」
不思議なセリフです。まず、前者のセリフから分かることは、幸村の認識では「五感を失った状態でのテニスは楽しくない」ということです。つまり、「五感を失う」→「テニスが楽しくなくなる」という流れであり、「テニスが楽しくなくなる」→「五感を失う」ではないということです。金太郎さんによる能力原理解説は否定されたように思われます。
そして、このセリフをもう少し深読みするならば、幸村少年自身も「もうテニスをするのも嫌になった」経験があるのではないでしょうか。すなわち、幸村少年も五感を失っている……!?
さらに、もう一つ謎のセリフが「やはりキミは危険すぎる」です。越前少年の一体何が危険なのか。「テニスが楽しくないはずの状態で、テニスを楽しいと思えること」の何が危険なのか――。思うに、それは「幸村の世界」の否定ではないでしょうか。幸村の能力は、詳細は不明ですが、「五感を失ったテニスは楽しくない」という前提に支えられた能力ではないかと考えられるのです。
***
今週の内容は、先週書いた「世界創造説」を大体裏付ける展開であった気がします。自分でもちょっとビックリ。来週の展開を待たないと分かりませんが、越前少年の「天衣無縫の極み」で、世界が再創造されるんじゃないかなあ。幸村少年が「天衣無縫」に辿り着けなかったのは、五感が失われた状態で「テニスを呪ったため」であり、五感が失われた状態で「テニスを愛すること」が「天衣無縫」への鍵ということでいいのかな。「廃人になって、なおテニスを愛する」。これが「天衣無縫」への階段だとすれば、なるほど、千歳のいう「開かずの扉」「他の2つの扉とは次元が違う」「人間が入る事を許されている領域ではない」などは何らオーバーな話ではないのですね。そりゃあ千歳も怯えるよ。
次回は巻頭カラー。終わるには……。幕を閉めるには、これ以上ない舞台だけれど……。終わりじゃないよね。まだ終わりじゃないよね……。まだあと二週くらいはあるよね……。あって欲しいなぁ……(´・ω・`)
サイレン
ちびっこ雨宮さん可愛いなあ。扉の雨宮さんも可愛いよう。……でも、デエトに誘われても全然羨ましくないぜ。雨宮さんは昨今珍しく(?)リスクリターンの噛み合わないヒロインだと思います。ハルヒは可愛いから、ハルヒと一緒にがんばれる。でも、雨宮さんは可愛いけれど、サイレン世界には行きたくないぜ。断じて、行きたく、ないんだぜ。
子供の頃、あんなにイジメられてたのに、「じゃ、またなチビ。もっと牛乳飲んだ方がいいぞ」だけで、すっかり溜飲を下げてるドラゴンくんがとっても可愛かったです。あんなに暴力が得意なのに、「アゲハにあったら、『もっと牛乳飲め』って言ってやるんだからなー」って、あんなデカイ図体でずっとずっと思ってたんですよ。ドラゴンくん可愛いなあ。キミ、実は不良とかウソでしょ?
クラスメイトのサカとヒロキはアゲハを怪しんでるので、二人がサイレン世界の方に関わってくるのも時間の問題でしょうか。今週でもうちょっとサイレン世界の謎が明かされるかと思ったけど、来週にお預けー。ちくしょう、この漫画楽しいなあ。
スケットダンス
「すっかりヘタレキャラが定着してしまっていたが、さすがは剣道部主将だな!」
ホントだ、ビックリしちゃったよ。あまりにヘタレキャラ補正が強すぎて、こんな想定しうる範囲の活躍でもビックリしちゃったよ。
ここで次週に繋げたことを普通に考えるなら、武光の劣勢は「クスリが切れたフリ」で来週再逆転の流れなんだろうけど、それでも、僕の中では来週1コマで武光が敗北している絵が浮かんでしまう辺り、彼のヘタレキャラとしての定着っぷりは只事ではないなあと思うのです。
そして、もはや副将戦が何の勝負かすら忘れているのに、ギリギリで駆けつけてくれた浪漫ちゃんが美森を圧倒する姿ばかり浮かんでくるのも、僕の浪漫ちゃんに対する信頼は只事ではないなあと思うのです。
ナルト
前回、勝負が着いたと思ったら「実は幻術でしたオチ」だったので、今回も「実は幻術でしたオチ」になる可能性があるのだけれど、しかし、そうは言ってもそんなことはあるまい、そんなことを本気で言うのもちょっと岸本先生をバカにしすぎだよね、申し訳ないよねと思い、「こないだの幻術合戦は失敗とは言わないまでもマズかったんじゃないですかねえ。いや、まさか今回まで『幻術でした』オチとか……、そんなことは露ほども本気で思っちゃいませんけどねえ。なはははは!」などと、先週は弱気弱気に感想を書いたのですが…………。
マジかよ。マジで幻術なのかよ……OTL
岸本先生、コレ、どうするんだろう……。もうサスケ・イタチ戦はどっちに何があっても、「ふーん……」としか思えないよ……。
しかし、幻術合戦を描くというのはこういうことなのか。ある意味、貴重な体験ができたと思います。これは作劇の失敗例として学ばせてもらおう……。
ワンピース
ちょっと、尾田ァァ!!! お前、普段からもうちょっと人体脆く描けよバカァ!! どう考えても泣けるはずの話なのに泣けないないじゃないかー。ああ、もう、勿体無いなあ。「ど、毒……だと……? 武器に、毒を塗れば……。こいつら、死ぬのか……!?」とか、そんなことばっかり考えちゃうんだぜ。話自体はうまく作ってんのになあ、勿体無い。まぁ……、これも尾田先生の選んだ道か……。
ラブーンとの再会イベントは全行程クリアーの後ということで、ブルックさんは普通に仲間になってくれそうです。これは良かった。彼はストレートに好感の持てるキャラなので、仲間になってくれるのは素直に嬉しいです。現メンバーと比べても好感度がダンチですよ。
アイシールド
この漫画もインフレしてきますねー。負け犬の噛ませ犬再利用が甚だしいです。
激闘の末、僅差で強敵巨深ポセイドンを破ったデビルバッツであったが、そのポセイドンは神龍寺ナーガに圧倒され、その神龍寺ナーガもまた帝黒学園に圧倒されたのであった。
ポセイドンをかませにした時もどうかなあと思ったけど、ナーガまでやんなくてもいいんじゃないかなあ。どんな強敵も次シリーズが始るや否や新敵キャラに瞬殺されるなんて破壊王ノリタカみたいだぜ。
アニプリ
今年の「バレンタインキッス」、甲斐がメインなんだ……。まさか知念じゃないとは思ってましたが、木手だと思ってたよ。甲斐の方が人気高いんだねー。しかし、本当になんで比嘉中なんだろう? 氷帝、立海と来て、次が比嘉中。うーん?? 四天宝寺の立つ瀬がないなあ。
追記:分かった! テニミュが比嘉中だからだ……!
デスノート
後日談としては十分に面白いし、小畑先生の描くデスノキャラが久しぶりに見れただけでもとっても嬉しかったんですけど、なにが言いたいのかよく分からん話でした。死神は興味本位でノートを授け、Lは趣味で事件に関与し、大衆は右往左往するばかり。結局、明確な意志と信念を持って行動するのはキラだけ。そして、今回のチープキラにはその意志も信念も足りませんでした。つまり……
「結論:夜神月はスゴかった」
今回は夜神月賛歌ってことでイイんですかね? ラストもやっぱり「ライトはすごかったんだねー」みたいな話になってますし。でも、今更、月君を持ち上げる必要もないし、やっぱり狙いがよく分かんないなー。
あと、松田さんがノー成長だったことは良かったです。人間そうそう成長しないもんですね。
エムゼロ
・vsカタツムリ
本格的に魔法関係ないぜ。これ、恐怖症克服ミッションじゃないか。カタツムリトラウマエピソードは、愛と死と粘液の絡み合った説得力のあるものだったと思います。愛憎は表裏一体。そして、体液。
勇者学
いやいやいやいや……! 河野君、ちゃんと異性からチョコ貰えてんじゃん! 良かったじゃないですかー! 出てくるキャラがみんなみんな「まさゆきだ」「まさゆきだ」と連呼して、最悪のオチ(=まさゆきオチ)をしっかり予想させられていただけに、なんだかこのくらいの救いどころ(一応異性だった)があっただけでも一緒に幸せな気持ちになれたよ。クリスマスの時よりは大分救いがあったんじゃないかなー。
あと、前回登場時のまさ子は覚えてないんだけど、今回の最終ページのまさ子を見る限りだと結構アリじゃね? ちょっと目がキツイけど、容姿は整ってるよね。それにまあ、相手が誰であれ、好意を受けているということはとても良いことではありませんかー。ビューティー田村に愛されてるハマーさんも、決して捨てたもんじゃないですよー。
マディ
ズルっとズボンが滑っておしりが丸出しなところとか、それ以降はずっと丸出しなところとか、道に迷って辿り着けないクレイとか、諸々良かったです。ほのぼのした。
結局、最後までマディがキメラと戦うことはなかったし、猫耳少女と結婚したがってたジャスパーさんがホンモノだということも分かったし、ハリが特に頑張らなくてもルリちゃんは帰ってきたようだし、色々良い漫画だと思います。どうせなら、ルリちゃんは健康管理もしっかりしてピンピンした状態で返してあげれば言うことなかったんですけど、そこまでコランダムさんを常識人にしちゃうのはジャンプ的にアウトなんだろうなぁ。マディは、うん、悪くないんだけど、掲載紙を間違えたとしか思えないや。悪くないんだけどなー。全然悪くないんだけどなー。
ムヒョ
またロージーの自業自得か……! 時期的におそらく最終エピソードだってのにホントに成長しないなあ、この子は。
諸悪の根源たる魔法律協会にメスを入れてから終わって欲しかったけど、ここに来てなお「ペイジ執行人だ、あの伝説の…」「MLSの教職という名誉」なんて言ってるから、そこらへんは期待しちゃダメなんだろうな。
ブリーチ
「バカが。眼帯外しやがるから加減し損ねたじゃねえか」
相手に止めを刺さないのはOSRバトルの常道。危うくノイトラさんを殺してしまいそうになった剣八さんは、焦って悪態を吐きます。しかし、この「いつでも殺せるんですけど、すんげー頑張って抑えてるんですよ」アピールは剣八さんのOSRを更に上昇させたことでしょう。
一方、死にかけのノイトラさんはついに刀剣解放。見開きで描かれた彼の姿からは、凄まじいOSRをビリビリと感じます。一体彼のどこにこれほどのOSRが残っていたのでしょうか。先週の醜態で彼のOSRは尽き果てたと思っていたので、ちょっとビックリしちゃいました。
そして、ここで一護がまさかの利敵行為……!
「腕が…、倍になりやがった…。そんなんありかよ…」
「傷も…、塞がってる……」
「嘘だろ…、眼帯外した剣八がつけた傷だぞ……!?」
一護の援護射撃によりノイトラさんのOSRがグングンアップしていきます。剣八さんも「テメー、助けに来てやったのに、何しやがるんだボケ」と思っていることでしょう。咄嗟に「いいOSRだ」と相手を称えてOSRアップを図りましたが、しかし、一護の援護射撃を受けたノイトラさんには及ばず一撃の下に吹っ飛ばされてしまいました。危うし、剣八! どうなる、剣八!!!!
***
次回予想。
ノイトラ「バカが、刀剣解放させやがるから加減し損ねたじゃねえか」
剣八「破面如きの剣で俺が死んでたまるか! ウオオオ、卍解!!!!」
ドドドドドドドドドド
一護「腕が16本になりやがった。そんなのありかよ」
一護「傷も…、塞がってる……」
一護「嘘だろ…、刀剣解放したノイトラがつけた傷だぞ……!?」
テニスの王子様 Original Video Animation 全国大会篇 Final Vol.0 | |
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