【4/15】2007年19号のジャンプ感想(補足)


 本感想はこちらから。本稿は補足です。

・テニス

>> 自分は普通に侍のスタンドが発動してボールをきったのだと思いました。
>>
>> そして完成した天衣無縫とは、試合中にスタンドが相手に切りかかり、対戦相手を斬殺する流派を指すのだと思います。
>> ボールすら使わないという点で天衣無縫という言葉がもちいられているのでは?
(掲示板より)

>> ああだから「サムライ」南次郎なんだといまさら納得しました。(掲示板より)

天衣無縫解釈は二派に分かれましたね。
「サムライ」であることを考えると、こちらの斬殺派かとも思いますが……

>> 天衣無縫の効果をまとめると体から煙と木片が出て力が強くなる
>> さらに相手の大車輪~を無効化してボールが細切れになる
>> あれ?引き分けにしかできなくね?
(掲示板より)

>> 今週のテニスでは天衣無縫の極みによってボールが破壊されてしまいました。これでは死合を続けることが出来ません。さらにいうと、死合前に天衣無縫の極みを使用すればテニスの死合を開始することさえも出来ません。つまり血を血で洗うテニス戦争が天衣無縫の極み使用者の出現によって終焉を迎えるのです。つまり越前リョーマは混沌としたテニス界に平和をもたらす使者だったのです。僕たちが殺人テニス殺人テニスと盛り上がっている間に許斐先生はテニス界の平和にまで考えを及ぼしていたのです。さすが許斐先生です。偉大です。神です。
 さて、南次郎の「…違うな、まだまだだぜ、リョーマ」という発言ですが、これは天衣無縫の極み使用者たるもの能力発現の暁には何事も起こしてはならないからだと考えます。そう、リョーマはボールを断つのではなくボールそのものの存在を(存在したという事実さえも)消滅させなければならなかったのです。
(掲示板より)

天衣無縫解釈のもう一方が「完成された護身」派です。
真の護身にボールは不要。真に護身が完成すれば、そもそもテニスには近づけないのです。

>> 思い返せば序盤からツイスト→あばれ球と金の字を文字通り仕留めにいった越前少年。
>> 一方、越前少年に体力を消耗させて確実に仕留めに掛かった金の字。
>> そう、かがみさんも先週の感想で述べていたとおり「1球勝負」と銘打たれたこの戦いで勝利を得るには1球で相手の息の根を止める必要があったのです。
>>
>> しかし土壇場で越前少年は攻撃を止めます。
>> ボールを両断することで勝負を終わらせたのです。
>> 「こいつを倒したい」と殺意の目をしていた少年がいったいどうしたのでしょう?かなり頭を悩ませました、あそこはいつもの越前少年なら間違いなくカウンターで金の字を仕留めているはず・・・。
>>
>> 答えは見開きページにありました。
>> 勝ち誇った表情の越前少年の背後には怯えきった観客たち・・・
>> そう、彼は「相手を倒す」という己の信条を捨てSUGD大車輪山嵐から人々を救ったのです。
>> あれ程唯我独尊を貫いていた男が自分の信念を犠牲に、観衆の命をとった・・・この慈愛の精神こそ天衣無縫の極みですよ!
>> この死合を通して多感な少年はまたひとつ大人になったのでした・・・。

確かに、あれは仮に越前少年が避けていたなら(SUGD大車輪山嵐は避けてもぶつかる技な気がするけど)、後ろの観客たちがどうなっていたか分かりませんからね。
人を殺すテニスから、人を活かすためのテニス、つまり活人テニスが天衣無縫の極意なのかもしれません。
テニスラケットは人斬り包丁ではないのです。

>> 私は大気を操つる能力なのかと思いました。
>> それで空気の幕を張って金太郎の打球を減速させつつ、真空ハリケン打ち見たいな要領で切断したのかと。
>> 今週のテニスの王子様と言うタイトルは、越前が大気を操って土煙を使って空中に描き、オレこそがテニスの王子様だと威嚇をしているのかと思いました。
(掲示板より)

あともう一つ。
大気を操ってボールを切断というくだりはともかく、あのタイトルロゴが天衣無縫効果であり、越前少年の示威行為だという発想は素晴らしいです。
手塚部長が天衣無縫に目覚めたら、見開きにあのフォントで「油断せずにいこう」と出てくるわけですね。

>> 例えば、ブリーチでウルキオラさんの最大攻撃を受けた一護が翌週に何か新しい能力に目覚めてどどんと無傷で立ってたりしても、僕たちは「ふーん、そうなん?」で終わっちゃうんですよね。
>> 今週の越前がやってるのはそういう事なのに、どうしてここまで胸がときめいちゃうんでしょう。これが愛の差か。
(掲示板より)

ストーリー展開と演出の差じゃないかなあ。
もちろん、僕たちの信者力もあると思うけれど、あのドドーンと来た見開きタイトルロゴとかは、圧倒的に実力だと思うな。
そこらへんはラジオでガッチリ議論しようと思ってたけど忘れてたぜ(´・ω・`)

>> テニスボールよりも硬いものがあるとすれば、個人的な予想としてはラケットのフレームでテニスボールを両断したという事になっているので、最硬なのはフレームだと思います。
>> という事はフレームが歪んだり、ラケットが柄から折れたりした時が、テニス中最硬のものを壊したになる気がします。
(掲示板より)

そういえば、不二vs赤也でも、不二先輩はガットが破れた後はフレームで試合してましたね。
フレーム最硬説はありえる気がします。
そして、そう考えるとラケット職人であるオジイという存在がどれほどのものか分かりますね。
南次郎でさえオジイには一目置いていたし、プロレベルのテニスプレイヤーにとって、ラケットの良し悪しは生死に関わる問題やもしれません。

>> 試合中のアクシデントでボールが破損した場合、一時中断してボールを交換して再開が妥当かと思います。綺麗に半分に割れて双方のコートに落ちているので、そうして改めて一球勝負を再開すれば良い話なのに。
>>
>> もしかすると、一球勝負と言うのは『一球しか使用しない』と言う意味での約束だったのかもしれません。そう考えると、プレイヤー二人の奇妙に納得した態度も腑に落ちてきます。
(掲示板より)

そういえばそうですね……。
よく考えるとずいぶん適当な決着方法で、たとえばボールが4:6の割合で割れてた場合は6の方の勝ちになるとか、深く考えるとキリがありません。


>> 試合とはまったく関係ない勝負まで、40分以上実況しているラジオ局のスポンサーを褒めたい。(掲示板より)

ほら、プロレスも試合とは関係ないことも報道するじゃないですか。サンマとかさ。
きっと慣れてるんですよ、彼らも。


・ブリーチ

>> どうでも良い事だとは思うんだけど気になったのが
>> 一護の虚化にウルキオラさんがえらく驚いていた事
>> チョコラテの人は一護が卍解した上で虚化する能力があることを知ってた訳だし、他の皆も知ってる情報だと思ってたんだけどもウルキオラさんはすごく驚いてたような・・・
>> ウルキオラさんが痴呆の気があると思うのは早計ですかね
>> 単にグリムジョーさんが横の人間関係より縦の人間関係を重視する人なだけかもしれないし
>> ちょっと前に現世にやってきたときも同僚の十刃じゃなくて部下の11番以下の人達を連れてきてたし下の人には慕われてるのかも
(掲示板より)

「あ、ごっめーん。一護って虚化できるんだよ。伝えるの忘れてた、ごめんね」
グリムジョーさんがうっかり忘れてたのか、それとも一護を取られまいと故意に情報を隠していたのか分かりませんが、とにかく情報の共有は戦術面において、とても大切だということですよ。
そんな重要な能力を持ちながら敵の一般兵にまさかの相打ちとなったアーロニー(ry

>> 先週のザエルアポロさんの解説もそうなんだけど、ウルキオラさんがどうしてこれだけ懇切丁寧に現在の状況を教えてくれるのか分からなくって、非常に混乱しました。でも、
>> 「全ての同胞に伝えることができる」
>> という台詞で納得。
>> 嗚呼……困惑してたんだなこの人達。
>> 「あらゆる情報が瞬時に」伝わったという事は、あの間抜け極まりなく、逆に難易度の高いウルトラCな死に様が余すところ無く知れ渡ったという事でしょうし。
>> アーロニーロさんの能力はセルとか魔人ブウと同質のラスボス級な能力ですから、当然愛染さんやウルキオラさんの期待も大きかったでしょう。その証拠に、(おそらく雑魚だろうけど)三百万もの虚を食わせて徹底したパワーアップを図ってます。
>> しかし、近い将来にかならず起こるはずであるソウルサエティとの全面戦争で主戦力となるはずだった期待の新星アーロニーロさんは、想像を絶する迂闊っぷりを発揮して一般兵如きと相打ちになってしまいました。
>> おそらくウルキオラさん達は、もう悲しみとか怒りとかそういう諸々の感情を超越した境地に至ってしまったに違いありません。
>> 僕達みたいな一般人だと、買ったばかりの新車とかパソコンとかを道でスリップしたり転んで落としたりして壊してしまえば、似た様な心持ちとなれるのではないでしょうか。うむ、これは想像するだけでもすさまじい虚脱感が沸き起こるな!
>> そして、己の内で渦巻く様々な感情にすっかり混乱してしまったウルキオラさんは、とにかくこの状況を誰かに話したくなったのでしょう。こういう時は、他人に相談すれば意外と楽になったりしますからね。
>> が、同じ破面達は既に情報を共有してますし、そもそもが自分と同じ当事者ですのでこの場合に相談する相手としては適していません。当事者同士で相談しあっても、混乱が大きくなるだけですからね。第三者に話すのが大事なのです。
>> 仕方が無いので、ウルキオラさんは最も手近な第三者である一護へ話しに来たのでしょう。何もしないよりはマシというものです。戦いになれば、その間だけはアーロニーロさんの事を頭から追いやれるという現実逃避も存在したに違いありません。
>> うん、こうしてみると彼の行動はそんなに無理が無いかもしれない。
冒険の書さん)

だ、ダメだ! もうこの解釈以外考えられない……!
そして、こう考えると、なんだか十刃がすごく不憫な人たちに思えてきました。
ザエルアポロさんの「おめでとう! 大殊勲じゃないか!」も、別に心からルキアたちに賛辞を示したわけではなくて、一種の強がりなのかもしれませんね。
なんていうか、自分たちが不利になって相手に利がある事態になっても、ここで相手に拍手を送らないと、あらゆる意味で負けてしまう、っていう心境。
悔しがるよりは、相手を称えてあげた方が、まだ自分が救われるっていう状況あると思うんですけど、アレなんじゃないかなあ。
麻雀で半荘10回やって一度も上がれなくてボロ負けした時に、「今日は本当にスゴかったね、おめでとう」と相手を称えなければ、もう泣くしかないっていうアレ。


【過去ログ】

【カテゴリー】

TOPアドレス
当サイトのTOPアドレスは
http://dansyaku.cagami.net/
です。
管理人:かがみ
パンクロッカーで作家。忙しくてもジャンプは読むよ。許斐剛先生を尊敬してます。

好きな漫画:テニスの王子様
好きな映画:テニスの王子様
好きなアニメ:テニスの王子様
【僕の本】

kaiketu_mini.jpg

[NEW!]
ダンゲロス1969
HP / amazon


kaiketu_mini.jpg

怪傑教師列伝ダンゲロス
amazon


bakadark_mini.jpg

戦慄怪奇学園ダンゲロス
amazon


bakadark_mini.jpg

ダンゲロス・ベースボール
amazon


bakadark_mini.jpg

「バカダークファンタジー」としての聖書入門
HP / amazon


jingi_mini.jpg

かわいい☆キリスト教のほん
HP / amazon


jingi_mini.jpg

作ってあげたいコンドームごはん
(amazon


jingi_mini.jpg

仁義なきキリスト教史
HP / amazon



飛行迷宮学園ダンゲロス
HP / amazon



新装版完全パンクマニュアル
HP / amazon



戦闘破壊学園ダンゲロス
HP / amazon



もしリアルパンクロッカーが
仏門に入ったら
HP / amazon



完全教祖マニュアル
HP / amazon



よいこの君主論
HP / amazon



テニスの王子様
[全国大会編]
爆笑・恐怖・激闘
完全記録

HP / 販売サイト



完全恋愛必勝マニュアル
HP / amazon



完全HIPHOPマニュアル
HP/amazon



完全覇道マニュアル
HP/amazon




完全パンクマニュアル
HP/amazon

amazonならびに全国書店にてひっそりと販売中。
【最新のエントリ】


誰でもどこでもLINK FREE!