【4/9】2007年19号のジャンプ感想


1、実験的にしばらく感想は掲載順にしてみます
2、気付いたらTo LOVEる3巻が出てた。こないだ2巻買った気がするんだけど……。早いなぁ。
3、今週か来週の金曜にラジオをやるかもしれません。山田さんとマルコさんとNo.5の予定が合えば。


ブリーチ

今週からブリーチを楽しく読むために少しだけ努力をすることにします。

【設定】
1、登場人物の強さはオサレで決まります。オサレ=強さです。
2、作中の強さに関する説明は一切省みません。
3、鬼道ポエムはオサレを高めるためのものです。

それで今週の一護ですが、これはいただけませんね。
いきなり卍解し、あまつさえ仮面の力を用い、その上、月牙天衝まで使っています。
最初から全力を出すのは、オサレ面でかなりのマイナスです。

その一方、ウルキオラは解放もしておらず、「狷介」などという非常用漢字まで使っており、かなりオサレです。
今の二人のオサレ値には天と地ほどの差があります。
これではどちらが勝つかなど火を見るより明らかですね。


銀魂

あー、残念!
史実と同じ方向になってしまいました。
伊東さんとはこれからも仲良くケンカして欲しかったんですが。
僕は史実の方でも、新撰組と伊東甲子太郎が敵対したことがすごく残念なんですよね。
政治力のある伊東甲子太郎が新撰組のために尽力するって、すごく見たくないですか?
でも、攘夷派と手を組んじゃったら、いまさら仲良くケンカするのはムリだろうなあ。
それに土方には沖田がいるし、仲良くケンカする相手は2人もいらないってことかー。


ワンピース

峰打ちでした。
別に峰打ちでなくともこの3人が死ぬとは思えませんが、とにかく峰打ちだったようです。

しかし、峰打ちで鼻歌三丁ってできるんでしょうか。
「達人が切るとしばらく気付かない」って理屈自体が良く分からないのだけど、たぶん「切れ味が鋭すぎて切られたのに気付かない」ってことだと思うんですが、「鋭く鈍器で殴られたら殴られたのに気付かない」ってことにはなるんでしょうか。
斬撃の場合ですら想像し辛いのに、打撃となるとさらに想像しにくいです。
しかも彼らは「うーおなかいたいー」くらいで別に内臓破裂とかしてる気配はないので、殴られたことに気付かないほど鋭く殴りつつも臓器を傷つけないほどほどの力加減の峰打ちだったわけで、一体どういう打撃だったのかさっぱり想像できません。
おそるべし、鼻歌三丁。


ナルト

大蛇丸さんのところは更生施設でした。
サスケといい、重吾といい、結構利己的な目的で、ある意味大蛇丸を利用してますね。
「アイツは危険だけど背に腹は変えらんねーよな」くらいの勢いでしょうか。
僕たちの世界で言うところの戸塚ヨットスクールみたいな存在かもしれません。
子供とかが悪さしてると、「こら! いたずらばっかりやってると、大蛇丸のおじちゃんとこに連れてくよ!」とかいってお母さんが叱るんですよ。

あと一瞬、「勇次郎も大蛇丸さんのとこ行きゃいいんじゃ?」とか思ったけど、大蛇丸に勇次郎がどうこうできるとはとても思えませんね。
勇次郎って超能力も忍術も使えない普通の人間なのに、まったく誰にも負ける姿が想像できないよ。核ですら死ぬとは思えない。


ペンギン

・チェリえもん

おかしいなあ、少女漫画によると飾らない言葉でOKなハズなんだけど。

・暴走族
そういえば、暴走族御用達雑誌である「チャンプロード」が静岡で有害図書になったみたいですね。
チャンプロードはかなりスゴイ内容なので、確かに暴走行為を助長していると言われても仕方ないかもしれません。

ところで、実はあの雑誌、警察の購入が多いらしいのです。
なんか捜査資料として有益らしいですよ。


アスクレピオス

普通にすごく面白い……。
FORESTの時もそうだったけど、内水先生は読んでてガッカリさせられるような展開は描きませんね。よく練られてる。
最初はルカを悪人のように描きながら、実は重病の妹がおり、そのために金が必要だった……という、ここまでなら凡百の作家でも思いつきますが、さらに当時の状況を絡めて、ルカ個人の問題に終わらせないあたりが見事です。
最大の問題を「教会の絶大な権威」に設定し、それに影響を受ける「ディレイル家」「異端狩り(ルカ)」「正統の医学」が、このエピソード中でお互いに干渉しあいながらも、着地点(主人公とルカの和解、「正統の医学」に対する許し)を見つけ出す展開は読後感も爽やかです。
内水先生は「サソリ」「カイン」と連載作品にはあまり魅力を感じませんが、読切は本当に面白い。でも読切じゃ食えないんだよなぁ……。

ちなみにアスクレピオスは医学の神様で、主人公のもってる変な杖は「アスクレピオスの杖」であり、

↑これは世界保健機構(WHO)のマークですが、この中央に描かれている「蛇が巻き付いた杖」がアスクレピオスの杖だということです。


こち亀

またマグロか……と思っていたら、意外とロマンあふれる話で面白……だったのに、オチが有耶無耶になっちゃったのは残念です。
まあ、でも再来週に「両さんが10mマグロに再挑戦!?」みたいな話になると思うからいいや。
最初から前後編にしちゃえばいいのに。

しかし、超神田の食通の人は、自分では分からない「マグロの味の違い」が分かる檸檬の舌でも分からない「近海か外洋か」を特定してどうする気なんでしょうか。
檸檬に分からないものが、彼に分かるはずがないと思うのですが。
例えるなら「豚肉と牛肉の違いは分からないが、とにかく牛ステーキが食べたい」といってるようなもので、それははたして食通といえるのでしょうか。


To LOVEる

・天条院さん
彼女が出てくるたびに毎回言ってる気がするけど、本当に彼女を見ると胸が高鳴る。
これはもう恋かもしれない。

「あら…迷子ですの?」

↑このコマを見ただけで、ページを開くと、彼女のパンツが見えているか、おっぱいを揉まれているか、股間に顔を押し付けられているか、全裸になっているかのいずれだと分かりますからね。
もしかすると、僕はS心を刺激されてるのかもしれない。
彼女は存在自体がMなんだよなー。
でも、通称揉まれ子さんに関しては別に胸が高鳴ったりしないし、天条院さんにはそれだけじゃない魅力があるのだとも思います。
なんだろう、タカビーなのに誰よりもサービス精神旺盛(誰よりもエロい目に遭う)なところかなー。
それにしても天条院さんはかわいいぜ。
付き合いたくはないけど、彼女の周辺にいたい。

・春菜「今は練習の時間でしょ?」

テニスの練習>>>友達が宇宙人

春菜ちゃんも何気にすごい子ではないかと思った1コマ。
僕の友達が宇宙人だったら、たとえ彼らのように軽く受け止められたとしても、それでも部活の練習を優先させる程の余裕はないと思うよ。
流石に宇宙人の話をしたいよ。

・殺人テニス
佐清先生相手に殺人サーブを披露したララ父。
宇宙人の圧倒的パワーを見せ付けた彼ですが、しかし、今回は相手が良かったというべきでしょう。
To LOVEるの舞台が、仮に大阪のとある中学校であったならば、良くて五分五分の勝負だったと思います。
「ぶつけるのはやめてやった」と、ぶつけるのが前提であるかのような思考も、まさに四天宝寺クオリティ。
師範なら「おぬしも殺人テニスが信条か。ならば思う存分殺り合えるのう」とか言いそう。

・「キャー、先生、立ったまま気絶してるー!!」
佐清先生、逃げて――!
バリカンで丸刈りにされる――!

・春菜ちゃんと逃げるリトくん
あー、ざんねん。
これはちょっとマイナスですね。
リトくんはここでは籾岡さんたちも含む女子3人を守らなきゃいけないところですよ。
物語の進行上、ここで春菜ちゃんを連れ出すのは仕方ない展開でしょうが(籾岡「春菜も気になるんでしょ」→次週、ララの婚約者問題が春菜の目の前で展開)、しかし、これはちょっと残念だなー。
まあ、長谷見先生といえど神様じゃないってことで。

・幼児はララ父でした
実はデビルーク星の住人は年齢を重ねるごとに若返るのではないかと推定。
生まれた時はおじいちゃんおばあちゃんで、年を経るごとに若返って、最後は赤ちゃんになって死にます。
だから、ララとかはもうかなり高齢なわけです。
ララ父も結婚を急ぐわけですね。
ララのナイスバディーも今が盛りで、これからはどんどん幼児化します。
それをリトくんが喜ぶかどうかは彼の性癖次第です。


テニスの王子様

アリです。
ぜんぜんアリ。

ていうか、今週は許斐先生の見せ方が物凄く巧かった。
まず、「次週の予想」にあるように、僕たちは越前少年が死んだのではないかと、たっぷりハラハラさせられていたわけですね。
それで、今週は映画的な演出が行われていたわけですが、もくもくと舞い上がる土煙から、表題見開きまでの展開を頭の中で映像化していって下さい。
僕たちの「ハラハラしてる心」が、越前少年の表題見開きでどれほどのカタルシスを受けるか、また、それまでの土煙もくもくがどれだけ僕たちの不安感を煽っているか、それらが分かってもらえるのではないかと思います。
溜め→見開きの流れが完璧なのです。

越前少年が無傷、つまり「越前=天才」という図式をあえて壊さないことで、まさかここまでのカタルシスが得られるとは、許斐信者である僕にもこれはちょっと意外でした。そんな自分にビックリした。
いや、僕はテニスが大好きですが、それでも「越前少年が死に掛けるくらいの大怪我負ったら面白いなあ」くらいは普通に思うんですよ。
「主人公は天才だから無傷」なんてつまんないじゃないですか。

でも、そうじゃなかった。
主人公は天才だから無傷だったけど、逆に熱いものが込み上げた。
そんな、まるで小学生や中学生が「主人公が無事でよかった、うれしー!」と喜ぶような、そんな純粋な感動が訪れるなんて、そんな自分にビックリしたんです。
いや、だって僕、絶対そんな人間じゃないもん。
これは本当に、自分にビックリした。

その原因はおそらく2つあって、1つは僕たちが来週の予想をしたりして、越前少年の危機感を自分たちの中で際限なく膨らませてきたのがあります。
(ルキアと違って)「越前、絶対死んだ!」と本気で思っていたからこそ、彼の生存に本気でカタルシスを感じるのです。
つまり、僕たちは楽しむための努力を思いっきりしてきたわけです。

そして、もう1つが先述の、許斐先生の類まれなる演出力です。
ちょっと誉めすぎかもしれないけど、僕はもう少し冷静になった方がいいのかもしれないけど、信者フィルターかかりすぎなのかもしれないけれど、でも今本気で思ってることだから、あえて言わせて下さい。

許斐剛の実力はホンモノ。

見開き表題「テニスの王子様」の迫力と、無傷の越前少年の姿は、この僕に、このクソひねくれた漫画読みである僕に、
「越前はテニスの王子様だ――!!!!!」
と叫ばせてしまうだけの力を持っていました。
みなさんの中には「ボールが真っ二つになって引き分け」という結果を、「ちょっと拍子抜けだった」と残念に思う人がいるかもしれませんし、僕もこの結果自体にはさほど強い印象を受けたわけではありませんが(無難な結果と言えるかもしれない)、それでも今回は演出が素晴らしかったので、問題なくカバーできていたと思っているのです。

みんなにも同じカタルシスを感じてもらえたなら、僕の言ってることが伝わると思うんですが……。
ただ、ここで「越前生存」にカタルシスを感じられなかった人には、ちょっと物足りなく思えたかも、というのはあります。
あの見開きのカタルシス次第ですかねぇ。
個人的には「やった、許斐先生、今回も乗り切った!」って感じなんですが、これは信者フィルターなのかなあ。
巷の反応が気になりますが、まあ僕は楽しめたんで「巷の反応はどうでもいいかな?」とも思います。まさに信者。


 ***

それで、SUGD大車輪山嵐を真っ二つに切り裂いたのは「天衣無縫の極み」らしいのですが、前回のラストで帽子が飛んでいたことから考えて、「天衣無縫の極み」の正体は明らかですね。
頭に集めたオーラを飛ばして敵を切り裂く技です。
帽子はその時の衝撃で飛んだのでしょう。

そして、試合中継を聴いていた南次郎が、「…違うな、まだまだだぜ、リョーマ」と言ってるのは、おそらく、「(ボールを真っ二つにするのは)違うな。(相手選手を切断しない辺り)まだまだだぜ、リョーマ」という意味でしょう。
彼が本格的に教えるのは、おそらく本格的な殺人テニスです。


バレーボール使い

・前園雀昭
前園くんは出るべき漫画を間違えてると思います。
彼はいちご100%にこそ登場すべき男だった。
「まずはおりたらどーだ?」とキックするあたり、これが真中だったらなあと思わずにいられない。
真中に対しても、「お前はまず女の子から離れろ」と言いたい。
腕が挟まっててどけれないというなら、腕を落とせと言いたい。

・おひめ様だっこより破廉恥な登校

風紀規定では「おんぶ」と「肩車」しかないだって?


この世には風紀委員の想像もつかぬ世界がある。

・なんとなくハッピーエンド
この漫画は、なんだかんだで結局友達を増やしていくので読後感が良いですね。何気に悪くない漫画だと思います。
でも、もて王の方が好きなので、もて王が切られるくらいならこちらに切られて欲しい。
もて王はこないだのラブコメが最高に面白かったのに、なんでこんなに順位が急降下したんだろう???
まだ反映されてないだけと信じたい。


ラルグラド

これまで一方的なパワーバランスだったものが、最後の1ページ、閣下五騎士とガネットが均衡している描写で俄然面白くなりました。
城の周りに網を張る辺りが、とてもハンターぽいです。
また、今まで基本イイコイイコだったラルが、利己的(?)な行動に走る辺りも良かった。
あんな暗闇に15年間閉じ込められて精神がひねくれない方がおかしいわけで、むしろ、このくらいの方が納得できます。


ジャガー

すごい、ストーリーも絵も何もかも面白い。
キスシーンで大爆笑。
これだけ「ヘタクソに見える要素」を詰め込むって、うすた先生はやっぱりスゴイなあ。
今回は1コマ1コマに見所があります。
こういうの大好き。
 
 


【過去ログ】

【カテゴリー】

TOPアドレス
当サイトのTOPアドレスは
http://dansyaku.cagami.net/
です。
管理人:かがみ
パンクロッカーで作家。忙しくてもジャンプは読むよ。許斐剛先生を尊敬してます。

好きな漫画:テニスの王子様
好きな映画:テニスの王子様
好きなアニメ:テニスの王子様
【僕の本】

kaiketu_mini.jpg

[NEW!]
ダンゲロス1969
HP / amazon


kaiketu_mini.jpg

怪傑教師列伝ダンゲロス
amazon


bakadark_mini.jpg

戦慄怪奇学園ダンゲロス
amazon


bakadark_mini.jpg

ダンゲロス・ベースボール
amazon


bakadark_mini.jpg

「バカダークファンタジー」としての聖書入門
HP / amazon


jingi_mini.jpg

かわいい☆キリスト教のほん
HP / amazon


jingi_mini.jpg

作ってあげたいコンドームごはん
(amazon


jingi_mini.jpg

仁義なきキリスト教史
HP / amazon



飛行迷宮学園ダンゲロス
HP / amazon



新装版完全パンクマニュアル
HP / amazon



戦闘破壊学園ダンゲロス
HP / amazon



もしリアルパンクロッカーが
仏門に入ったら
HP / amazon



完全教祖マニュアル
HP / amazon



よいこの君主論
HP / amazon



テニスの王子様
[全国大会編]
爆笑・恐怖・激闘
完全記録

HP / 販売サイト



完全恋愛必勝マニュアル
HP / amazon



完全HIPHOPマニュアル
HP/amazon



完全覇道マニュアル
HP/amazon




完全パンクマニュアル
HP/amazon

amazonならびに全国書店にてひっそりと販売中。
【最新のエントリ】


誰でもどこでもLINK FREE!