【3/3】2007年13号のジャンプ感想(補足)


 本感想はこちらから。本稿は補足です。

・ナルト

>> 個人的には呪印を付けてもらってパワーアップできたけどその代わり大蛇丸には絶対逆らえないようになってたんだと思ってました
>> たしか音の四人衆がそんな事を言ってたような言ってなかったような気もしますけど
(掲示板より)

確かに大蛇丸さんがそんなことすら考えてなかったというのは想像し辛いので、来週辺りサスケが「うわー、やっぱりダメでしたー」ってなって、みんなが「サスケはおばかちんですね」と思って終わるんでしょうか。今の岸本先生ならそのくらいやりかねん。

>> 確か、大蛇丸が前に乗り移った時、乗っ取る相手に対して、「体を乗っ取られても、強く願っていた思いは残る」みたいな説明をしていたように思います。
>> サスケとしては、当初は「乗っ取られても仇を討てるならいいかー」と考えていたのが、大蛇丸に勝てそうになったので、計画を変えたのではないでしょうか。
(掲示板より)

大蛇丸さんは肉体的に若返る代わりに、やりたくもないことをやらなければいけないのか……。しかも、それが自分と同等の実力者のイタチの暗殺とは大変ですね。素直に飛段さんか角都さんに教えを乞うた方が早そうな気がします。

>> ナルトにラーメンを食べさせてあげようとするサクラ。他の漫画ならそれなりに良い雰囲気が出来上がるシチュエーションなのでしょうが、『NARUTO』に関してはバキと梢江がいちゃつくのと同じくらいに読者からは求められていない気がするのはサクラの人気投票における順位の低さをまだ覚えている私の気のせいでしょうか。くず鉄作りの海さん)

そうか、この漫画にも恋愛やってた時期があったんだ……。
サクラは概念的には一応ヒロインとして認識することも可能なのだけど、実際にヒロインとして見ることはほぼ不可能なんですよね。
同等の事例としてバキを挙げたのは見事です。
確かに梢ポジションだ、いまのサクラは。
誰もサクラに恋愛を期待してないからなあ。
ていうか、恋愛をするようなキャラと考えられていない。

でも、視野を広げて見ると、実はサクラはまだマシな部類に入るんですよ。
世の中には同じ方向でもっともっと不憫な女性がいるのですから。
そう、例えば、竜崎桜乃とか。


・リボーン

>> ランチアさんは、ただの『北イタリアのマフィアの用心棒』ではなく、
>> 『北イタリアのマフィアの用心棒で、エリア最強と呼ばれていた男』
>> なんですよ。
>> で、当時から、骸に操られた、迷いがない状態ならその辺の小規模?ファミリーを単騎で
>> 壊滅させられるくらいの戦闘力をもっていたんです。たしか。
>> (中略)もしくはヴァリアーの幹部と候補生の間には
>> 氷帝のレギュラーと準レギュラーくらいの実力の差があったとかでなんとか・・・(;´д`)
(掲示板より)

ランチアさんは規格外に強い用心棒だったようです。
それにしてもヴァリアー幹部候補生たちは弱すぎる気がしますが、氷帝しかり、十刃しかり、一軍と二軍の差は大きいので、まあ二軍50人倒したところで、それほどのパワーインフレではないのかもしれません。
チャドだって十刃落ちなら50人くらい倒せるかもしれんませんし。
ダビデは氷帝100人斬りしましたし。

>> ところで、ボンゴレと何の繋がりも無い人間が死ぬ気の炎を操れたというのも相当な設定返しですが、それ以前に母親が死ぬ気の炎を知っていたという事にびっくりです。
>> しかしまあ、仕方が無いといえば仕方が無いですね。
>> 設定から考えると、九代目とかも少年時代は「リ・ボーン!」とか叫びながらパンツ一丁で大騒ぎしてた可能性もありますし。
>> きっと、イタリアではボンゴレボスとは「少年時代、変な炎を額に灯して大騒ぎしてた変態」として知られているに違いありません。
冒険の書さん)

もっと言えば、ボンゴレは初代からそうだったのかもしれませんね。
そして、地元イタリアでは、「少年時代を全裸で過ごすとボンゴレのボスになれる」とかいう噂が立ってて、毎年、勘違いした少年たちが「オレは7歳の頃から8年間服を着ていません!」「オレは生まれてこの方常に全裸です!」とか言って立候補するんですよ。
ボンゴレも彼らを一応ファミリーには加えてあげるので、構成員はどんどん全裸の少年が増えていくのです。
そして数十年後、ボンゴレは全裸の少年だけで構成されたマフィア組織となるのです。


・ブリーチ

>> ギンの回廊操作は結局、「死神組には十刃を」「現世組には十刃落ちを」充てた訳ですな。
>> 織姫まで順調に届くよう、わざわざそうしたのだろうけど、そうするとチャドは完璧にツイて
>> なかったということに……。ノイトラさんの気紛れには、ホンマ手を焼かされますゼ。
(掲示板より)

つまり、チャドは敵がわざわざ手を抜いてくれていたのに、それでもなおかませられたと。
凄まじいかませ犬根性だ。尊敬する。

>> 今週のBLEACHの最後に出てきた第8十刃ザエルアポロ・グランツ
>> 彼って恋次が現世で倒した破面№15イーフォルト・グランツと関係あるんでしょうかね?兄弟とか
>> 同じグランツだし、雰囲気もなんとなく似てるし
>> もしそうだとしたら市丸さん確実に回路操作してますよね
(掲示板より)

イールフォルト・グランツさんってこれかー。
あー、確かに似てる。
でも、これで恋次が「その名、もしや兄弟か!」とか言ったらスゴイなあ。
ザエルアポロさんも「一回言っただけで覚えてもらえるのだろうか」と不安になってたけど、こいつらの名前ホントに覚えにくいからね。
ザエルアポロさんも、きっと恋次の記憶力を見直すはずです。


・ムヒョ

>> ムヒョのギンジの黒さに関心させられました
>> いたって正当な反論をしてるのに、出世をチラつかされた瞬間に納得しているところが(笑)
>> まるで「産業廃棄物処理場の建設に反対する地元住民の代表が、裏取引で市長から金をもらったら自分だけ推進派に寝返る」構図に似てますね
>> ようは自分さえ出世できればそれでいいわけですね
(掲示板より)

これは気付きませんでした。
確かに言われてみれば、自分たちが他人のせいでテロに巻き込まれている状況には何ら変化ないわけですし。
でも、ギンジがそれをムヒョに言ってもどうしょうもないってのも事実。

あと、これがギンジさんにとって本当に出世かどうかは怪しいところですね。
ただでさえ死亡率の高い危険な魔法律職の中でも、対テロ調査員なんて更に危険な仕事です。
その上、この仕事は極秘扱いで活躍が表に出ないし、ペイジさんは四賢人の中では一人浮いててハブられ気味だし、むしろペイジ派に属することで派閥抗争に巻き込まれ出世の妨げになりそうな気がします。


>> 貧しいながらも地に足を着けた生活をしているはずの毒島さんが「風来の執行人」なんて呼ばれているのは、運送業であちこちに出張っているためでしょうか。食べていくためにやっているだけなのに「裸の大将」みたいな言われ方をしている毒島さんがなんとも哀れです。くず鉄作りの海さん)

そうか、風来ってシレンのせいか知らないけど、いつの間にか僕もプラスイメージ持ってましたよ。

>> ふうらい-ぼう ―ばう 3 【風来坊】
>>
>> どこからともなくやって来た人。定まった居所や仕事もなくぶらぶらしている人。風来人。

風来って、浮浪者と同じ意味合いなのか。
悪意がなかったとしても、毒島さんは「専門職だけでは食えずに運送業も兼業してるため事務所と連絡が取り辛い」という意味において風来のイメージなんだ。実は何一つ褒めてなかったんだ。これは気付かなかったです。


・To LOVEる

>> 何だこれ、体育倉庫で二人っきりになった女の子が急に発情して迫ってくるって、まるで新條まゆ先生の漫画みたいな展開だぜ。
>> かがみさんが、先週の感想でもて王のエロリップが、
>> 「学校でバレンタインなんぞ認めてしまったら、校内がラブホテル状態になるだろうが!」
>> と言ってるコマを持ち出して、もて王の異常がTo LOVEるの正常だといってたんですけど、その理屈だとTo LOVEるにおける異常がまゆたんワールドの正常となるわけで、つまり何がいいたいかというと、やはり最強は新條まゆ先生ですね。
冒険の書さん)

そうか……もて王ってすごくまともな漫画だったんだ。
大亜門先生はまゆたんにもう2馬身も差を付けられてたんだ……。
太臓もTo LOVEるやまゆたんの世界にいけば、そんなにキモがられずに普通にモテるのかも……しれないわけがないか。

少女漫画における非イケメンに対する扱いは家畜以下ですからね。
しがの夷織先生の漫画では、非イケメンにキスされそうになったヒロインが、その後キス恐怖症になり、キスされそうになると嘔吐しますからね。少女漫画では顔が命なのです。
顔が良くない男はキスしようとしたらゲロ吐かれるのです。

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>> 例えば、真面目にチョコを春菜ちゃんが渡そうとすると、告白するか義理だと告げるかしかなく、前者はコメディな作風的にNGで、後者はリトが割を食ってしまうわけですが、今回の話はエロコメをやりつつ、そこら辺を上手に処理してたわけで、普通に見事だったと思います。
>> 僕は、To LOVEるの批判で内容がないと書かれてる時にいつも思うんだけど、こういうのって内容があるとは見なされないもんなんでしょうか? ちょっと深い話題だ。
冒険の書さん)

これは僕もずーっと思ってたんですけど、「内容がない」というのは何をもって「内容」と言うのでしょうか。
いや、別に「内容がない」という指摘自体が悪いとは思わなくて、To LOVEるに内容があるのかないのかと言われると、「どっちかといえばないのかなあ」なんて思うんですが、それはそれとして長谷見先生がラクをしてるかと言えば決してそうとも思わないわけで、逆に今のジャンプではかなり努力をしてる方だと思うんですよ。今回のまとめ方しかり。
物語が先に展開しないという意味では、確かに「内容はない」のかもしれないけど、でもTo LOVEるは意図して停滞させてるわけですしね。


 ***

他の作品のストーリー創作は、個人的にはこんな印象を受けます。

○To LOVEる……丁寧なストーリー作り、勝ちを確信した局面では冒険も。努力する秀才型。
○アイシールド……水も漏らさぬ構成力。隙の無い優等生タイプ。
○ネウロ……離れ技を多用しつつも天才的な直感とセンスで物語を収束させる天才型。
○テニス……離れ技・外道技のみで構成し、物語を収束させる気があるのかすら怪しいアンチェイン。破滅的天才型。
○ブリーチ……グダグダな展開を独自のオサレセンス(心理の檻とか)で強引に突き進む我が道タイプ。
○ナルト……やる気だけは見えたけど実力が追いつかず、最近はやる気があるのかすら怪しいエンチュー・ボビー型。
○ボーボボ……評価不可能。どういうテンションで描いてるのか、だるだるなのかノリノリなのか、さっぱり分からない。

ざっと挙げてみたのがこんなところ。
ちょっと話がズレるけど、僕がネウロよりもテニスの方が好きなのは、テニスが孕む、あの得も言われぬ狂気の差だと思います。
テニスは読んでるとたまに恐怖を感じるんだ。

・M&Y

>> 10週で突き抜けました。
>>
>> 特になんの感想もありません。お疲れ様でした
XYZさん)

>> 「うなー」の数を最後まで数えたムーさんはすごいと思った。くず鉄作りの海さん)

>> 僕のこの漫画に対する感想を述べると、これと同時期に打ち切られるために「ユンボルはM&Yと同じ扱い」という事になってしまい、余計に悲しみが増したというところでしょうか。
>> それだけ。内容に思うところは無いな~。
冒険の書さん)

>>  まあ連載始まった時からこうなるであろうことはわかっていたので
>>  特に感想もないです。お疲れ様でした。
魁!!日刊ジャンプ妄想部Rさん)

>>  特にありません。
>>  ムーさんが最後までうな登場数を数えたのはすごいと思います。
よりみち帳さん)

>> 最終回。最初から最後までここまでどうでもいいまま突っ走った漫画もすごいなぁ…と思った。微毒発生サラサイトさん)

>>  お疲れ様でした。カオスフル雑記さん)

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