みなさんご存知のことと思いますが、月刊ジャンプが休刊となってしまいました。
>> 集英社社員は「首位の座を守るため、優秀な人材はみな週ジャンに集められる。集英社は原則、他社から作家の引き抜きをやらないので、新人がどんどん育たないと週ジャン以外は厳しい」と話す。
とのことですが、週ジャンは優秀な人材を集めてて、この状態ということなんですか。(M&YとかM&Yとか)
こりゃあ、人材不足は深刻ですね……。
ナルト
・サクラ「病院で寝込まないなんて珍しいですね…カカシ先生」
ヘタレ女王サクラにまでこんなことを言われているカカシ先生。
やはり、作中ではヘタレ王で決まりのようです。
カカシ先生は万華鏡写輪眼まで備えているし、戦力としては決して弱くないハズなんですが、とにかく作中での評価はドン底のようです。
そして、そんなカカシ先生に「オレと同じか、それ以上に強くなった」と言われたナルトも複雑な表情です。
・サスケvs大蛇丸
危険を承知で身を預けていた大蛇丸に、ついに反旗を翻したサスケ。
どうせならカブトが外出した隙を狙えばいいのに、と思うところですが、これは致し方ありません。
「そろそろ危ないかな」と思っていたら、当の大蛇丸が誰もいない部屋で一人で苦しみながら大笑いしだしたのです。
そりゃあ怖いですよ。
「いま殺さないとヤバイ」とも思いますよ。
笑うという行為は本来攻撃的なものであり獣が牙を(ryとかそういうのは置いといても、何も面白くないところで急に笑い出したら怖いですよ。サスケもそりゃあビビリますよ。
しかし、サスケは元から大蛇丸を利用するだけ利用して殺してしまうつもりだったみたいです。
いや、常識的に考えればそれはそうなんでしょうけど、ナルトたちがあんなに一生懸命引き止めてたから、
サスケ「体はくれてやる、オレの体でイタチを倒せ」
大蛇丸「暁は皆殺しにしようと思ってたの。その条件でいいわ」
みたいな取引があったのかと思いこんでましたよ。
なんか、こういう状況になっちゃうと、ナルトたちが必死にサスケを取り返そうとしてる意味が良く分かんないですね。。
これ、友情を抜きにして考えると、サスケは放置安定でいいんじゃない?
死にかけてる大蛇丸から替わりの体(サスケ)を奪う、という意味ではサスケ奪還も重要かもしれんけど、上手くいったらサスケが大蛇丸&イタチを倒してくれるわけで、木ノ葉は何も困らないよ。
ブリーチ
・ギンは回廊操作をしてました
もしかして藍染様の自宅待機はこれが狙いだったのかな?
確かに回廊を操作(一護たちが向かう先を操る)できるなら、「コイツはコレに弱いからコイツに当てよう」みたいなことができます。
藍染「うーん、困った。どうしよう」
ギン「どないしたんですか、藍染はん」
藍染「いや、侵入者が来たから迎撃戦術立てたいんだけどさ。十刃って僕の言うこと聞いてくれないじゃん? いつも勝手に行動するし、あいつらホントに忠誠心高いの?」
ギン「あいつら、たぶんアホやから複雑な命令覚えられんのですわ。ほなら、こないしましょ。藍染はんは十刃に自宅待機命令出して下さい。そしたら、ボクが回廊操作して侵入者を誘導し、十刃に迎撃させますわ」
藍染「そうだね、いくらあいつらがアホでも自宅待機くらい分かるよね」
ギン「いくらあいつらがアホでも自宅待機くらい分かりますわ」
藍染「でも、グリムジョーのアホはそれでも勝手に飛び出すと思うよ」
ギン「なら一発ガツンと言うたればええやないですか、藍染はんも威厳あるとこ見せんとかんと」
藍染「えー、けど、そんなことしたら、みんなから反感買わないかなあ」
ギン「そんなに心配なら紅茶でも振舞ってあげればええですわ。みんな藍染はんのことエエ人やと思うで」
藍染「なるほど、アメとムチだね。よし、それでやってみよう」
というふうに、自宅待機命令は藍染様がノータリンだったのではなく、苦肉の策だったのかもしれません。
それでもノイトラさんとかフラフラ出歩いてるし、やっぱり藍染様は大変なのです。
・色々あったけど、やっぱりワナでした
うーん、フェイントを二度も入れたことは「二度もフェイント入れるなんて斬新!」というべきなんだろうか。
心情的には間違いなく「グダグダだなー」と思ったんですが、過去にわざわざこんなことで二度もフェイントを入れられた記憶はないんで、確かに新しいっちゃ新しいです。
読者が最初からみんな「ワナだろう」と思っている中で、「あ、やっぱりワナだった」と思わせて、その上でさらに「ああー、やっぱりワナだ」となったわけで、結局ワナなら最初の一回で十分だった気がしてなりませんが、とにかく久保先生は二回やったのです。
これがフェイント一回で、「お前にしかこなせねえこと」を後々にまで渡って引っ張るなら(ルキアは本物海燕と信じて動くが、それが最後に一護側に大きな被害をもたらすとか)、このフェイントにもまだ必然性を感じられるんですが、「お前にしかこなせねえこと」が、結局その場でバレるような分かり易いウソなら二週も引っ張る意味はなかった気がします。
でも確かに、「こんな内容でわざわざ二週引っ張らないだろう」と普通の人は思うから、この二回フェイントは騙されるかもしれない。
僕も途中まで「これは本物かな?」と思わされました。そこは認める。
でも、しかし、これは久保先生が巧いと言っていいのだろうか?
なんか認めたくないなあー。
リボーン
ランチアに全滅させられたっぽいヴァリアー隊のみなさんですが、ここでWikiからお互いの立場を引用してみましょう。
・ヴァリアー
「ヴァリアー」は、ボンゴレファミリー最強の独立暗殺部隊。
・ランチア
かつては北イタリアのマフィアの用心棒
ということで、つまり……
北イタリアのマフィアの用心棒1人>>>(超えられない壁)>>>ボンゴレファミリー最強暗殺部隊50人
ボンゴレファミリーは「伝統・格式・規模・勢力全てにおいて別格といわれるイタリアの最大手マフィアグループ」らしいですが、その座も危ういと言わざるをえませんね。
機動球児リベラ
ポンセ前田先生は安定してそれなりに面白い漫画を描いてるのに、なんで次のステージに行けないんだろう。
同時期に読みきりを載せた大石先生は連載一周年を迎えたというのに。
内容に関しては特に言うことがないです。
いつもと同じレベルの面白さだったし、今回も良かったです。
でも別に言うことはない。
言うことはないのに何で感想を書いてるかというと、読切は全部感想を書くというマイルールのためです。
でも本当に言うことがないんだ。
To LOVEる
・体育倉庫がラブホテルに!
あの、普通に、エロいです……。
今まで、「To LOVEるのエロはホラー映画みたいなもの! ギャグ!」とか言ってた僕ですが、いやー、これはエロいなー。普通にエロいさー。
なんで今週はこんなにエロいのかなあと考えたんですが、分かりましたよ。
おっぱいとかパンツが出ないからエロいんですよ。
女子高生が突然全裸になる絵を見ても、自分のリアル高校時代とはリンクできませんから(そんなリアルはない)、ただのギャグになっちゃうんですが、はむっと指をくわえられるくらいだとギリギリありそうな気がしてリンクできる(想像できる)辺りがエロいのだと思います。
僕も、もういい年になってしまったので、女の子に指をくわえられても、「(・∀・)!」くらいにしかなりませんが、エロ江口の如く性欲旺盛で童貞真っ盛りだった高校一年生の頃であれば、
こんな風になってしまったこと疑いありません。
この時のリトくんも射精寸前ですね。
いいですか、童貞のみなさん。
ものは考えようです。
あなたたちはいま最も性欲を楽しめる立場にいるのです。
童貞は急いで捨てたりはせず、その立場を十分感受すべきです。
非童貞の同級生を「羨ましい」と感じるのは間違いです。
「かわいそうに」と憐れみの眼差しを送るのが正解です。
それに女の子からしても、指をくわえた時の反応が
(・∀・)←非童貞
よりも
↑童貞
の方がきっと嬉しいよね。
うん、童貞はいいことばっかりだ。
あと、最近の人は見落としがちだけど、悟りを開くにも童貞の方が有利なんだよ。
・骨川「君がしゅきじゃ~~~!!」
読者がどう感じるかはともかくとして、リトくんの立場になってみると、春菜ちゃんを動かしているものも、骨川先生を動かしているものも同じなわけです。
うん、確かにちょっと躊躇するかもしれない。
デヴィッド・クローネンバーグの「シーバーズ」という映画では、寄生虫が体内に侵入すると淫乱になってしまうのですが、性交によって寄生虫を伝染されるというのも勿論嫌だけれど、虫の生存本能によって操られた女性とセックスするというのも嫌なものです。
それと同じニュアンスを感じました。
・天条院さん
先週のレズ3Pもあり、誰もが凛、綾との3Pを期待する中、読者の予想と期待を大きく裏切って、大ハズレの「全裸校長」を引いた天条院さん。
ああ、貴女はどこまで汚れれば気が済むんだ……。
萌えるぜ。
・オチ
素晴らしいです。
なんだかんだとトラブルがあったけど、結局リトくんは春菜ちゃんからチョコを受け取れたわけです。
しかし、ここまでは想定の範囲内。
素晴らしいのは、これで春菜ちゃんの口から「義理チョコであること」が明言されなかったことです。
つまり、なんやかんや色々あったけれど、最終的には「読者の予想よりちょっぴり幸せ」な結末に落ち着いたのです。
この「ちょっぴり幸せ」がTo LOVEるのTo LOVEるたるゆえんであり、最終的にここに着地してくれるからこそ、僕たちは安心してTo LOVEるを楽しめるのです。
長谷見先生、グッジョブ。
もて王
・佐渡「あっちには幸運の女神がいるからね」
何気にすごい能力バトルをやってた今週のもて王。
ちょっと感心しちゃいました。
雪合戦では圧倒的に有利な雪女と、凄まじい攻撃力を持つロボットを相手に、座敷童が「幸運」の特殊能力で渡り合ってるわけです。
雪女&ロボットvs座敷童です。すごい。
「幸運」ですごい敵と渡り合うって、文章にしちゃうとなんだかラッキーマンみたいでショボいのですが、僕的にはFateを感じたんですね。
ランサーのゲイボルク(因果律を逆転する回避不能の槍)をセイバーが「幸運」で避けたところね。
ユンボル
・優れた工事戦士は歩くより掘る方が速い
何を言ってるんだ、この漫画は!
素晴らしいハッタリです。
・「Key!!!」
大爆笑。
ここでさも重要なアイテムかのように、たかが車のカギを1コマ丸々出す辺りがバカすぎます。
でも、ここで車の鍵をアップにして集中線つけて「Key!!!」と叫ぶ面白さが小中学生に分かるとはとても思えません。
打ち切りもしょうがないのかなぁー。
ところで、この鍵がユデンの園の鍵の1つとか、そういう展開はないと信じたい。
スポーツカー好きの武井先生だからやりかねんけど。
その場合は、もちろんスポーツカーも変形してロボットになるよ。
・いざ、尋常に――工事!!!
ああー、面白いなー。
ユンボル面白いなー。
なんで打ち切りなんだろうー。悲しいなー。
今週の内容の濃さなんて30P以上あるのかと思ったくらいですよ。
後で数えて19ページしかないことに驚きましたもん。
でも、打ち切りだからこそ、こんなに内容詰まってるんだろうなあ。
連載が長引いた場合、果たして面白いものになったかどうか、そこは確かに不安。
となれば、ここは逆に考えるしかないのか。
短期集中連載だったと考えるべきなのか。
M&Y
なんだつまんないなー。
災魂が↑この形をしてるかどうかだけがずーっと楽しみだったのに。
その楽しみがなくなった以上、この漫画に求めるものはもう何もありません。
10週打ち切りを確信させる久しぶりの鉄板クソ漫画でした。合掌。
あー、ユンボルがこれと同じ扱いなのか、泣ける。
ムヒョ
・霊気のチリと化して空をただようボビー
地獄や煉獄の説明がないから分からないけど、地獄に落ちるより良かったんじゃないでしょうか。
少なくとも辛くなさそう。
ヒマかもしれないけど、カーズさんみたいにそのうち考えるのをやめれるかもしれませんし。
・そうそうたるメンツ
これが魔法律協会最強メンバーなのか……。
しかし、他にまともなやつが全くいないので確かに納得できてしまいます。
ムヒョさえ倒せば残りは何とでもなるよね。
悪霊をけしかけるより、遠くからスナイパーライフルで撃てばいいと思うよ。
・ギンジ「まじめにやってるオレにはキツイ話なんだよ!!」
一般の魔法律家たちがムヒョとエンチューのことをどう思っているか分かる興味深いエピソード。
そりゃまあそうですよねえ。
何もしてないのにテロリストに狙われてりゃ、それは文句の1つも言いたくなるでしょう。
ギンジが言うように、「迷惑」という言葉が一番しっくりくる。
しかし、それでもムヒョに当たるのは八つ当たりで、本当にどうしょうもないクズはエンチュー一人なんですが。
ギンジさんは、前回の「努力していようがなんだろうが、悪霊は地獄に叩き落せ」という態度と、今回の「別にムヒョのせいじゃないんだろうけど、いつもムカついてるから文句を言うぜ」という態度を併せて考えるに、彼は聖人君子の類ではなく等身大の人間、それもどちらかといえばちょっとダメなタイプの人間のようです。
以前に出てきたクズみたいな魔法律家たち(ロージーが悪霊に襲われてても、ポイントを稼ぎたいからムヒョが来るまで助けようとしない)も、まあ言ってみれば「等身大の人間」に入る程度のクズっぷりですから、ギンジさんも彼らと同じ類の人間と考えるのが正解でしょう。
僕たちは「名前の付いているキャラ」に対しては、「あの有象無象とは違うのだろう」と考えがちですが、ムヒョに関しては、そんなことはないということです。
名前が付いたキャラ(ギンジ)も、あくまで有象無象から一人抽出されただけに過ぎないのです。
西先生はそこまで一貫してるので、これは逆に立派かもしれません。
魔法律家をクズに描いているというよりは、西先生は基本的に人間はクズだと考えている(性悪説)のかもしれません。
・ギンジ「あの……ペイジ執行人が……!! 光栄っす…!!」
なんだか読んでて、「かわいそうになあ」と思いました。
ペイジさんに目を付けられて「光栄」だなんて……。
やるせねえなあ。
・「銀杏婦人が消えた?」
ここの束の間の平穏から内部に侵入される辺りが、いかにもホラーっぽくて良かったです。
でも、ここまで緊張感保てたのに、どこでもドアでビコがサクッと来ちゃったのは残念。
主人公が対抗手段を得ちゃったら、怖くなくなるからね。
一週くらい毒島さんだけで持ちこたえて欲しかったけど、ヨイチがどこでもドア持ってるんだしムリか。
即座に使わないのも不自然だしなあ。