【ニュース】『神様メール』レビュー記事にコメントしました
ほっこりキリスト教映画『神様メール』は「神ってヒデェ！」のオンパレード
知り合いのライターさんの依頼で上記映画レビューにコメントをしました。
すげえ困ったのが「身体障害者はキリスト教においてはどう見られているのか」という問題で、記事中にある通り、旧約聖書では「穢れた存在」と見做されているのは間違いないのだけど、キリスト教においてどうだったかは分からない。（ただし旧約でも「神に近付く（＝祭司）」ことが禁じられただけで、障害者福祉的な面は別に存在する）
ユダヤ教もキリスト教も概ね社会的弱者には寄り添う宗教だし、パウロも元障害者だったこともあるし、キリスト教ではあんまり関係ないんじゃないの？と思うものの、少し調べてみたところ、「身体障害者は司祭になれない」という記述がチラホラ。トマス・アクィナスが「なれない」と書いてるというのも見た。
結局、裏が取れなかったのだけど、確実なラインでは「旧約では穢れた存在扱い」「現代では障害者の司祭は存在する」ところまでは分かったので、そこまでに抑えてコメントをしました。どこのタイミングで改革が行われ、いつ変わったのか調べが付けば、もっとパキッとしたコメントができたんだけどな～。