【10/12】2015年46号のジャンプ感想(読切『No.9』掲載号)


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アカデミア

あー、こう来たか。かっちゃんとデクくんを共闘させる論理が全然思い付かなかったけど、なるほどなー。勝利への執念とデクくん嫌いの、かっちゃんの中の二つの要素を葛藤させるわけか…。見事なアンサーだ。


ワンピース

革命軍の濃い人たちと四皇の黒ひげが戦うのか。主人公たちと関係ない第三勢力同士の戦いは楽しいんですが、革命軍の濃い人たちというと、やっぱりイワさんとかなのかな。あのへんはもう主人公の身内みたいなもんだし、第三勢力という感じは薄いな…。


ものの歩

「普通みんな自分と話すのを諦めます」「藤川君は自分に合わせてきちんと言葉にしてくれました」藤川くんは優しいというよりはツッコミ体質なんじゃないかな…。相手がボケたら突っ込まずにはいられないんじゃないかな…。

「ああ、決勝で会えるといいな!!!」 年齢的な意味でのタメ口を示唆したのに、将棋の土俵の上でもタメ扱いしてくるという…。ガチのクソKYだぜ…。

しかし、クソKYの信歩くんはよく「トイレでゲロ吐いてる」→「対局で負けた」を理解できたものだな…。「おや、香月さん、拾い食いでもしたんですか」くらい言いそうなものだが。


ブラクロ

ま、魔力の塊…?? マナは純粋なエネルギーで、それを形を変えて利用するのがブラクロ世界の魔法なんだろうか。ハンターで言うところのオーラ? ということはグリモワールや属性にかかわらず、全員、無属性の波動拳的なもの(飛びはしない?)は使えるんだろうか。

「テメェはそのうち絶対殺してオレのオモチャにしてやる」 アスタさまの死体を操れたら、ラデスさん、最強の切り札を手に入れられるのでは。なんかちょっと頑張ってもらいたいぞ。戦いに勝てば相手の能力を奪えて成長できるという、将来の楽しみなキャラだのう。

魔法騎士団とクローバー王国の身分差別社会に苦しめられたラデスさんが、今の組織の人達からは見捨てられたりせずに、ちゃんとした扱いを受けてるのはなんだか心がほっこりしますね。普通は親玉に見捨てられるようなキャラだから、そこを裏切ってきたのは田畠先生ナイス。

「オレのこの剣は反魔法」 いや待って、その一手は冷静に考えなくても普通に出てこないかな!!? 何をするのかと思ってページをめくったら、読者の10人中10人が考えてそうな「剣投げればいいじゃん」をそのままやっててびっくりした。

アスタさまの剣、ちゃんと斬れるんじゃん!!! なんで今までは巨大な鈍器扱いだったんだよ!!! ヒットしても斬れてなかったじゃん! 

ラデスさん距離取って! 距離取って屍霊魔法使って!! ああでも、アスタさまは巧みなフットワークで距離を離さずにワンツー叩きこみそう。

アスタさまがパンチとか頭突きとかしてんのは、剣を突き刺して空間魔法をキャンセルしてるせいか。フィールド設置型の魔法を使う相手には、剣を地面に刺し込んでおいてから近接格闘仕掛ければアスタさまが負けるはずないな。あの世界の魔法使いには筋トレの概念なさそうだし。

アスタさまは「魔力がない」という弱みを持ってるんじゃない! 「作中世界で唯一、筋トレの概念を持つ」という強みを持っているんだ!! 

失血死の概念がちゃんとあるのはえらいと思います。大抵の漫画だと流血はファッション流血だからなー。かがみ、もう今週はなんとなく血は止まってて、アスタさまは元気に動き回るものだと思ってたよ!!! 


ソーマ

家庭内の問題は色々あるとは思うんだけど、味見役のお仕事は先方も迷惑するし、受けた方がいいんじゃないかなー。でも普通に考えたら、お父んの前に出たらそのまま連れ帰されると思っちゃうか。

ゲストが来たので宴会を開いたら料理の一品一品にケチを付けてくるとか、ランチに入った寿司屋にたまたま海原雄山が同席してたとの同じくらいイヤだなと思ったけど、相手が向学心の強い学生たちでヨカッタですね。

えりなさまから信歩くんと同種のKYオーラを感じる…。


サモナー

左門くんと天使ちゃんの捻れた関係性が、まっとうな感性の第三者が入ることによって、「この関係性は捻れています」とハッキリして、ずいぶん読みやすくなりました。面白かったです。


トレジャー新人漫画賞大募集

ハイキュー講座面白いなあ。「目立たせたいところまで動きを見せない」というのは言語化されないと気付けなかったし、そんな発想なかったぜ。しかし、「面白い」止まりで、これを実践で有効活用できる自信がない…。


No.9

うーん、カラー扉の雰囲気はすごく良かったんだけど、うーん…。人外の超能力を使って地上げって、すごくしょっぱいな。特殊な超能力を持ち法に縛られず好き勝手やる極悪人の好き勝手が、「通常手段よりも足が付きにくく効率的な地上げ」って。

超人的な能力を使ってしょっぱいことをする、というのは結構ロマンがあるんだけど、この作品は失敗してますね。妙に中ニ力の高い「悪棲(キュービクル)」みたいなセンスが、「超能力でしょっぱいことをする」展開と食い合わせが悪い。

超能力でしょっぱいことをするのは、そんなスゴイ能力を持ってるのにそんなことするんだ!的なコミカルさがポイントだと思うんだけど、本作は中二センスのせいで「もしかして…真剣にやってる?」みたいな感じになってる。

能力バトルもスタイリッシュさに欠けますね…。箱型のエネルギーを飛ばしてシールド型のエネルギーで防御している絵を見ると…どうしても…トリガーと比べてしまう…。

決着もよく分かんないよね。箱から武器が出てきて攻撃力がアップしたのは分かるけど、相手の全力攻撃を無意味に顔面で受けて殴るのは意味が分からない。身体自体は頑丈なんだろうけど、前に吹き飛ばされてたし、顔面で受けたら運動エネルギー殺されるんじゃないの。

あえて前進して顔面で受けることで敵の攻撃のインパクトの瞬間をずらすとかはよくあるけど、これだと単にフルヒットを自分から喰らいに行ってるだけだからな…。好意的に考えると、力量差を見せつけて警告効果を強めた…ということなのかな。

「強い主人公」の描き方にも失敗してると思う。なんでコイツは身体が硬いんだ? どういう理屈で他の特殊能力者よりも頑丈なんだ? 

超能力者のいる世界なのはいい。超能力者に強弱があってもいい。でも、主人公の身体の硬さになんの説明もないから、主人公が他の超能力者よりも強いことに意味が無い。「他より強く設定されているから、攻撃を避ける必要もなく殴ったら勝てる」だけだ。

あと主人公たちはこれ、どういうビジネスで食ってるんだ? 裏社会を取りまとめて上納金を受け取るにしても、末端構成員たちは地上げとかやるんじゃねーの。キャラクターと設定の作りこみがどうにも甘い気がする。


相撲

「悪いが俺で決めてくるぜ…(キリッ」 めちゃくちゃ笑った!!! ま・み・やさん…!!!!

個人戦、何気に楽しみですね…。主に、間宮さんがどこまで行けるのか…とか。


すじピン

女子高生が二人で手を繋いで踊ってるところを見て、初めてこの部活が羨ましく思えたぜ…。

名指しで注意を換気されてからの、「あ…! 私まだ関係なかった…!」面白かったです。てか、ひらりん、これから本当にどう転がしていくんだろうか。男子が一人入部するか、いや、ここは女子がさらに一人入部していちゃいちゃしながら女子ペアで踊る方が俺得か…。


トリコ

凄まじく巻きに入ってるなあ…。「鼻が良いので、これまでは読者しかまとめて知り合えないはずの各所の情報を一気に整理して理解できました」の力技には恐れいった。


金未礼杯結果発表

うーん、トテクか。なるほど。カーボネーター面白かったけど、やっぱりムリかー。それでもこのラインナップの中ではトテク受賞は結構納得行く感じ。ハッタリ効いてたもんな。


ニセコイ

マリーはこのおっさんと幸せになればいいと思うなー。そして、おっさんを幸せにしてあげたらいいなと思いました。まる。

しかし、本当にどうするんだろうな。この問題、クソほど難しいぞ。古味先生も流石に結婚相手のオッサンをかわいそうなだけの人にはしないと思うしなぁ。楽たちが知らないもう一つの事情がキーになるんだろうか。古味先生は果たして読者をきちんと納得させられるのだろうか。


トリガー

ユズルくんのチカちゃんへの距離感がガチすぎるぜ! みんなでの訓練が終わった後に、女子の友達と一緒にいるチカちゃんにすかさず近寄って行って、スナイパートークに混じったり、ちょっと先輩ヅラしたり…。分かる、すごい分かるよ、そのきもち! 

まさかの玉狛第二にエネドラさん加入!とか思ってたけど、こりゃヒュースさんの国に帰りたい気持ちを利用して、彼をなんとかチームに入れる流れか。てことは国でのゴタゴタのせいでハイレインさんはヒュースさんを置いていかざるを得ない事情があったということかな。


ブリーチ

零番隊相手に普通にボコられてた気がするのに、「今までは手を抜いていました」「こんなにピンチに陥ることなど本来ありえないからです」と言い切るライブ感は、ああブリーチだなあ、と思う。


ベストブルー

ついさっきまで水神が出てたのに、「それは奴らも同じだろうけどな」の後に、ドンと出てきた奴らが誰か分からずに考えてしまった…(水神さんだった)。キャップで頭が隠れるだけで、これだけキャラの認識能力が落ちるのか。一応、識別可能な情報はあるにはあるんだけど…。

や、やっぱダメだな。競泳…。イメージ絵まで使って対人要素だそうとしてるのに、「まあ、とにかく速く泳げばいいんでしょ」としか思えない。対人してる感が全然ないぜ。一人一人が頑張って泳いでる感じしかしないぜ。

「だめだ大城さんでもじわじわ離されてる…」「戸刈さん…北上も氷室も――」「誰も水神に追いつけない!!」→「それは水神さんが速く泳いでて、他の人達の泳ぎが水神さんより遅いからでしょう」以上の感想が出てこない!!!! 


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