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ものの歩
んんん…? これ、塩めいてないか? 大丈夫か??
えっと、「才能がなきゃ(要領が悪けりゃ)努力は無駄」これはそうだよね。ただし、要領が悪いなりに努力はできる、と。要領が悪いというか、目の前の問題に集中しすぎて全体像を見渡せないわけだ。
で、テストの難しい問題は時間をかけても解けないのに、詰将棋の難しい問題は時間をかけなくても解ける…。ナンデ? 才能がない(=要領が悪い)と、やっぱり将棋の努力も無駄になるのでは? (追記:テストの問題も「時間は掛かったけど融けて」いた)
これ、主人公は将棋が持ち時間制のゲームであることをまだ知らないから、「いくらでも時間を掛けていい」と認識していて、それなら自分にもできると思ってるんじゃないかなあ。目の前の一手に時間を掛け過ぎて持ち時間なくなって負けたりするんでしょう?
結局、要領の悪さを克服しないことには勉強でも将棋でもダメなんではなかろうか。将棋において"だけは"要領が悪くてもやっていける理由が今後説明されるのだろうか。…されるんだよね? なんかもう説明した気になってる気がしなくもない。
将棋だと、「ここは絶対に間違えられない」という難しい一局面をクリアさえすれば、後は手なりでパッパッと打っていっても勝てるもんなのかな。そうだとすればテストとは話が違うので論理的に成り立つ気がする。
この主人公は何がすごいんだろうか。過去の努力量を目の前の問題で発揮する能力…ではないよな(過去に解いた問題の応用で解く)。これだと将棋の経験量がキーになるので、この理屈だと将棋も勝てない。
でも、難しい詰将棋は一瞬でサクッと解いてたんだよな。ということは論理的思考力も高いのか? 論理的思考力が高くて思考の持続力がある主人公が、難しい問題に当たって、そこでつまづいて高い論理的思考力で延々と思考を重ねて問3を解いたということか。
問3がめちゃくちゃ難しかったのかな…。
だんだん理解できてきた気がする。主人公は高い論理的思考力と思考の持続力を持つが、全体を見る視野の広さ(要領の良さ)に欠ける。積み重ねた勉強により論理的思考力は磨かれて、詰将棋を一瞬で解くほどに高まっていたが、勉強では要領の良さも重要なため結果が出せない。
将棋は持ち時間制ではあるものの、テストほどタイトではないので、勉強に比べて要領が悪くても結果を残しやすい。よって、主人公の論理的思考力や思考の持続力といった特性が活かしやすい。これでどうや! (追記:しかし、アマチュアの大会では持ち時間は決して多くないらしい)
日頃の努力量を本番で活かせるタイプではないと思うんだよな。公式の使い方を反復練習したからテストでも同様の問題は解けます、的な感じではないと思う。初体験の詰将棋を成功させたのだから、そうではなく単純な論理的思考力が高いはず。
その高い論理的思考力でも時間を掛けなければ解けない難問が、これまでのテストでは序盤で出てきたために結果を残せなかった。
ところで主人公、友達との会話もままならない程に思考の瞬発力がなさそうなんだが、聞いたばかりの将棋のルールをすぐに覚えて応用してたのはなんなんだ。
良くわからなくなってきた…。思考の瞬発力はないが、論理的思考力は高く、思考の持続力も高い…?? これが主人公の特性??
「勉強」「友人付き合い」などで描かれた主人公のマイナス要素と、「将棋」で描かれる主人公のプラス要素の兼ね合いの問題じゃないかなあ。「これだけのマイナス要素を持つ主人公ですが、将棋ではそれらのマイナス要素は問題にならずプラス要素のみが働きます」という作劇であることは間違いないんだけど、そのマイナス要素で、今週描いたような将棋における活躍がなされる気がしないんだよな。そこを精査しようと思ったんだけど、何だかよくわかんなくなってきた…。諦めよう。主人公ならこの問題にも最後まで向き合えるのだろうか。
主人公は勉強を日頃からすごい頑張っていて、たぶん難問相手も断念することなく努力を重ねて解答を導き出してきていて、それは勉強をする上で間違いなく力になっているはずなのだが、現実的にテストで難問にすごい時間を費やしている。練習での長考が本番での成果に生きているといえるのだろうか。
難問に時間を掛けてしまうケースを置いておくと、友人関係の「鈍さ」の問題に関しては「一拍置けば普通に応答できる」のなら、将棋は一拍置くことができるので問題ないのかもしれない。
よく分からなくなっている点は「詰将棋を素早く解けた」ことにあるのではないか? 目の前の問題に対処する集中力はある、思考力もある、その条件でテストでは難問で詰まり(しかし正答はした)、詰将棋では素早く解けたという状況の説明が成り立つなら問題ないのでは?
テスト問題よりも将棋の方がルール自体は簡単だから、主人公は「シンプルなルールの下で思考するのが得意」なのかもしれない。つまり、結局は「将棋が向いている」ということか?
主人公スペックまとめ。主人公は要領が悪い(全体を俯瞰できない)、思考の瞬発力に欠ける(日常会話にも一瞬の間が必要)、思考力は高い、目の前の問題に対する集中力は高い→全体を見れないし、即答もできないが、目の前の問題を集中力を切らさずに高いレベルで思考できる。
「全体を見れない」という点が将棋においてどの程度のディスアドバンテージなのかは分からないが、そこを置いておけば主人公のスペックは将棋向き…と言えるかもしれないような気がしてきた。
主人公の将棋力に関しては「難しい局面を」「かなり速い速度で」「正答を導き出せる」と考えて良いのかも。テスト問題で長考したのは「将棋よりもルールの複雑なテストだから」で片付ければ、将棋は長考さえも不要で打てるのかも。でもこれ、言っててかなり怪しい気がする。
やっぱり究極的には「テスト問題では長考したのに詰将棋では長考してないのはなぜか?」という問題に収束すると思う。今回の詰将棋はたまたま素早く解けただけで、別の詰将棋では長考することもあるのかなぁ。
ソーマ
Q:空気を読めない客が来たらどうすればいいの?
A:別の空気を読めない客が追い返してくれるよ。
薊さん、「興が削がれた」とか言ってるけど、あなたはその場の客全員の興を削いだからね…。
薊パパに十傑たちが付くメリットがよく分からないなー。薊パパがロクでもない人だということは分かっているけど、そこしか分かってないから、十傑が寝返ったことにピンと来ない。次回以降、寝返り組の具体的なメリットが描かれるとは思うんだけど。
アカデミア
かっちゃん、ベストジーニストの下での研修は「馬鹿みてえな時間」扱いなのか。ベストジーニストは素行の悪いヒーローの人格矯正が専門?で、4番手の実力者なんだから、今は「馬鹿みてえな時間」扱いでも、それなりに影響与えてて欲しいなあ。
相撲
相撲練習中の竹刀って、かわいがり以外だとこういうふうに使うんだな…。
ブラクロ
おおー、魔法帝=軍事指導者で確定。てことは、魔法帝になったからといってクローバー王国の差別社会が改善されるわけではなさそうだけど、アスタさまが自力で成り上がれるのは魔法帝が最上位ということなのかな。こりゃアスタさま、魔法帝就任後、クーデターもあるでえ。
というか、魔法帝が既にクーデターに動いてる可能性もあるのかな。テロリストが魔法帝の手引だとしたら、いま王の護衛にいないのも分かるし…いやでもそれなら、わざわざ手練の集まる戴冠式に事を起こさないか。
この状況で魔法帝がクーデターを起こさないのは、ミモザたちのように魔法騎士団に王族の係累が多いからだろうか。王政の護持が自分たちの利益にもなる状況。だとしたら平民出身のアスタさまが魔法帝になったりするのは、かなり危険な状況だと彼らは認識するかもしれない。
この漫画、本当に追いつめると覚醒するな…! 相手からしたらとんでもねえ敵だよ!!
トリガー
チカちゃんの狙撃問題は「一歩前進だな」なのか。撃てることは撃てたから、次は当てる気、殺す気の問題ということになるのか…。
東さん、勝ちを狙いに行かなかったけど、これはアリなんだろうか。他二人は隠れてる東さんを探せないから仕方ないとして、点数上、負けている東さんが隠れ続けてタイムアップは、少なくともこの試合に限って言えば、あまり褒められたことではないのでは。
もちろん、相手に点数を献上しないことが長い目で見てランク上、重要ということなら、戦略的な立ち回りだと思うけど。
「自分の成長」という不確かな要素……すごいアンチ少年漫画だな…。修行とか土壇場での覚醒による勝利を「不確定要素」と切って捨てたぞ…。少年漫画で主人公の修行をこんな形で切り捨ててくる漫画初めて見たよ。
個人の修行による勝利を「不確定要素」として、その代案が「めちゃくちゃ強いやつをスカウトする」という。すごいな、この漫画。簡単に受けそうな気もするし、断ったり、条件を付けたりしそうな気もする。簡単に受ける場合はヒュースとの賭けが絡んでくるのかも。
チームの人数は前々から気になってたんだけど、3人のチームと4人のチームがあるんだよな。単純に考えて4人チームの方が有利そうだけど、4人の方には何らかのハンデとかあったりするんかな。
ダンス部
この小学生男子はたぶん、照れ+恥ずかしくて、あんな言動を取ったのだと思うけど、ちかちゃんにフルボッコにされて、それまでのキャラもぶち壊されて、彼も彼でトラウマ負ってそうである…。
土屋くん、何気に友達多いよな…! 一線級のリア充とまでは言わぬまでも、結構充実したほんわか人生歩んでそうだ。消極寄りのキャラなのに、この手の漫画の主人公では珍しい立ち位置。
わたりちゃんのトラウマ問題をまだ引っ張るのは、これ、結構リスキーな展開に思えるけど(一回やったし告白もしたし、そろそろ解決して欲しい)、次のステージで土屋くんがなんかガツンとやってカタルシスどっかんなのかな。
ブリーチ
これまでマユリさま専用のリョナ要員としか思われていなかったネムちゃんが戦力として、それもピンポイントだろうけどマユリさまを超えうる戦力として活躍するのはグッと来ました。これ、擬似的な父-娘関係でもあるんだよな。
「夢の中にいる」って、ちょううきうきしてる、って意味でしょ。そりゃ恥ずかしいよな、マユリさまも! ネムとの会話も小気味いいし、ベルニダ戦、既にちょっと長すぎるきらいはあるけれど、この一話に関してはすごく良かったです、これで決まって欲しいなー。
ベストブルー
ああ、つ、ついに…! ついに連載9話目にして初めてドラマ性が生まれた…!! レギュラー3枠を目指して種目の取捨選択…という舞台が設定されて、ようやく物語に感情移入できました。今まで本当に漫然と泳いでただけなんだなって思いました。
それですごく面白くなったかと言うと、まあそんなことはないんですが…。主人公の「競い合えて楽しい」という気持ちにあまり説得力がないというか、共感できないからだろうなあ。相撲の「競い合えるライバルなんていらない」の方は共感できたんだけど。
相撲の方も僕の人生経験の中でそんな気持ちを覚えたことは一度もないので、共感できたとしてもそれはあくまでネームの力だと思う。なので、ベストブルーの方は「ぶつかって磨き会える喜び」にまだ説得力が足りないんだろうな。
こち亀
面白かったんだけど、オチなんとかしてよ~~。「何かうまいことやって」じゃなくて、「何かして」という意味で。いや、途中まですごい面白かったから期待しちゃっただけなんだけど。
カガミガミ
えええっ、ホローラビット一派って式神のおうちの一つなのか…。急に話がミニマムになったなあ。展開自体は大きく動いて良かったんだけど。途中まで地球侵略を企む宇宙人と式神使いが戦う話かとさえ思ったのに…どこまで行っても身内争いなのかよ。
しかも式神御三家の暗黒村社会体質を考えると、「ちょっと新しいことをやろうとしたら理解されずによってたかって武力で排斥された」みたいな過去が実際ありそうな気がしてくる…。
地球を破滅に導く敵勢力が式神使いで、それを止めるのも式神使いという構図はあんまりよろしくないんでねえかなあ。「それ、最初から式神使いとかいなければ良かったんじゃね?」ってなっちゃう。
デビリーマン
ふえええっ!? メリーバッドエンドォォ?? なんの後味もしないような無味乾燥な終わり方よりは良かったと思うけど、平和くんとマドギワーの関係性がそこまで育っていたとは思えないから、理解しづらいヤンデレみたいな後味になっている。マドギワーヒロインなの。
マドギワーがかわいい悪魔美少女だったりしたらまだ分かりやすいけれど、それでこのメリーバッドエンドだと、いかな僕でも「少年誌でこれやっていいのだろうか…」と思ってしまうな…。
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