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レディ・ジャスティス
総論的なのはニュースで書こうと思うので、ここでは本編感想を。
ついに扉絵で全裸に…！ しかしこういうのにあんまりエロさを感じられないんだよな。その辺がエロ方向で行く際の絵的なネックだったような気がする。でもどうなんだろ、小中学生のハートは掴めてたりするんだろうか。
いきなり科学者の説明から入るので、最後にユースティティアの強さの謎解きとかしちゃうのかと危惧したけど、それはなくって安心。あの規格外の強さはどんな説明を入れても安っぽくなっちゃうからな…。
開発したロボット兵器が人類滅亡をうんぬんは、どうしてもセンチネルを感じちゃうけど、実際オマージュなのだろう。X-MEN映画の方では人類が滅亡の瀬戸際まで追いつめられてたけど、こちらではいつもの無双でギタギタにされており、ちゃんと違いは出てる。
表紙の全裸絵よりも、「この人間には勝てない…」のコマの背中の方がえろい。
「これは私の意志以外では止められない」→「なるほど、最後だから腕力に訴えず心に訴えて終わるのか」→「腕力で宇宙まで連れ出します」 いっそすがすがしい。
オチ弱いなあああ。この辺が実際問題、この漫画が打ち切られた理由なんだろうな。イイ線行ってるんだけどパワーに欠ける。
例えばラストは、全裸だけど地球に帰らざるを得ないユースティティアに対し、英雄を迎えんと世界中の報道機関がカメラを持って待ち構え、国民が一丸となってユースティティアコールを送る中、恥ずかしくて死にそうになりながら天から神々しく舞い降りてくればいいのに。
最後は地球規模であめりちゃんを辱めて欲しかった…！
アカデミア
非常に面白いですね…。「もっと強く言っておけば」はここで回収かー。先週まではピンと来なかったけど、これは理解。でも、手術で治る可能性があるとのことで、「もっと強く言っておけば」のフリの割にはやや弱い結論か。死ぬかヴィラン落ちするかくらいに思ってたもんなー。
グラントリノ先生やエンデヴァーが気圧された理由も語られてグッド。前回、「あの二人は格的に気圧されてはアカンのでは」と思っていたので。単なる武力面ではなく、圧倒的キチガイのヤバさにビビったということなら、やや仕方ない感が出てくる。
で、グラントリノ先生たちをビビらせた程の狂ったイデオロギーが、ヴィランたちの求心力となって、ヒーローと敵対する一大組織へとまとまっていくというね。ステインさんも絶対に望んでいない展開だぜ、こりゃあ。
前回の、あの状況で個性を使っても罰せられる、という描写も、今回の「良くも悪くも抑圧された時代」の前フリとして機能してる。堀越先生は「一般人に至るまで皆が超能力を持っている社会」の想像をかなり膨らませて描いてるね、これは。
みんなが銃を持ち歩いてるみたいな社会だからな。不経済だろうが緊急時だろうが事情はどうあれ使わせない（例外はライセンス制）という社会が生まれたという方向に想像が進んだんだろう。
しかし、今回すごく面白かったけど、かなり理に傾きすぎている作劇なので、ちびっこたちは理解できるのだろうか…。テロリストのイデオロギー→社会の現状→犯罪結社の錦の御旗と、一つ一つの事柄が子供たちの日常から遠いんだよな…。
ワンピース
なんたるバリアフリーバトルか。あれですね、「背中がお留守ですよ」のさらに丁寧な版ですね。
「この国がどれだけあの娘を傷つけたか」 ×この国 ○お前ら
なん…だと…。ドレスローザ国民が、良識的…だと…。
ここでついに民衆が藤虎に殴りかかって、藤虎が「やっぱりこの国の民は愚かだ」みたいな感じで、ここまでのドレスローザの国民性を総括してくれるのかと思ったら、意外な展開に舵が切られてちょっと困惑しております。
これ、藤虎じゃなくて赤犬だったら、普通にガレキ降ってきて国民全滅してたな…。
ドレス国民の件はなんかすごい引っかかるものがあるんだけど、それはそれとして最後の展開はすごく良かったです。ついに麦わら海賊団が二次団体を…。別にワンピ好きじゃないけど、それでもグッと来るものがある。
これまでは大海に浮かぶ木っ端のような海賊団だったけど、二次団体を加えることで、海の支配権を賭けて争う大勢力の一角になった感がありますね。コロシアムの意味合いも強くなるし、すごく良い展開だと思います。ルフィ、ぐだぐだ言わずにちゃんと盃交わせよ！！
子分候補の中に麦わら海賊団オタクであるバルトロメオがいるのが地味に効いてる。他のやつらは成り行き上…という感があるけど、少なくともバルトロメオは主体的に子分になりたがるだろうし、そんな強い気持ちに周りも感化されたのだと思えば、動機も理解できる。
相撲
「ベストを尽くしてしまった」すごくいいですね。ベストは尽くしたから悔いがない、じゃなくて、ベストを尽くして負けたら全存在を否定されるという。ガチ勢こええな。
ブラクロ
暴牛の食いしん坊先輩の行動は揺るがなくていいな…。たぶん、本丸を襲われたことで、ここに残っていた食いしん坊先輩が否応なく戦うことになるんだろうけれど…。とりあえず、目の前の大事件よりも食欲を優先したのが非常にらしくて良かった。
「狙いは王」 この「王」ってのは魔法帝とは別物の国の統治者としての王なのだろうか。だとしたら、これまでの「魔法帝って統治者なの？ 軍事指導者なの？」問題が解決するんだけど…。もしくは魔法帝が王なんだろうか。それはそれで解決するけど。
狙いは王か、と言っている割に、民衆をつまみ食いし始めたけど、てことは、また別のテロリストが王の方に向かってるのかな。ゾンビさん→陽動、空間魔法使い→騎士団一斉排除、おばさん→後詰め、敵主力→王宮へ、ということか？
今回のは誰のミスなんだろうね。弱兵相手に実力者たちが出払ったのがポイントな気がするので、あの程度の問題には対処できる治安維持兵を常備しておかなかったのが問題な気がする。
でもなー。幾らなんでも一国の首都に警察力がないとは思えないんだよな。となると、迂闊に実力者全員を事に当たらせた判断がマズイってことか。あの指揮を取ってた団長さんの判断ミスになるのか？
判断ミスうんぬんの以前に判断をするヒマもなく駆け出していったアスタさまは問題外な気がする…。アスタさまの独断専行に煽られて、実力者全員前線投入の愚を犯したのであれば、アスタさまにもある程度責任があるような…。
まあでも実際問題、団長3人が戦線離脱した程度で、まだまだ団長格はいるわけだし、いつもヒマそうにしている暴牛の団長とかが頑張れば良いだけで、戦力的にはまだ全然王都ピンチって段階じゃないんじゃないかな。
カーボネーター
ぜ、全身防弾ギャング…。その発想はなかった。すごい頭の悪さだ。なんか効果的な気もするけど、シンプルさがバカに直結し、そして見た目の頭の悪さにとどめを刺される。
この理屈なら「フルメタルプレートチーマー」も成り立つのではないか？
「強い」「すばやい」「動きがすばやい」 このコマ凄いな。なんか絵も凄いし、攻撃手段もすごいし、主人公の「…」も味があるし、ザコが「すばやい」を二度繰り返してるのも凄い。この表現、僕には思いつけんわ。全身防弾ギャングといい僕には無いものを持っている…。
ドーナツを喰う！ そうだね、警官はドーナツ食べるよね！(アメリカのドーナツ屋が治安向上目的で警察にドーナツを無償で与えたことに由来)
「確かな正しさ」を求めて縋り付いたのが法というあたり、ワンダさんはネンネよのう。主人公の淡白な対応いいですね…。
「本当に大丈夫なの！？」「それをテストするのが君の役目だ」 素晴らしいディストピア描写。
このモヒカン、なんだかんだで仲間意識が強く好感が持てる。いや、その仲間意識のせいでビリーくんはろくでもない目に遭ってるんだけど。キチガイにはキチガイの意志がある！
「おお、全身プラスチック！ それでなんで溶解液が平気なんだ！！」→「まぁ…なんとなく大丈夫みたい？」 い っ そ 清 々 し い ！
「この肉と骨はもう普段から常にこの状態だ！！ こういう体なんだ！！」 なんかこういう説明セリフをパワーで押し切りながら語らせちゃうのが上手いよなー。「ものの数分で約半数がぶっ倒されてしまった！！」もすごい説明的なのにむしろ味になっている。
「僕が爆発的に推進する訳だ！！」 これも普通だと四角囲みのナレーションで解説するところで、キャラが喋ってたら不自然きわまりないはずなんだけど、セリフ回し一つで不自然さをむしろ武器にしている。巧み。
「お前が死ぬと悲しむ人って一人でも居るか？」「いねえ…」 自分を客観視できてるモヒカン…！
オヤジの遺言が「ユーモアを忘れるな」というのもすごい。ちょっと死の間際で錯乱してたんじゃないかと思ってしまうような遺言だ。
いやー面白かったですね。「これは僕にはできない」と思わされる点が幾つもあった。話自体は別段特殊なところもないんだけど、細部に気が配られていて話の運びも自然だったし、これだけセンスがアクが強いんだから、話の筋自体は普通くらいでむしろ良いのかもしれない。
暗殺教室
ううん…。なんか良くわかんないんだけど、まだ中学生なんだし、とりあえず高校に進学すれば良いのでは…？ 高校生なら分かるけど…。彼らは暗殺者として様々な特殊スキルを高め過ぎてしまったから、高校進学以外の選択肢が増えすぎてしまったのだろうか。
すじピン
難易度の高いダンスだけど、体格的に有利かもしれない、というのは良いアンサー。成功する理由付けがグッと出てきた感じ。
「ホントに良い人」めちゃくちゃ引っ張ったな、なんだこれ。わたりちゃんは自分を「本当に良い人ではない」と認識してる流れなのかな。
「４マナ 2/3 飛行」Tシャツ…。土屋くんのTシャツセレクトセンスってなんなの。お母さんが買ってきてるんだとしたらお母さんのセンスはなんなの。
トリガー
この多人数バトルはめちゃくちゃ素晴らしいな。個々のキャラクターが格に見合った動きをしている。ゾエさんの爆撃で膠着状態が崩れた後に、格の高いカゲさん、ユーマ、東さんが、一枚劣る三人をそれぞれワンキル。その間に二宮さんもしっかりツーキルしてるからなー。
現況としては、最初にチーム力の削がれたユーマが不利状況で健闘した結果、手足を一本ずつ失っており、全チームエース１人残りの状況は同じでも、最初に仲間を失ったディスアドバンテージがしっかり影響している。
カゲさんとユーマが交戦状態に入り、カゲさんはサイドエフェクトでおそらく狙撃が当たらないと考えると、ユーマがかなり不利な状況か。蚊帳の外で追っかけっこに興じていただけに見えた二宮さんだけど、状況は彼が一人圧倒的に良くて、ここまで計算だったら戦術もスゴイぞ。
近接アタッカー二人が至近距離で潰し合ってて、スナイパーは二人のどちらかを狙う形か。二宮さんはフリーで動けて東さんを狙いに行けるし、その後で消耗したアタッカーの勝ち残りと戦える。東さんが狙撃で二宮さんを牽制できれば話は別だけど味方の援護なしでは辛いような。
４チーム１２人が入り乱れるバトルで全員の格を落とさずに処理していって、最後は各チームエース格４人の分かりやすい戦況に落としこむとかトリガーやべえっすよ、ぱねえっすよ。
ニセコイ
「ここはオレに任せて先に行けーっ！」ってラブコメでもやるんだな。
カガミガミ
スーパー逆恨みだった…。これはなんていうか、かいとくんが悪いとか、ルカくんがどうとかじゃなくて、人間社会の普通のルールや一般的な感性に触れ得ない、社会と隔絶した閉塞的な式神村体質の問題なのではあるまいか…。
比良坂くんもDQNが息を吸うように人を殴る底辺校ではなくて、鹿鳴館高校みたいなところに通って女子とダンスを踊ってればこんなヤンデレホモには育たなかっただろうに。…あれ？ そう考えると嘉神くんを高校に進学させようとしたマコさんの判断は大正解なのでは？？
ベストブルー
奇人変人が出てきた…。「個性溢れる部活の先輩たちを一生懸命考えました」感がちょっと辛い。あと、泳ぎながら叫んだり喋ったりは漫画的演出であることを加味しても厳しい物がある。水飲んじゃうだろそれ。
「優しい人だと思っていたけど曲者だ」 ←これ、確かに優しい要素も描かれてはいたんだけど、読んで、読者が優しいなあと実感する前に、曲者ということになったので(そんなに曲者な気もしないけど)、やや置いてけぼりな感じがある。
ゴーグルに加えてキャップまで被るものだから、キャップからこぼれた髪の毛でしかキャラを識別できないのもかなりの痛手なのでは。サークル開始直前の戸刈先輩と大城先輩の区別が付かなかった…。
★宣伝：赤蝮ハンドタオル（1250円）、買ったはいいが全然使ってない。
