【7/1】2015年31号のジャンプ感想(『UBS』打ち切り号)


ハイキュー

うおお、牛若止めたああ。その前の「流れをぶったぎる牛若のスパイク」があったから、牛若くんのスパイクはあらゆる不利条件をぶち破る伝家の宝刀的なニュアンスが出ていて、にもかかわらず、それのドシャットが来たから非常に気持ちよかったです! 


ワンピース

ワンピースはドレスローザ編を半年で描けてたら面白かっただろうな、と思います。…二年か。


アカデミア

ああ…ダメだ。かっちゃん、絶対更生しないよ…間違いないよ…。でも、みんなぽいぽいヴィラン落ちする世界で、ヒーローのヴィラン落ちを防ぐために活動しているベストジーニストさんは意義深い存在だと思います。

この「全身常時5%」を100%にしたら、デクくんもオールマイトみたいなムキムキマンになるんかな。


すじピン

ああ、流石にここから五つ覚えるわけではないのか。人気のない公園を訪れたらたまたまわたりちゃんがいるとか、このやろう、リア充の神の加護を得てやがるな…。


ブラクロ

過去回想が入り、ヒロインズがピンチに陥り、あーこりゃアスタさま来ますわー冒頭で見つけた剣を手にしてアスタさまが来ますわー魔法帝になることを運命付けられし男だから必ず来ますわー、と思いながらページをめくると当然のようにアスタさまがいらっしゃった。

しかし、すごく分かりやすい主人公アゲに辟易するところもあれど、言い換えればテンプレは律儀なまでにキチンと押さえているわけで、そういう努力はしているし、実際結果も出しているので、商業的にはこれが正解なのかもしれませんね。

主人公が活躍するのは実際大事なんだよな。弱虫ペダルも「舌の長い人がしゃべりまくる漫画」としか認識できなかったけど、主人公が出るようになって俄然読みやすくなったし。しかし、主人公が活躍するごとに「あー、はいはい」となってしまうブラクロの現状はどうなのだろう。

いくらなんでも主人公にばかり活躍させすぎなんだよな。エリートのはずの他の仲間たちが、「主人公に助けて頂き、感銘を受けさせて頂く」ためだけに存在している感じになってる。他の連中も一線級に相応しい活躍をした上で、主人公がその上を行くくらいのバランスならいいのに。

アスタさまにとって仲間ってなんなんでしょうね。やっぱりアスタさまが庇護し、慈しんであげるための存在なのだろうか。さすがアスタさまは魔法帝になる器やでえ。


ナルト

1ページ目の3コマ目まで何をやってるのか全く分からないし(五回くらい見直して、ハゲの人が刃物を集めて右手にしただけだと分かった)、次のハゲの人の「ほう」の意味は未だに分からない。

「ほう」の意味が分からないから3コマ目までもよく分からなかったんだよな。サクラを何か認めているような口振りなので、3コマ目まででサクラが何か凄いことをしたのかと思ったんだけど。これ、前の号でサクラがハゲの人の右腕を潰したんだっけ? 

あー、分かった! 前の号でサクラが「あなたから情報を聞き出していたんですー」って言ったから、刃物で右腕を作って戦闘準備した後に、サクラの行動に対して、「ほう」と感想を漏らしたのか。岸本先生、単行本で読まないと分からない表現はよしてくださいよ。

サスケに助けられ、サラダに庇われるサクラを見ていると、ああ、僕たちのサクラだなあ、と温かい気持ちになれますね。本当に良い所のない不憫な子だ…。


ジャスティス

もはや専用スーツの存在意義が何ら感じられない破られ方をしている冒頭部だけ良かったです。エロなしで真面目な話をされてもなー。この漫画にそういうのは本気で求めてないんですけれども。


銀魂

なんでこの人たちは敵将にとどめを刺さないの。アホなの。脳みそを吹き飛ばさない限りゾンビ近藤は何度でも生き返るよ?


相撲

三ツ橋くん、やっぱり負けたかー。妥当な展開なのでとても説得力はあったし、納得できる結末だったけど、妥当な展開で意外性がなかったので、やっぱりここは勝利して驚かせて欲しかったなー。

楽しくやってる部活を肯定し、その上で「当然のように日本一を目指す」相撲部が凄いことであると明言したのは良かったです。大多数の人間にはそんなモチベ持てないし、なのに多くのスポーツ漫画はそれを持つことを前提としている気風があって、そこが付いて行きにくいんだよな。

なので、日本一を目指して部活をすること、そういう気概の奴らが集まっていること、それら自体が特殊なことであると示してくれたのは、なんかホッとするものがありますね。

あと、レスリング部顧問の先生はチヒロくんを御し切れなかったとはいえ、根っこは真面目な大人であるのも良かったです。この漫画に出てくる大人はみんなちゃんと若者を導ける先達であることだなあ。


トリコ

ブルーグリルの猿面の人たち、サンゴーレムの再生機能に慌てちゃったことでいきなり格がダダ下がりなんだけど大丈夫なんだろうか。これ以降、彼らが一行に上から目線で冒険のヒントとか試練とか課そうものなら、「何言ってんだコイツ」って思われちゃうよ。


トリガー

接近戦武器が銃器より強いのを明言したのは流石だなあ。そりゃまあ現実と同じで射程も威力も銃器の方が強いなら刀で戦うバカはいなくなるよな…。今回のエピソードまで特に疑問を抱きもしなかったけど、そりゃそうだ。


こち亀

ぎ、ぎえーっ、週刊連載四本!!! なんという恐ろしい響きだ。そんなの樹林先生でもなきゃ無理だよう。見たところネームは書いていないようなので物理的には可能だけど、精神的には無理だよな…。どれか一つで詰まったら全てがドミノ倒し方式に…ひ、ひえええ、恐ろしい。

自分の考えてた筋書きをぶち壊された上にそれが一位になったりしたら、僕なら発狂して再起不能になりそうなのに石川GO衛門先生のメンタルの強さすごい。自分の作劇能力が作画担当にも読者にも全否定されてんじゃん…。

「あっ、あれは!」が強い引きというのは、漫画家の描く漫画家漫画としては流石に首をひねらざるを得ない。いやいや、秋本先生、あなたならこんな陳腐な引きやらないでしょう…? 


UBS

これはこの世界の全員がバトルフリークで頭沸き気味なので良かったけど、普通に考えると公衆の面前での暴行事件であって、寄ってたかって取り押さえられてオワリなのでは…。

ううーーーん、終わっちゃいましたね。ももっち戦までは良かった。ネックは神辺戦なのかなあ。それもすごく悪かったわけではないけど、読んでてややテンションの下がるところはあった。忍者修行も悪くはなかったんだけど、うーーーん。

興奮度で言うと男女平等宣言が山で、あの頃の主人公には女子高生相手にもエグい技を使って不具にしかねない凄味があった。それが消えたことで緊張感も薄れたのかもしれない。ということは、戦い方がクリーンになっていったのが問題だったのだろうか。

忍術自体は面白かったけど、ダーティプレイではないからなあ。実際、ムエタイ戦では非常にまっとうに戦っていたし。ある意味、普通の格闘漫画になってしまった感はある。

個人的には戦闘システムの不備というか、微妙さがずっと気になってました。ただ、そこを丁寧に補完すれば人気が出たわけではないだろうから、やっぱりネックは緊張感を保てなかったことと、キャラの魅力が一線を超えられなかったことか。

妙にリアリストなムエタイの人とか、いい線いってるキャラもあったんだけど、ドカンとくる感じではなかった。しかし、かなり早いうちから順位が下がってたし、実際は単にダーティファイトが受け入れられなかったのかもなあ。


★宣伝:鏡子バスタオルがおうちに届いたので、今日からこれで股間の辺りを拭います!


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