【6/6】2015年27号のジャンプ感想(レディ・ジャスティス着衣羞恥プレイ開始号)


トリガー

カラー扉絵いいですね。1話のアレンジかな。1話の時はみんな正方形の箱を持ってるだけで、謎めいてはいたけど、すごく地味だったんだよな…。さらに3話くらいまで話もスゲー地味で、あの時は「アカン! 葦原先生はよ何とかして!」と思ったものだった…。なんとかなった。

ボーダー側には菊地原くんにユーマくんと二人も真贋鑑定能力者がいるのか。この手の「まじめに戦ってるバトル」だと、ウソ発見能力は大事なんですよね…。まじめに戦うとウソを吐くことの有効性もまじめに扱わざるをえないので、こういうキャラがいないと話が進まない…。

「あのネイバーの扱いを玉狛に一任しろ」→ペットと幼児の間にサンドイッチしたり、かわいいパーカーを着せられたり、海老天うどんを食べさせられたり、ですね…! 

ボーダー、エネドラさんのゴーストまで確保してんのか…。死者蘇生とかウソ発見とかボーダーの技術力パねえな。ヒュースくんはともかくエネドラさんとかポロッと情報漏らしそう。裏切られたというだけでなく、あの性格上、ちょっと煽ったらポロポロ漏らしそう。


ブラクロ

後輩に諭されて気付きを得る先輩とかヨアケ沖田度高いな…! いきなり先輩キャラの格が下がるから悪手だと思うんだけど(実際ラックさんとてもかっこわるい)、しかし黒の暴牛が元々性格破綻者集団であることを考えれば、新入りにより破綻者たちが矯正されるのは正解なのか。

煙のオッサンは今までの戦いでアスタから魔力を感じないことに気付かなかったのだろうか。

この漫画はややキャラの掘り下げが甘いなあ。今回のラック先輩の母親との確執とか、大リーガー先輩の弱メンタルからの持ち直しとか、やりたいことは分かるけど描写がすごく浅い。「こういうのやりたいです」「そのために必要な最低限の描写をします」みたいな。

必要最小限で構成されすぎてて読者側の感情の動きが伴う余地が無いといいますか。あと、アスタくんに触発させることで、仲間の描写を通して主人公を立てたい、関係性を築きたい、という狙いがミエミエすぎるのもやや残念。この点、アカデミアの轟くんのエピは非常に巧かった。

アカデミアと何が違うんだろうな~。単純にかけた話数が全然違うというのはあるけど。ラック先輩、すごい薄っぺらいんだよな。「はあ、そういうことがあったのですね」以上の感慨が何も持てない。スポソルの内柴くんの方がまだ若干は思うところがあったくらいだ。


ワンピース

「分からねェ奴らだな…!」「麦わらを差し出せってメッセージだろ」 いや、急いでドフラさんを倒そう、というメッセージで合ってますよ。

おまえらはバリア押してないでドフラさんに斬りかかろうな? な? ほぼモブ連中を残り耐力1のドフラさんが蹴散らすのは描くけど、ネームドを無傷で倒す姿が想像できないから、ネームドは戦わないことにしましょう、は不誠実だぜ。

藤虎さんもマジでドフラさん討ちに行けよ…。

体力1のドフラさんでも勝てそうなヴィオラさんだけがドフラに向かっていき、他の強力なネームドはなぜかトリカゴを止めに行く。気でも狂ってんのか。


相撲

潮くんに負けたことを糧に強くなった金盛主将を描いた後、潮くんとの出会いで変わったもう一人の男を描く! その名は大河内!! 彼もかつての慢心を捨て、心機一転、この戦いに挑んだのだ! …が、潮くんとの出会いで変わった男はもう一人いて、彼の方がすごく変わっていたのだ。


すじピン

やまき先輩、髪整えてなかったらぜんぜんユキミ先輩じゃないな。いや、逆に考えればユキミ先輩は戦地にあっても常にスタイリングを欠かさなかったのか…。

体育会系文化部…。いちおう文化部ではあるのか? なんかむしろ体育会系のイメージしかなかった。いわゆる社交ダンスにしても、体育会系か文化系かと言われると体育会系な感じがする。だって動いてるじゃん。

すけべ目的でも、すけべが長じれば持続力と化して続けられることを我が身で証明したやまき先輩の存在、力強い。すけべ目的で続けられる程甘いものではないが、だが、度を超えたすけべもまた不可能を可能にするのだ。すけべもまた甘くはない。

すげえな筋トレしてるだけで1話終わったぞ。でも、こないだの相撲の体験入門もそうだったけど、いやーんな雰囲気無しで全力で身体を動かしてヘトヘトに疲れる描写って地味にきもちいいんだよな。

僕が多くの部活漫画を苦手とする理由は部内の雰囲気が概ね悪いからで、先輩が無気力だったり、やる気無かったり、不良だったり、逆に超管理主義のエリート校だったりするわけですが、まー部活モノでドラマ性を出そうとすると、そういうヘンテコな設定が入ってくるわけですよね。

そうすると、本来部活に存在するであろう普通に身体を動かす気持ちよさとかが犠牲になるわけですな。「こんな部活入りたくねえよ」ってなっちゃう。この漫画の読切の際に僕が評価した点は概ねそこで、ちゃんと「入りたい部活」をやってるんですよね。

というわけで、特に何事も起こってないし、ドラマ性も起伏自体はないのだけど、ふつうに部活をやってて、ふつうに部活に存在するであろう、ふつうの楽しさが描けているのでとても良いのではないでしょうか。

多くの漫画がこの「ふつうの楽しさ」を描かないのは、ふつうを描くのは難しいからなのか。それとも「ふつう」が盲点過ぎるのか。実際、他の部活漫画がこぞってこの描き方をしてたら、「ふつうは見飽きたよ」ってなって、不良の巣窟の部活でなんやらする方が目新しくなるのかも。


ソーマ

北条さんって誰だっけ…。確かにこの人の存在を僕は知っているのに、この人との間にどんなエピソードがあったのか、全く記憶にない。思い出せないぜ…。

あー、なんか厨房の料理人が御しきれないからうんたらかんたら、私が女だからあーだこーだ、みたいな話だっけ。

北条さんが中華研に入ってくれないのは、明らかにスキンヘッドで生米を振り回すのが嫌だからだと思う。たとえスキンヘッドは免除されたとしても、スキンヘッド男たちに囲まれて生米を振るんでしょう。そんな青春嫌だよ。


アカデミア

おかあちゃんの気絶7回は泣きすぎたからか。一瞬、おかあちゃんの個性が急に発現して、体液をたくさん出す個性なのかと思っちゃったぜ。堀越先生、たまーに分かりにくい。後は冒頭のかっちゃんがとても良かったです。最後までかっちゃんだった。

エッ、最後の「死ね、クソ菌があああああ!!」ってもしかして虫歯菌に対して言ってるの…。エッ、かっちゃん、在宅時の歯磨き時までこれなの…。スゲエな、完璧なクレイジーだ。そりゃ自室の控室の扉も蹴り開けるわ。


ナルト

「いやいや、サスケは娘の顔を忘れた訳ではないよ。サラダに化けた敵か、もしくはサラダの影に潜んだ敵を警戒したんだよ」という読者側のフォローも空しきサスケボンクラオチでした。やべえ、ガチでボンクラすぎるだろ、サスケェ…。

これ、サスケの刀での初撃はどーなってるの? 躱されたの? 躱された上に刀が抜けなくなって主兵装を手放したの?? なんかもう数え役満級のボンクラさなのですが。

サラダ「うちのお父さん、娘の私を敵と誤認して殺そうとした上に怯えてるだけの私に攻撃を外して、その上、壁に刺さった刀が抜けなくなってたんだけど…」 なんかもう、辛いね…! 

「…そうか…」のところのサスケが汗かいてるせいで、「うわあ、やっちまった。恥ずかしいし、サクラに知られたらこじれそうだし、うわあ、どうすればいいんだこれ」みたいな顔に見える。

「ママは何も言わないし、パパはずっと居ないし」のコマのサスケが汗をかいているせいで、「うわあ、よりにもよってナルトの前で娘に責め立てられている。どうしよう、死ぬほどつらい」みたいな顔に見える。

「この私と同じめがねかけてるパパの隣の女は何!?」「こんな事、ママに娘の私が聞けると思う!!?」 うわあ、久しぶりの岸本節…。 「私と同じめがねかけてるパパの隣の女は何!?」「こんな事、娘の私がママに聞けると思う!!?」ですね。

あっ、カグヤが宇宙勢力(?)との戦闘を前提にしていた、みたいな話って本当に伏線だったんだ。まさか終了後に回収してくるとは思わなかったから、最終回で「結局、何のために白ゼツ兵団造ってたんだぜ…」って言っちゃったよ。

サラダのフォローもするとかナルトが本当に成長しているけど、これ、サスケからして見れば、よりによってナルトに自分の家の家庭問題に口突っ込まれて娘をフォローしてもらうとか死にたくなるんじゃないの。

エエエッ! カオスフレアでお馴染みの小太刀右京さんがノベライズ書くの!?! マジかよ、スゲー話だな!! って思ったけど、よく考えたらナルトはジャンプの看板漫画だったんだよな…。そうか、ナルトくらいになると、小太刀右京さんがノベライズ書いてくれたりするのか…。


銀魂

今回の新八くんを沖田さんが救うシーンさー、銀魂に限らず色んな漫画で数限りなく思ってしまうようなことなんだけど、これ、直接、虚さまを刺してれば終わってたんじゃね。

もちろんそれに対しては数限りない言い訳ができるのだけど、例えば沖田さんは瀕死だから間違いなく虚さまを貫くことはできないと判断し人命第一で刀を払ったとか、まあ色々理由は付けれるんだけど、でもやっぱ思っちゃうんだよな。


ジャスティス

「もう…こんな目に遭うのは懲り懲りなのだけど…どうにかならないかな…? なんとかしてェ…」 素晴らしい。このふんわりとした要望、素晴らしい。肉体的には無敵でもどうすればいいのか全然分からない精神性の未発達さとのアンバランスがとてもいい…。素晴らしい…。

素晴らしい…。パーカーでヒーロー活動すると服が破れて全裸になって恥ずかしいからスーツを着ることにしたのにスーツ自体が恥ずかしい…。パーカーでも被弾しなければ辱めは受けないのに、常時辱めを受けることになるこのスーツは、プラマイで言えばゼロではなかろうか! 


UBS

トリプルアクセルの人は動き自体は面白いんだけど、防御にだけしか使わないのでは、ちょっとジュウドウズの「受け身をすれば無敵」の人みたいな感じだよね…。一工夫で負ける未来しか見えないタイプの特殊技術使いだ。


ブリーチ

なんかよく分かんないんですけど、霊王が殺されると、その瞬間に世界はパーみたいな話じゃなかったでしたっけ。いまってどういう状況で、どうなると死神側の負けなんでしょうか。


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