法廷
大人一人でも無理です。
「「許してくれ」なんて言う気はない」の意味が、「大人たちの責任だけど、でもおれは政府高官でそんな末端の問題までいちいち把握できないから俺のせいじゃないし、俺が悪いわけじゃないもん」だったとは…。
まさか血の学級会のしんじつがせいふのいんぼうだったなんて！
ああ、「許してくれなんて」は、濡れ衣を着せたことにかかるのか。…ううん。
おいおいおいおい、なんだそれ。「わざと問題の頻発するクラスを作り上げた」？？ 大人たちが何かを考えるごとに無関係の子供たちが不幸になっていってないか。担任とか、教師として日が浅いとかそういう問題でもないぞ。
「一方でぼくは失うことを恐れて何も持たない学校生活を選んだ」 いやいやいや、待って。なんでてんとくんが自主性なくて悪いみたいな話になってんの。主に大人たちの都合でわやくちゃしてるだけなのでは…。
猿飛くんはなんでテントくんに対して刀を抜こうとしたの。
わざと問題多発するように作られたクラスに潜入した捜査官が問題が多すぎて階級を下げられる？？？ なんでこんな小ネタでまで「大人たちの都合にもてあそばれる子どもたち」を描こうとするんだ…。
すごい。ものすごくひどい。
純潔派ソルティストのおれですら、「これはスポソル並なのでは…？」と思うほどにひどいが、いやいくらなんでもそれは気の迷いだ。さすがにスポソルほどではない。しかしこれはどこから何を言えばいいのか…。ひどい。
大人たちが何かを考え、何かを為すごとに、なんの関係もない人たちに無駄に負担が掛かり、(不幸)になっている。不幸をカッコに入れたのは、どうにも不幸にしか見えないんだけど、劇中では不幸じゃないことになってるからなあ。一応理屈も付いてはいる…。
わざと問題の頻発するクラスを作り上げて、経験の浅い教師を担任にして、たま虐殺が起こったらどうするつもりなんだよ。それほどの事件じゃないにしても問題は起こっていたわけで。
これ、いっそのこと、担任の先生もグルってことにした方が良かったのでは。
第一話の担任のクズっぷりの印象が強いし、そもそも発端になったのが教師のせいだし、大人たちの都合による隠蔽工作で子供たちが学級法定などという異様なシステムに巻き込まれるし、幼稚園児は心労で老け込むし、徹頭徹尾、大人たちのせいで子供がひどい目に遭う漫画だった。
学級法廷システムって、「子供たちはこんな残虐な事件を起こすのでこういうシステムが必要です」みたいな話で導入されたんだっけ。でも実際は子供じゃなくて狂った大人の仕業で、濡れ衣を着せられたのは主人公トリオではなく、ある意味、すべての子供たちだよな。
「大人たちの犠牲になった子供たち」の構図が強すぎるせいで、ラストに向かう演出の白々しさと茶番臭が凄まじい。しかし、追加エピソードでまさかここまで作品の質を下げてくるとはなぁ…。こりゃあスポソル三巻の加筆部分に否が応でも期待が高まるぜ。
どんなに言い繕っても、大人たちの隠蔽工作の副産物である学級法廷システムに組み込まれたせいで、心労により幼稚園児にしてあの老け顔となった温水裁判官の悲劇は誤魔化せない。
大量殺人鬼である先生が、縄跳びする三人を見てニコッとするシーンは、この後、ほんの些細なキッカケで大量殺人を決行するのだと思うと、狂人の精神不安定さの演出にしか見えない。
以下、みんなの感想
>> 学級法廷の完結版がジャンプ＋にアップロードされたわけですが
>> つ、つまらねぇ……
>> 常識的な考えたら子供にクラスメイト惨殺なんて出来る訳ないので先生がやりました(伏線何も無し)
>> 先生が殺ったというのは世間的にまずいので子供達を犯人に仕立て上げましたって……
>> 現実的にありえないとか言い出すと幼稚園児の裁判官とか何なのってなるし
>> 最後の最後に綺麗に終わる為に全てを無意味にするオチつけてきた……すごい……ここまで何がしたかったのか分からない漫画も珍しい
>> 真面目にスポーティングソルト以下だと思います（掲示板より）
>> ネタにならない分スポーティングソルトよりクソですね。というか今まで読んだ漫画の中で一番酷かったかもしれない。（掲示板より）
意味不明さはスポソルの方が上だし、作画もスポソルの方が遥かに酷いし、まともに読める話数の少なさもスポソルの方が上だし、つまり何が言いたいかっていうと、スポソル馬鹿にすんなってこと。法廷ごときに並ばれてたまるか。
>> 「学校」と「法廷（犯罪）」っていう組み合わせがもう最初の段階からムリめだったんでしょうね
>> 場所も事件の規模も、学校という縛りのせいでしょぼいものしか用意できないのに
>> 幼児裁判官とかやるなら、いっそのこともっと設定の時点でトばして、世界観を荒廃した近未来とかにすればよかったと思います（掲示板より）
事件はしょぼいのに、犯罪自体の構成は小学生を超越してるんだよな。
>> ムチャクチャですね……。
>> こんなムチャクチャな制度作って事件の隠蔽までしてる奴を善人にしようという感性が理解できない。（掲示板より）
>> なんか言葉がまとまりませんが、これもしかして、学級法廷制度あんまり関係なかった・・・？（掲示板より）
>> 確か学級法廷制度はこの惨殺事件がきっかけで制定されたんでしたっけ？つまりこの三人のためだけに法を変えた？
>> 学級崩壊が進みすぎて導入されたという話だったのが、あのクラスは問題児を意図的に集めたクラスだった・・・つまり他はそこまで酷くはないということですよね。
>> なんかこんがらがって何がなんだか・・・（掲示板より）
>> 鬼ヶ島もそうですけど、今までさんざんハッタリ要素として描いてきたものを後に残らないように全て平坦なものにする事で
>> 後に何も残らない、「無」しか残らない漫画になった気がするんですよね……
>> ハッタリに騙されて一巻を買った子どもが可哀想（掲示板より）
巧く言えないんですが、なんか根本から台無しにするような話でしたね……ラスト……。ちゃんと考えれば論理は繋がってるのかもしれないけれど、脳みそが理解しようとする努力を放棄する。
>> 学級法廷はさりげなく魚住くんと白鳥さんがくっ付いてるのが凄いな（掲示板より）
強く頭を打ったショックでしょうね。
>> 突発的犯行ながら凶器を教室に持ち込み教室から一人も逃さず
>> 隣の教室やほかの生徒にも気づかれず３５人全員を殺害したのち自害
>> 無理では？（掲示板より）
>> 「主人公たちが忘れ物を取りに帰るまでの間に３５人もの生徒を教室から一人も逃がさずに包丁一本で殺害した」
>>
>> 書いている内容が異次元すぎてね…ちょっと心折れそうになりました
>> まず時間ですがまあ大目に見積もって２０分としましょう、この時間なら３５人の子供を殺すことは容易です…相手が動かない人形ならば…ですが。
>> 実際には逃げる奴もいるでしょうし助けを呼ぶ子もいるでしょう、学校なんだから多少騒いだだけでも誰か様子を見に来る可能性もある
>> つまり「ほぼ無音」「悲鳴も上げさせず」それらの殺戮をなしたというわけです、一介の教師が
>>
>> そして凶器ですが家庭用の包丁で人間を「即死」させることは素人には不可能です、軍人でもむずかしいんじゃないかな？
>> というのも即死させるような箇所に相応の速度を持って刃を当てたらまず痛むし下手したら衝撃で欠けます、人間の体は柔らかくないんですよ案外、骨もあるし
>> それを３５人分とか…日本刀持っててもそれきついんじゃないかな…
>>
>> 最後に「教室から逃がさず」ですけどこれは誰かを人質にとって「逃げたらこいつを殺す」とでも言って動きを止めてから生徒全員を拘束していった…かな？
>> …それで逃げない子供がいるとは思えないし２０分でそれらが出来るとも思えないけど…
>>
>> ダメだ、どう考えてもわからないっす…（掲示板より）
>> 無音問題はアバク達が下校する時間、ということで「周りの教室に人がいなかった」と仮定すれば
>> とりあえず気づかれなくてもギリギリセーフなんじゃないですかね…普通に教師とかいそうですけども。
>>
>> 35人殺しが、教師の凶行に恐怖した生徒達が失神や金縛りを起こし、人形状態だったとか…
>> というか、そうとでも仮定しないとどうしようもないんですよね…。突発的な犯行、という設定のせいで
>> 逃亡を防ぐための策を練ったと仮定することも不可能ですし。
（掲示板より）
>> >> 学級法廷のブサイクパーマ先生は完全に職業選択を間違えてましたね。
>> 刃物一本とＣＱＣのみで35人もの対象を悲鳴も上げさせず無力化なんて全盛期のソリッド・スネーク超えてんじゃねえの？（掲示板より）
卍解でも使えたんじゃねえの。
>> 35人を無音で一人も漏らさず殺害した先生は覇王色の覇気の持ち主だったんでしょう。世が世なら海賊王の器でしたね。（掲示板より）
覇気か！ なるほど……！！！
>> 隠蔽した会長はなあなあで許されて作中で唯一クズじゃなかった白鳥さんは犯罪者と付き合わされ東出くんは階級を下げられた
>>
>> なんというかクズに優しい世界ですね（掲示板より）
>> そーいや東出くんは「お前らが問題起こすから責任取らされて階級下げられた」と言ってますが、作中で階級が下げられた(もしくは作中事件で東出の責任問題に発展しそうな)描写は無かったですよね？
>> 2学期～卒業までの間も事件が頻出してたって事なんですかね…（掲示板より）
>> 本誌であんな終わりかたしたのにまだ度々事件が起きてたのか・・・（掲示板より）
>> 打ち切りのせいではありますが、１学期で４人の問題は解決したので、あとの２学期３学期は完全にただの問題児を集めたゆえの面倒事ですね・・・東出くんかわいそう。（掲示板より）
東出くんの降格、マジで意味分かんねえな。
>> 個人的な意見ですが法廷の不快さはこの漫画を「いい話として作者が描いている」点でその辺りの読者との意識の乖離が問題じゃないかなあと
>> 榎先生本気で「何でダメだったんだろ…こんなに感動する話なのに…」とか本気で思ってそう。
>> 「サイシューが書いた漫画っぽい」と一話の段階で感想書いたんですけど最終話読んで更に確信しました（掲示板より）
感動とか以前に最終話はイマイチ理解できませんからね……。この理解困難な感じはちょっとスポソルに通じるものがある。
>> 学叫法廷は、それでも無理矢理褒めるところを探すなら
>> 最初の事件でてんと君が担任に脅迫されたことで狂言殺人を起こし
>> 最終回で、三舌は大人によって罪をなすりつけられていて、
>> てんと君も大人に振り回された結果様々な事件を起こす（つもりだった）
>> という感じに原点回帰した構成は、狙ってやったのなら見事だなと思いました
>> まぁ、同じようなネタを短いスパンで繰り返した＝連載初期から成長していない。だけの可能性もありえますが（掲示板より）
>> 最初に「犯人は大人でした」をやってたのが伏線だったのかなあ
>> あまり熱心には読んでなかったけど完全に意識外でした
>> 「赤鬼」とか勝手に犯人像を作り上げたりしたとこなどが邪魔した気もするけど
>>
>> ただ前提が崩れると物語自体が壊れるというか…
>> 異常な小学生がいるから異常なシステムで対処してたはずなのに
>> いっそキーキャラ４人以外の学校・教員・同級生全部仕込みならまだ納得できた
>> 試験的システムってことで運用してれば周りがスルーしても少しは…その…（掲示板より）
結局、大人が悪いって話になっちゃうけどいいんだろうか……。
>> そもそもの設定として、学糾法廷って学級崩壊時代をどうにかするものなんですよね？
>> そんで、真相は、確かに犯人は先生だったけど、学級崩壊が元で引き起こされた事件だったわけですよね。
>> それなら別に隠さなくても、むしろ詳らかにして、学級崩壊を食い止めねば、って論調に持っていく方が明らかに効率的で倫理的な気がするのは僕だけでしょうか。
>>
>> ただ唯一の救いは、そんな無茶苦茶な社会や大人たちの中で、主人公たちが『友と出会えた』と思えるようになったところ、でしょうか。
>>
>> 誰かを疑う制度が転じて、誰かと繋がるきっかけになった、と。
>> これが作品のテーマなのでしょうが、そのための手法が甘すぎた、ってことなんでしょうね。（掲示板より）
この作品のテーマとか、最終回の意味合いとか、どうもイマイチよく分からんのですよね。↑のようなことなのかなあとも思うけど、本当かなあ？という気にもなる。検証する必要があるのだろうか。
>> 六法全書とかを置いてるシーン、「学級法廷制度は三人が立ち直ったため用済みになったのでもう廃されました」というオチなんでしょうか。
>> 単に三人が過去の呪縛から解放された、って話なんだとは思いますが、この事件をでっちあげたことをきっかけに始めた制度だけ残されても、
>> 全国ではまた証拠なしの推理や違法な証拠の調達、検事の被告の吊るし上げ（物理）やあいまいな判決や濡れ衣着せ、事故の事件化が飛び交っているのでは、ということを心配してしまう。
>> なんて恐ろしい世界だ。中学はたぶんもっと酷いですね。（掲示板より）
作中でも学級法廷制度はクソとして扱われてたと思うんだけど、結局、このオチを迎えた今、制度（＝クソ）は続くのかどうか。よくわからんけど、社会に悪い爪痕を残した気がする。
>> 事件が起こりやすくなる状況作りの一環として経験の浅い秋元先生を担任にしたってことですけど、
>> 個人的にはココが一番気が狂っていると思いました。
>>
>> そもそも教師が惨劇を起こしたのが発端である以上、教師のケアが大切なファクターの一つなのは論じるまでも
>> ありません。にもかかわらず新米教師にプレッシャーをかけるという謎采配。
>>
>> コレ、食育云々という形でストレスが爆発（もしくは発散ともいえる）したから「まだ」良いものの、
>> 下手すれば血の学級会セカンドシーズンが起きていてもおかしくないわけですよ・・・・・（掲示板より）
作中キャラの大抵が頭がどうかしてた。
>> 完結編のてんと君の立ち位置は嫌いじゃないのですが
>> いままでの心情ナレーションが思いっきり嘘になっちゃいませんか
>> ジグ君は狂ってるからその点は大丈夫だったけど（掲示板より）
>> たしか最初の方は「弁護士は事件が起きた学校を転々とするはずなのになぜアバク君はずっとこの学校にいるんだろう」と疑問に思ったり
>> アバクが血の学級会の記事をスクラップしているのを見て「なぜこの事件ばかり！？一体アバク君とどんな関係があるんだー！？」みたいなこと言ってたので思いっきり嘘になりますね。（掲示板より）
た、確かに……。まあその点は榎先生も「諦めた」ということなんでしょうが……。
>> まあ普通に考えたら犯人は大人ですよね
>> 実は意外と盲点だったのかもしれない（掲示板より）
でも読者が、「犯人は先生だ。なぜなら子供にクラスメイト皆殺しなんてできないから」とか言ったら他の読者から失笑されて終わりですよ……。
>> 子供達に生きる力を与えるため、孤島に監禁して師匠が叩き込んだのが
>> 「証拠より想像力で論破」
>> 「証拠を揃えるためなら違法行為もOK」
>> 「被告を肉体的・精神的においつめ冤罪を作り出す」
>> なの、本当に恐ろしい世界ですね・・・（掲示板より）
友達は皆殺しにされるわ、親元を引き離されて変な小学校に転校させられるわ、よくわからん謎制度に組み込まれるわ、本当にかわいそうな子供たちでしたね。
>> ラストで先生が良い笑顔してたのがすごく不気味で後味悪い（掲示板より）
>> 殺人鬼ババアの笑ってる顔に吹いてしまいました。あれいぬまるだしの園長先生が給食がプリンだった時にする笑顔ですよね（掲示板より）
あの描写、マジで何だったんでしょうね。
>> 幼稚園児の裁判官さんが、ある意味一番の被害者という気もする……（掲示板より）
間違いない。
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