【5/19】2015年25号のジャンプ感想(『レディ・ジャスティス』新連載号)


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レディ・ジャスティス

剛寒市…! これみよがしな「この作品はアメコミをリスペクトしてますよ」アピール、きらいじゃないぜ……!! 

オッドアイ…! オッドアイじゃありませんか!! 昨今すっかり「イタイ中二設定」として定着し、使うのにも勇気がいるオッドアイ…!! そう考えるとヒロアカの轟くんはあしゅら男爵類なので、自然とオッドアイできててお得ですね。

ごく普通の高校生主人公がたまたま銀行強盗に巻き込まれるとか、カツアゲ描写から立て続けだから、不運すぎてご都合主義に感じちゃったけど、そういやここは日本最大の犯罪都市だったな…。となると、なんでそんなところにみんな住んでんだ、ってなるけど。

ちなみに「殺人鬼探偵」でのアンサー(なんで毎月人口の1~2割が死ぬ超犯罪都市に住んでるの?)は、税金がないのと、火事場になったら一般市民も直ちに暴徒化し、殺して奪う、というものでした。名無しの一般市民もみんなイカレてた。

緑色の大男www 剛寒だけかと思ったら色々ねじ込んでくるな。

ヒロインちゃん、身体は硬くても、当然ながら衣服はそうじゃないからサブマシンガン受けたら穴が空いちゃうんだよな。…全裸で戦った方が経済的なのでは? 

通信先の本丸が強襲されて、上層部の悲鳴だけが聞こえてくるみたいなシチュエーション大好きです。「斬撃のレギンレイヴ」で今まで安全圏からえらそうに指示だけ出してた神様が、本丸に攻めこまれて「足がぁー、足がぁー!!」って言ってるのすごい良かった。

戦闘時の衣服の損傷により思わぬ露出が生じ、それによる精神的動揺で誤った力加減の腕力を振るってしまうのは由々しき事態なので、やはり初めから全裸で戦うべきなのでは? 

ヒロインちゃんは常に左目で男の一物を見ているわけか…。

待てよ…。左目が透視で、右目が他人の悪意を黒く見えるなら、今からレイプをしようとしている男の一物は黒光りして見えるのでは…?? 

だが、相手がナチュラルに黒光りする一物を持っていた場合は、ヒロインちゃんは相手の悪意を誤認して殴りかかってしまうのではないか…? なんたる冤罪危険性誘発体質少女か。

ヒロインちゃんは常に男の一物を凝視しているというのに、自分はぱんつを見られただけで恥ずかしいだと…? これは親の育て方に問題があるのでは…?? 

あれだけの能力があるのに、ひん剥かれるまで銃撃をあえて受け続けるとか、やはり深層心理では露出を望んでいるのでは…? 

序盤の描写では頬に当たった弾丸が若干の傷を負わせていたので、ドMの可能性もあるのでは? たぶん感覚的には輪ゴム銃を撃たれてるような感じなのではないか。

特に何かあったわけではなく起承転結の「起」だけで終わった感じでしたが、きらいじゃないなー。丸藤くんがぺーたくん路線の無力キャラではあるけど、ぺーたくんと違って正義感とか向こう見ずな勇気とかちゃんとあって、見てて悪い気持ちにならない。

ヒロインちゃんを追っかけていった後も、丸藤くんが出しゃばったせいでヒロインちゃんが迷惑を被る展開ではなく、「上着をかける」という無理の無い、それでいて、決して英雄的ではなくコミカルな助太刀をしていたのも好感が持てる。いいんじゃないすかね。

惜しむらくは絵的なえろさがあと一歩欲しいかな。ヒロインちゃんは設定面がすごくえろいんだけど、絵的にえろいかと言われるとやや微妙。個人的には11歳時のお部屋であぐらを組んで浮かんでた時のおしりと足の裏がいちばんえろかったです。


ワンピース

はいはい、はいはいはい、はいはい。

既に「なんであの一撃でドフラさんが倒れなかったのか」の説明すらしなくなったのか。来週でなんか説明すんのかな。とりあえず、今週の時点ではガッカリ感しかないよ。

「協力しなかった出場者もみんな一致団結!!」がやりたいんだとしても、その展開のアツさ(実際別にアツくなかった。あいつら状況に流されてるだけじゃん)と、ドフラさんが倒れてないガッカリ感を比べれば遥かに後者が勝るよね。

バージェスさんもゴムゴムなんかよりイトイトを取りに行った方がいいんじゃねえの。ここでバージェスさんがドフラさんに襲いかかってたらかなり評価してた。…いやまあ、ゴムゴムよりイトイトの方が強いのかと言われると、そうでもない気がするけど。

今週のワンピースのダメダメなところは、先週の段階でみんなが「どうせレオ・バズーカでもドフラ倒せないんだろ」と覚悟しつつも、一縷の希望に賭けていたにもかかわらず、本当に倒せていないところだよ。

冒頭の「ドフラは倒せたのか!?」「頼む、もう立ち上がらないでくれ!!」という読者の気持ちが、作劇的な期待(ルフィ勝て!がんばれ!)ではなく、メタ的な祈り(長すぎるしダルすぎるからとにかく早く終わってくれ…)になってるんだぜ…。

読んでいてある意味緊張感があったが、これはあれだ、「ニセコイ」の「今週はどんなキムチが飛び出すんだーっ!?」と同種のあれだ。良くない。

バージェスさんがドフラさん無視してルフィに向かったのは、イトイトよりもゴムゴムの方を高く評価しているとか、ドフラさんはいつでも殺せるがルフィを殺せるのは弱ってる今しかないと判断したとか、そう考えるとドフラさんの格がさらに下がる。

レオ・バズーカで死ななかったのに、次の一撃で倒せるとか全く説得力がない。大体、なんでボコられてたドフラさんよりもルフィの方が苦しそうなんだよ。ドフラさんには大会参加者たちにフクロにされてギタギタに殺されて欲しい。


ブラクロ

電気ビリビリ先輩が手玉に取られている感じにかなりの沖田イズムを感じ、「オッ、今週はかなりヨアケているのでは…?」と思ったけど最後に頑張りそうな雰囲気を出しちゃったな。主人公たちには別の相手があてがわれたから、電気ビリビリ先輩は辛勝しそうな気がする。

メガネの人も「魔宮とはこんなものか」とか言ってるし、この人も新人に毛が生えた程度なのでは…。なんでこんな微妙な戦力ばかりを送ってしまったのか。ダイヤモンド王国の方が真面目にガチってるぞ。

これはキャラの性格の問題なので一概には否定しないけど、「若い芽は摘みたくない」ってのはやっぱり甘いよなあ。ニンジャスレイヤーとか「こいつ(敵)は若い。才能もある。…だからここで絶対殺す確実に殺す間違いなく殺す」とか言って本当に確実に殺すんだぜ。

まーしかし、あの煙のおじさんは娘が三人いるらしいので、若人に甘くなるのも分からんでもない。平家物語の熊谷直実とかね。

電気ビリビリ先輩は最後の最後で格を見せたけど、ヨアケモノだと、沖田さんが今週のあの毒で弱体化しながら蚊帳の外でニヤニヤしてたら、主人公がいつのまにやら煙のおじさんを倒してる展開なのか。ヨアケモノって本当にすごいな…。


すじピン

そういえば、社交ダンスのニュースサイト、shako-dance.com/yokotaに横田先生のインタビュー記事があるんですよ。

インタビュアーの小鳥さんには以前、創作相談の依頼を受けまして。ダンスマガジン企画相談だったので「来るべき宇宙世紀に備え、トップダンサーを集めて無重力下での社交ダンスの未来を語る『社交ダンスin暗黒大宇宙』がよろしかろう」と答えました。我ながら良い仕事をした。

あ、サブタイトルが作品タイトルだ。「背すじをピン!と」はちょっと面食らってしまうタイトルだけれど、前回も「猫背を直せ」って言われてたし、お話の中に組み込まれることで違和感なくなっていくのかも。すじピンという略称も何だか卑猥だけど馴染んできた。本当に卑猥だが。

社交ダンスってこんなハイヒールで踊んの!? このヒールでスポーツ!?!? マジかよ…。なんかすげえ競技だな…。明らかに運動性能を落としそうな格好をして、それで運動性能を競うの??? 

個人的には下駄履きのキャラが下駄を履いたまま戦ってたら、「まず下駄を脱げ」と言いたくなる人間なので(キル・ビルは草履を脱いでた)、このヒールでガチ運動するのにはちょっと驚き。下駄も履いたまま戦える人いるんだろうか。

パンダTシャツと高1には見えないちんちくりんコンビかわいいな…。

(((このTシャツのグッズ化を考えていそうな横田先生のスタッフの思惑をかんじる…!!!)))

今週の土屋くんが着てたTシャツのモデル(?)になってたパンダTシャツってこれか。

なんか間違って期待されたりしないように、自分が初心者であることを全力アピールするきもち、すごく分かる。

こういう時はそっとしといてあげるもの…部長、さすが…わかってる…。

「不慣れな一年生男子が勃起することもある」ことを、これまでの経験から熟知している三年生ペア…。やまき先輩とかは一年生の時に激しく勃起しながらも、表面上はクールを保って踊り続けそうな印象がある。

「今日のラッキースケベでけっこう満足してる自分もいる」 なんたるダメ人間か! 

無理の無い感じですごく自然と女の子と仲良くなっていきやがって、なんだこいつ…。ウッ、そうだ、読切もそういえばそういう漫画だった。「あれっ、おかしいな…おれにはこんな青春なかったぞ…」ってなる漫画だ。くっ! 

何気なしに宝くじを1枚買ったら1等当たったみたいな主人公だな…。くっ! いまのところ豪運で幸せ青春ロードを歩んでいるだけなので、なんか、なんかもうちょい「こいつが豪運なのは仕方ねえな、チッ」ってなれる主人公のがんばり要素が欲しいかもなー。

しかし、ただラッキースケベを求めて、ただ流れに乗って動いて、それでこんなハッピー青春線路に乗れるだなんてのは、リアル中学生からすると、高校生活に夢が抱けてとてもよいかもしれませんね。自発的がんばりの結果がそれだと「おれにはできないな…」ってなっちゃうし。

部活描写がまじめにスポーツやってる割に、つらそう、とか、たいへんそう、よりも、楽しそうが勝る感じの描き方になってるのは読切と同じでとてもグッド。ラッキースケベやわたりちゃんを抜きにしても楽しそう。横田先生は下手すりゃ相撲部でも同じニュアンス出せるのでは…? 


アカデミア

「女の子はスーツでヒロインになる」 だが、葉隠さんは全裸でヒロインになる…。

かっちゃんのサンシタDQN体質ここまで話が進んでも、少なくとも表面的には全く変わらんのすごいな…。コワすぎの工藤さんみたいだ。


ナルト

ナルトが子供たちの追跡に気付いていた…。本当に立派になっちゃって…。こういう描写は素直に格が上がって、ナルトもできる大人になったのだなあと思わせてくれる。

バトルシーンも、それまでボケ要員だったチョウチョウがサッと頭切り替えてサラダとの連携を見せるなど、全体的に「できるニンジャ感」が増してる気がしました。お弁当うんぬんの下りはなんかいつものナルトっぽかったけど。


情報処ゆきひら

「前回大会では附田先生が審査!」 はっ!? …えっ、なに?? 附田先生、女子高生の手料理を仕事でたらふく食べたっての?? オイ、役得なんてモンじゃねーぞ。なんだよそれ…。


ソーマ

「あ、あれ…? 何だか緋沙子と親しげに…
」なんだか肉魅と親しげに…とは言われなかった肉魅ちゃんカワイソス。

叡山先輩、何考えてるのか分からなくてただただ態度悪い感じの人だったけど、他の十傑と絡んでわちゃわちゃしてるととたんに人間味が出てきましたね…。


解説席

ワオーッ、解説席だーっ!! プラス版のアンケに「記事ページ入れて入れて」と言い続けてきたのは、ほぼ解説席読みたさに他ならない…。幕内と十両が別リーグなんて知らなかったよ。だって、どっちも関取だって言うからさ…。


相撲

川田先生すげえな。何がすげえって柏実業相撲部が楽しそうなんだぜ。データ相撲なんていうよくある噛ませポジにもかかわらず、決して没個性的な魅力に欠ける集団ではなく、むしろ、しっかりと準備し研鑽してきた、その道程が苦労と共に楽しさとして伝わってくる。

柏実業監督の人柄と、その采配能力の高さが大きいな。潮くんは成長しすぎてて結果的には彼の采配も及ばなかったけど、オーダーを見抜いた眼力と適切な分析は本物だと思う。決して敵を侮らず、負けた選手の健闘を称えるあたりも良い。…大関部長相手に豹変しなけりゃいいけど。

相手の戦力を検討し、対策を立てて努力するとか、スポーツの醍醐味の一つだろうし、真剣に取りくんでくれる監督の元、監督の分析を信頼して全力で努力できたというだけで、柏実業の選手諸君は一回戦負けであろうとしっかりと青春部活動できたと思うんだよな。

オーダーを見抜いた上で、鬼丸戦を捨てるのではなく、重量級の伊東さんを当てて、見出した勝機を掴みに行こうという積極的な精神性も素晴らしい。データ相撲であっても合理精神の塊というわけではなくてジャイアントキリングを狙う熱い情熱も感じる。


カガミガミ

なんたるマコさんの守るべき対象が二人に増えるだけのエントリーか。恭介くんが遅れてたら一人死ぬところが単に二人死ぬ展開になってただけでしたね…。力のない一般人が戦場に現れることの無意味さがすごい。

ただ、何らか力に目覚める的な雰囲気なので、これでようやくマコさんも、「よく分からないけど主人公の周りでチョロチョロしている一般人」以上の存在感になってくれるのではないかと期待。第一話冒頭のモノローグの回収には期待してるんですよ。


こち亀

か、完全管理社会…。雑学くんは、本当になんの雑学なら詳しいんだ。


UBS

車中の会話、なんかすげえな。ハードSMバカップルが人前でプレイ内容を妄想語りしているかのようだ…。ド変態だ…。

あ、タイトルのペガサス幻想ってそういう…。なんだかんだ有名人たちが揃ってお見舞いに来てくれて良い先輩たちだな、と思ったらなんか違った。えっと…こ、この人たちは何をしに来たんだろう?? 実は説教もしたけど、マスクメロンとかも持ってきてたりしないだろうか。


ブリーチ

「すんだこと考えて勝手に暗くなるのやめてくれる!?」 いや、敵戦力の分析と、重要情報の伝達ミス反省は全員で共有して後に活かすべき議題だと思うんですが…。

どこでてめえを殺すんだよのグリムジョーさんから凄まじい宇水臭を感じる…。殺す気が全然感じられないよ。完全に言ってるだけだろ、これ…。


★宣伝:ジャンプ感想のノリで読む聖書。レビュー評価が高いぜ。

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