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そういえばこういう記事を書いたんですよ
ジャンプ『Ultra Battle Satellite』の投げ技は本当に強いか…柔術チャンピオンに聞いてみた
打撃の実際については僕もよう知らんかった。
ニセコイ
「まーた、謎ペンダント絡みの展開かよ。読者も誰も気にしてねーってのに、こんなことで話の展開を長引かせやがってよ~」なんて苦々しく思ってたけど、アッ、これ、むしろペンダントの呪いから登場人物たちを救うためのエピソードなのか。これはワザマエなのでは!??
しかし、ここまで大宇宙の意志がお膳立てしてきたってのに、ちゃぶ台返しちゃって二人とも大丈夫なのだろうか。「何言ってんだ、小野寺さんと楽は先週『テンコウ』しただろ?」展開にならないだろうか。心配だ。
トリガー
男三人で女の子を挟んで両脇から狙撃し続ける絵は相当なものがあるな…。しかし、2対1状況ながら「鋼が来るまで持ちこたえるんだ!」の来馬先輩はちょっと弱気すぎやしまいか。来馬先輩もシューターとしてはそこそこだったと思うんだが。(追記:来馬先輩はシューターではなくガンナーらしいです)
UBS
こ、これはヤバイのでは…? 敵キャラの魅力不足が囁かれる本作ですが、ほすとさんはチンピラ枠、ももっちは女子枠だから置いとくとして、シュトーレンさんでやや厳しくなり、そしてこの飛鳥さんは…。読者の意表を突きたいのは分かる…分かるが魅力的とは言い難い…。
いやだってこんな人身近にいたらイヤじゃないですか。悪気ナシのナチュラル挑発口調でめちゃ強いとか。今後、シュトーレンさんとかが巧く扱って、「天才だけど扱いやすいバカ」みたいにいじり倒してくれないと好きになれそうもないぜ。
あと、換金所の面々がすっかり遠月学園のモブ化しており、そのせいか、シュトーレンさんのお怒りなどもスタイリッシュさに欠けてる感が。「え? なに?? そのレベルで説明が必要なの???」的な。
ヒーローアカデミア
いやいやいやいや! スポーティングソルト2だなんて全然そんなことないじゃないですか!!(注:そういう話が「スポーティングソルト」タグで流れてきた) 確かに話の筋は似通ってるけど、恐ろしいことにこっちの方が遥かに理解できる。
スポーティングソルトは「親は子供がいきいきと生きることを願っている」みたいな話だったけど、アカデミアでは「願っていてもDVの結果、幼児虐待してしまう」という。こっちの方が話は複雑なのになんでこっちのが分かりやすいんだ。
轟くんは、そんな背景はあっても「父親のように」ではなく「ヒーローになりたい」と思った気持ちは本物で、それはかつての母も後押ししてくれていた。その一点で踏ん切りをつけてのオリジンモードという。うん、ちゃんと分かりやすいぞ。
「ヒーローアカデミアがスポーティングソルト化した」みたいなツイートにびくびくしすぎたぜ…。スポソル級が(たとえ一話だけとはいえ)そんなポンポン生まれてたまるか。
トリコ
切り株描写ですら細胞がキャーキャーしてて全く悲壮感が無かったり、サタンボミットでサニーの身体の中からトリコの腕が出てきたり、なんかもう1ページ目からすげえな。「ハッタリ効きすぎて読者が付いていけない微妙漫画」から「完全に振り切った異形作品」へと進化した感ある。
「見ろ、細胞が…磁石みてーに引き合ってる!!」 どう考えてもキャーキャー言ってる細胞描写は比喩のはずだが、「見ろ」とか言ってるし、本当にキャーキャーしている可能性を否定できない。コワイ!
きれいなカカが出てきたと思ったら、きれいな小松…だと…。いよいよ小松が本格ヒロイン化して、トリコの婚約者(名前忘れた)と泥沼の三角関係に陥るのかと思ったらそんなことはなかったぜ! ……性別反転からの生死反転はふつうによかったです。
しかし、旨いスープを飲んだら死人が見えるってどうなんだろうな…。フルコースの二品目で轢殺ミンチ死体とか出てきたら残りの料理を食えなくなるんじゃ…。今回の感じだと死んだ際の肉体損傷とかは反映されないのかな。
ブラクロ
手掛かりとなるべき犯人の逃亡と自決を許して、「まぁ、何だってよし」と目の前の褒美に喜んでる辺りが、なるほど、星マイナス30個だな、という感じでした。これ、魔法帝も裏で糸引いてたとしたら、「黒の暴牛で良かったー」「不幸中の幸いでしたね!」ってな感じなのでは。
半裸のねーさん、外出する時は服着るのか。チッ。ガッカリだよ。
ミッドナイト先生を見習って欲しい。(追記:ネクストによるとミッドナイト先生は極薄のタイツを着ているという情報が)
なんか…すごい奇妙な流れで唐突にいい話っぽくしてきたな…なんだこれ…。魔法の不備をアイテムで補う展開は結構好みです。しかし、魔道具が魔法並みに活きる世界なら、入団試験はそのへんの適性も見てあげればいいのにね。
あと魔法帝はサウザーさまみたいだな、と思いました。
相撲
柴木山親方もだけど、金盛さんも「一見怖そうだけどいい人」の描写が上手いなあ。単にいい人という感じではなく、立派なスポーツマン、立派な主将、という感がある。初登場時はまさかこの人が礼節を説いたりするとは思わなかったよ!
単にいい人、という意味では、こちらは間違いなく純然たる「単にいい人」である大関さんが、「うん…! 気を付けろよ!」と主将として上級生として、最低限の毅然たる態度を示したあの一コマもグッとくるものがありましたね。
タイヤが転がった時、大関さん以外にも金盛さんも止めに入ろうとしてたり、辻くんはモヤシの子を助け起こそうとしてたり、各人にちゃんと即座な反応をさせることでそれぞれが相応に実力者であることを示しているのもグッドでした。
蝿庭のジグザグ
直接の犯人を倒したクライマックスシーンの後に呪い依頼人のお仕置き描写とか普通入れないし、電話での依頼人が明かされないままにおばあちゃんが依頼人になって、被害者は全く関係ない第三者だとか、テンプレに縛られない独特の展開は新感覚で実に良い、のですが…!
そこまで完成度が高いだけに、犯人がわざわざ首吊り現場に出向いてしまうのが残念。そんなリスクを負う必要ないし、ここは物語の都合上としか言いようがないぜ。それか犯人に「おれは目の前で若い女が首釣って小便漏らす様を見るのが大好物なんだよー!」と言わせるとか。
カガミガミ
ああ。あの合体ってそんな大したものだったのね。大したものだとは言われていたが、今回のエピソードでやっとレアリティの高さが実感できた気がします。嘉神のおうちの人は代々使える程度かと思ってたけど、その中でもごく一部なのね。
この手のオカルト物?では、一般的に専門職の人たちはよく知った類の相手と戦うわけですが、相手がなんだかよく分からん感じで戦ってるのはちょっと新鮮ですね。いっそのことグレイ型宇宙人だったりしたらさらにグッときた。
こち亀
「園内にパンダがいるから」「何言ってるんだ? お前!」 この会話は纏の方の何言ってるんだ感が凄いな…。ステッカーにもパンダカーと書かれているのに。リアルのパンダに乗ってるイラストを指してのこの展開なら分かるが…。
法廷
A級議題は地検特捜部のエース検事だけで、弁護士側はA級でもD級でも変わらず赴任してきた弁護士だけというのは、容疑者側に甚だ不利なのでは…。現実でも殺人事件はエース検事が担当したりとかあるんですかね?
この展開は残りの一人は殺された上で死体を処理されていて、三舌の誰かが犯人だったりするんだろうか。でもてんとくんが「懐かしい」と言われているということは、彼が残りの一人であることは間違いないのかな。生きてたら、彼だけ鬼ヶ島小に送られなかったのがよく分からんしなー。
しかし、この漫画、すごく都合よく過去の記憶が消えてるな…。てんとくんもその一人として、四人の記憶(内部に赤鬼がいる場合は三人の記憶)がきれいに同じタイミングで消えてなきゃ成り立たないぞ。かなりピンポイントで犯行の現場だけ三人とも記憶が消えている。
常識的に考えて小学生が一人で35人を殺せるわけがないし、三舌の三人が共犯で皆殺しにして、三人揃って現実逃避していると考えるのは…いやいや、常識を言い出したら三人で35人殺す難易度も大差ないな。
というか、一人も逃さずに殺すには即効性の毒ガスとかが必要な気もするし、そんなもん用意してきてるなら衝動的犯行なわけがないな。これは政府の陰謀エンドなのでは…。
マスターマン対懇親会
あ、面白い。守っていた相手が自分より強かったと知ったヒーローが思う気持ちは、確かに「時間の無駄」だろうな…。自主的に「地球人さまの手を煩わせるまでもありませんぜーッ!」やってたわけだしな…。
ロギイ
なるほど、主人公の行動理念は本当にフワッとしてたのか。ウーム…、主人公が何をやりたいのかよく分からないので話に入れないのがネックだ、と思ってたけど、本当にフワッとしてるので語っても仕方なかったんだな。
売れることを考えるんなら、正直そこはなんとか煮詰めろよ、という気もするけど、このフワッとした感じを本当にやりたかったんなら仕方ないかなー。狙いは理解できた。
磯部
まじかこのオチ…!!! あーでも、これならいえみつが「あー…、豆藩ね、ウン、知ってる、知ってる」みたいな反応してたほうが良かったのでは。でもすげえ面白かったです。
アンケ
今週は磯部、マスターマン、蝿庭の順で。相撲も良かったんだけど、せっかくなので読み切り優先してみた。
次号予告
そういえば24号から横田先生のジャンプ作品が始まるんですよ。「背すじをピン!と~鹿高ダンス部へようこそ~」。うん…まあ…タイトルがすごい不安なんですが、横田先生のことだから「なるほど、だからこのタイトル!」みたいな作劇なんじゃないかな…!と期待してる!!
なお、僕の方のジャンプ感想は平常運転で行くつもりですが、いかんせんダンゲロスを好きになってくれて、僕の満足行く形でコミカライズしてくれた横田先生だから(=センスが非常に似通ってる)、必然的によこたせんせーキャッキャって感じになるんじゃないかなと予想してます。
★宣伝:5/1の最終巻で横田版ダンゲロス終了です。いやー、寂しい! サヨナラ! そしてジャンプでこんにちは!!
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