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UBS
ガタイに恵まれない主人公が最強を目指す、という方向性は相撲と同じなのに、こっちの主人公は卑怯な手段で勝とうとするのか。スゲェな…世紀末を感じる…。
ウーン…悪くは、ない。机が壊れてダメージを逃していた、という流れから、床が抜けてダメージを逃した、と論理展開はしっかりしてる…。けど、やはり頭突きで床にダメージが入って壊れやすくなったというのはなぁ。粗悪品を用いているのコマで床が抜けてるから理屈は分かるけど。
論理的には加不足ないんだけど、やっぱりいかな安普請といえど床が頭突きでダメージを受けてて壊れやすくなったというのには納得しかねる。これまでの乱闘のせいで部分的に脆くなっている、一部はうっかり踏み抜きそうなほどに脆い、と言った描写が必要だったのでは?
暗殺教室
人体実験モルモットが人体実験を受けながら理論を理解して成功するように実験を誘導し、新たな力を手に入れようとするのまじパねえ。この状況で逃亡ではなく場のコントロールと自己強化を狙うとか、初めて死神さんに格を感じたよ…。転んでもタダでは起きないのスゴイ版だ。
ワンピース
いよいよ舞台が整って最終決戦なのにあんまりアツさがない…。どう考えてもみんなでドフラさんをフクロにすべきだと思うんだけどなー。鳥カゴも迫ってきてるのに、いま中央部分から端へ退避するのはよく分かんないぜ。
最後のルフィの逆ギレもよく分からない…。えっと、これはドフラさんの言うとおり「お前らがここに来なきゃ」だったのでは? そして光と闇があっても皆殺しの憂き目に遭うよりはマシな気がするので、うん、やっぱりよく分かんないぞ。
ルフィの「違う!! お前が俺の邪魔をしたんだ!!」にオッ!?となったので、何だろうと思ってページをめくって「よく分からないな…」となった感じ。期待した分のガッカリ感だろうか、これは。
好意的?に捉えるならルフィは完全なる唯我独尊人間であり、自分の人生の中で思いのままにならないもの全てを「邪魔」と認識しており、そういう意味での発言なんだろうか。海賊船長なんだから、そんな性格でも、まあアリっちゃアリだが。
ブラクロ
丈夫過ぎる……。いやいやいやいや、アカンでしょう。なんなのこの世界の人体どうなってんの。アスタくんの剣はなんで相手が斬れなかったの。錆びてたから? 尖った刃物が錆びてた場合って思いっきり斬りつけても斬れないもんなの??
で、アスタくんはなんなの一体。尖った氷注で身体が浮くまで胸を突かれたよね? その後も二回くらい同様の攻撃を受けてたよね?? 前回の活動は気力を振り絞ったということで百歩譲るとしても、なんで今回平気で動きまわってるの?? えええ……。
先輩とか村人とかなんで誰も、アスタと敵ボスが「大ダメージを受けている」という前提で話をしてないの? 寝ているアスタを見て「いやぁ…すごかったなぁ…!」じゃないですよ。寝てんじゃなくて失神! 「吐血してたぞ、ヤバイ」「治療魔法を使えるヤツ急げ!」でしょう??
この漫画、カジュアルに吐血しすぎだよ。ファッション感覚で吐血しやがって。内臓に損傷があるから吐血してるんじゃないの? なんかワンピースめいたものを感じる…。ダメージ描写が適当な漫画はどうにも乗り切れないぜ…。
敵が逃げ出して、ヒロインが魔法制御に失敗して、「まだまだだな、ノエ公ー!」の流れもよろしくない。ヒロインが失敗するのは良いとしても、危険な敵を一人逃して後に禍根を残す場面なんだから、もっとシリアスに行かないと。黒の暴牛がアホアホになってしまう。
「普段はアホアホだけど決めるべき場面ではキッチリと決めて頼りになる乱暴集団」ならカッコイイけど、「普段はアホアホだし大事な場面でもアホな真性のアホ集団」はふつうにカッコ悪いと、そういう話です。いや確かに一貫したキャラクター性ではある、が…。
細かいこと言うと、魔法は封じられてるのに体内に封じられている魔道具は発動できるのもよく分かんないです。そのうち説明があるのかとは思うけど。そういう認識がちゃんとあるんなら、先輩はそこまで対処しとかなきゃいけない気もするなー。
だって体内魔道具が起動できるんなら、今回は自殺だったけど、口からレーザー出してこの状態から先輩ブチ殺したりできるかもしれないわけっしょ。…やっぱ先輩はそこまで考慮しておかねばならんのでは。
ハイキュー
「サーブレシーブが無いポジションで良かった」の後の、「俺に来い」がまっすぐド直球でかっこいい…。西谷さん本当になんてカッコイイ人なんだ。これは俺がやらなきゃいけない、俺ならやれる、と思ってるんだろうな。その精神性が本当にカッコイイ…。
野球とかでも大事な場面では「おいおい、こっちにフライとかくるなよ…」と思ってしまうヘタレの自分としては本当にカッコイイです。技術に自信があるからこそ、そう思えるんだろうなー。スポーツでは精々「控えめに足をひっぱる程度」にしかなれない自分としては眩しい話。
ヒーローアカデミア
こえぇ…やっぱこの主人公、自分の指を残弾としか思ってないよ…。こえぇ…。それはそれとして範囲攻撃持ち二人の戦闘は見てて派手で楽しいですね。毎回身体を犠牲にしているとはいえ、チートな轟くんと互角の火力を出せる辺り、デクくんもやっぱ十分チートだぜ。
心操くんもチートだったしな…。かっちゃんとかむしろおとなしい部類に思えてきた。
いやー、指を犠牲にして腕を犠牲にして、犠牲にした指を再び犠牲にするとか、やっぱこええよ、この主人公…。「(僕も指を再び犠牲にするくらい全力だから)全力でかかってこい」という流れには巧く繋がってるけど、メッセージ性よりも主人公の怖さが勝る…。
犠牲にした指を再び犠牲にするとか、この辺、作者のさじ加減一つな感じはあるんだけど、ちゃんとデクくんの顔が苦しそうなだけで大分説得力ありますね。ドフラさんもアスタくんももっと苦しそうな顔した方がいいんじゃない?
カガミガミ
「多分…あの光は霊力じゃないかな」から感じる、このなんとも言えない感じ…! この手のバトル物では近代兵器の扱いが問題でして、どうやって銃などを無力化して主人公しか倒せない状態を作るか、という言い訳がいるわけですが…ぐぬぬ、あまりにも言い訳っぽい言い訳。
「なぜ銃が効かないのですか?」「このまんがは式神まんがであり、霊力でガードするからです」というアンサーに、何の工夫もないと言いますか、いやまあ慥かにここで工夫するよりは他の箇所を工夫した方がいいんですけどね。どんなに工夫したって所詮は言い訳だしな。
この手の言い訳ではエヴァンゲリオンのATフィールドが秀逸で、物語の世界観構築にも寄与したし、単に通常火力を無効化するわけではなく、高出力の火力なら突破可能なことで物語にダイナミズムを与えてましたね。
斉木楠雄
女子相手におっふさせてると久しぶりに照橋さんの強さを感じさせるな…。きつねうどんが食べたかったのに、あんなよく分からないあげがどこにあるのかも分からないうどんが出てくるってのは、確かに一周回って嫌がらせに感じる…。女子は特にカロリーとかあるだろうし。
僕もうすうす気付いていないわけではなかったんですが、最近の女子高生ってもしかして学校行く時にメイクするのがデフォになってるの? ぼ、僕の頃はみんなすっぴんだったような気がするんだけど、いつごろから…。
相撲
こりゃすごい…こんな泥臭くて男まみれなのに何という爽やかさ、清涼感か。台詞の一つ一つ、キャラの行動一つ一つが気持ちいいんだよな。働いて飯を食う、それだけでも気持ちいい。咲ちゃんを気に掛けてあげる親方の心意気一つ取っても気持ちいい。
「君『国宝』らしいですね」とプロから言われて嫌な汗をかく潮くんもすごく良かったです。今まで高校が舞台だったから何の違和感もなく受け取ってたけど、確かにプロに囲まれた中でこういうこと言われるとそうなるよな…!
「そりゃ関取相手よりはワシもいいトコ見せられましたよ」の台詞回しも巧い。目の前の人を持ち上げるにしても、この嫌味のない言い方ね…! 潮くんはコミュ力も何気に高いんだよな。ちゃんこに誘われた時に遠慮する素振りを見せるとか社交性もあるし、そういうところも気持ちいい。
スポーツ漫画においては主人公がイヤな奴だったり、何かと挑発的だったりすることが多いけど、こんなにコミュ力と社交性があって真面目なだけのやつでも、十分にドラマ性は生まれるし面白いんだな…。親方もスッゲーいい人だよな。主人公がいいヤツで周りもいい人で、それで面白い。
ニセコイ
こいつらは両脇から強い衝撃を受けて、ぶつかったはずみで挿入、射精し、妊娠、出産して結婚すればいいと思います。
楽のスマホの電源を消費させるなど、今週も大宇宙の意志が…。鍵屋の爺さんは預かり品を失くした上に、客に「ゴミにまみれて探せ」と言わざるをえないなど、申し訳無さで死にたくなっていると思うけど、それはあなたのせいではないから気に病まなくていいのよ。大宇宙の意志め。
血界戦線
特に世界観とかキャラクター紹介とかしようとしない潔さがある! そして、なんだかよく分からなくてもちゃんと面白い。レオくんが何者なのか、あの変な人達とどういう関係なのか、全く分からないが面白いから良いのではないか?
想像するに、レオくんはトッコーロッカにおけるぺーたくんポジションなのだろうか。もしくはステルスシンフォニーにおけるジグくん?
こち亀
ク、クソゲー…。遙かなるクソゲー…。ていうか、通勤時間帯なんて地獄めいた時間に明らかに通行の邪魔になるスタンプラリーをさせるなんて企画したJRは自殺行為ではなかろうか。
僕が作家になって一番良かったことといえば、通勤電車とオサラバできたことです。あれは人間が乗るものではない。
ロギイ
なんで戦ってるのかよく分からない…。なんか理由があるって話ではあるけど、理由を明示せぬまま戦うのはよろしくないのだなあ。よく分からないうちにおっ始まった戦いって見てても何も思えないものなんですね…。
法廷
ボンテージの女子小学生による緊縛プレイ…だと…。けしからん…なんというけしからんシステムだ…実に、けしからん…。
「私からすれば犬神や猿飛の神経が理解できないわ」 いや…小学生で忍者で弁護士で、家宅不法侵入しながら証拠を集める猿飛さんの神経はあなたでなくても誰にも理解できないですよ…。
「七星てんとが殺人を犯すということは、それと同じくらい論理的に破綻している!!!」 えっと、これは論理的にてんとくんが今回の犯罪を成し得ないという証拠が見つかった、ということだよね…? まさか友達を信じるというだけの話を「論理的に」なんて言わないよね…?
あと、地球が平らだとか天動説だとかが「論理的に破綻している」と言うのは、そんなに簡単ではないと思うのだけど…。地球が平ら、の方はなんとかなるとしても天動説は大変ではないか? 僕はどうやればいいのか分からんぞ。
巻末コメント
血界戦線は本当はキャラクター&ストーリーガイドの企画ページが付いてたのか…。こ、これだからジャンプ+さんは、もう…。この情報格差、看過できないよ…。
アンケ
今週は「相撲」「斉木楠雄」「血界戦線」の順で。UBSにアンケ入れたい! 応援したい! …なのでもう一息頑張って欲しい。
★宣伝:アマゾンレビュー欄の評価厳しいなー。しかしまあ、頷けるところもある。3巻で2試合しかしてなかったのか…。
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