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おっ、今週の新連載は「あばれ猿」の人か。あの漫画、凄かったよな。泣き虫のいじめられっ子が奮起して……とかじゃなくて、暴力的で不潔な感じの主人公が浮浪者から空手を習ってイケメンの歯を叩き折るという「チャンピオンかよ！」って漫画だったな…。
UBS
タイトルはきっとこう呼ばれたいと思うのでこう呼んでみよう。頭突きを喰らわせて反則負けになっておきながら、相手を「許すまじ」とか主人公がいきなりクソを極めてて好感持てるな。これで本当に相手を襲ったりしたら一話のテンプレ糞敵キャラの所業だよ。
「ゲェヘヘー！ 主人公！ こないだのお礼参りにやってきたぜェ～！？」「お前は＊＊＊！」「てめえの顔があまりにムカつくからよォ～、ついつい頭突したら反則負けになっちまった！ 実力なら俺の勝ちだってのに汚ェ真似しやがって！ ブッ殺すぜェ～！！」 ←ほら！
ていへん高校ｗｗｗｗ いいネーミングセンスだ！ 主人公たちの不潔な感じ、暴力的な感じ、知能指数の低い感じをグッと強調している。
チャラオカホスト……。いいネーミングセンスだ。生まれ落ちた瞬間からその生き様が決定された、良い名前だ。
面白いな。主人公がしっかり金的を入れてるところとか、やり過ぎなくらいにやり過ぎてる感じがとてもいいです。なんかこう、凶悪なオーラが漂ってるんですね。でも、互いに凶悪なんだけどチャラオカさんもなんだかんだルールはギリギリ一線守ってて、心底の不快感はないっていう。
こういう凶悪なことがまかり通る舞台設定だから、主人公がこれだけ凶悪でも不快感が薄いというか。ロギイのコピー「コイツラミンナワルイ」でしたっけ？ あれに期待した世界観ってまさにこういう感じなんだよな。あっちはロギイがただの好青年でしたが……（先週を読む限り）
今のところ新連載4つの中ではダントツで面白いですね。小粒で薄味でお上品な作品が続いてたから、このアクの強さたまらん。病院食の後に二郎を食ったようなきもち。しかし、これだけ暴力的で下品で凶悪な漫画がジャンプの読者層に受けるかどうか……は分からない。
あばれ猿に比べると、主人公が常時空手道着ではなくなったのと、浮浪者が出てこなくなったことで全体的な清潔感はやや向上しているので、きっとなんとかなる……と信じたい。スポーツマンが減った分、全体の凶悪さがさらに浮き彫りになった感じもあるけど。
ソーマ
メニューを減らす、という安易な解決法を避けたところは評価したい…評価したいけど…完全予約制か…。それでいいのか？ いいのか？ という気がすごくする。「忙しそうだから足が遠のいてた」人もいるだろうけど、「空いてる時に気軽に入るのに良かった」という人もいるのでは。
完全予約制の店って単価安くてもやっていけるんかな。ナポリタンとかそんな高い値段付けれないと思うんだけど。ていうか、これだと一見さんシャットアウトして、以前と同じで地元客がちょろちょろ来るだけの状態に戻したってことだよな…。これでいいのかなぁ。
・新幹線需要の一見客→利用できない
・以前からの客で予約してでも通いたいほど愛着のある客→利用する
・以前からの客だが予約してまでは利用したくない客→利用しない
あ、あれ…？ 状況は悪くなっているのでは…？？
てか、清水さんみたいな「以前からの客で予約してでも通いたいほど愛着のある客」は、新幹線特需のない時間帯に普通に来れば良いだけの話では…。ウーン、どう考えても「席数を減らせば？」という結論になってしまうような。
全国どこの厨房でも歓迎されないと言われた美作くんはスタジエールをどうやって乗り越えるんだろうか。普通にここで落第しておうちに帰るんだろうか。
ワンピース
オオロンブスさんを発射台にするのは面白かったです。…覇気ってやっぱり強弱があるのね。未だに覇気の設定がよく分かってないんだけど、覇気の出力（？）って鍛えたら上がるもんなんだろうか。
ロギイ
うん…。まあ、１話の扉絵コピー通り、ちゃんと（？）ロギイが悪人になりましたね。しかし、「ミンナワルイ」に近付いたからって全然喜べないというか、ナニコレ？ なんかいい話っぽいことをしようとしてるの…？ 分からん。なんだこれ。
狼藉者の若者たちのお抱えとかイヤだけど弟の治療費のために働く姉と、そんな事情を知って雇いあげて報酬を倍にしてあげた狼藉者と、姉が本心ではその仕事が嫌がってるのと自分が癇に障るから狼藉者を殴り飛ばした主人公。ウーン…。主人公、悪人だよなぁ。
これ、作者は明らかに意図して狼藉者の若者を「意外といい人」にして、主人公を非道にしてるよな。最後に金を奪うのとか本当に非道なんだが。なんなんだろうな、これ。「根は悪人だけど良い所もある人」をぶっ飛ばして金を奪う。ウーン、新感覚ではある。
「意外といいやつとかそんなの関係ねえ、おれはおれの都合を優先するし、癇に障ればぶっ飛ばす」というのは「ちゃんと悪人」してるんだよな。でもなー、悪人キャラに感じる魅力がロギイにはないんだよな。なんか気持ち悪いよなコイツ。悪いんだけど悪に徹しきれてないというか。
なーーーんだろうなーーー。モヒカンザコに感じる爽やかな悪の魅力とロギイに欠けている悪の魅力は何が違うんだろう。そして作者は、この悪人造形に魅力を感じているのだろうか。僕は全然魅力的に思えないぞ。
これ、狼藉者の若者がねーちゃんを肉奴隷にしてればまだ話は分かりやすかったんだけど少年誌じゃ無理だよな。読切版ハイファイのぺーたくんもだけど、雇い主が悪人だろうと、ビジネスでやってんなら真面目にやれよと思ってしまうのは僕がわるいおとなだからだろうか…。
仮に狼藉者の若者たちがねーちゃんを肉奴隷にしてたとしても、それでも弟のために大金を稼ぐという目的が達せられてる以上、一概に悪とは断じ切れないんだよな。作者もそこを分かってて「そっちの契約」「癇に障る」と、論理ではなくて感情で殴ってるんだとは思うんだけど。
「結局治療費はどうするの？」に対しては、「若者から金を奪う」をアンサーとし、倫理的問題は「だって主人公は悪人だから」でカバー。一応筋は通ってる…。で、面白いかと言われると面白くない。突き抜けた悪の魅力という感じではなくて、本当に嫌な感じの悪を見た気がする。
ヒーローアカデミア
会話がコントロール条件なのか。決まれば勝ちの完全操作能力だとするとすごい緩い条件だな…。事前に宣戦布告しに来たのも納得。しかし、尾白くんも忠告する気があるならもっとしっかり説明してやれよ。いや本人もよく分かってなかったんだろうけど、推測でもさぁ…。
ブラッククローバー
ユノのドヤ顔うぜええｗｗ それで、セッケポイズンリザードは何をしようとしてたんですかね。アスタの肛門に毒液とかを吹き付けるんですかね。運を測るというのとウンコにはなにか関係があるのでしょうか。
カガミガミ
すごい。それまで結構緊張感を持って楽しく読めていたのに、「最初から全開クライマックス」の文字を見ると同時にヘナヘナヘナ～と心が萎れていく。幹部の人はビックリしてるけど、合体するよりも普通に式神を使役してる方が強そうに見えるなー。
相撲
ホタルくんにかけた冷たい言葉がすごくリアリティあっただけに、煽ってただけってのはむしろちょっと残念。気概という意味ではおよろしかったのだけど、今のホタルくんが急造で使い物になる(？)ようになる展開は相当説得力持って描かないと納得し辛いよなあ。
しかし、他のメンバーが一芸持ちなので、これはバトル漫画の定石である「師匠がすごいから弟子も短期間ですごくなったメソッド」でいけるのかもしれん。「あ、あの体捌き、まるでレスリング！ ハッ、まさか千尋の！ そ、そしてあの張り手はユーマの…！！」
レイナさんが見たものが兄の不浄負けだったらどうなってたんだろうか。「な、なんてもの見せるのよ！(お、お兄ちゃんの見たの、一緒にお風呂に入ってた時、以来だ…)」みたいに顔を赤面させながらラッキーとか思ってそうなイメージなんですが、流石に邪推が過ぎますかね…。
法廷
人が描いたものを勝手に刀で突き刺すのは良くないと思います(小並感
トリガー
来馬さんお父さんかよ！ そして今さんはお母さんかよ！ 太一くんはお子さんかよ！ 本部と隔絶された小さな支部で今さんがお茶とか出してるから人の家のご家庭感がすごいな！ 村上さんは実力の離れた二人に対してもどかしさとかないのかと思ってたけど、あ、これは仕方ない。
来馬さんは頼りにならなそーな印象は全く変わらなかったけど、これはこれで身内からの人望は得られそうな人だよな…。カップ麺に入れてるお湯が途中で切れるトラップは何度か経験があるが、あのショックは計り知れないからな…。
アゲハ
まあ…すごいんだろうけど、そのくらいの強さじゃアゲハくんじゃなくても壊れないんじゃないかな…。相手を客席までふっ飛ばすテニスプレイヤーやオールコート3Pを100パー成功させてくる緑間くん辺りじゃないと。あいつらはその競技そのものをさせてくれないからな…。
★宣伝：ダンゲロスグッズ、何気に売れてるようです。エヘン。
