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スポーティングソルト
表紙がワンピースなのにそんなものは全くどうでもいい。早くスポーティングソルトが読みたくてたまらない。こんな気持ちになったのは本当にいつ以来だろう!
伏線は回収されるのかなあ。塩谷武人伏線と内柴の心情的決着くらいは流石にやってくれると信じたいが…。1話冒頭のオリンピックと海外旅行伏線の回収までは高望みしないです。謎ロボットもどうせ触れられないんだろ!
表紙。担当のアオリにどうこういうのもどうかと思うが、「頼もしき仲間」の中に百歩譲って会長が入るのは許すとしても太陽が入るのは明らかに間違いだろう。仲間として行動したこと一度もないよ。最終話で描かれるのかな?
「性格に"難"あり」 会長がクズであることは作中でも確定で良いようだ。
「ひどーい」 本当にひどいが彼らがクズであることは一貫しているので特に問題はない。
「あのボクは大丈夫なんで」 ちょっと面白い。久保田先生、ちゃんとギャグセンスとかもあるんだな…。
ん…。なんだこれ、意味が分からない。グラウンドで新人大会…??
「名前だけ借りて潰れないようにして」 これは名前だけラグビー部員ということにして潰れないようにした、ってこと? 分かりづらいな。まあ、もう慣れたが。
生徒会長は2年間もこんな状況にあるラグビー部のことを全く把握してなかったのか。相変わらず無能だし、「たるんでる」と言われるのも仕方ない。
というか、下條先輩、自身が体育委員長でもなんら現状改善できなかったのか。いや、体育委員長が何をする役職なのかよく分からんし、そもそもスポーツに力を入れ始めたのは松森政権以降かもしれないが。
前に生徒会長は「秋の大会で勝ち残って部活が17」と、(おそらく)不満を述べていたが、負けた部活のことはデータ上でしか把握してなかったのだろうか。毎回不戦敗ならラグビー部の問題にも簡単に気付けたはずだが…。
そういえば立花港には20連敗で廃部という謎ルールもあったはずだが、ラグビー部はどうなんだろう。
「終わるならみんながいたあのころの今日がいい」 これだ! これがおれたちの塩だ!! たった一言でこの意味不明さ! すごい!!
「終わるならみんながいたあのころ(を彷彿とさせる本来は新人戦の大会であった)の今日(という日)がいい」だろうか。一年生の時に下條先輩は仲間たちと共に新人戦を戦った、という文脈があれば何とか…。
「グラウンドで新人大会」のグラウンドの意味も分からないぞ。普通に読むなら「我が校のグラウンドで」だが、実際に大会は行われていない。立花港が出場せずとも他の学校は出るはずだが。新人大会ってまさか一年生限定の紅白戦のことなのか??
スポソル世界にはグラウンド以外で行うビーチラグビーや室内ラグビーがあり、「今日はグラウンドラグビー」という意味合いなのだろうか?
これ、生徒会長はラグビー試合に人数が足りないからと思って助っ人を用意したら、実は「思い出作りに協力して欲しい」って話だったのか。まあ、会長は会長で試合に出られない女子とかを用立ててるし、どっちもどっちだな。
「ラグビーをやめるので思い出作りにちょっとしたラグビーっぽい真似事をやろうとしたら、思ったよりもたくさんの人が思い出作りに協力してくれたのでラグビーを続けようと思います」
まあしかし、好意的に解釈するなら「離れていった仲間たち」(本当にこの世界のスポーツマンはクズだな)に絶望していた先輩が、曲がりなりにも「みんなが集まってきてくれたこと」に感動して人への信頼を取り戻したという話なのだろう。
スポソル世界ではスポーツマンの多くがクズであり、クズゆえに人間不信など様々な問題が生じ、それを塩谷が少しデレることで解決するパターンが多い。
内柴は「友達になって」と言われてデレたし、氷華はおにぎりでデレたし、立花は倒れるところを支えられただけでデレた。少しの優しさで簡単に落ちる。彼らは普段、周りのスポーツマンたちからどれほど過酷な扱いを受けていたのだろうか。
「ちみっ子」…。子供たちを魑魅魍魎の類と見なしている会長の心根の汚さを表現…はさすがに考え過ぎか? でも、魑魅魍魎のニュアンスを含ませてるのはそうなんだと思う。
終盤はおおまかに言えば「やりたいことをやれ、僕はそれを応援する」ということだけど、前後の繋がりはよく分からないな…。
「親やおじいちゃんにゃおばあちゃんに命と体、時には"思い"を受け継いで生まれてくる」は生命の連続性を表現している。この生命の連続性と「心の奥に一つはあるやりたいこと」はどういう関係なんだ?
単純に考えると、"思い"は遺伝子に刻まれて肉体的特徴と共に子に伝わり、子が心の奥に持っている思いは「先祖から遺伝的に継承(影響?)された意志」であり、塩谷はその遺伝的衝動欲求を是認する立場…??
この「やりたいこと」は本人の意志ではなく(少なくとも100%本人の意志のみではなく)何らかの遺伝的なものが含まれている? 塩谷は儒教的価値観の持ち主?? いやちょっと難しく考え過ぎか?
命や体や時には思いを受け継いで生まれてくる人間って素晴らしい。そんな生命は衝動的欲求を一つくらいは持っているので、それをするべきだし応援する。…こうか? どうも論理が繋がってない気がするが…。
「生まれたのって本当に素晴らしい! やりたいことある? あるよね? よしじゃあそれをやろう。僕も応援する」 端的にこうまとめていい気がするな。
「人生は楽しいべきだ」のセリフもあったし、「生まれたからにはやりたいことやって楽しもう」という価値観がおそらく作者にはあるのだろうな。「やりたいこと」がスポーツの場合、塩谷がそれを手助けする、と。
別にやりたくもないのにバスケをさせられた太陽や、やりたい素振りも見せてないのに執拗に内柴にスポーツを勧める塩谷や、スポーツマン以外への非道な行いなどのせいでテーマ性はいまいち伝わらないが、やりたいことは分かった。
まとめ。最後まで難解であったが、問題点の多くは枝葉末節であり、全体的に見るとやや読解しやすい一話であったと言える。伏線はほぼ何も回収されなかった。内柴周りの心情描写がやや回収されたと言えなくもないか、程度。
深読みでも何でもなく「塩谷は元格闘家で腕のケガにより自身がスポーツできなくなったためスポーツ医学者へ転向し、サポートする側に回り応援している」という設定があるはずなんだが、ここは一切触れられなかったな…。
***
本作全体をまとめるか。先に褒めるとしよう。どんな漫画にも一つくらいはいいところがある。スポソルは作者がどこまで意識しているのか分からないが、とにかくクズの描き方が上手かった。クロスマネジが嫌な気分になる話だけ上手かったように。
一番効果的にクズを描けていたのは、白雪編での喫煙写真を撮ったクズ。あれは上手かった。クズをきちんとクズとして万人から嫌われるように描けていた。あの1シーンだけなら他の凡百の作家よりもむしろ優れていたと言える。
しかし、主人公の塩谷とヒロイン?の生徒会長が二人揃ってクズとして描かれていたのはどうなんだろうか。作者が意識して描いてないなら人間性を疑うし、意識してそうしていたなら前衛的すぎて理解できない。
本当に作者はどこまで意識してたんだろう。太陽編での塩谷、会長のコマリンに対する扱いはいじめ漫画の加害者レベルのものだった。「恋にはアクシデント作戦」も主人公にあるまじき行為だった。
チョコチョコと出てくる脇役たちも大半がクズだった。作劇上、必要に応じてのクズキャラもいたが中立的立場のキャラですらクズが多く(バスケ部の今江など)、とにかく全体として「やたらとクズの多い漫画」という印象になっていた。
「スポーツマンは嫌なやつが多い」と作中で明言されており、多くのスポーツマンはその通りのキャラ造形となっていた。一貫性はあったし作者はそう信じていたのだろうが、流石にスポーツ医学漫画なのだからそこはウソをついても良かったのでは?
どこまで作者が意識して描いてたのか分からないが、とにかくクズ描写だけは上手かった。本当に嫌な気持ちになれた。次作ではこれを意識的に活かせれば良いのだが…。
さて、ひとしきり褒めたところで、今度はダメなところを挙げていくか…。ダメなところは無数にあるが、最大のものはこれだろう。「雰囲気で描きすぎ」。
要素と要素の間を、なんとなーく、にょろんと繋げすぎ。物語の骨子がきちんと論理的に作者の頭の中で組み立てられていないからこうなる。要素だけはあって、それをどう接続するか、となった時に常に雰囲気でごまかしている。ずっとごまかしてる。
これほど論理的な組み立てができていない作品はジャンプではそうそう見ないレベル。漫画の面白さは論理性にのみあるわけではないが、論理が繋がっていなければ面白い面白くない以前に理解ができない。
ブリーチの論理性も実際あやふやで、僕はそういうところが大変に苦手だった。しかし、ブリーチには華がある。マイナス点はあっても久保帯人先生だけの武器がある。
言っておくが論理性のレベルにおいてスポソルとブリーチが同レベルだといってるわけではない。ブリーチで一番どうかと思ったのはルキアがアーロニーロに何故か勝利する場面だが、あのレベルのものがスポソルにはごまんとある。
白雪編が顕著だったが、あれは要素要素の接続を「雰囲気」で描いてしまった害悪の最たるもので、「雰囲気=謎の幻聴」で問題が解決してしまった。真っ当な神経の読者であれば作中人物が皆ラリっているとしか思えなかっただろう。
この作劇上の問題点はもはや気を付けて直るようなものではないので、優秀なブレーンか原作を付ける以外に手はないと思う。こういうのって練習とか勉強とかでなんとかなるんかな?
次、設定がグラグラすぎる。特に立選まわり。未だに立選が何なのかさっぱり分からない。委員長の立ち位置もよく分からない。スポーツ強豪校のはずの立花港に練習環境の整っていない部活があるとかも。
設定も「雰囲気だけ」なんだよな。立選も面白そうな設定ではあるんだが、「面白そうな」だけで全然固まってない。そのシステムからどういう状況が派生するのか、といった想像を全然膨らませていないのだろう。
だから、部活の成績で決まるはずなのに帰宅部でランカーだったり、投票で決まるはずなのに生徒から知られていなかったり嫌われていたりするし、立選に入るメリットも分からないし、どのくらい公的な制度なのかもわからない。何も固まってない。
次、セリフ回し。これは担当さんももう少し頑張るべきなのでは…。セリフ回しにセンスがあるない以前に意味の取れない箇所が多過ぎる。漫画家が上手い日本語が書けないのはある程度仕方ないので、そこはフォローしてあげるべきだったのでは?
漫画家が日本語が下手なのは当然だ、と言ってるわけではない。漫画家には求められるスキルが多すぎるのだ。そのスキルの中で日本語が弱い人がいても何もおかしくはない。でも、日本語は第三者が直せる。せめて意味が取れるレベルまで直すべきだ。
この「セリフの意味の取れなさ」も雰囲気で描いてる弊害なんだよな。雰囲気で何となく流れに当てはまりそうな言葉を当ててるだけなので意味が取れなくなる。作劇も設定もセリフまわしも根っこは同じで全部雰囲気で描いてるのが問題なのだ。
次、常識感覚の欠如。これはややもすれば作者の人格批判になってしまうが…。「ホールケーキを買ってきてプレゼントもある」が「キャラの貧乏描写」だとかあんまりだ。生徒会に生徒の処罰権限があるとか、保健室の顧問(?)とかもヤバイ。
最後に一応作画面を挙げておこうか。僕は個人的には作画的問題にはあまり気付かないタチなのだが、指摘されたものを見てみると確かにどれもおかしかった…。
細かいところまで見るとまだまだあると思うんだけど、とりあえずこんなところかな。とにかく自分が描いているものを自分ではっきり理解することと、作者の描きたいものをきちんと聞き取って、作者の理解を深めるように誘導する人が必要だと思う。
一話の要素要素を紙に書き出して、要素間の接続に無理がないか自分で批判的に検証する作業が必要なのではなかろうか。…って、んなこと考えてもしょうがないんだけど。
まあ、なんとなく描きたいものはあるんだけど、細部まで決まってない、自分でもよく見えていない、っていうのは別に普通によくあることなので、そういう時に担当さんと話し合いながら少しずつ詰めていけるといいんだけどねー。
斉木楠雄とかはこの要素要素の論理的接続を、息を吸うかのように毎週ジャンジャンバリバリやっていて、なんかもう普通にやられすぎてて僕たちスゴイとも意識してないけど、あれ、実はスゴイんですよ。
ワンピース
おお、セニョールのあの格好にも意味があったのか。過去シーン見た時には「どうしてこれがああなった…」と思ったものだけど。たらたらしてる印象が強い幹部たちの中でセニョールはなぜか好感度高いなあ。真面目に働いてるのかどうかはやや迷うところだが…。
ドレスローザ国民の国民性を考えると、ドフラミンゴ失脚後、ルシアンが血祭りに上げられそうな絵しか見えないけど、何だっけ、ドレスローザ国民って改心描写みたいなのあったっけ。うろ覚え。
いや、ルシアンはこれもう死んでるのか?
マンシェリー姫は恋心的なアレは分かるし、レオの勘違い描写がしたいのも分かるけど、姫は流石にTPOを考えろと言いたい。
ヒーローアカデミア
峰田くんすごいな! なんのかんので女子と組んでるし、個性も効果的に使ってるし、てか、峰田チームって! リーダーやん!
あと葉隠さんはもうとにかくすごいな! なんなのこの子! すごい! ハチマキは隠れないから透明になる意味ないし、脱ぎたいだけなのかと思うけど透明だから見えないし! なんなの!? 見せたいの見せたくないの!? とにかくえろいな、この子はもう!
B組の人たち色々策は練ってたけど肝心のデクくんの個性は掴めてないし、デクくん出し抜かなきゃ結局トップは取れないしで、現状は微妙だと思うぞ! でも、ヘドロ事件の件を蒸し返したのはGJ! あれ恥ずかしいよね!
ソーマ
これ、ソーマくんが次のステージに進む意味と、対戦相手との関係性の変化という感じで物語的には大変およろしいんですが、やっぱり先週の葉山くん勝利はやや舌足らずな印象を受けるので、今週でもう少し補足が欲しかったかなぁ…。納得はできるんだけど厚みがないと言いますか。
葉山くんの述懐はこれ、優勝できなかったら退学とかなんかそういうアレが背後にあるんかな。特殊な出自の生まれで帰国命令が出てるとか? そのへんで執念的なものが描かれるとまた印象違ってくると思うから、この先でもう少し補強されんのかな。
トリコ
猿たちは八王の椅子を手に入れて何がしたいんだ…。というか、八王の椅子に何か特権でもあるんだろうか。師範になればもう食物には不自由しないし、一体、なぜバンビーナに挑む必要性があるのだ。むしろ師範の椅子の方が下から狙われそうなものだが…。
サルレスのネーミングはちょっと面白かったです。別にダジャレでもなんでもないのに語感だけで面白かった…。しかし、よそからやってきたトリコたちがステージに登っちゃったけど師範の皆さんはいいんですかね。
斉木楠雄
あれ、お母さんってブチギレキャラだっけ…? 柱のアオリを見る限りは昔からそういうキャラだったっぽいな。全然覚えてないぜ…。クラスのマドンナが(色々置いといて)妻思いの夫と母思いの息子二人を得て仲良くしてるのはふつうに良い話ですね…。
暗殺教室
おー。理事長の悪堕ち描写回かー、と思ってややテンション下がってたけど、さすが松井先生、堕とす前の善人描写が素晴らしく上手いな…。完璧超人で株で稼いでるとかのイヤミな感じが、逆に可愛げになってて、善人描写にもかかわらずストレスなく読める。
理事長先生は善人というより真面目すぎる感じの人だな。完璧超人過ぎて通常の感情とかなさそうだから、手榴弾ゲームにも挑みそうな気がする。息子の浅野くんが止めるのかなー。
相撲
主人公を絶望のどん底においやった(絶望してないけど)敵が、おうちに帰ったらみんなからお祝いされてるの見てすごくほっこりした。スポーツだなあ、って感じ。今までのスポーツ漫画に足りかったのは主人公を倒した敵が周りから祝福されてる描写かもしれないな…。
「その一言をめんどくさがるな、わからんわ!!」には、ジャイアントロボの「遺言はちゃんと言ってくれないと分からないよパパァッ!!」をすごく感じた。ジャイアントロボは「だいじなことを伝え損ねる作品」の金字塔よな。
潮くん再起への道、引っ張るなあ。まあ、作品テーマ的にもここがこの漫画の分水嶺なので、気合入れて欲しいし、スローテンポなのも全然問題ないのでバッチリ決めて欲しいですな。
オニゴロキ
ううううん、絵はカワイイんだが…。テンプレサンシタな敵役とイマイチ何をやってるのか分からない祭り、主人公が実がすごい種族でしたテンプレなどで凡百の読切感が否めない。キャラが立っているわけでもなく、これは連載化しても無理でしょうなー。絵はカワイイのに。
ワールドトリガー
なんたるダンゲロスめいた一対一駒交換戦闘か! えっ、てか、これ、僕の小説版ダンゲロスよりダンゲロス感あるな…。ダンゲロス分かりづらかったら将棋をイメージしてくれるといいんですが、あの駒交換のニュアンスを漫画化したのはすげーな。僕がやろうとして諦めたやつだ。
大規模侵攻編にて単騎で地味に持ち堪えていた村上さんにスポットが当たるのかー。初めて見た時は「B級なのに4位!?」と思ったものである(チームメイトはどれだけダメなのだとも思った)。先の大戦で顔見せしてた人たちにスポット当たるの楽しいなー。
こち亀
両さんがキープクワイエット言ってるのなんかシュールで面白いな…。
エンジェル伝説で番長の黒田さんが日常会話の中で「天空海闊 」とか言ってるのも何故か爆笑したけど、不良的な人が小難しい言葉使うとなんかそれだけで面白い。
エルドライブ
「木登りしてて」「なんでアクつけてんだ?」みたいな塩めいた台詞が結構あるな…。木登りは空から降ってきたことの言い訳だろうけど、アクってなんだ?? 普通の人間には見えない宇宙人が地球人に窃盗や人さらいをさせていたのにはご都合主義を感じる…。
ニセコイ
ゲーッ、集が飛び出したーッ!? 先週の予想が当たって嬉しいような、いやお前そういうキャラじゃないじゃん女の子からの告白断ってたじゃんみたいなふくざつなきもち!!!
警察官が拳銃不法所持者を目の前にしながら逮捕しないことにいまさらツッコミを入れていてはニセコイなど読めないのである。
好きな男が気絶するまで矢を投げつけて、更に倒れた後も追い打ちをかけるヒロインたちにドン引きしたけれど、これも一周回ってご褒美に思えてきましたよ…。あ、大宇宙の意志さんは今週もお疲れ様です。
しかし、いかにラブコメ的気絶とはいえ、この子たちは自分たちのドタバタで好きな男が昏倒したというのにほとんど心配すらしないんだな…。
アゲハ
おお…! スポソルを読んでいても全くイメージの沸かなかった「純白筋の人はどうやってトレーニングするの?」のアンサーがこんなところで…。これだけで純白筋のリアリティがガツンと増すもんだなあ。
アゲハも別に面白い漫画ではないが、登場キャラの特性を多角度から描いたり、一見分かり辛いゼロバウンドの説明もちょっと考えれば分かったりと、やっぱり塩とは違う。塩は本当にすごかったな。どんだけなのか。
エロボット
アイちゃんが訳の分からないこと言って、主人公が「待てよ!」とか言い出すの面白いwww
種の存続以外のエロに必要性ってあるの?とか、意外と真面目にエロに取り組んでる感じがして結構好感持てるな。ホントか知らないけどピューリタンは女性にズタ袋をかぶせてまんこのとこだけ穴を開けて性交していたと言うが、そういう感じになるのだろうか。
エロで紛争を止めたけど紛争はすぐに再開したとか、バカの中にも作者の生真面目な一面が見え隠れして、エロボットは拙い漫画だとは思うけどきらいになれないよ。
***
なんか読み切りが2つ付いてる。一応読むか。
楽尽哀来
ほー。同じコマ割りの繰り返しが面白いな。しかし、編集部コメントも面白い。悪くない作品だが足りないところもあって、ほとんど同じことを思ったぞう。小品としては面白いけど、その域を超える突破力と、あと連載を視野に入れるならやはりキャラの魅力が欲しいところ。
しかし、一つのコンセプトを形にするという意味ではきちんとまとまっていて、なかなかおよろしいのではないでしょうか。
アクセルスター
おお…? スポソルがやりたかった「誰でも心の中に一つはあるやりたいこと」ってこういうことか…。フワッフワしてたアレもこう描かれるとよく分かるなあ。両親とか叔父さんがクズではないことも読後感的に大きい。なんでスポソルはあんなにクズだらけだったのだ…。
これも編集部のコメント通り、ドラマ自体は非常にシンプルなんだけど、読んでて面白いし、気持ちがいい。家が貧乏で両親が死んでる重たい設定にもかかわらず、両親も主人公もそこまで不幸に感じない。互いを思いやる心の温かさがあるからだろう。
金持ちで両親が健在でも家族仲が悪ければ不幸に見えるし読書ストレスも生まれるが、こう、温かさがあるとハードな設定でもストレスなく読めるのだなあ。やはり、立派な大人が出てくる作品は読んでいて安心感がある。
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