【1/27】2015年9号のジャンプ感想(読切『天杖のアルワンド』掲載&『ハイファイクラスタ』打ち切り号)


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スポーティングソルト

なんだこれ…? ヒップアタック?? 白雪がテールの女性から逃げながら塩谷にヒップアタックした?? テールの女性が白雪を片手で抱え上げて突進した??? 二人して二階から降ってきた…??? 

生徒会が「生徒専用の会」…?? 文脈上、生徒会は「生徒からの悩みを受け付け解決する」「生徒以外からの依頼は受け付けない」と読めるが…。度量の狭いスケット団みたいな定義がなされているのか?

いやでも仮にそうだとしても、こないだ「ここの顧問」の頼みを引き受けて逆上がりを教えてたよな…。

「この子ったら最近遊んでばっか」のコマ、デフォルメが行き過ぎてて眉・目・口がそれと認識できないレベルだ。

自分の親が同級生相手に色仕掛けをし始めたら、娘としてはそりゃキツイよな…。

「天才的スキーヤーだった私が雪降る日に産んだから白雪とつけたのに」「私はフィギュアだもん」 ごめん、会話の意味がさっぱりわからない。

母が娘への懸念を語った次が娘の命名理由というのは百歩譲るとして(命名理由を突然語りだすくらい娘への愛情が強い、ということか?)、「私はフィギュア」なら何だというのか? 

分かった、今週のテーマは親子のディスコミュニケーションだな。

「真面目でマスコミにも注目されてたのに」 マスコミに注目されていることを盲目的に肯定している辺りに少しイラッと来るが(人によっては負担だろう)、まあこれは会長はこういうキャラだということで良しとしよう。

「他の委員の書類整理を…」「行きます」 書類整理を手伝うのそんなに嫌なの!? 

しかし生徒会長は塩谷内柴を派遣して何をさせるつもりだったのか。ここは塩谷の言うとおりもっと適した人材を派遣した方が…。書類整理したくない、性格上の問題解決もできないだったら、塩谷くんその辺でサボって帰るだけじゃね? 

ちなみにおれとしては塩谷くんはスポーツ医学者ではなく、「スポーツ医学を装飾に用いた一種の祓い師」という理解なので、むしろこのような問題解決こそが塩谷くんの本領だと思ってる。

「おい、付いてきたんだ何かおごれよ」 あれ…この構図、前にも見た覚えが…。生徒会長にムチャぶりされて仕事を負わされた上に経済的負担も強いられる、って…コマリン?? 

あの時、コマリンに経済的負担を一方的に強いたのは塩谷くんなので、内柴くんのナチュラルクズ言動も「いい気味だ」としか思わない。

探偵帽、一瞬で消えた…。

えっ、この世界って、もしかして同級生と学校帰りに店先のUFOキャッチャーしただけで、「不良と付き合いゲーセン通い」になるの?? いや違うよね、これからもっと本格的な不良活動をするんだよね…? 

良かった、タバコが出てきた。安心した。久保田先生は不良相手だと背後から空き缶を投げつけた上でボコボコにするからな…。UFOキャッチャーしただけでボコボコにされる世界観なのかとビビってしまった。

あ、今週の不良たちのクズ描写上手いな。読者も心からこいつらをクソだと思える。

(先週は主人公のことを心からクソだと思ったが) 

「返して!!」はよく分からないな…。「消して!!」じゃないのか? スマホを奪われた上で写真を撮られたのだろうか? 次のセリフが「逃すな」なのもやや飛躍があるが、連中のガチクズ具合が印象づけられるのでこちらは悪くはない。

内柴のウォーミングアップとは何だったのか。

一応仮説としてはボクシング部部長やそこらの不良相手ならウォーミングアップは不要で、20分ものウォーミングアップを必要とした立花さんが強すぎたのだ、という説もあるが…。

「うそでしょ」ってなんなんだろう? 学内でも凶暴で知られる内柴が突如現れて、仮にも友達だと思っていた連中をいきなり殴り倒したから現状に混乱しているのだろうか。

いや、ここは「(あんなにたくさんクズがいたのに一人で殴り倒すなんて信じられない)うそでしょ」でいいのかな。「友達だと思っていた人たちがボコボコにされた」というニュアンスは読み込まない方がいい気がしてきた。

ま た 親 子 の 確 執 か ! さすがにここまで続くと、これしか引き出しがないのではなくて、スポーティングソルトは意図して親子問題が裏テーマなんだろうな。

「ママがオリンピック諦めたのは私のせいって聞いてるもん!!」 明らかに本人の管理問題です。いや、スポーツよりも情愛や種の存続を優先する姿勢が悪いとは全く思いませんが、少なくとも白雪さんのせいではない。

「おい船木が飛ぶぞ」「お父さんお土産買って」 えっ、なにこの現象。幻聴…? えっ、さすがに後で何か説明あるよね…?? 

「ここにいるだけであの日の声が聞こえてくるようだ」 あっ、これ…? いや「聞こえてくるようだ」と実際に聞こえるのは別問題…。ま、まんがだし、いいのかな…。

1998年が17年前ってことは、作中の時代設定は2015年か。これで1巻1話冒頭の描写が近未来描写だと確定しましたね。スポーティングソルト最初の問題であった「この作品の時代設定は?」に答えが出た。

「聞こえた」「私ここに」「そっか見てたんだ」「私お母さんと見てたんだ」「同じ夢を」 完全にキマってらっしゃる。

「日本の文化をシステムって言うな」 エッこれ会長は何に怒ってるの?? 日本の文化を外国語の概念に置き換えるのがまずいの?? 

「私ね、この子がスポーツしなくてもそれはそれでいいの」 ちょっと頭が痛くなってまいりました…。

 *

今週のスポーティングソルトやっべえな…。LSDなどの幻覚剤使用仮定を持ち出すことなしに話に筋を通すことが可能なのだろうか。来週で打ち切りだろうに、ラスボス来た感じがするわ。

先立って一つ言っておきたいのは、内柴くんは蕎麦食ってて正解だったということだな…。だって彼、現地に来てたって何一つすることなかったもん。

生徒会長とか何もせずただ現地へ足を運んだだけで、何を偉そうに怒鳴っているのか。いや、カネは出したのかもしれんが。

 *

よし、まとめだ。一つずついくぞ。まず前提として、今回スポーツ医学要素は一切ない。完全に心理的問題。

白雪の「遊びたい」は極めて表面的な理由であって、本質的には「母親が自分を身ごもったためにオリンピックに出場できなかった」という事実から受けたショックによるもの。責任を感じてしまっている。

「私のせい…なのに、私が夢目指すなんて変だよ」とのセリフからも白雪自体にはまだフィギュアを続けたいという気持ちがあると思われる。

ちょっと、この後のことも視野に入れて、「白雪はかなりデリケートな精神状態になっている」という仮定をここで唱えておきたい。親が自分を身籠ったことに責任を感じている辺り、危なっかしいものを感じてしまう。

白雪の母は懐妊したため、長野五輪には出場できず、夫共々、観客席から競技を見ていた。

「お母さんは夢を諦めたんじゃないよ。きっとキミに夢を…」 この後に入るはずの言葉は何なのか? 普通に考えると「夢を預けた」なのだが…。

「私、お母さんと見てたんだ、同じ夢を」はおそらく文学的表現で、長野五輪時に「一緒に観戦していた」と、今現在「同じ夢(五輪?)を追っている」のどちらも示唆した言葉なのだろう。

だが、ここにこそ塩の魔が潜んでいる。「過去、一緒に競技を観戦していた」ことと、「同じ目標を追っている」ことは文学的な関連付けしかないのだが、それが何故か白雪のカタルシスへと繋がっている。意味が分からない。

一体、白雪は何故カタルシスを覚え、彼女の問題はどうして解決したのか。「文学的に解決した」と言う以外に答えはないと思う。

幻覚剤の使用を仮定すれば話は簡単なのだが、今回はそれを度外視して話を進めたい。今回、塩谷のやったことはスポーツ医学とは一切関係のない「祓い師」としての仕事である(実はこれまでもそうなのだが…)。

塩谷は白馬ジャンプ競技場という舞台設定と巧みな話術により、精神の参っている白雪に対し文学的虚構を語った。懐妊した母親が競技場にいたというのも塩谷本人の言うとおり不確かなものである。

精神的にギリギリであった白雪は塩谷の話術を受けて幻聴を聞く。母親と胎内の自分が同じ競技風景を見ていたと思い込む。それを「母親と自分は同じ目標を追っていた」と、彼女自身が心の中ですり替えた…! 完全に詭弁だがそんなことは関係ない。

白雪は本心としてはフィギュアを続けたかったのだから、フィギュアに戻る理由さえあれば「理由などどうでも良かった」。塩谷はその「どうでもいい理由」を差し出した。白雪は涙を流し、カタルシスを覚えた。

彼女の精神がギリギリであり、論理的判断ができず、他者の囁きで簡単に幻聴を聞いてしまう状態が今回ばかりはプラスに作用した。おそらく白雪の精神は記者の言葉を受ける前からずっとギリギリだったのだろう。

最後の問題は「この子がスポーツしなくてもそれはそれでいいの」「この子が笑って生きていてくれたら」であるが、これは子を思う親の気持ちとしては至極共感できる分かりやすいものである。

しかし塩谷は「夢を…(預けた?)」と言わんとしており、母の述懐とは矛盾する。「スポーツしなくても良い」が母の素直な気持ちだとすると、塩谷は母の気持ちを無視して「スポーツをさせよう」としているのではないか? 

難しいのは、「スポーツをしなくてもいい」には「ホントに楽しければ」という前提が付いていることで、これは文脈上、塩谷も母も同じ気持ちを抱いていることになる。

総合すると、「子供にお守りをくれる親の願い」とは「自分はスポーツで結果を出すことが夢であり楽しかったため、娘にその夢を託したが、それはそれとして娘がもっと楽しんで生きられるなら別にスポーツはしなくても良い」となる。

これ自体は親の態度として悪いものではない…むしろ理想的とすら言えるが、文脈上本当にこれでいいのだろうか。何かが…何かがおかしい気がする…。

分かったところまでのまとめ:狂気に陥った白雪はフィギュアを辞めようとしたが、塩谷の舞台演出と話術により幻聴を聞き母の胎内で過去の五輪を観戦する己のビジョンを見る。これを「母と同じ夢を見ていた」と脳内ですり替えカタルシスを覚えた。

長野五輪に女子スキージャンプがなかった問題は簡単に片付けられる。これは全て塩谷の構築した虚構世界の話だからだ。「母親が長野五輪出場を諦めた物語」を吹き込むことで白雪をカタルシスに導いたのだから事実は関係ない。

スポーティングソルトはあれだ、大事なところの論理はふんわりした文学的ニュアンスでまとめるから、何を言ってるのか分からんのだ。

ところで、母親は出産後にもう一度トレーニングして五輪を目指せばよかったんじゃないか…? 別に夢を預けなくても…。

 *

今回のことで確信したが、やはり塩谷はスポーツ医学者ではない。これは祓い師であり、憑き物落としだ。医学的装飾を用いた「ストーリー」を吹き込み、患者にカタルシスを与えて心理的問題を解決するのが彼の役目なのだ。

これまでも「塩谷の説明を狂言と考えれば辻褄が合う」話はいくつもあった。来週の最終回で塩谷が「僕は本当はスポーツ医学者なんかじゃないんだ」と言ったら、作品としてはともかく、論理的には筋の通った話と評価するしかない。

今週もハードな戦いだった。あと一週。最後までみんなでがんばろう! 

そういえば言い忘れてたことがあるんですが、最後のお母さんのセリフは内柴母のセリフと似通っているので、「最終話直前なのに日常回とか何やってんの」と思われるでしょうが、あれで実は最終話への伏線は張り終えていると思うのです。


ハイファイクラスタ

何人かの人が予想していた通りの「数年後エンド」だけれど、数年経ろうが、朝慌てて駆け出し、式の後も慌てて走りだすぺーだくんのクズさに何らの改善も見られない。まあ人は簡単に変わったりしないよな…。

「色々あったな…」 いろいろと言うほどいろいろはありませんでした(18話だから) 

ハイファイの改良型がロッコートッカの完全上位互換じゃなくて同性能だったとしても、中の人性能的に手も足も出ないんじゃなかろうか…。絵草さんとか…特にぺーたくんは…。

お疲れ様でした。まあ打ち切りなんで言ってもしょうがないんですけど、結局、最後まで景観モグラさんが何を思い、何をしたいのかが描かれなかったためよく分からず、モグラさんと対比して描いていたであろうぺーたくんの「居場所を見つける」が映えなかったのが残念ですね。

ぺーたくんもなあ…成長譚だったんだろうけど、あまりにも1話の印象が弱いのと(読切は「印象が悪い」だったので「弱い」になったのは大分改善されていたが)、ソクラテスの能力的に目立った活躍がなくてなぁ…。あの能力でできることはそれでもやってはいたんだけど…。

あと、これは難しいところだけど、偉人能力が荒唐無稽すぎた。ニュートンが重力演算能力なのはともかく重力操作しちゃったら、そりゃニュートンじゃないんだよな。少年漫画だから荒唐無稽でも面白ければ良いんだろうが…それを大人は面白いと思えなくなってしまった…。


ヒーローアカデミア

1000万だから超狙われるから組めない、だけでなく、デクくんをライバルと認めてるからこそ組まないとか、ホント色んな意味でチーム集め大変だよな。そんな状況の中、半数女子で騎馬を組むとか、デクくんの人間性能がいつの間にやら色んな意味で上がっている。

よく分からんが女子と一緒に騎馬戦できた時点でもう勝ちじゃねえの…。


ワンピース

ジョーラ、まだ動いてたのか。一度倒した敵がまた動き始めるとゲッソリ感すごいな。幹部復活の可能性も「うわあ長引きそう」「頼むからやめてくれ」って感じ。そして、ジョーラのキャラ久しぶりすぎて何が何だか分からんな。なんだこの奇天烈な難聴キャラは。

ジョーラって前出てきた時、無体な能力を使って無体な戦績を収めてた気がするんだけど、今回はあれ使わんかったなー。前はなんだっけ…なんとなく仲良くなって不意を突かれたんだっけ…。前回の倒し方も相当無理があった覚えがある。


暗殺教室

まあ…前回から言われていることだけれど、国という強者の前で殺せんせーを放逐なんてしたら、理事長が狩られる側の弱者なわけで…うん、そうなったらどうする気なんだろう。単なる解雇ではなく暗殺を狙って来たのは良かったけど、あんま説得力はないかな…。


ソーマ

おお…。「顔が見えるっつったら葉山くんなんじゃねーの、でも流れ的にどうせソーマが勝つんだろうな」と思ってたら、ホントに葉山くんだった…。読者にウソを吐かなかったという意味で評価したいですが、これ、一般的な反応はどうなんだろな。やや唐突感もある。


ソーマ

顔の見えるスペシャリテだった、だけじゃなくて、次回でもうちょっとじっくり説明欲しいなー。「それなら葉山くんだろ」と実際思ったので、結果には納得なんだけれどそれでも唐突感が拭えない。やはり勝ち負けの分かりづらい戦いは言葉を尽くして説明せねばならんのだなあ。


ワールドトリガー

諏訪さん、バランス狂うとかじゃなくて、片足で機動力高すぎじゃないっすか…。


天杖のアルワンド

ん、設定はちょっと面白かった。後は普通ですね…。読切だし、設定に一捻り入れたら後はテンプレに毛が生えた程度でいいっちゃいいんですが。バトル描写や友情描写がやっぱり普通すぎる…。

フレイくんの人間性はストレス低めで悪くないんですが、登場キャラに一人くらい悪くないじゃなくて、すごく好きになれる何かしらを持ってるキャラがいれば良かったのになー、という感じ。設定で一捻り、後はテンプレ、にしてもテンプレにも質の上下があるといいますか。

西森博之作品に出てくるような愛せるキャラが1キャラいるだけでも格段に違ったと思う。設定は面白いんだよなー。いやしかし、西森作品のキャラみたいなのが狙って作れるならみんな苦労はしないよって話か。おれだってああいうの作りたいぜ。


学糾法廷

あ、なにこれ。えらくバカっぽい。連載始まって初めて好きになれたかも。こしゃくな感じのバカではなくて、本当に心底から頭の悪い感じがした。もちろん狙った頭の悪さではあるんだろうけど、今回は嫌味さを感じさせないバカだった。


銀魂

あ、この生首、夢オチかと思ったら、土方さんが少し前に見た情景を悪夢で見ている感じなのかな。だとしたら将軍からこの方ハードな展開が続いてるな…。将軍はともかく作劇的には近藤さんを無理に殺す必要はなかったろうに、あえて史実に沿うとは空知先生、なんかずいぶんとガチだな。

これ、なんのかんので土方さんたちも奮起して、その結果、土方さんも沖田も死んで、なんとなく銀さんだけ生き残って新時代をなんとなく生きるとか、下手したら銀さんも死んで新八たちだけが新しい時代を生きていくとか、そんなオチになるんじゃねーの。

しかし銀魂…。ここ2週くらい、ほとんど1年ぶりか2年ぶりか3年ぶりくらいに面白いと感じているぞ。


トリコ

あ、面白い。こちらも久しぶりに面白かった。前回リングが出て「あー、遊びじゃなくて結局戦うのね」と思ってたら、ちゃんと遊んだ! トリコの「今度こそ遊びに来たぜ」も嫌味がなくて気持ちよかった! …はいいけど、やっぱり戦うのか! 戦っちゃうのか!! 


アゲハ

「始まるぞ、『黄金』同士の激突が…」 いまジャぱんを読んでるためだとは思いますが、前回、何もできず負けたにもかかわらず、わだかまりもなく解説役に収まってる先輩を見てると非常に河内を感じますね…。今にも「なんやて!」って言いそう。


ニセコイ

大岡裁きの子争いみたいな話だな…。逃げ惑う男に激痛を伴う矢を当てた女が好かれるとか、「これは楽に暴力を振るおうとせず匿った小野寺さんの一人勝ちでは?」と思いながら読んでたから、本当に「ブルータス、お前もか」気分に陥った…。

しかし、好きな男の嫌がることをしてでも、痛みを与えてでも自分のものにしたい、という女子高生のエゴイズムは嫌いじゃないぜ。女子高生のみ許されることが世の中には幾つか存在する。

これ、あのメガネ(名前失念)が猿又くん的なキャラなら、あそこに飛び込んで楽を庇えば楽のハーレムを部分的に奪えて美味しい思いができるんだが、あのメガネ、クソうぜえことに変に純なところあるからそういうことしねえんだろうな。うぜえ。

「ラブコメ主人公の隣にいる性欲不満男」が、心の純粋さ故に性欲行為を控えるなどと、それはキャラ性ではなく怠慢なのです。峰田くんとかToLOVEるの校長が同じことしたら悲しいでしょう。いやまあ、メガネは最初からそういうキャラじゃないんだけど。うぜえ。

今週は特に何もしてないのにおれから「うぜえ」と言われ続けるメガネ、スッゴイカワイソ。


こち亀

冒頭の「農ゲー?」から始まる3コマ、塩並みに意味分からんな、と思ったがしばらく考えると「両さん:プレイ中、好調」「中川:今初めて存在を知り適当な相槌を打っている」「麗子:最近始めた」とちゃんと理解できたので塩ほどではなかった。

塩を感じた原因は明らかに中川の適当すぎる相槌のせいだ。今初めて存在を知ったくせに「すごいですね」って、何がすごいのかこっちは全然分かんねえよ。お前も分かってないだろ…。こういう何も伝わらない必然性に欠けた適当すぎる会話を見るとわれわれは塩を感じるのだろう。

テレビでお笑い番組を目にしてスイッチを切るのはキレとか関係なくてただの興味の問題だろ…。そんなんおれでも消すよ。秋本先生、お年を召してから謎の偏見が多くなった。

しかし、内容自体は良かった。やや「教育的内容」が鼻に付くけれど、「人生万事塞翁が馬、イライラせんでもええやん」というメッセージはちゃんと伝わってきたし、なかなか気持ちの良い話でした。これは寓話なので「たまたま運が良かっただけだろ」とつっこんではいけないのである。


エロボット

ちんこに骨はなく骨折もしないが、このまんがはスポーティングソルトではないので、そんなことはどうでも良い。

これ、どう考えても、階段から落ちそうになるヒカリちゃんが主人公のちんこを掴む事で落下を回避して、「大切な人のために使えるだけの大きさがあればそれでいいんだ」オチにすべきだったんじゃないかなあ。


★宣伝:基礎資料として必携の一冊。


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