暗殺教室のこの投票数の少なさは一体何事……。
ハイファイクラスタ
んあー、これはダメですね。確か、読切はクソみたいな性格の主人公がクソみたいなチンピラ共から運び屋やって金もらう話でしたっけ。相手は悪い奴らとはいえ、一応金もらって仕事してんのに、自分勝手に商品を台無しにする主人公にすげえ苛ついた覚えがあります。今回もそこは同じだけど、カネを受け取ってないだけややマシか。
えっと、ダメなところを列記していきますか。まず、学生証にテスト結果が刻印されてるのが意味分からない。なんなの、それにどういう社会的な意味があるの。嫌じゃん、レンタルビデオの会員になろうとして学生証見せたらオツムの程度まで知られるとかさ。そういう管理社会的なディストピア設定ならまあいいんだけど。
次。才能がなくて勉強できない、だからピザを運ぶの流れも良くわからない。なんなの、仕事は勉強よりもチョロいものだという認識なの? ラベルが使えないから学校に居場所がないなら社会にはもっと居場所ないよ。居場所を探して色々トライしてるのかもしれないけどさ。読切だと、裏稼業に居場所を探していたということで筋は通ってたんだけどね。
ほい、次。貫寺さんのことを「絶対ヤクザだと思った」というけど、読者からは言動も容姿もヤクザに見えません。いきなりそんなこと言われても「いきなり何言ってんだコイツ」です。はい。
次。同級生たちの言葉が正論すぎる。どうせ行かないんならさっさと学校は辞めるべきだし、ラベルも使えなくて危険だからスクーターなど乗るべきではない。マジで取り締まるべき。というか、どうやって免許取ったのか。アビリティラベル貼れば誰でも運転できる世界なんだろうけど、現に出来てない奴もいるんだから、免許制度ないとしたら危険だよなあ。なので、主人公はバイクにまともに乗れないことが分かった時点でバイトやめるべき。君一人の危険じゃないんだよ?
次。ボールコントロールのアビリティを使ってるのに2コマ後にコントロールをミスってる。ハイファイでなければ程度が低いとは言われてるけど、ラベル使ったのに明らかに下手打ってるのはここだけ。
次。ナノ姉ちゃんの「自信が欲しかった」うんぬんが的外れ。主人公が自覚的に悪党の片棒担いでるなら当てはまるけど、今回のだと単に脅されてるだけだからね。理屈が通ってないから「それっぽいこと言ってるだけ」になっちゃってる。コレ多分、読切版の設定が残ってるんじゃないかな。微調整した結果おかしくなったパターンでは? 「初回は自覚的に悪事の片棒を担いだ」と読むなら一応話は通じるんだけど、そのつもりなら描写が甘くて伝わりにくい。主人公がクソすぎたけど、読切版の方がその辺の心理は筋が通ってたよね。
次。敵を前にして主人公と貫寺さんが長々とぺらぺら。まあこれはよくあることだし仕方ないか。ブリーチ第一話もそうだったしな……。貫寺さんが説明台詞バリバリなのも、まー仕方ないか。
次。軍用ラベル流通の前にチンピラ世界に拳銃が流通してることが問題ですよねー。
次。銃弾を打ち返す描写がわかりにくい。一閃壁に至っては何が起こったのか分からず、「あの時の!?」と言われてもあの時が何だったのか今になっても分からない。居合の風圧で壁でも作ってんの?? 全部律儀に叩き落としたんだとしたら一閃で済むはずないし、衝撃であちこち散らばるだろうし、空中静止して真下に落ちることはない。物理的に意味が分からない。
次。アビリティの射程範囲……??? 全く意味がわからない。手にラベル貼ったら足の方には効果が届かないとか?? 主人公が殴りかかっても射程範囲が狭いから迎撃できないってこと??? そもそも人質のいるあの状況で射程範囲とか何の意味が……?
と、こんなとこかなー……。面白かったところはなかったです。ドラマ的には全然だし、設定も、ひょっとしたら面白いところがあるのかもしれないけど、読切版と同じだから目新しさがない。単純に、読んでて意味が分からないところが多すぎて辛い。コンドル、ヨアケモノ、ハイファイクラスタと、なんだかクソ漫画の層が厚くなってきた……。
暗殺教室
オリガさんえろいな……。少女に性技を仕込む年増女……。えろい、えろいぜ。それを房中術というのにはやや抵抗があるけど、まあいいや。ヨーロッパ人から見れば単なるセックステクニックにしか見えなくても仕方あるまい。
死神さんのモニターは攻殻機動隊的な映像ハッキングを受けてるんだろうけど、これ、引っかかっちゃったら死神さんのショボさが加速度的に増してしまう……。
ワンピース
ドレスローザ国民何やってんの……。もう訳が分からないよ。ウソップを縛ってから解き放つまでの間に何か感動的なイベントでもありましたっけ?? 皆が皆、王を追い詰めたところで急に正気(?)に戻ったの? よく分かんないな……。国民の心はこれほど頼りなく移ろいやすいという表現かもしれないけど、そうなるといま跪いて王に助けを求めているこいつらも、ドフラさんから何か次のご褒美を匂わされたら急に王やウソップを襲い出すのではないかと考えてしまうな……。尾田先生、ドレスローザ国民のクソさに手を焼いて強引な解決に走ったんじゃないかなあ。もう一回リク王を裏切ったら、クソ描写としてはホンモノだと思うけど、そこまで長引かされるのも辛いなあ。よし、ドフラさんを倒してルフィたちが船出した後で、国民がクーデター起こして王族皆殺し展開にしよう、そうしよう。
そして分かっていたことではあるけれど、ドフラさんもトレーボルさんも大変健やかでございました。お変りなく何よりでございます。特にトレーボルさんの方はあれだけ輪切りにされておきながら「数分くっつかない」だけだとか、一体なんなのか。覇気攻撃じゃなかったんかい。もうこれ、どうやったら倒せるのか分かんねえレベルだな。インジェクションショットが当たってたってどうかなった気がさっぱりしないですよ。
遂に明かされたドフラさんの背景もすごくしょっぱいぞ……! しかし、このしょっぱさはおそらく狙って描いてるんでしょう。これまでのドフラさんの不遜な態度や野望、底知れぬ狂気を漂わせる破壊願望なんかが、今回の背景描写で突如ピエロ化した感じ。なにせ彼が己の自負心の拠り所としていたのは、「天竜人」という彼が勝ち取ったわけでもなんでもない代物で、ドフラさんの背後にあると思われていた、暗くて巨大で狂気を湛えた何かもただのハリボテだったことが判明したわけですよ。
「すべて破壊してやる!」←家庭問題こじらせただけですよね?
「お前らの生きてきた人生とはレベルが違う」←そう思ってるの天竜人だけですよ?
「分からんけどなんか凄いとずっと思っていたらただのピエロだった」ドフラさん。尾田先生は狙ってピエロにしたんだろうけど、これ、ちゃんと面白くできるのかなあ。今のところはガッカリ感の方がひたすら大きいんですが。
ジュウドウズ
む、やはり田舎村の奇祭ニュアンスが出てきた方が面白いな。山田さんと吉田先生みたいに日常生活が予想できる人たちが戦う描写が良いですね。学校の先生とかが頭から地面に叩きつけられたら教わる生徒たちが大変そうだけど! 明日からクルクルパーになってそう。
しかし、この手の勝者総取り系のバトルロイヤル形式って難しいんだよなー。何が難しいって札の枚数が……。今回の大男から取り上げた札は10枚くらい? 10枚くらいは取っとかないと箔が付かないんだけど、まだ祭りも序盤だろうし、ここで10枚奪ってたら倍々計算で最後の方は600枚とか賭けて戦うようになって(7戦目)、この祭りの参加者何人いるんだよみたいなことになりそうな。まーでも600枚賭けて戦っても参加者1200人か。そんくらいはいてもギリギリおかしくないか。
ヒーローアカデミア
「ぬう…! デクくん、頑張ってるのに…!」
「ぐへへへへ」とか言ってる飯田くんも超頑張ってるよ!
なかなか面白かったし、太くて尖ったものに全身で抱きつくお茶子さんもエロかったんだけど、少し気になったのは爆豪くんの爆発攻撃の低威力さよ……。デクくん、身体の頑強さは普通の人間と同じだよね? 背中にクリーンヒット食らって、爆発威力の乗った打撃を受けて、まだ普通に動けてるのか……。見た目は派手だけど威力は低いんじゃないの、これ。まあ、あんまり威力高かったら、今度は掌の皮がブ厚いだけでは爆豪くんの腕が無事なのが謎になっちゃうけど。ゲンスルーさんは大変な問題を後に残していったよね……。
ソーマ
パスワード……? そうか、遠隔ハッキング!!
……と、思わせておいてからのPCデスク下で丸まってる美作くんは卑怯すぎたと思います。みつるくんもパスワードが安易どうこうとかいう問題じゃなくて足下のそれに気付こう!
ナルト
革命……。つ、つまりテロリストということですね。サスケの作り直した里もバリバリ闇を抱えていきそうだぜ。
しかし、サスケが最後の敵となって、「そんな! サスケ、どうして!?」という気持ちよりも、ようやくまともなラスボスが出てきてくれたなあという安心感の方が大きいですな。重力ぷるぷるおばさんがラスボスじゃあ締まらなかったもんね。
斉木楠雄
「相手が悪かったのはどっちか」のミスリードがちょっと上手かったです。そうだよな、照橋さん親衛隊があんくらいで止まるわけないよな。動員数500でもまだ少ない気がするくらいだもん。
しかも、彼らが体を張ってる中、当の照橋さんは燃堂たちと一緒に作戦会議やってるっていうね。人知れず体を張るファンクラブ会員たちこそ真の男だぜ。
トリガー
お、屋内移動……。なるほど!と思わされたし、納得もできたんだけど、じ、地味だな、このまんが……。いや、面白かったのよ。良かったんだけど……。
ブリーチ
マユリさま無体だのう……。全隊士の血液サンプルとか、マユリさまだから実際やってそうなんだけど、流石にちょっとご都合主義が過ぎる気もする。
ところでこれでジジはやられたの? 今までも攻撃を受けて、それの返り血で相手を操ってたから、今回の攻撃だけ致命傷というのはよく分からんのんだけど。これまでの攻撃も結構な深手だった気がするんだけどな。
コンドル
スーさん強いな。下手をすると、「三体がかりでそこらの村娘に倒される悪魔(笑)」とか思っちゃうところなのに、スーさん強いからなーと納得できるくらい、いつの間にか自分の中でスーさんの格が上がっていた。しかし、スーさんが一人で騎士二人倒せるとして、すごくシンプルに考えて、一悪魔の強さは2/3騎士なんじゃないかという疑惑が。てことは100体操れても兵士66人相当の戦力……? ううん、すごいような、そうでもないような。あと、相手の強さに合わせて合体しているはずなのに三戦三敗なのもどうか。なんなの、悪魔って常時舐めプを課された悲しき存在なの。
拝啓運命の人
導入は面白かったけど、後半に入ってからのオチへの畳み方がイマイチ。なんか惜しい作品でした。
ヨアケモノ
「体温は限りなく低くなり、自らの気配を完全に絶つ事が出来る」
またこういう謎理論をさらりと……。少年漫画に謎理論は付き物なので悪いとは言わないんだけど、因果関係がイマイチ理解できないから首を傾げてしまう。「我々の感じる気配の正体とは実は体温なのである!」とかのワンクッションでもあればいいのにね。
まあ、これはおそらく岡田以蔵さんの獣刃がニシキヘビで、ピット器官は~、体温を~、ってのが来週に続くんだろうけど、その辺りが描写されない今の時点で「体温=気配」理論を急にされても困ってしまうというか。ああ、いや、でも女将さんとか、目の前にいても気付かないのか。もうなんか意味分かんねえな。別に目の前に氷があったって人間はそれが氷に見えるわけで、体温の低い人間がいたら、そりゃ傍から見たら人間だよ。あと、以蔵さんが体温探知だとしたら、屋根の上に謎の人影を見つけてるんだから、市村くんの体温低下がどうとか関係なく、そりゃ警戒するよな。
あと、刃朗くんのそれは感傷なので、市村くんの言うとおりそんななまくら刀は捨てた方がいいと思います。殺し合いナメてんのか。
★宣伝:ご存じない方も多いかと思いますが、実は漫画アクションで僕の飛行迷宮学園ダンゲロスが連載中なのです。