ハンター
「王子ということは全員男のはず。タイソンさんが擁する部隊は全員美少女(キリッ」
↓
「性別関係なく子供は全員王子と呼ばれる」
(´・ω・`)
・額縁の中の刺青
前回のあれ、何やってんのかと思ったらそういうことか……。人体に刺青を彫らせた上で殺して皮を剥いだのか。そしてツェリードニヒさんのお部屋のコレクション、悪趣味この上ないぜ。このドクロの付いた椅子、ロボットレストランで悪の未来ロボット軍団の女幹部が座ってるの見たことある。
・ホイコーロさん
バカ殿様かと思われたホイコーロさんが随分と邪悪な存在に……。バカ王子たちに押し切られて殺し合い王位継承戦なんて認めたのかと思ったら、むしろ競い合わせるためだったのね。ツェリードニヒさんの悪趣味も彼個人が異常者だったというよりはホイコーロさんの教育方針の可能性も……。
しかし、この人、背後にスゴイの背負ってるけど、もし今後念に目覚めたら自分の後ろを振り返って「ビクッ!」ってなるのではなかろうか。いや、実は念には既に目覚めてて、もう背後の存在は知ってるのかもしれないけど(「具現化」とか言ってるし少なくとも知識的には知ってる)。「その人となりに影響を受けた形態・能力に変貌する」という辺りで、霊獣のグロテスクさを通してホイコーロさんの秘めたる凶悪さを表したのは見事でした。
一方、ツェリードニヒさんは「儀式」が見えてないようなので、念能力者ではないのかな。念能力の存在を知っていれば修めたくなる気がするんだけど。特に第一王子のベンジャミンさんなんかは嬉々として修めそう。王子たちが全員念能力関係なしで守護霊獣だけで戦うならスタンドバトルみたいな感じになるのかね。
ワンピース
数少ない格と戦績の見合っていたキャラクターであるバルトロメオさんまでが……。油断で戦況変わっちゃうの基本的には良くないと思います。一切油断をしないのも非人間的でリアリティないけど、状況が状況なのだし、もうちょっと緊張感を持ってですね……。
シュガー復活展開も残念。ワンピースはとにかく「スピーディに進んで欲しい」という思いが全てに先立つ漫画なんですが、一度打倒したはずの幹部が復活すると「まだ長くなるのか」と思ってげんなり。シュガーが蘇ったことにより戦闘が楽しくなる気があんまりしないんだよな。一度攻略したんだし、もういいんじゃねってなる。ただ、「若様に申し訳ないわ」と思いつめるその気持ちはよく分かるよ。あれは本当にキミのせいだからね……。いや、ただ一人の精神状態に国策を全て委ねてたドフラさんの浅慮だとも思うけれど。
そして、花園にて昼寝して待っていたディアマンテさんだけど、この人の格もコロシアム描写ですっかり下がっちゃったからな……。これが初登場シーンだったらすごく期待の抱ける引き方だったと思うんだけど、今となっては、ううん。グラディウスさんにせよディアマンテさんにせよ、全然強そうなイメージが持てないのがなぁ。彼らの能力を使って相手を圧倒できる絵面が思い浮かばないというか、むしろあんな程度の能力でよく幹部扱いされる戦力でいられるなと。
暗殺教室
き、教唆術……。「こんな搦手も持ってる死神さんスゲー!」が3割、「ビッチさんどこまで足手まといなの……」が7割でしょうか。ビッチさん株がストップ安だけれど、味方にいてもどうせ大した働きはできないのだし、日番谷隊長よろしく「敵に回したらちゃんと強い」で逆に株を持ち直せるかもしれないですね。ここまで株下がったら後は上がるだけだぜ!
ソーマ
テニスもスラムダンクもそうだったけど、不当なまでの「主人公不利予想」ってなんか微妙よね。ソーマはどういう理屈でこの評価なんだっけ。戦績的に言っても、総帥の係累であり現十席の従姉妹にしてBブロック一位通過のアリスに勝ったソーマの方が、イタリアの大衆食堂の跡取りでBブロック三位通過のタクミに勝った美作くんよりも強そうな気がすんだけどな。
そして、ここまで美作くんの挙動が描かれないと、みつるくん美作説に信憑性が出てくるな……。ベリベリベリってフェイスマスク剥いだら骨格とか全部変わって美作くんになればいいと思います。
ヨアケモノ
あっ、ついに一話の「12人切り伏せた問題」に言及してきた。そうか、あいつら「侍もどき」だったのか。……正直、もどきでも何でも12人斬ったのは凄まじいことだと思うんですが、まあこの問題に関してはもう触れないことにしておきましょうか……。つーか、もどきといえば新選組がまさに侍もどき……ゲフンゴフン。
・「新人くんのほとんどは最初の任務で大体死んじゃう」
大体死んじゃうというか、こいつらが殺してるようなものでは……。彼らは入隊希望者を殺すことが自分たちの仕事だと勘違いしているのではないか。謎のドーピングアイテムを使用した部隊最強クラスの剣士に勝利した上で、謎のドーピングアイテムを使用した敵との実戦を生き残って初めてドーピングアイテムが支給されるシステムというね……。これ、正式入隊した時点で両軍合わせて最強の戦力になるんじゃないの。しかしまあ、ドーピングアイテムの数が限られている事を考えれば、この二段階殺人入隊試験を超えて入隊するような筋金入りの超即戦力にのみドーピングアイテムを与えるというのも分からんでもない……のかな……。
・「長州の過激派ってのはね、自分たちの邪魔になる者の血ならいくら流れても構わない。そんな乱暴な連中なのさ。実際キミも感じたはずだよ。先日ウチの隊士を二人殺し、隊を脱した間者。松永主膳もその長州過激派の一人だからね」
いや、あの、松永さんは襲い掛かられたから迎撃してただけなんですが……。「ソイツらを放っといちゃいけないのはよくわかった」って、それ、単に敵討ちがしたいだけですよね。いや、これが「新選組の目的意識と、個人的な復讐欲に駆られる主人公のすれ違い描写」ならそれでもいいんだけど、たぶんそうじゃないよね、これ……。あと、「放っといちゃいけない」のは、むしろ侍相手に追い剥ぎを働いていた主人公コンビの方なのでは……。「長州の獣」さんは特に悪い事してない長州勢の代表として申し訳程度に芸者をひん剥いて殺していてご苦労さまです。
・黒船と一緒に持ち込まれた日本刀
……??? えっと、この黒船は剣と魔法が支配する別のファンタジー世界から次元を超えてやってきたとか、そういう設定なんでしょうか。黒船に乗った西洋人が日本刀を持ってきたってちょっと意味が分からない。
・両刃の刀身に三倍の柄を持つ……
沖田さん槍ってご存じですか?! あと、この能力だと前回、主人公に突きをガードされててはいかんかったのでは。
ナルト
前回の時点でもうゲッソリするくらいウェットだったのに、今週もまだあの世トークが続いていて再びゲッソリ。というか、死後の世界は何となく曖昧にボカしてないとダメなんじゃね。先週のだってポエットな象徴的風景だと思ったからこそ、どこか物悲しかったり「おれはリンと二人っきり」「カカシはこっちに来るな」的な言説に趣が出たりしていたのに、本当に「死後の世界」というものがシッカリ存在しちゃうと色々と微妙になってくる……。一番の問題は「リンと二人っきりになりたいからカカシはこっち来るな」がガチの意味になっちゃうことでしょうか……。ニヒリスティックでポエットな一言じゃなくて単なる独占欲になっちゃったよ。
トリコ
音が音速だからってゼブラが超スピードで動ける理屈は分からんし、毒で車を作ったら高速移動できる理屈も全く分かりませんが、そういうことを気にしていたら読めない漫画であることをボイスメテオの時から自覚するべきなのである。
エアに与える肥料を作ることを果たして調理というのだろうか……。それは調理スキルとは別の何かなのでは……例えば、園芸スキルとか……。あと、馬王の真空殺法は、これ、周りのダルマホースとかも死んでるんじゃね。
ヒーローアカデミア
お茶子さんがゲロ吐いたのはやっぱり能力使い過ぎのせいなのかー。危機的状況に精神が参ってゲロってた方が色々グッと来た気がしますが、まあそれは置いといて……。
1秒以上使うと腹を壊すとか、やり過ぎるとゲロ吐くとか、主人公だけかと思ったら意外とみんな個性にリスク抱えてるんですね。で、今週の理屈だと、お茶子さんもやり過ぎてゲロ吐いちゃったら行動不能になって同じことだし、主人公の「全力出したら行動不能」も一人だけ特殊な欠点というわけではないのでは……。それで、主人公は行動不能と引き換えに他のみんなにはできないことができるわけだし、行動不能をカバーできるヒーラーもいることだし、見込みゼロというよりも「使い方次第では?」という気がする。しかしまあ、自分で調整できればできた方がいいに決まってるし、それを教えるための学校なのだと言われれば、うん。
恋談2連弾
恋愛漫画とか基本興味ないので2連弾とかつらい!
・ある朝起きたら
結構いい話だったのにオチでなんかすげえムカついた。なんだろう、ハッピーエンド自体はいいことなんだけど、バッドエンドからハッピーエンドへの振り幅が大きすぎるというか、ラストページまでは同情してたのに、お前いきなり幸せになりすぎだろふざけんな死ねっていうか、また、こいつがイケメンなのが読者の怒りを助長する。
・返信願望
なんか分からんけどすげえムカついた。こっちは本当に理由が分からない。
ワールドトリガー
く、空調で対処されるエネドラさん……。この人、台風の時とか使えないんじゃね……。勇んで戦場に現れてトリガーオンした途端に吹き飛ばされて、すげえ遠くで愕然とするんじゃね。
エネドラ戦の決着良かったと思います。忍田さんが人間離れした強さで解決したわけでもなし、B級諏訪隊にも果たせる仕事があることを示し、A級風間隊は格を取り戻した。エネドラさんの株も下がったわけではなく、全てのキャラが格に相応しい活躍を果たした感じ。特にB級がただの噛ませ、ザコ戦闘員に終わらないバランスがグッド。
P392 グラばこ
尾田先生の絵だとあんまりエロく見えないんだけど、こうしてフィギュアになって肌色が際立つとレベッカの格好すごいですね。物凄い痴女力だ。かつての姫様がこんな破廉恥な格好で剣闘士と死闘を繰り広げるとか、ドレスローザ国民は人間のクズだとかそういう問題ではなく、やつらには真っ当な人間的感性が欠けているのではあるまいか。こんなの、どれだけ王族が憎くとも先に勃起するだろう。
こち亀
先週のクソ・オブ・クソなあの一話から一転してこのクオリティ。秋本先生の脳みそどうなってんの本当に。
「我々の役目は累犯・模倣犯の根絶だ!
だから一秒で
『変態だ』
『これは悪いヤツだ』
『よく集めたな』
とわかりやすく伝える事が大切だ!」
往年のセンスも微妙に戻ってきていて、ここだと『よく集めたな』が往年のギャグセンス。「配置係」というよく分からない部署の活動に説得力を持たせながらも、ちょっとズレたコメントを最後に持ってきて配置係の存在意義を再び微妙にさせておきながら作中ツッコミをしない。このちょっとあやふやな感じを残すのが実にこち亀っぽい。昔のこち亀は面白かったな……。
ブリーチ
日番谷隊長こんなに強かったんだね……。意志が消えたことでオサレにこだわる必要がなくなり、効率的な戦い方ができるようになったからでしょうか。いつもの日番谷くんなら倒れてる相手を刀で刺したり止めの一撃を加えたり、接近戦で頭突きからの斬撃とかやらないじゃないですか。そのタイミングでなんかカッコイイ台詞とか吐いたりするじゃないですか。死神たちは皆むしろ意志を失うべきではないのか。瀞霊廷のために。
「会話は無駄なのだったネ」
↓
「肉の表面に礼節の張り付いている私としては同意も得ずに酷な目に遭わせるのは性に合わない」
この流れ本当に凶悪だな……!
三つ首コンドル
ギルバートで岩が砕けることをあれだけ強調(今回だけで2回も!)しておいてからの、「ギルバードから岩で身を守りました」展開。ていうか、ギルバート、あれは一体なんなの。ネプチューンマンのサンダーブレードよろしく純粋な物理攻撃なの? でも、キリンジさんは「電流」って言ってるんだよな。電流なら岩で心臓を守ったって、岩を電流が流れてマシマロの身体に伝わってビリビリしそうなもんなんだけれど。あと、ゴーレムの心臓をギルバートで破壊するのも王族の目的を考えるとどうなのか。全部集められると大問題なわけで、それを壊して済む問題なら一つ二つ壊しちゃえばいいんだよな。
と、それらの点を除けば今週はなにげに結構良かったのでは……。ヒーローアカデミアでしばしば突っ込まれている「夢があるなら努力しとけよ」問題をなんとスーさんは解決してしまった。そして、スーさんの特殊な出自とマシマロとの関係性描写、強さの裏付けとなる「魔宮内で見せた身体能力」など、どれもきちんと説得力がある……。ゴーレムの心臓を使った決着方法もなかなか……。えっ、なんで4話以降になってからクオリティ上がってくんの。どういうことなの。
★宣伝:買おうと思ってたけど人のおうちにあったので読んでしまったごめんなさい……