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三ツ首コンドル第三話ラジオまとめ
「スーはなぜキリンジの暗殺者処刑を蛮行と断じたのか?」
前提として魔女の時代は堯舜時代のような徳治主義による善政が敷かれていた。魔女が一人ぼっちだったのは嫌われていたのではなく鼓腹撃壌よろしく善政のあまり民が気にしなくなったため。
しかし、魔女統治時代が伝説化し、時代は始皇帝よろしく法治主義の時代となる。かつての徳治主義時代を懐かしむ民にとって法治主義は「情け容赦ない支配」であり憎悪の対象となった。
キリンジのパレードはマシマロですら美を感じるほどの高度なエンターテイメントであるが、法治主義に対し反感を抱く民に対する占領政策、すなわち「パンとサーカス」であると考えられる。今回行われた公開処刑も一種の見世物(大衆娯楽)であろう。
また一説によればスーは魔女の生まれ変わりとされる(マシマロからナプキンを奪った手腕などを参照)。かつて徳治主義を実践していたスーが、現在の王族による法治主義、ならびに「パンとサーカス」、処刑の見世物化などを「蛮行」と評したのも、これらを鑑みれば頷けるのではないか。
なお、今週の「キャン・フィールド」の描写からして、この都市の人口はおそらく4000人程と思われる。蒸気機関と、部分的ながら電力利用がなされる程の文明において、4000人規模の都市が「大都市」と称される世界設定については今後の考察課題としたい。